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561 バイト除去 、 2019年10月30日 (水) 12:43
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ガンダムシリーズは[[宇宙世紀]]のみならず、十人十色の[[世界観]]を持った作品の集まりなのだが、驚くべきことに、黒歴史は'''「『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』以外の全てのガンダムシリーズを内包する」'''とされている。これは、宇宙世紀として描かれている時代のはるか未来、もしくははるか過去に、非宇宙世紀のガンダムシリーズの時代があったと解釈できる設定である。実際に『∀』劇中には過去三作のアナザーガンダム(『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』、『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』、『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』)に関係する映像が演出されていた。
 
ガンダムシリーズは[[宇宙世紀]]のみならず、十人十色の[[世界観]]を持った作品の集まりなのだが、驚くべきことに、黒歴史は'''「『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』以外の全てのガンダムシリーズを内包する」'''とされている。これは、宇宙世紀として描かれている時代のはるか未来、もしくははるか過去に、非宇宙世紀のガンダムシリーズの時代があったと解釈できる設定である。実際に『∀』劇中には過去三作のアナザーガンダム(『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』、『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』、『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』)に関係する映像が演出されていた。
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上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。とはいえ、「『∀』以降に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」というガンダムシリーズファンの疑問に対しては、公式からのアナウンスが当初は無かった<ref>公式にアナウンスされる前には、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた[[漫画]]『∀ガンダム 月の風』にて「『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』を始めとする[[コズミック・イラ]]の作品は黒歴史に含まれる」という解釈がなされている</ref>。しかし、近年発売されたガンプラの設定において「'''[[ガンダムビルドファイターズ|ガンプラバトルを扱った作品]]以外'''は全て黒歴史に含まれる」という明確な回答が出されている。わざわざ公式が例外を定めたということは、すなわち「『∀』より後に制作されたシリーズ作品もまた黒歴史に含まれる」との公式見解を意味する。
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上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。とはいえ、「『∀』以降に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」というガンダムシリーズファンの疑問に対しては、公式からのアナウンスはない。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を始めとする[[コズミック・イラ]]の作品については、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた[[漫画]]『∀ガンダム 月の風』にて黒歴史に含む解釈がなされている。
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なお、『∀』以降は、人類の外宇宙進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』の[[ジョージ・グレン]]、『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』の[[イノベイター]]、『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』の[[ヴェイガン]]などが該当。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに[[スペースノイド|宇宙居住者]]が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが[[ムーンレィス|月の民]]である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。いっぽう『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱と呼ばれる大事件によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。
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なお、『∀』以降は、人類の外宇宙進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『SEED』の[[ジョージ・グレン]]、『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』の[[イノベイター]]、『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』の[[ヴェイガン]]などが該当。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに[[スペースノイド|宇宙居住者]]が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが[[ムーンレィス|月の民]]である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。いっぽう『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱と呼ばれる大事件によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。
    
ガンダムの原作者の富野由悠季は、『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gレコ]]』製作後のトークショー『夜のGレコ研究会』にて'''「『[[∀ガンダム (TV)|∀]]』は『Gレコ』の500年前の話」'''と語っており、少なくとも「Gレコは∀ガンダムより後の時代の話であり、U.C.から正暦を経てR.C.に至る」との想定のようであるが、「R.C.は宇宙世紀の次の時代」と言う設定との乖離や、『Gレコ』の作中の時代であるR.C.1014の500年前は既にR.C.になっており、∀の年号の正歴と時期が重なってしまうなど不整合が発生する点もある<ref>但し富野監督は同時に「自分にガンダムの全てを決定する権限は与えられていない」とも説明しており、事実上未確定の状態になっている。それに対し聞き手を務めていたサンライズのプロデューサーは「次の何かの機会に、しれっとそうなってる可能性はありますので」と答えた。</ref>。
 
ガンダムの原作者の富野由悠季は、『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gレコ]]』製作後のトークショー『夜のGレコ研究会』にて'''「『[[∀ガンダム (TV)|∀]]』は『Gレコ』の500年前の話」'''と語っており、少なくとも「Gレコは∀ガンダムより後の時代の話であり、U.C.から正暦を経てR.C.に至る」との想定のようであるが、「R.C.は宇宙世紀の次の時代」と言う設定との乖離や、『Gレコ』の作中の時代であるR.C.1014の500年前は既にR.C.になっており、∀の年号の正歴と時期が重なってしまうなど不整合が発生する点もある<ref>但し富野監督は同時に「自分にガンダムの全てを決定する権限は与えられていない」とも説明しており、事実上未確定の状態になっている。それに対し聞き手を務めていたサンライズのプロデューサーは「次の何かの機会に、しれっとそうなってる可能性はありますので」と答えた。</ref>。
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