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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | :初参戦、'''独立した作品として扱い機体のみの参戦'''は史上初。ただし、単にファンサービスだけの[[いるだけ参戦|機体のみ参戦]]ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフから'''シナリオの監修'''(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『[[K]]』の『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』と同様だが、今回は予めアナウンスである)。 | + | :初参戦、'''独立した作品として扱い機体のみの参戦'''は史上初。ただし、単にファンサービスだけの[[いるだけ参戦|機体のみ参戦]]ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフから'''シナリオの監修'''(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『[[K]]』の『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。 |
− | :当初は「[[マジンカイザーSKL]]」の[[奇械島]]に伝わる「眠り姫」と呼ばれており、11話で正式参戦。当初はまだ頭の中がごちゃごちゃなためか、喋り方も空白が目立つ読みづらいものが多く、戦闘ボイスも力の抜けたものが多い。全体的に見ると真面目で明るい性格だが、ハザードやキバなど、己の欲望のままに暴走する相手に対してはかなり冷めた物言いをするなど、今までの「フェイ」と比べてかなりキャラ性に違いがみられる。ちなみにバーチャロイド特有の「キュイィィィン」という走行エフェクトは健在。 | + | :当初は『[[マジンカイザーSKL]]』の[[奇械島]]に伝わる「眠り姫」と呼ばれており、11話で正式参戦。当初はまだ頭の中がごちゃごちゃなためか、喋り方も空白が目立つ読みづらいものが多く、戦闘ボイスも力の抜けたものが多い。全体的に見ると真面目で明るい性格だが、ハザードやキバなど、己の欲望のままに暴走する相手に対してはかなり冷めた物言いをするなど、今までの「フェイ」と比べてかなりキャラ性に違いがみられる。ちなみにバーチャロイド特有の「キュイィィィン」という走行エフェクトは健在。 |
− | :いわゆるゲスト参戦的な役回りではあるが、「SKL」や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 [[奇械島]]で開発された[[粒子加速炉]]の試作型が、[[オデュサイト]]によって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては'''「彼女」が実際にフェイの中にいる'''らしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。 | + | :いわゆるゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 [[奇械島]]で開発された[[粒子加速炉]]の試作型が、[[オデュサイト]]によって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては'''「彼女」が実際にフェイの中にいる'''らしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。 |
− | :キャラクターとしては歌つながりで「[[マクロスF]]」とよく絡む。宇宙ルートでは「歌」で[[バジュラ]]を撤退させる見せ場も。その他、[[ELS]]などの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤ではシェリルから、マオが探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。ちなみに誰一人指摘しないのでスルーされがちだが、バーチャロイドであるためサイズは可変。戦艦内では等身大、戦闘中は本来のサイズに変化していると思われる。 | + | :キャラクターとしては歌つながりで『[[マクロスF]]』とよく絡む。宇宙ルートでは「歌」で[[バジュラ]]を撤退させる見せ場も。その他、[[ELS]]などの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤ではシェリルから、マオが探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。ちなみに誰一人指摘しないのでスルーされがちだが、バーチャロイドであるためサイズは可変。戦艦内では等身大、戦闘中は本来のサイズに変化していると思われる。 |
| :SDガンダム達とは違いサイズはMだが、かなり運動性が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人はカウンター持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。 | | :SDガンダム達とは違いサイズはMだが、かなり運動性が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人はカウンター持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。 |
| :ハンドショット以外はすべて特殊効果つきのため、固有技能「歌姫」によって効果がどんどん上がっていく。オールキャンセラー持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では射程の短い[[ディスィーブ]]や弾数の不安な[[プリテンダー]]以上の活躍が見込める。「集中」「直感」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「脱力」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。 | | :ハンドショット以外はすべて特殊効果つきのため、固有技能「歌姫」によって効果がどんどん上がっていく。オールキャンセラー持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では射程の短い[[ディスィーブ]]や弾数の不安な[[プリテンダー]]以上の活躍が見込める。「集中」「直感」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「脱力」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。 |
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| ;エモーショナル・アタック | | ;エモーショナル・アタック |
| :フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、歌に合わせて三つも種類がある。さらに言うと武器扱いの二つにはミクのカットインが入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。 | | :フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、歌に合わせて三つも種類がある。さらに言うと武器扱いの二つにはミクのカットインが入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。 |
− | :;LOVE♥14ver.HD | + | :;LOVE♥14 ver.HD |
| ::ヨーロッパルート21話「ハート・オブ・ディーヴァ」から追加。ハートマーク型のエネルギーを放って攻撃する。ちなみにこれを使用すると「LOVE♥14 ver.HD」の歌詞つきverが流れる。 | | ::ヨーロッパルート21話「ハート・オブ・ディーヴァ」から追加。ハートマーク型のエネルギーを放って攻撃する。ちなみにこれを使用すると「LOVE♥14 ver.HD」の歌詞つきverが流れる。 |
− | ::命中・回避ダウンつき。何気にビーム兵器なのでグラン・ネイドルには撃たないように。 | + | ::命中・回避ダウンつき。何気にビーム兵器なので[[グラン・ネイドル]]には撃たないように。 |
| :;Believe ver.HD | | :;Believe ver.HD |
| ::31話「Final count」で追加される攻撃。エモーショナル・モードを起動してビームを放つ。こちらで流れるBGMも歌詞付き。格闘・射撃ダウンの効果がある。これもビーム系なのでグラン・ネイドルには無力。 | | ::31話「Final count」で追加される攻撃。エモーショナル・モードを起動してビームを放つ。こちらで流れるBGMも歌詞付き。格闘・射撃ダウンの効果がある。これもビーム系なのでグラン・ネイドルには無力。 |
− | :;エモーショナル・ウェーブ | + | :;エモーショナル・ウェーブ IBS |
− | ::「蒼穹~そら~」で追加される特殊コマンド。ダブルオーライザーの「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定オールキャンセラーを抜けない。ちなみにミクのカットインはこれの追加以降に入る。消費ENが70と大きいため、乱発は厳禁。 | + | ::「蒼穹-そら-」で追加される特殊コマンド。ダブルオーライザーの「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定[[オールキャンセラー]]を抜けない。ちなみにミクのカットインはこれの追加以降に入る。消費ENが70と大きいため、乱発は厳禁。 |
| ::これでかかる曲はずばり「in the Blue Sky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲である。 | | ::これでかかる曲はずばり「in the Blue Sky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲である。 |
| ::効果こそ[[ダブルオークアンタ]]の「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある。 | | ::効果こそ[[ダブルオークアンタ]]の「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある。 |
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| === 移動タイプ === | | === 移動タイプ === |
| ;[[陸]] | | ;[[陸]] |
− | :バーチャロイドなので空は飛べない。UXは海で戦闘することが多いのでパートナーボーナスでフォローしよう。<br/>レニーと組ませれば空が飛べるうえに「加速」で移動力を補える。 | + | :バーチャロイドなので空は飛べない。UXは海で戦闘することが多いのでパートナーボーナスでフォローしよう。 |
| + | |
| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
| === 能力値 === | | === 能力値 === |
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| ;精神耐性、スペック低下無効、HP10%回復 | | ;精神耐性、スペック低下無効、HP10%回復 |
| :中盤以降増え始める特殊効果をまとめてブロック出来る強力なボーナス。特に最終話における[[リヴァルナ]]の猛攻をしのぐのに一役買ってくれる。 | | :中盤以降増え始める特殊効果をまとめてブロック出来る強力なボーナス。特に最終話における[[リヴァルナ]]の猛攻をしのぐのに一役買ってくれる。 |
| + | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;初音ミク | | ;初音ミク |
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| :ちなみに、非公式ながら原曲をミクに歌わせた人は存在する。[http://www.nicovideo.jp/watch/sm3219758 詳しくはこちら]。UXでの編曲者はいろんなジャンルに定評があるsamfree氏。 | | :ちなみに、非公式ながら原曲をミクに歌わせた人は存在する。[http://www.nicovideo.jp/watch/sm3219758 詳しくはこちら]。UXでの編曲者はいろんなジャンルに定評があるsamfree氏。 |
| ;「Believe ver.HD」 | | ;「Believe ver.HD」 |
− | :同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつきで歌詞は新規書き下ろし。この曲もドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」が初出。こちらの編曲者は、「FREELY TOMORROW」で有名なMitchie M氏。 | + | :同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は新規書き下ろし。この曲もドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」が初出。こちらの編曲者は、「FREELY TOMORROW」で有名なMitchie M氏。 |
| ;「in the Blue Sky ver.HD」 | | ;「in the Blue Sky ver.HD」 |
| :エモーショナル・ウェーブ使用時の戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。元楽曲は初代バーチャロンの第1ステージにかかるBGMで、バーチャロンがシリーズ化されてからはテムジン系列VRのテーマ曲となった。今までのスパロボシリーズでも[[チーフ]]のデフォルト戦闘BGMとして必ず収録されていた(シリーズの初出は第3次α)が、フェイのみしか参戦していないUXでさえその伝統は受け継がれたこととなった。ボーカル曲としてアレンジされるのはUXが初。こちらの編曲者はsamfree氏。 | | :エモーショナル・ウェーブ使用時の戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。元楽曲は初代バーチャロンの第1ステージにかかるBGMで、バーチャロンがシリーズ化されてからはテムジン系列VRのテーマ曲となった。今までのスパロボシリーズでも[[チーフ]]のデフォルト戦闘BGMとして必ず収録されていた(シリーズの初出は第3次α)が、フェイのみしか参戦していないUXでさえその伝統は受け継がれたこととなった。ボーカル曲としてアレンジされるのはUXが初。こちらの編曲者はsamfree氏。 |
− | :余談だが、解禁されるのが'''蒼穹作戦の最中'''でステージ名が「'''蒼穹~そら~'''」と完璧なコラボレーションである。 | + | :余談だが、解禁されるのが'''蒼穹作戦の最中'''でステージ名も「'''蒼穹-そら-'''」という完璧なコラボレーションを実現している。さらに第'''39'''話というおまけ付き。 |
| + | |
| == 対決・名場面など == | | == 対決・名場面など == |
| ;電脳の歌姫、風の導き手 | | ;電脳の歌姫、風の導き手 |
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| :そんな中、何かを感じたフェイが一群の前に跳び出す。迎撃を喰らって一瞬ホワイトアウトした視界に映ったのは、自分とよく似た色彩を持ち、涼やかな声で歌う一人の少女。彼女こそが自分を呼んだ存在だと知ったフェイは、それに合わせるようにして自らもまた、歌う。宇宙の闇に響く歌声はバジュラの動きを止め、きっかけを得たUXは反撃に転じる。 | | :そんな中、何かを感じたフェイが一群の前に跳び出す。迎撃を喰らって一瞬ホワイトアウトした視界に映ったのは、自分とよく似た色彩を持ち、涼やかな声で歌う一人の少女。彼女こそが自分を呼んだ存在だと知ったフェイは、それに合わせるようにして自らもまた、歌う。宇宙の闇に響く歌声はバジュラの動きを止め、きっかけを得たUXは反撃に転じる。 |
| ;舞い上がれ、空の『蒼穹』へ | | ;舞い上がれ、空の『蒼穹』へ |
− | :自軍の猛攻撃によって[[イドゥン]]は「戦いの痛み」と「存在することへの苦しみ」、「いなくなることへの恐怖」を理解し、苦しみだした。その事を知った[[フェイ・イェンHD|フェイ]]は[[マークニヒト]]率いる[[フェストゥム]]のところに向かい、己の中へ向かい合おうと彼に語りかけた。イドゥンはそんな彼女を否定するべく排除せんとするが、それでもフェイは屈することなくその場で歌い上げた。 | + | :自軍の猛攻撃によって[[イドゥン]]は「戦いの痛み」と「存在することへの苦しみ」、「いなくなることへの恐怖」を理解し、苦しみだした。その事を知ったフェイは[[マークニヒト]]率いる[[フェストゥム]]のところに向かい、己の中へ向かい合おうと彼に語りかけた。イドゥンはそんな彼女を否定するべく排除せんとするが、それでもフェイは屈することなくその場で歌い上げた。 |
| :全てを包み込む母の如き歌声はイドゥンやフェストゥムが忘れられていた感情を思い出し、[[シェリル・ノーム|シェリル]]はその姿に、かつて[[マオ・ノーム|祖母]]が探し求めた風の探し手を想起する。 | | :全てを包み込む母の如き歌声はイドゥンやフェストゥムが忘れられていた感情を思い出し、[[シェリル・ノーム|シェリル]]はその姿に、かつて[[マオ・ノーム|祖母]]が探し求めた風の探し手を想起する。 |
| :そしてその歌は風や海、蒼穹を超え、竜宮島にいる子供たちにも届き、存在することができなくなる恐怖で震えだした乙姫も島に生ける者たちの母となるように、島のミールと一体化することを決心した。 | | :そしてその歌は風や海、蒼穹を超え、竜宮島にいる子供たちにも届き、存在することができなくなる恐怖で震えだした乙姫も島に生ける者たちの母となるように、島のミールと一体化することを決心した。 |