差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
9行目:
9行目:
+
− +
22行目:
23行目:
− +
− +
35行目:
36行目:
− +
→神々、生物
;アザトース(Azathoth)
;アザトース(Azathoth)
:旧神によって知性を奪われ、幽閉された「外なる神」の筆頭。H・P・ラヴクラフトには、「最初から魂も知性も持たない盲目白痴の神」にして「名も持たない神ですらない何か恐ろしい存在」という想像することさえ困難な表現で描かれている。端的に言うと、'''宇宙(の邪悪面)そのもの'''。
:旧神によって知性を奪われ、幽閉された「外なる神」の筆頭。H・P・ラヴクラフトには、「最初から魂も知性も持たない盲目白痴の神」にして「名も持たない神ですらない何か恐ろしい存在」という想像することさえ困難な表現で描かれている。端的に言うと、'''宇宙(の邪悪面)そのもの'''。
:しかし、「タイタス・クロウ・サーガ」など一部の作品では、ラヴクラフトの書いた「沸騰する混沌の核」は文字通りの意味で捉えられ、アザトースはただの'''核エネルギー'''と表現されている。
:なお、「外なる神」は正確には旧支配者とは別格の神格だが、旧支配者と言えば外なる神も含まれると考えていいい。旧支配者が最大で地球スケールの能力であるのに対し、外なる神は宇宙スケールの能力を持つ。
:なお、「外なる神」は正確には旧支配者とは別格の神格だが、旧支配者と言えば外なる神も含まれると考えていいい。旧支配者が最大で地球スケールの能力であるのに対し、外なる神は宇宙スケールの能力を持つ。
:『デモンベイン』では'''字祷子'''と当て字で漢字表記されている。
:『デモンベイン』では'''字祷子'''と当て字で漢字表記されている。
;ナイアルラトホテップ(Nyarlathotep)
;[[ナイアルラトホテップ]](Nyarlathotep)
:アザトースの息子にして配下。「無貌の神」「這い寄る混沌」などの千の顔を持つ「外なる神」の使者であり、旧支配者すら嘲笑うトリックスター。旧支配者最強の力と同等である土の精であり、シャンタクを配下に持つ。
:アザトースの息子にして配下。「無貌の神」「這い寄る混沌」などの千の顔を持つ「外なる神」の使者であり、旧支配者すら嘲笑うトリックスター。旧支配者最強の力と同等である土の精であり、シャンタクを配下に持つ。
:旧支配者の中で唯一幽閉を免れた存在であり、人間に対して接触を行っているという特殊な立場にある。人に狂気と混乱を振りまき相手を嘲笑うために、あえて旧支配者としての力を行使せず自滅に追いやろうとする。
:旧支配者の中で唯一幽閉を免れた存在であり、人間に対して接触を行っているという特殊な立場にある。人に狂気と混乱を振りまき相手を嘲笑うために、あえて旧支配者としての力を行使せず自滅に追いやろうとする。
:風の神性の首領にして、イタクァ・ロイガー・ツァール・[[ロードビヤーキー|バイアクヘー]]を配下に持つ。クトゥルフとは兄弟であるが対立しているという。
:風の神性の首領にして、イタクァ・ロイガー・ツァール・[[ロードビヤーキー|バイアクヘー]]を配下に持つ。クトゥルフとは兄弟であるが対立しているという。
;ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)
;[[ヨグ=ソトース]](Yog-Sothoth)
:「戸口に潜むもの」「門にして鍵」など複数の異名を持つ旧支配者。ナイアルラトホテップ同様、アザトースによって「無名の霧」より生み出された外なる神。
:「戸口に潜むもの」「門にして鍵」など複数の異名を持つ旧支配者。ナイアルラトホテップ同様、アザトースによって「無名の霧」より生み出された外なる神。
:全ての時と共存しあらゆる空間に接している最強の神性であり、簡潔に言うと旧支配者や外なる神すら含む'''あらゆる存在および時空間そのものがヨグ=ソトースに含まれる'''。さらには、'''かの[[アカシックレコード]]そのもの'''であるとさえ言われている。その存在はもはや現象や摂理と言える途方もないレベルである。
:全ての時と共存しあらゆる空間に接している最強の神性であり、簡潔に言うと旧支配者や外なる神すら含む'''あらゆる存在および時空間そのものがヨグ=ソトースに含まれる'''。さらには、'''かの[[アカシックレコード]]そのもの'''であるとさえ言われている。その存在はもはや現象や摂理と言える途方もないレベルである。
;クトゥルフ(Cthulhu)
;[[クトゥルフ]](Cthulhu)
:水の神性を持つ旧支配者。タコに似た頭部、イカのような触腕を無数に生やした顔、巨大な鉤爪のある手足、ぬらぬらした鱗に覆われた山のように大きなゴム状の身体、背にはコウモリのような細い翼という、想像するのも嫌な姿をしている。
:水の神性を持つ旧支配者。タコに似た頭部、イカのような触腕を無数に生やした顔、巨大な鉤爪のある手足、ぬらぬらした鱗に覆われた山のように大きなゴム状の身体、背にはコウモリのような細い翼という、想像するのも嫌な姿をしている。
:古代の石造都市ルルイエに封印されているらしいが、星の動きや地殻変動によって稀にルルイエが浮上する時、クトゥルフが夢を見ているとそれがテレパシーで世界中に広まり精神的ショックを及ぼすという。浮上した時のみなのは、テレパシーが海水で遮断されるため。
:古代の石造都市ルルイエに封印されているらしいが、星の動きや地殻変動によって稀にルルイエが浮上する時、クトゥルフが夢を見ているとそれがテレパシーで世界中に広まり精神的ショックを及ぼすという。浮上した時のみなのは、テレパシーが海水で遮断されるため。
:火の精であり、ナイアーラトテップにとって唯一の天敵とされており、かつてクトゥグァが地球上に召喚された際には地球上の拠点である「ンガイの森」を焼き尽くした。コルヴァズに封印された後に、灰色の炎の姿で現れる旧支配者アフーム=ザーを生み出したとされる。
:火の精であり、ナイアーラトテップにとって唯一の天敵とされており、かつてクトゥグァが地球上に召喚された際には地球上の拠点である「ンガイの森」を焼き尽くした。コルヴァズに封印された後に、灰色の炎の姿で現れる旧支配者アフーム=ザーを生み出したとされる。
;イタカ(Ithaqua)
;イタクァ(Ithaqua)
:ハスターの眷属であり、大気の神である。見た目は人間を思わせるフォルムだが、それは途方もない巨体に人間を落書きにしたような顔と2つの赤い目、足が水かきとなっているが特徴。この神を目撃した者の中には、「眼のある紫の煙と緑の雲」と表現した者もいる。運悪くイタカに遭遇した人間はその神によって空に連れ去られ、生贄として数ヶ月に渡って地球外の遠方の地を引き回されてしまう。
:ハスターの眷属であり、大気の神である。見た目は人間を思わせるフォルムだが、それは途方もない巨体に人間を落書きにしたような顔と2つの赤い目、足が水かきとなっているが特徴。この神を目撃した者の中には、「眼のある紫の煙と緑の雲」と表現した者もいる。運悪くイタカに遭遇した人間はその神によって空に連れ去られ、生贄として数ヶ月に渡って地球外の遠方の地を引き回されてしまう。