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:アスランの婚約者であるラクスが乗った民間船が行方不明になってしまい、クルーゼ隊が休暇を切り上げて捜索に駆り出される事になったため「彼女を助けてヒーローのように戻れ…ということですか?」と呟いたアスランに対する返答。
 
:アスランの婚約者であるラクスが乗った民間船が行方不明になってしまい、クルーゼ隊が休暇を切り上げて捜索に駆り出される事になったため「彼女を助けてヒーローのように戻れ…ということですか?」と呟いたアスランに対する返答。
 
:パトリック・ザラの意図する事はプロパガンダに繋がる事であるため、生きていたらアスランの指摘通り。死んでいたらクルーゼの指摘通りで間違いはないのだが、幾らなんでも行方不明者の婚約者の前で口に出す事ではない。
 
:パトリック・ザラの意図する事はプロパガンダに繋がる事であるため、生きていたらアスランの指摘通り。死んでいたらクルーゼの指摘通りで間違いはないのだが、幾らなんでも行方不明者の婚約者の前で口に出す事ではない。
;「クルーゼです」
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;「……クルーゼです」
 
:パトリック・ザラから掛かってきた電話に対する返答。これだけなら変哲もない唯の台詞だが、この時クルーゼは細胞分裂を抑えるための薬が切れて発作を起こしていた。
 
:パトリック・ザラから掛かってきた電話に対する返答。これだけなら変哲もない唯の台詞だが、この時クルーゼは細胞分裂を抑えるための薬が切れて発作を起こしていた。
 
:直前に薬を服用していたが発作は収まりきっておらず、苦しんでいたが電話に出た瞬間に完全に抑制された声が出ており、ある種のインパクトを残す。
 
:直前に薬を服用していたが発作は収まりきっておらず、苦しんでいたが電話に出た瞬間に完全に抑制された声が出ており、ある種のインパクトを残す。
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:小説版ではイザークを助けるために誘導した事を明記する反面、実際に助かるかを運命に委ねるのも一興と考えており、助かろうが、死のうがどうでも良かった模様。
 
:小説版ではイザークを助けるために誘導した事を明記する反面、実際に助かるかを運命に委ねるのも一興と考えており、助かろうが、死のうがどうでも良かった模様。
 
;「してやられましたな、ナチュラル共に」
 
;「してやられましたな、ナチュラル共に」
:アラスカ基地がサイクロプスシステムのメルトダウンで消し飛んでしまう瞬間を目撃し、絶句したザフトの司令官に対して。
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:アラスカ基地がサイクロプスシステムで消し飛んでしまう瞬間を目撃し、絶句したザフトの司令官に対して。
 
:地球連合軍のアズラエルにスピットブレイクの攻撃目標情報を漏洩させ、戦闘中も単独で基地地下に侵入、サイクロプスを知りながら誰にも伝えなかった為、あまりにも白々しい発言である。
 
:地球連合軍のアズラエルにスピットブレイクの攻撃目標情報を漏洩させ、戦闘中も単独で基地地下に侵入、サイクロプスを知りながら誰にも伝えなかった為、あまりにも白々しい発言である。
 +
:彼としては事が計画通りに運んだことで高笑いの一つでも上げたい所であろうが、あくまでザフト側の人間としての体裁を保つための発言だろう。事実、この台詞の直後に後ろを向き、誰にも見られない様に笑みを浮かべている。
 
;「さて、新たな舞台の幕開けとなるかな?」
 
;「さて、新たな舞台の幕開けとなるかな?」
 
:地球連合軍の[[パナマ基地]]が陥落し、[[グングニール]]で行動不能になった連合の[[ストライクダガー]]や通常兵器を無差別攻撃するザフト軍の姿を眺めながらつぶやいた一言。
 
:地球連合軍の[[パナマ基地]]が陥落し、[[グングニール]]で行動不能になった連合の[[ストライクダガー]]や通常兵器を無差別攻撃するザフト軍の姿を眺めながらつぶやいた一言。
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:本国にいる時にクライン派によるエターナル強奪の映像を眺めながら、内心でパトリック・ザラを嘲笑。
 
:本国にいる時にクライン派によるエターナル強奪の映像を眺めながら、内心でパトリック・ザラを嘲笑。
 
:小説版ではパトリックがバルドフェルドをエターナルの艦長に任命した経緯は自身の能力不振と「砂漠の虎」の名声を利用した人気取りの結果と説明されているため、クルーゼがその経緯を知っていたのなら正しく失笑ものであろう。
 
:小説版ではパトリックがバルドフェルドをエターナルの艦長に任命した経緯は自身の能力不振と「砂漠の虎」の名声を利用した人気取りの結果と説明されているため、クルーゼがその経緯を知っていたのなら正しく失笑ものであろう。
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;母親A「目はブルーがいいな。髪はブロンドで……」
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;父親A「子供には才能を受け継がせたいんだ」
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;医者A「優れた能力は子供への未来の贈り物ですよ」
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;父親B「流産しただと!? 何をやってたんだ! せっかく高い金をかけて遺伝子操作したものを!」
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;医者B「妊娠中の栄養摂取は特に気を付けて下さい。日々の過ごし方もこの指示通りに……」
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;医者C「完全な保証など出来ませんよ。母胎は生身なんですし、それは当然胎児の生育状況にも影響しますよ」
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;母親B「目の色が違うわ!」
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;「高い金を出して買った夢だ! 誰だって叶えたい。誰だって壊したくはなかろう」
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;「だから挑むのか! それが夢と望まれて叶えるために!」
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;「人は何を手に入れたのだ! その手に、その夢の果てに!」
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;「知りたがり、欲しがれ! やがてそれが何の為だったかも忘れ、命を大事と言いながら弄び殺し合う!」
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;「何を知ったとて! 何を手にしたとて変わらない! 最高だな人は!」
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;「そして妬み! 憎み! 殺し合うのさ! ならば存分に殺し合うがいい!それが望みなら!」
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:第45話「開く扉」より。
 +
:小説版では'''ショッピング'''に例えられる、思い通りの子供を作ろうとする親達を引き合いに出し、この時期の人間の倫理観の欠如を皮肉る。
 +
:この回想シーンに登場する親達の生命倫理は確かに常軌を逸しており、クルーゼでなくてもこう言いたくもなるだろう。特に最後の'''子供の目の色が望んだものと違うだけで怒る母親の様子'''は殊更[[衝撃的なシーン|トラウマイベント]]として有名。
 
;「私にはあるのだよ! この宇宙でただ一人、全ての人類を裁く権利がな!」
 
;「私にはあるのだよ! この宇宙でただ一人、全ての人類を裁く権利がな!」
 
:傍から見れば、妄想に取り付かれた独善とも捉えられるセリフ。
 
:傍から見れば、妄想に取り付かれた独善とも捉えられるセリフ。
 
;「私は己の死すら金で買えると思い上がった愚か者…貴様の父、アル・ダ・フラガの出来損ないのクローンなのだからな!」
 
;「私は己の死すら金で買えると思い上がった愚か者…貴様の父、アル・ダ・フラガの出来損ないのクローンなのだからな!」
 
:メンデル内でムウと対峙した際、彼に自身の正体を告げた。
 
:メンデル内でムウと対峙した際、彼に自身の正体を告げた。
 +
;「アデス!」
 +
;アデス「隊長!? どうなさ……」
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;「ヴェサリウス発進する! モビルスーツ隊出撃用意! ホイジンガーとヘルダーリンにも打電しろ!」
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;アデス「しかし……」
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;「このまま見物してるわけにもいかんだろ! あの機体、地球軍の手に渡すわけにはいかんのだからな!」
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;アデス「ですが……」
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;「私も出る! シグーを用意させろ! すぐブリッジへ上がる! ハァハァハァ…………ふっ。さて、君にも手伝ってもらおう。最後の賭だ。扉が開くかどうかのね」
 +
:ヴェサリウスの私室からアデスにMS部隊の展開命令を出した後、フレイに向き直って。
 +
:この時彼は薬切れによって激しい発作を起こしており、薬を飲みつつ外れた仮面を'''(デスクにいっぱいある)'''予備に付け替え、その勢いのままアデスに激しい口調で命令を出す。普段とは真逆のただならぬ様子にアデスも驚くが、彼の発言を全て無視して通信を打ち切る。その後数秒程かけて息を整えた後、急にいつもの落ち着き払った態度に戻る。上記の電話越しのパトリック・ザラとのやり取りにも似た、余りに急激なクルーゼの変調には'''フレイも若干引いていた'''。
 
;「ここで地球軍とやりあっても何にもならんよ」
 
;「ここで地球軍とやりあっても何にもならんよ」
 
:メンデルコロニー周辺、クルーゼが指揮していた艦が轟沈した直後の台詞。一見すると長い付き合いであった副長等ヴェサリウスのメンバーがほぼ全員死んでしまったが、それでもその場の最高責任者としての責務を果たす…という様に見えるが、付き合いの長いイザークだけは、本当になんとも思ってない事に気づく。長い付き合いのメンバーが死んだのに、何の感情も抱かなかったクルーゼに不信感をもった瞬間でもある。
 
:メンデルコロニー周辺、クルーゼが指揮していた艦が轟沈した直後の台詞。一見すると長い付き合いであった副長等ヴェサリウスのメンバーがほぼ全員死んでしまったが、それでもその場の最高責任者としての責務を果たす…という様に見えるが、付き合いの長いイザークだけは、本当になんとも思ってない事に気づく。長い付き合いのメンバーが死んだのに、何の感情も抱かなかったクルーゼに不信感をもった瞬間でもある。
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;「知れば誰もが望むだろう! 君のようになりたいと!」
 
;「知れば誰もが望むだろう! 君のようになりたいと!」
 
:最終決戦にて、キラに対して。[[W]]では「あのカナード・パルスのように!」と続く。
 
:最終決戦にて、キラに対して。[[W]]では「あのカナード・パルスのように!」と続く。
;「私のではない! これが人の夢、人の望み、人の業!他者より強く! 他者より先へ! 他者より上へ!」<br />「競い!妬み!憎んで! その身を喰いあうッ!!」<br />「既に遅いさ、ムウ。私は結果だよ。だから知るッ!自ら育てた闇に食われて、人は滅ぶとなぁ!!」
+
;「私のではない! これが人の夢、人の望み、人の業!他者より強く! 他者より先へ! 他者より上へ!」
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;「競い!妬み!憎んで! その身を喰いあうッ!!」
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;ムゥ「貴様の理屈だ!思い通りになど!」
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;「既に遅いさ、ムウ。私は結果だよ。だから知るッ! 自ら育てた闇に食われて、人は滅ぶとなぁ!!」
 
:激しい競争社会の果てが「破滅」を意味する、とクルーゼは叫ぶ。
 
:激しい競争社会の果てが「破滅」を意味する、とクルーゼは叫ぶ。
 +
;「また君か。厄介な奴だよ、君は! 在ってはならない存在だというのに」
 +
;「知れば誰もが望むだろう! 君の様になりたいと! 君の様でありたいと! 故に許されない。君という存在も!」
 +
;キラ「僕は……それでも僕は! 力だけが、僕の全てじゃない!」
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;「それが誰に分かる。何が分かる。分からぬさ! 誰にも!」
 +
:「人類の夢」[[スーパーコーディネイター]]として生まれる為に多大な犠牲が支払われたキラ。
 +
:キラが究極の能力を持った人間であると<ref>厳密にはこの認識は誤りである。詳しくはスーパーコーディネイターの項を参照。</ref>多くの人間が知れば、この世界であれば「我が子をスーパーコーディネイターに!」と考える親も多数出るだろう。それは、キラが生まれた時と同様に多数の犠牲を強いる行為である。
 +
:「能力だけではない」と否定するキラだが、クルーゼもまた「そんな事は誰も理解しない」と否定する。
 +
:因みに「分からぬさ!」の時、'''唐突に叫び声を上げるクルーゼの顔がドアップになる'''ため、妙に印象に残っている、もしくは'''唐突過ぎて笑うシーンでもないのに思わず笑ってしまった'''という視聴者が多発した。
 
;「君の歌は好きだったがね… だが、世界は歌のように優しくはない!」
 
;「君の歌は好きだったがね… だが、世界は歌のように優しくはない!」
 
:エターナルに銃口を向けるクルーゼ。ラクスの「歌が好きだった」の言葉に込められたのは皮肉か、それとも本心か。
 
:エターナルに銃口を向けるクルーゼ。ラクスの「歌が好きだった」の言葉に込められたのは皮肉か、それとも本心か。
;「正義と信じ、分からぬと逃げ!知らず、聞かず!その果ての終局だ、もはや止める術など無い!」
+
;「これが定めさ! 知りながらも突き進んだ道だろう! 正義と信じ、分からぬと逃げ、知らず! 聞かず! その果ての終局だ! もはや止める術など無い!」
:この台詞が流れるシーンでは該当する様々なキャラクターの回想が入る。確かに多くのキャラは彼の言った通りの行動を取っている。しかし、彼が利用していたアズラエル、パトリックの両名の暴走はどちらも傍の人間によって止められている。
+
;「そして滅ぶ! 人は! 滅ぶべくしてなぁ!」
;「フ…フフフフ、ハーハッハッハ!どの道、私の勝ちだ!ヤキンが自爆すれば、ジェネシスは発射される!」<br />「最早止める術はない!地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!」<br />「人が数多持つ予言の日だ!」<br />「それだけの業、重ねてきたのは誰だ!?」
+
:この台詞が流れるシーンでは該当する様々なキャラクターの回想が入る。
 +
:ザフトを「正義と信じ」入隊したアスラン達、地球軍としては異質な存在であるキラを「理解しようとしなかった」マリューやフレイ、キラの苦悩を「知らず」に傷付けたサイ、そのサイの言葉も「聞かなかった」キラ。確かに多くのキャラは彼の言った通りの行動を取っている。しかし、彼が利用していたアズラエル、パトリックの両名の暴走はどちらも傍の人間によって止められている。
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;キラ「そんな、あなたの理屈!」
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;「それが人だよ、キラ君!」
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;「違う! 人は、人はそんなものじゃない!」
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;「っは! 何が違う! 何故違う! この憎しみの目と心と! 引き金を引く指しか持たぬ者たちの世界で! 何を信じる、何故信じる!」
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:クルーゼの考えは極端過ぎると否定するキラだが、クルーゼは憎しみの連鎖が止まらない現状を引き合いに出す。
 +
:このシーンでは間にパトリック・ザラがジェネシスの発射指示を出すシーンが挿まれ、また「憎しみの目と心と~」のパートではパトリック・ザラの横顔が映される。遺憾ながら、この時の世界の状況はクルーゼの言う通りでもある。
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;キラ「それしか知らないあなたが!」
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;「知らぬさ! 所詮人は己の知る事しか知らぬ!!」
 +
;「まだ苦しみたいか。いつかは、やがていつかはと! そんな甘い毒に踊らされ、一体どれほどの時を戦い続けて来た!」
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:悪意以外を知らないのかと指摘されるが、ここに至りクルーゼは遂に開き直る。
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:最早議論を放棄する行為であり、この時点でキラはクルーゼとの舌戦に勝ったとも言えなくもない。しかし「人は己の知る事しか知らぬ」というクルーゼの言葉を聞いてキラが思い出したのは、地球軍に入隊した直後、キラの事情を理解せずに放ったアスラン、ジェラード・ガルシアやフレイ、サイなどの無遠慮・無神経な言葉の数々だった。
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;「フ…フフフフ、ハーハッハッハ!どの道、私の勝ちだ!ヤキンが自爆すれば、ジェネシスは発射される!」<br />「最早止める術はない! 地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!」<br />「人が数多持つ予言の日だ!」<br />「それだけの業、重ねてきたのは誰だ!?」
 
:最期まで人間を否定し続けたラウ。そして、その末路は…。
 
:最期まで人間を否定し続けたラウ。そして、その末路は…。
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;「全ての者は生まれ、やがて死んでいく。ただそれだけのことだ」
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;デュランダル「だから何を望もうが、願おうが無意味だと?」
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;「いやいやそうではない。ただそれが我らの愛しきこの世界、そして人という生き物だということさ。どれだけどう生きようと、誰もが知っていることだが忘れていること。だが私だけは忘れない。決してそれを忘れない。こんな私の生に価値があるとしたら、知ったときから片時もそれを忘れたことがないということだけだろうがな」
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;デュランダル「だが君とて望んで生きたのだ。まるで何かに抗うかのように。求めるかのように。願いは叶わぬものと知った時、我等はどうすればいい? それが定めと知った時に……」
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;「そんなことは私は知らない。私は私のことしか知りはしない」
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;「迷路の中を行くようなものさ。道は常に幾つも前にあり、我らは選びただ辿る。君達はその先に願ったものがあると信じて。そして私は……やはりないのだとまた知るために」
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:「DESTINY」第29話「FATES」にて。
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:デュランダルのクルーゼとの会話の回想。クルーゼの人生観・世界観が窺い知れる台詞。上記の「人は己の知る事しか~」と似た台詞がここでも出て来ている。
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;デュランダル「選び得なかった道の先にこそ本当に望んだものがあったのではないか?」
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;「そうして考えている間に時はなくなるぞ?  選ばなかった道などなかったと同じ」
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;「もしもあの時……もしもあの時……いくら振り返ってみても、もう戻れはしない。何も変えることなど出来ない。我らは常に見えぬ未来へと進むしかないのだ」
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;「今ではないいつか、ここではないどこか、きっとそこにはあるもの。素晴らしいもの。それを求めて永劫に血の道を彷徨うのだろう? 君達は。不幸なことだな」
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;デュランダル「救いはないと?」
 
;「救いとは何だ? 望むものが全て、願ったことが全て、叶うことか? こんな筈ではなかったと、だから時よ戻れと祈りが届くことか? なれば次は間違えぬと、確かに言えるのか、君は? 誰が決めたと言うのだ。何を?」
 
;「救いとは何だ? 望むものが全て、願ったことが全て、叶うことか? こんな筈ではなかったと、だから時よ戻れと祈りが届くことか? なれば次は間違えぬと、確かに言えるのか、君は? 誰が決めたと言うのだ。何を?」
:「救いはないと?」と問いかけたデュランダルに自らの生い立ちと本心を語った台詞。狂気に等しい憎悪の裏に隠された運命への諦念。
+
:デュランダルに自らの生い立ちと本心を語った台詞。狂気に等しい憎悪の裏に隠された運命への諦念。
 
:人類に絶望し、世界を滅ぼそうとして死んだ男の言葉を思い出したデュランダルは一つの決意を固めた。[[デスティニープラン|戻れぬのなら、初めから正しい道を―――]]。
 
:人類に絶望し、世界を滅ぼそうとして死んだ男の言葉を思い出したデュランダルは一つの決意を固めた。[[デスティニープラン|戻れぬのなら、初めから正しい道を―――]]。
  
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