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だが、そんな本機を持ってしても、幾多の激戦を潜り抜けて歴戦の戦士となった[[トビア・アロナクス|トビア]]の反応速度にはあと一歩及んでいなかった(本機の限界機動中の場面ではトビア本人よりも、機体反応速度やバイオコンピュータへの負荷のほうが問題化していた。
 
だが、そんな本機を持ってしても、幾多の激戦を潜り抜けて歴戦の戦士となった[[トビア・アロナクス|トビア]]の反応速度にはあと一歩及んでいなかった(本機の限界機動中の場面ではトビア本人よりも、機体反応速度やバイオコンピュータへの負荷のほうが問題化していた。
さらに言うと、当のX1自体が激戦による損耗の累積と経年劣化で限界も同然であった)。 このような半ば型落ちした機体で、最新鋭のワンオフ機であるディキトゥス2機のコンビネーションを凌ぎきった(しかも仲間たちをかばいつつ)トビアの技量は「鋼鉄の7人」の中でも群を抜いていると言えるだろう。
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さらに言うと、当のX1自体が激戦による損耗の累積と経年劣化で限界も同然であった)。このような半ば型落ちした機体で、最新鋭のワンオフ機であるディキトゥス2機のコンビネーションを凌ぎきった(しかも仲間たちをかばいつつ)トビアの技量は「鋼鉄の7人」の中でも群を抜いていると言えるだろう。
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ムラマサ・ブラスターにピーコック・スマッシャーと、これまでの主要装備をまとめて装着。さらに残存するABCマントを積層化した特殊装甲「フルクロス」を装備したその姿はまさに海賊船長。なお直前の戦闘で大破した上に、既に純正パーツが残っていなかった両腕部はF97量産機であるフリントからの流用品なので、Iフィールド・ハンドではなくブランド・マーカーとなっている。
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ムラマサ・ブラスターにピーコック・スマッシャーと、これまでの主要装備をまとめて装着。さらに残存するABCマントを積層化した特殊装甲「フルクロス」を装備したその姿はまさに海賊船長。なお直前の戦闘で大破した上に、既に純正パーツが残っていなかった両腕部はF97量産機であるフリントからの流用品なので、Iフィールド・ハンドではなくブランド・マーカーとなっている。また、通信能力の向上の為に、左側頭部にブレードアンテナが追加されている(限界機動中に破損したあとは根元からパージされたようで、見せ場はほとんど皆無だが)。「鋼鉄の7人作戦」に置いては近接防御(コロニーレーザーへの攻撃を担当する機体を敵MSから守る役割)を担当するため、対弾性能や防御力に特化した改造が施されている。
また、通信能力の向上の為に、左側頭部にブレードアンテナがさりげなく追加されていたりする(限界機動中に破損したあとは根元からパージされたようで、見せ場はほとんど皆無だが)。
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「鋼鉄の7人作戦」に置いては近接防御(コロニーレーザーへの攻撃を担当する機体を敵MSから守る役割)を担当するため、対弾性能や防御力に特化した改造が施されている。
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[[ガンダムデスサイズヘル]]のように全身を覆う形で装甲を追加しているが、元々の機動力に加えてフルクロスユニット自体に高出力スラスターが内蔵されている事もあり、機動力は下がるどころかより向上している(作中で使用されたのは宇宙戦のみなので、空中戦などではどう作用するのかは不明)。
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[[ガンダムデスサイズヘル]]のように全身を覆う形で装甲を追加しているが、元々の機動力に加えてフルクロスユニット自体に高出力スラスターが内蔵されている事もあり、機動力は下がるどころかより向上している(作中で使用されたのは宇宙戦のみなので、空中戦などではどう作用するのかは不明)。だが可動部が設けられているとはいえ、その構造は機体の動きと露骨に干渉する難点がある(特に腕部・脚部の可動および腰部武装の運用、プラモデル版では特に顕著)ため、必要に応じて不要箇所ごとにパージできるようになっている。
だが可動部が設けられているとはいえ、その構造は機体の動きと露骨に干渉する難点がある(特に腕部・脚部の可動および腰部武装の運用、プラモデル版では特に顕著)ため、必要に応じて不要箇所ごとにパージできるようになっている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:また武装構成が若干変更されており、ピーコック・スマッシャーがザン・バスターの代わりに射撃武器になり、スクリュー・ウェッブ並びにブランド・マーカーの射程が下がるため全体的な射程が少しだけ下がる。
 
:また武装構成が若干変更されており、ピーコック・スマッシャーがザン・バスターの代わりに射撃武器になり、スクリュー・ウェッブ並びにブランド・マーカーの射程が下がるため全体的な射程が少しだけ下がる。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:中盤34話で加入。『V』と同様に「XBガンダムX1 フルクロス」表記。今回はヘルメスの薔薇によって技術の前倒しが起こり、X1改・改が改修される。その為、スカルハートは残らない。
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:第34話で加入。『V』と同様に「XBガンダムX1 フルクロス」表記。今回はヘルメスの薔薇によって技術の前倒しが起こり、X1改・改が改修される。その為、スカルハートは残らない。
:今作では味方に[[ニュータイプ]]、[[強化人間]]技能を持つパイロットが非常に多い(宇宙世紀出身キャラ全員が所持)関係かオールドタイプ用の強力なMSが不足しており、ガンダム系主役機の中でNT技能を必要とする武装、機能を一切持たない本機はオールドタイプを使っていく際ののせかえ候補の最右翼となる。候補としては宇宙世紀と技術体系を同じくする「[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gレコ]]」キャラも乗せかえ可能であるため、本作最強クラスのオールドタイプパイロットである[[クリム・ニック|クリム]]が挙げられる。彼の元々持つ[[天才]]に加え[[見切り]]を習得させておけば本機のカスタムボーナスと合わせて見切り発動時の基本補正が最低でも7割というクリティカルの鬼と化す。
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:今作では味方に[[ニュータイプ]]、[[強化人間]]技能を持つパイロットが非常に多い(宇宙世紀出身キャラ全員が所持)関係かオールドタイプ用の強力なMSが不足しており、ガンダム系主役機の中でNT技能を必要とする武装、機能を一切持たない本機はオールドタイプを使っていく際の[[乗り換え|のせかえ]]候補の最右翼となる。候補としては本作最強クラスのオールドタイプパイロットである[[クリム・ニック]]が挙げられる。彼の元々持つ[[天才]]に加え[[見切り]]を習得させておけば本機のカスタムボーナスと合わせて見切り発動時の基本補正が最低でも7割というクリティカルの鬼と化す。
 
:正規パイロットのトビアは、高いNT技能もあって他のNT専用機に乗せた方が自軍全体における機体の無駄を生じさせずに済むという利点(或いはもう一つの事情)もあるので、一考の余地あり。
 
:正規パイロットのトビアは、高いNT技能もあって他のNT専用機に乗せた方が自軍全体における機体の無駄を生じさせずに済むという利点(或いはもう一つの事情)もあるので、一考の余地あり。
 
:EDにてフルクロス装備は、[[Hi-νガンダム]]同様に[[アル・ワース]]に放棄されている。
 
:EDにてフルクロス装備は、[[Hi-νガンダム]]同様に[[アル・ワース]]に放棄されている。
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:『V』における必殺技。ピーコック・スマッシャーとムラマサ・ブラスターを同時に使用し、連続攻撃を叩き込んで最後にスカルヘッド・ナックルガードを装備して殴りつける。[[トドメ演出]]ではマスクカバーを閉じるリアルカットインが入る。
 
:『V』における必殺技。ピーコック・スマッシャーとムラマサ・ブラスターを同時に使用し、連続攻撃を叩き込んで最後にスカルヘッド・ナックルガードを装備して殴りつける。[[トドメ演出]]ではマスクカバーを閉じるリアルカットインが入る。
 
:ちなみに原作ではナックルガードの使用自体は、上項のように敵機のビーム兵器への対抗のためであって直接的な攻撃目的ではなかったため、このような殴打に用いる使われ方はオリジナル描写になる。
 
:ちなみに原作ではナックルガードの使用自体は、上項のように敵機のビーム兵器への対抗のためであって直接的な攻撃目的ではなかったため、このような殴打に用いる使われ方はオリジナル描写になる。
:『X』ではこれにツッコミが入ったのか、最初のピーコック・スマッシャー連射以降の演出が変更され、〆の一撃が宙返りしながらのアンカーで保持したムラマサ・ブラスターでの斬撃になった。なお、地味に宇宙適応がSになっている。<br>スマッシャーでの殴打、高速移動しながらの斬撃、〆の一撃は『鋼鉄の七人』の原作再現。原作では光のカリストのディキトゥスにブラスターを持った左腕を切断された際、とっさにアンカーでブラスターを左腕ごと掴んで繰り出した反撃だった。
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:『X』ではこれにツッコミが入ったのか、最初のピーコック・スマッシャー連射以降の演出が変更され、〆の一撃が宙返りしながらのアンカーで保持したムラマサ・ブラスターでの斬撃になった。なお、地味に宇宙適応がSになっている。<br>スマッシャーでの殴打、高速移動しながらの斬撃、〆の一撃は『鋼鉄の7人』の原作再現。原作では光のカリストのディキトゥスにブラスターを持った左腕を切断された際、とっさにアンカーでブラスターを左腕ごと掴んで繰り出した反撃だった。
 
;ムラマサ・ブラスター+ビーム・ザンバー
 
;ムラマサ・ブラスター+ビーム・ザンバー
 
:『T』で追加。ムラマサ・ブラスターとビーム・ザンバーの二刀流での攻撃。
 
:『T』で追加。ムラマサ・ブラスターとビーム・ザンバーの二刀流での攻撃。
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;クロスボーン・ガンダムX0フルクロス
 
;クロスボーン・ガンダムX0フルクロス
:クロスボーン・ガンダムX0に同装備を装備した形態。部分的に改修が加えられており、パーツの部分展開が可能となっている。ただし、ベースとなってるX0自体が17年前の物なので、本機ほどの超高速機動戦を繰り広げてはいない。SRW未登場。
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:クロスボーン・ガンダムX0に同装備を装備した形態。部分的に改修が加えられており、パーツの部分展開が可能となっている。ただし、ベースであるX0自体が17年前の物なので、本機ほどの超高速機動戦を繰り広げてはいない。SRW未登場。
 
;[[ガンダムF90]]Iタイプ、[[ガンダムF91 (ハリソン専用)]]
 
;[[ガンダムF90]]Iタイプ、[[ガンダムF91 (ハリソン専用)]]
:「鋼鉄の七人作戦」にてチームを組んだ機体。F90IタイプはSRW未登場。
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:「鋼鉄の7人作戦」にてチームを組んだ機体。F90IタイプはSRW未登場。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*当初は文字通り最後のクロスボーン・ガンダムのはずであったが、後に失われていた4機目:クロスボーン・ガンダムX0が登場した。この機体も劇中での最終決戦時に合わせて同様の装備が施され、フルクロスの名を付けられている。
 
*当初は文字通り最後のクロスボーン・ガンダムのはずであったが、後に失われていた4機目:クロスボーン・ガンダムX0が登場した。この機体も劇中での最終決戦時に合わせて同様の装備が施され、フルクロスの名を付けられている。
**X0フルクロス登場に合わせて、フルクロスの設定そのものが若干改変された。単行本書き下ろしページでは『オプションパーツとして開発された使い捨てのシェルフノズル式高速推進器が原型で、これにABCマント処理を施したもの』、『原型機は少数とは言え[[クロスボーン・ガンダム|F97]]用オプションパーツとして複数生産され、X0と同じ補給艦にも積み込まれていた』(同作での実装が遅れたのは、調整時間の不足&主戦場との兼ね合いのため)、『肩部のIフィールド発生器は元々組み込まれてあったもので、X3のパーツ流用ではない』(「Iフィールド・ハンド関連の技術・パーツは秘匿されていた」というX1パッチワークの機体解説と矛盾するが、開発順的にこうなってしまったもよう)と解説されている。
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**X0フルクロス登場に合わせて、フルクロスの設定そのものが若干改変された。単行本書き下ろしページでは「オプションパーツとして開発された使い捨てのシェルフノズル式高速推進器が原型で、これにABCマント処理を施したもの」、「原型機は少数とは言え[[クロスボーン・ガンダム|F97]]用オプションパーツとして複数生産され、X0と同じ補給艦にも積み込まれていた」(同作での実装が遅れたのは、調整時間の不足&主戦場との兼ね合いのため)、「肩部のIフィールド発生器は元々組み込まれてあったもので、X3のパーツ流用ではない」(「Iフィールド・ハンド関連の技術・パーツは秘匿されていた」というX1パッチワークの機体解説と矛盾するが、開発順的にこうなってしまったもよう)と解説されている。
 
***すなわち【[[ウモン・サモン|ウモン]]特製である唯一品の追加装甲をベースに、ついでに推進器も組み込んでみた】のではなく【既製品の外付け用使い捨てブースターを、追加装甲っぽく魔改造した代物】ということになってしまった。タイムリミットによる焦りのためか、X1最終調整時の現場チーフを務めていたウモン(および作者)の発想は相当にブッ飛んでいたことが窺える。
 
***すなわち【[[ウモン・サモン|ウモン]]特製である唯一品の追加装甲をベースに、ついでに推進器も組み込んでみた】のではなく【既製品の外付け用使い捨てブースターを、追加装甲っぽく魔改造した代物】ということになってしまった。タイムリミットによる焦りのためか、X1最終調整時の現場チーフを務めていたウモン(および作者)の発想は相当にブッ飛んでいたことが窺える。
*原作ではビームザンバー並びにバスターガンを装備していないが、単行本ではビームザンバーを装備しているページが書き下ろされており、一部ゲームでは装備している物もある。
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*原作ではビームザンバー並びにバスターガンを装備していないが、単行本ではビームザンバーを装備しているページが描き下ろされており、一部ゲームでは装備している物もある。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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