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3,763 バイト追加 、 2018年12月13日 (木) 11:41
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原作序盤はさしたる戦果を挙げられなかったが、中盤に[[SEED]]が覚醒して以降は著しい成長を遂げる。しかし、力だけが成長していく反面それを制御する「心の成長」が伴っておらず、デュランダルのレイを使った策謀もあって、やがて「増長」という形で悪化していく事になる。
 
原作序盤はさしたる戦果を挙げられなかったが、中盤に[[SEED]]が覚醒して以降は著しい成長を遂げる。しかし、力だけが成長していく反面それを制御する「心の成長」が伴っておらず、デュランダルのレイを使った策謀もあって、やがて「増長」という形で悪化していく事になる。
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彼の人としての問題点を一言で表すならば、自分の行動に伴う結果やその責任に対する意識が皆無であるということ。インド洋での虐殺にしろステラ返還にしろ自分の行動の意味やそれを顧みる様子がまるで見られなかった。小説版ではステラがデストロイに乗った件は自分のせいだという意識はあっても彼女を死に至らしめた最大の要因が自分だと思わずに結果として彼女を殺したキラに全て擦り付ける、加えてマガジンZ版では彼女をデストロイに乗せたネオを撃墜しているが、こちらは正真正銘の見当違いの逆恨みである。<ref>そもそも、ネオに彼女を戦いから遠ざけたい意識があってもエクステンデットは定期的なケアを受けなければ衰弱死するし、シン本人もミネルバの医師からそれを聞かされていた。それ以前に軍人である以上命令に従わざるを得ないのである。結果論ではあるがシンは間接的にベルリンを含む三つの都市を壊滅させ、そこに住まう多くの人々と駐留する友軍の兵士を虐殺したことになるがステラの死に捕らわれすぎてそれを自分のせいだと思うことはなかった。</ref>同様にアークエンジェルとフリーダムの件にしてもアスランのかつての仲間である事を知りながら侮辱した上に、同じように小説版ではステラの件だけでなく自分がこれまで人を殺めた件も「ロゴスのせいだから自分は何も悪くない」と決めつけ、ジブリールを逃がした件でも失敗したルナマリアをフォローする意味でもあったが、全てをアークエンジェルやオーブに擦り付けるという責任逃れと見られかねない発言(艦内にも壊滅したプラントの遺族がいるため、相手次第では只の言い逃れと見られかねない)もしており、特にオーブを滅ぼすのが自分が家族を殺された同じ場所で自分と同じ子供を自分で作るという事に考えが及ばなかった<ref>いずれも軍規の範囲内ではあるのだが、それを諭すような人間がおらず只感情任せになり、自分でそれを抑制しようとしていなかったとも取れる。</ref>こうした一連の悪質な面は終盤でアスランに惨敗するまでそれが改善されることはなかった。こうした要因で自分にがそう決めた人間には献身的な一方で、その結果が悪い方向に転ぶという可能性を考えず常にその結果を他者に擦り付けるという責任転嫁が多く利己的、自己中心的な面ばかり目立ち、視聴者ないし第三者からは逆恨みと称される事が非常に多く、諭そうとした人間には「何も分かっていない」と侮蔑して人間関係に恵まれなかった点を度外視しても未熟と片づけるにはあまりにも酷い物であった。見方によっては本質が中立だったオーブにいた頃と何一つ変わっておらず、全てが自分に関係のない出来事と他人事であったとも取れ、極端な否定論を述べれば「自身の過去や境遇を言い訳にすれば周りは全て自分を認めると思い込み、窘める人間を貶める」無知で無関心な子供で、ある意味で『悲劇のヒーローごっこ』に酔いしれ他ならぬ自分自身が最も無知で無関心であったということになる。放映時にファンから否定的な意見が多いのはこうした心理が要因にもなっていた。
    
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