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『Endless Waltz』用にカトキハジメ氏によってデザインされた[[ウイングガンダムゼロ]]。[[主人公]]、[[ヒイロ・ユイ]]の搭乗機。
 
『Endless Waltz』用にカトキハジメ氏によってデザインされた[[ウイングガンダムゼロ]]。[[主人公]]、[[ヒイロ・ユイ]]の搭乗機。
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本機はTV版のウイングガンダムゼロをデザインし直した機体であるため、本来の名前は同じく「'''ウイングガンダムゼロ'''」である。TV版との区別がややこしい為、便宜的に「~カスタム」「~(エンドレスワルツ版)」「EW版」といった名称が使われている。詳しくは[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz#ガンダムの機体名称について]]を参照のこと。
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本機はTV版のウイングガンダムゼロをデザインし直した、設定上は同一の機体である。そのため本来の名前は「'''ウイングガンダムゼロ'''」。TV版との区別がややこしい為、便宜的に「~カスタム」「~(エンドレスワルツ版)」「EW版」といった名称が使われている。詳しくは[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz#ガンダムの機体名称について]]を参照のこと。
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大河原邦男氏がデザインしたTV版とは他の機体に比べても異なる部分が多く、トリコロールカラーから白と青を基調とした色合いに変更され、マスクもTV版とは違う。ネオ・バード形態への変形機構はオミットされた。
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大河原邦男氏がデザインしたTV版とは他の機体に比べても異なる部分が多く、トリコロールカラーから白と青を基調とした色合いに変更され、マスクもTV版とは違う。ネオ・バード形態への変形機構はオミットされた。そして、最も外見上異なる点としてカトキ氏が「『ウイングガンダム』なんだから羽がないと」という意図で、TV版の機械的な翼(ウイング・スラスター)を、[[天使・悪魔|天使]]の翼のような形状に変更した点が挙げられる<ref>カトキは1997年に刊行された学研のムック誌上で、『Endless Waltz』を視るファンへのサービスを充実させた結果だとも述べている。</ref>。
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そして、最も外見上異なる点としてカトキ氏が「『ウイングガンダム』なんだから羽がないと」という意図で、TV版の機械的な翼(ウイング・スラスター)を、[[天使・悪魔|天使]]の翼のような形状に変更した点が挙げられる<ref>カトキは1997年に刊行された学研のムック誌上で、『Endless Waltz』を視るファンへのサービスを充実させた結果だとも述べている。</ref>。移動する際には天使のような白い羽が舞い散る演出がされているが、これについて2014年に発売されたプラモデルでは後付け設定がされ、翼はフラクタルフェザーレイヤーストラクチャー(自己相似形状羽根積層構造)と呼ばれるナノサイズの部材の集合体で構成され、放熱・衝撃発生時に部材を羽毛のように剥離させ、再編成する機能を持っているとされた。つまり'''人の目には、衝撃を受けた部材が元に戻ろうとする際、はがれた微小な部材が粒子になって消えるまでの動きが、舞い散る羽のように見える'''。またこの翼は2対になっており、前方の1対である主翼(ウイングバインダー)は可動範囲が広く、機体の前面に展開する事で敵の攻撃を防御することができ、大気圏突入時のシールドとしても使用される。この主翼は地上では文字通り翼として、宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体にトールギスを超える破格の超大推力・機動性・運動性を与える。後方の1対である副翼にも同様にバーニア・スラスターが取り付けられており、例え主翼2枚を損失したとしても飛行能力を失う事はない。
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移動する際には天使のような白い羽が舞い散る演出がされているが、これについて2014年に発売されたプラモデルで、翼はフラクタルフェザーレイヤーストラクチャー(自己相似形状羽根積層構造)と呼ばれるナノサイズの部材の集合体で構成され、放熱・衝撃発生時に部材を羽毛のように剥離させ、再編成する機能を持っていると後付けではあるが設定された。つまり'''人の目には、衝撃を受けてはがれた微小な部材の粒子の見せる一連の流れが、羽毛が舞い散るように見える'''。またこの翼は2対になっており、前方の1対である主翼(ウイングバインダー)は可動範囲が広く、機体の前面に展開する事で敵の攻撃を防御することができ、大気圏突入時のシールドとしても使用される。この主翼は地上では文字通り翼として、宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体にトールギスを超える破格の超大推力・機動性・運動性を与える。後方の1対である副翼にも同様にバーニア・スラスターが取り付けられており、例え主翼2枚を損失したとしても飛行能力を失う事はない。
    
劇中では[[張五飛]]の駆る[[アルトロンガンダムカスタム|ナタク]]と激闘を繰り広げ海に墜落する。最後は大統領府のシェルターをツインバスターライフルにより破壊するが、中破した状態の本機はサーペントの集中攻撃とツインバスターライフルの反動により大破した。
 
劇中では[[張五飛]]の駆る[[アルトロンガンダムカスタム|ナタク]]と激闘を繰り広げ海に墜落する。最後は大統領府のシェルターをツインバスターライフルにより破壊するが、中破した状態の本機はサーペントの集中攻撃とツインバスターライフルの反動により大破した。
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コミック版では、TVシリーズと『Endless Waltz』をつなぐストーリーとして描かれた『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』でEW版のデザインが採用されている。そして本編に新設定を盛り込む形で描かれた『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』ではまずTV版ゼロの外見を持つウィングガンダムプロトゼロが登場。TV版同様に搭乗したトラント・クラークがゼロシステムにより錯乱して自爆し、シールドと外装パーツを失った状態で[[ハワード]]達に回収され、それを改修した機体がEW版ゼロであると設定された。改修も2度行われており、1回目はハワードらが当時支援していた[[ゼクス・マーキス]]の愛機[[トールギス|トールギスF]]に代わる機体として、トールギスFからウイング・バインダーを移植する等突貫で行ったもので、プロトゼロが持っていたバード形態への変形はオミットされていた。2度目の改修時にシールドを新造するなどして'''バード形態に変形させることが出来る'''<ref>変形プロセスはTV版ゼロとは若干異なり、[[ウイングガンダム (EW版)]]に近い。</ref>ようになった。胸部のデザインがプロトゼロの形状とラインを取り入れたものへと変更されているため、アニメの『Endless Waltz』に登場した機体とは厳密な意味ではデザインが同一ではないが、「アニメ本編に登場する本機はシールドを持っていないので、そのために変形できなかった」という解釈もできる。
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コミック版では、TVシリーズと『Endless Waltz』をつなぐストーリーとして描かれた『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』でEW版のデザインが採用されている。そして本編に新設定を盛り込む形で描かれた『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』ではまずTV版ゼロの外見を持つ「ウィングガンダムプロトゼロ」が登場。TV版同様に搭乗したトラント・クラークがゼロシステムにより錯乱して自爆してシールドと外装パーツを失った状態で[[ハワード]]達に回収され、EW版ゼロはこの「プロトゼロ」を改修したものであると設定された。その改修も2度行われており、1回目はハワードらが当時支援していた[[ゼクス・マーキス]]の乗機[[トールギス|トールギスF]]に代わる機体として、トールギスFに装備されていたウイング・バインダーを移植する等突貫で行ったもので、プロトゼロが持っていたバード形態への変形はオミットされていた。2度目の改修時にシールドを新造するなどして'''バード形態に変形させることが出来る'''<ref>変形プロセスはTV版ゼロとは若干異なり、[[ウイングガンダム (EW版)]]に近い。</ref>ようになった。そのため胸部のデザインがプロトゼロの形状とラインを取り入れたものへと変更されているため、アニメの『Endless Waltz』に登場した機体とは厳密な意味ではデザインが同一ではないが、「アニメ本編に登場する本機が変形しなかったのは、シールドを持っていなかったためだった」という解釈も可能である。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==

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