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| バートン財団総帥で、[[マリーメイア・クシュリナーダ]]の祖父であり、真の[[トロワ・バートン]]の父親。 | | バートン財団総帥で、[[マリーメイア・クシュリナーダ]]の祖父であり、真の[[トロワ・バートン]]の父親。 |
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− | [[マリーメイア軍]]の実質的な指導者で、かつての[[コロニー]]の一大反抗作戦である「[[オペレーション・メテオ]]」の発案者でもある。 | + | [[マリーメイア軍]]の実質的な指導者で、かつての[[コロニー]]の一大反抗作戦である「[[オペレーション・メテオ]]」の発案者でもあり、カーンズもそれに協力している。 |
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| その目的は息子のトロワや[[カーンズ]]の口から「『人類の覚醒』を施す作戦である」と語られているが、実際は彼個人のエゴと欲望によるものに過ぎなかった。 | | その目的は息子のトロワや[[カーンズ]]の口から「『人類の覚醒』を施す作戦である」と語られているが、実際は彼個人のエゴと欲望によるものに過ぎなかった。 |
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| === 来歴 === | | === 来歴 === |
− | かつては、コロニーの指導者ヒイロ・ユイと共にコロニーの独立運動を行っていたが、彼がアディン・ロウ<ref>本編主人公・工作員[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の父。</ref>に[[暗殺]]されてからは、表向きはバートン財団総帥として実業家の活動をしながらも、裏では反地球連合を掲げた[[カーンズ]]率いるレジスタンスに支援を行っていた。
| + | かつては、コロニーの指導者ヒイロ・ユイと共にコロニーの独立運動を行っていたが、彼が[[暗殺]]されてからは、表向きはバートン財団総帥として実業家の活動をしながらも、裏では反地球連合を掲げた[[カーンズ]]率いるレジスタンスに支援を行っていた。 |
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− | AC188年、かつて指導者ヒイロ・ユイを暗殺したアディン・ロウに、「[[L3 X18999 コロニー|X-18999コロニー]]」の中央司令部に侵入し、地球連合軍の過激派筆頭で指導者ヒイロ・ユイ暗殺の黒幕でもあるセプテム将軍の暗殺を依頼しているが、その真の目的は、指導者ヒイロ・ユイを暗殺したアディンへの復讐でもあった。最終的に、セプテムの抹殺には失敗で終わっているが、カーンズが[[トラゴス]]8機を率いて中央司令部に攻撃を仕掛けている混乱に乗じて、アディンを射殺する事には成功。トラゴス隊を全滅させたカーンズを諌め、撤退するよう指示した<ref>なお、この事件を機に、[[スペシャルズ]](後の[[OZ]])の青年士官で、トラゴス隊の迎撃作戦の指揮を執った[[トレーズ・クシュリナーダ]]は、バートン財団所有の医療施設にて、娘のレイア・バートンと出会う事になった。</ref>。
| + | AC188年、アディン・ロウに、「[[L3 X18999 コロニー|X-18999コロニー]]」の中央司令部に侵入し、地球連合軍の過激派筆頭で指導者ヒイロ・ユイ暗殺の黒幕でもあるセプテム将軍の暗殺を依頼しているが、その真の目的は、指導者ヒイロ・ユイを暗殺したアディンへの復讐でもあった。最終的に、セプテムの抹殺には失敗で終わっているが、カーンズが[[トラゴス]]8機を率いて中央司令部に攻撃を仕掛けている混乱に乗じて、アディンを射殺する事には成功。トラゴス隊を全滅させたカーンズを諌め、撤退するよう指示した。 |
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− | TV版の時点では直接登場しなければ、名前も出ていなかったが、「[[コロニー落とし]]で混乱する[[地球]]を、ガンダムで制圧」という「真のオペレーション・メテオ」の発案者となっており、カーンズもそれに協力している。[[ドクターJ|5]][[プロフェッサーG|人]][[ドクトルS|の]][[H教授|科学]][[老師O|者]]にガンダム開発の出資を行い、息子のトロワ・バートンは、[[ガンダムヘビーアームズ]]のパイロットに任命していたが、トロワはドクトルSの助手に射殺されてしまう。このため、[[トロワ・バートン|「名無し」]]と呼ばれていた元傭兵の整備士が「トロワ・バートン」としてヘビーアームズのパイロットとなり、オペレーション・メテオに参加した。そして、オペレーション・メテオですらも、5人の科学者によって変更されてしまい、自らの目論見は御破算で終わってしまったが、デキムは諦めようとしなかった。
| + | [[ドクターJ|5]][[プロフェッサーG|人]][[ドクトルS|の]][[H教授|科学]][[老師O|者]]にガンダム開発の出資を行い、息子のトロワ・バートンは、[[ガンダムヘビーアームズ]]のパイロットに任命していたが、トロワはドクトルSの助手に射殺されてしまう。このため、[[トロワ・バートン|「名無し」]]と呼ばれていた元傭兵の整備士が「トロワ・バートン」としてヘビーアームズのパイロットとなり、オペレーション・メテオに参加した。そして、オペレーション・メテオですらも、5人の科学者によって変更されてしまい、自らの目論見は御破算で終わってしまったが、デキムは諦めようとしなかった。 |
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− | 後に、カーンズ率いる[[ホワイトファング]]が、[[リーブラ]]を占拠して「真のオペレーション・メテオ」を実行に移そうとしていたが、[[モビルドール]]を主戦力とし[[ゼクス・マーキス|ミリアルド・ピースクラフト]]を指導者に迎えようとした彼の考えを甘いと評し、自らは直接手を貸そうとせず、静観の立場を決め込むのだった<ref>実際、この判断は間違っているとは言えず、最終的にカーンズはミリアルドに裏切られる形で[[計画]]が失敗に終わっている。</ref>。 | + | 後に、カーンズ率いる[[ホワイトファング]]が、[[リーブラ]]を占拠して「真のオペレーション・メテオ」を実行に移そうとしていたが、[[モビルドール]]を主戦力とし[[ゼクス・マーキス|ミリアルド・ピースクラフト]]を指導者に迎えようとした彼の考えを甘いと評し、自らは直接手を貸そうとせず、静観の立場を決め込むのだった。 |
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| その後地球圏統一国家が発足すると、その裏でOZのトレーズ派や[[ホワイトファング]]の残党を集め、自身の孫娘でありトレーズの娘である「[[マリーメイア・クシュリナーダ]]」を指導者とした[[マリーメイア軍]]を組織する。そしてOZが設計段階で開発を中断していた13番目の星座の名を冠するMS「[[サーペント (ガンダムW)|サーペント]]」を大量生産、更にはガンダムパイロットの一人である[[張五飛]]とその乗機である[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]も仲間に加え、密かに「真のオペレーション・メテオ」を実行する為の戦力を蓄え続けていた。 | | その後地球圏統一国家が発足すると、その裏でOZのトレーズ派や[[ホワイトファング]]の残党を集め、自身の孫娘でありトレーズの娘である「[[マリーメイア・クシュリナーダ]]」を指導者とした[[マリーメイア軍]]を組織する。そしてOZが設計段階で開発を中断していた13番目の星座の名を冠するMS「[[サーペント (ガンダムW)|サーペント]]」を大量生産、更にはガンダムパイロットの一人である[[張五飛]]とその乗機である[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]も仲間に加え、密かに「真のオペレーション・メテオ」を実行する為の戦力を蓄え続けていた。 |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
− | :ほぼ原作通りの役回り。最期は[[マリーメイア・クシュリナーダ|マリーメイア]]を殺そうとしたところを[[枢木スザク|スザク]]に阻止され、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の登場に恐怖したところを部下に粛清された。 | + | :ほぼ原作通りの役回り。 |
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| === COMPACTシリーズ === | | === COMPACTシリーズ === |
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| :おおよそ原作通りの役回り。最期は[[浪花十三|十三]]に狙撃されて死亡した。 | | :おおよそ原作通りの役回り。最期は[[浪花十三|十三]]に狙撃されて死亡した。 |
| ;[[スーパーロボット大戦R]] | | ;[[スーパーロボット大戦R]] |
− | :未来編は彼のクーデターが成功した世界で、新地球連邦政府首相となっている。コロニーシンパから地球至上主義者に変節しており、[[シャア・アズナブル|シャア]]の反乱を招くことになる。なお、「首相」と言うからには、名目上の上役として「新地球連邦政府の国家代表」がいるはずだが、詳細は不明。 | + | :未来編は彼のクーデターが成功した世界で、新地球連邦政府首相となっている<ref>「首相」と言うからには、名目上の上役として「新地球連邦政府の国家代表」がいるはずだが、詳細は不明。</ref>。コロニーシンパから地球至上主義者に変節しており、[[シャア・アズナブル|シャア]]の反乱を招くことになる。 |
| :過去編では[[ハマーン・カーン|ハマーン]]と手を組み、クーデターを狙う段階。最後は[[エニル・エル|エニル]]に殴打された挙句逮捕された。 | | :過去編では[[ハマーン・カーン|ハマーン]]と手を組み、クーデターを狙う段階。最後は[[エニル・エル|エニル]]に殴打された挙句逮捕された。 |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :[[ブルーコスモス]]や[[アマルガム]]と手を組んだりして原作通りの行動を起こすが、最期は部下達に見捨てられた挙句、コロニーごと[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]にツインバスターライフルで狙撃されて死んだ。 | + | :[[ブルーコスモス]]や[[アマルガム]]と手を組み原作通りの行動を起こすが、最期は部下達に見捨てられた挙句、コロニーごと[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]にツインバスターライフルで狙撃されて死んだ。 |
| ;[[スーパーロボット大戦L]] | | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | :原作終了後のため既に故人。名前のみの登場。 | + | :原作終了後のため、名前のみの登場。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] | | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
− | :手を組んでいる[[Dr.ヘル]]から提供された'''[[エネルガーZ]]に搭乗して[[カイルス]]に立ちはだかって戦う'''。つまり、原作で前線に出ていないデキムが他作品の機体に登場して自軍部隊と直接対決を繰り広げるというシリーズでもかなり珍しい衝撃の展開を迎えることに。 | + | :手を組んでいる[[Dr.ヘル]]から提供された'''[[エネルガーZ]]に搭乗、[[カイルス]]と戦う'''。つまり、原作で前線に出ていないデキムが他作品の機体に登場して自軍部隊と直接対決を繰り広げるというシリーズでもかなり珍しい衝撃の展開を迎えることに。 |
| :最終的には部下に射殺されるという、原作通りの展開を迎える。 | | :最終的には部下に射殺されるという、原作通りの展開を迎える。 |
| ;[[スーパーロボット大戦X]] | | ;[[スーパーロボット大戦X]] |
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| ;[[マリーメイア・クシュリナーダ]] | | ;[[マリーメイア・クシュリナーダ]] |
| :孫娘であり組織の象徴として、歪んだ教育を施している。 | | :孫娘であり組織の象徴として、歪んだ教育を施している。 |
− | :しかし、実際は「代わりなど、いくらでも作れる」存在と見なしており、コミックボンボン連載の[[漫画|漫画版]]では「拾ってきた小娘」とまで述べるなど、孫娘としての愛情は無きに等しく、自身の野望を満たすための道具としか見ていない。本編後で明かされた展開で「作れる」という表現はあながち間違っていなかったことが判明する。 | + | :しかし、実際は「代わりなど、いくらでも作れる<ref>本編後で明かされた展開で「作れる」という表現はあながち間違っていなかったことが判明する。</ref>」存在と見なしており、コミックボンボン連載の[[漫画|漫画版]]では「拾ってきた小娘」とまで述べるなど、孫娘としての愛情は無きに等しく、自身の野望を満たすための道具としか見ていない。 |
| ;レイア・バートン | | ;レイア・バートン |
− | :娘であり、マリーメイアの母親。かつては自らが労働者用に設立した医療施設で看護士をしており、それが縁で彼女はトレーズと関わり、男女の仲となった。駄目息子のトロワに比べれば、彼女への愛情はあった模様。 | + | :娘であり、マリーメイアの母親。駄目息子のトロワに比べれば、彼女への愛情はあった模様。 |
| :しかし、自らがコロニー落としの計画である「オペレーション・メテオ」を発案した事に反発したのか、失踪。マリーメイアを産んだ後、死去した。その後、マリーメイアだけはデキムに保護されるが…。劇中では写真のみの登場。 | | :しかし、自らがコロニー落としの計画である「オペレーション・メテオ」を発案した事に反発したのか、失踪。マリーメイアを産んだ後、死去した。その後、マリーメイアだけはデキムに保護されるが…。劇中では写真のみの登場。 |
| ;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | | ;[[トレーズ・クシュリナーダ]] |
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| :なお、ゼクスが[[トールギスIII]]で現れた際にトレーズの可能性を出している事から、仮にトレーズが生きていれば、自分のやろうとしている事は絶対に認めないであろう事はわかっていたようだ<ref>マリーメイアを撃った時の態度からも、むしろデキムは「娘を誑かした男」として、トレーズを激しく憎悪していた可能性もある。</ref>。 | | :なお、ゼクスが[[トールギスIII]]で現れた際にトレーズの可能性を出している事から、仮にトレーズが生きていれば、自分のやろうとしている事は絶対に認めないであろう事はわかっていたようだ<ref>マリーメイアを撃った時の態度からも、むしろデキムは「娘を誑かした男」として、トレーズを激しく憎悪していた可能性もある。</ref>。 |
| ;トロワ・バートン | | ;トロワ・バートン |
− | :実の息子で、レイアの弟。彼の死後、その名は「[[トロワ・バートン|名無し]]」が名乗ることとなる。回想での言動からも分かるとおり善人ではなく、親の権力を振りかざす、俗に言うロクデナシのドラ息子であった。 | + | :実の息子。凡庸な上に身勝手な振る舞いの多い息子には殆ど愛想を尽かしていた模様で、後に「トロワ」の名を奪った[[トロワ・バートン|名無し]]が目の前に現れても、特に憎悪を見せる事は無く、部下として重用までしている。 |
− | :父親のデキムも、凡庸な上に身勝手な振る舞いの多い息子には殆ど愛想を尽かしていた模様で、後に「トロワ」の名を奪った「名無し」が目の前に現れても、特に憎悪を見せる事は無く、部下として重用までしている。
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| ;[[カーンズ]] | | ;[[カーンズ]] |
| :共にコロニーの指導者であるヒイロ・ユイを支援する同志であったが、仲はあまり良くなかった様で、[[ホワイトファング]]に協力しなかった事からも、それが伺われる。 | | :共にコロニーの指導者であるヒイロ・ユイを支援する同志であったが、仲はあまり良くなかった様で、[[ホワイトファング]]に協力しなかった事からも、それが伺われる。 |
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| :デキムの放った銃弾がマリーメイアに当たった際に。この後、部下に射殺されてしまうが、色々と解釈の出来る意味深長な台詞となっている。 | | :デキムの放った銃弾がマリーメイアに当たった際に。この後、部下に射殺されてしまうが、色々と解釈の出来る意味深長な台詞となっている。 |
| :なお、[[小説|小説版]]や[[漫画|漫画版]]では、「その小娘も'''ワシが拾って…'''」で締められる。 | | :なお、[[小説|小説版]]や[[漫画|漫画版]]では、「その小娘も'''ワシが拾って…'''」で締められる。 |
− | :小説版の著者である隅沢氏が後年手掛けた『Frozen Teardrop』で明かされた設定を省みるに、マリーメイアが「拾った」ものでないにせよ、その実態がトレーズの実子ではないという構想はこの時点である程度固まっていた証左とも受け取れる。 | + | :小説版の著者である隅沢氏が後年手掛けた『Frozen Teardrop』で明かされた設定を省みるに、その実態がトレーズの実子ではないという構想はこの時点である程度固まっていた証左とも受け取れる。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |