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| 監督 =  
 
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| シリーズ構成 =  
 
| シリーズ構成 =  
| 脚本 =  
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| 脚本 = 高久進<br />藤川桂介<br />山浦弘靖 他
 
| キャラクターデザイン = [[スタッフ:羽根章悦|羽根章悦]](前期)<br />[[スタッフ:森下圭介|森下圭介]](後期)
 
| キャラクターデザイン = [[スタッフ:羽根章悦|羽根章悦]](前期)<br />[[スタッフ:森下圭介|森下圭介]](後期)
 
| メカニックデザイン = [[スタッフ:永井豪|永井豪]]<br />[[スタッフ:石川賢|石川賢]]<br />[[スタッフ:桜多吾作|桜多吾作]] 他
 
| メカニックデザイン = [[スタッフ:永井豪|永井豪]]<br />[[スタッフ:石川賢|石川賢]]<br />[[スタッフ:桜多吾作|桜多吾作]] 他
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| 前作 =  
 
| 前作 =  
 
| 次作 = [[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]
 
| 次作 = [[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]
| 劇場版 =  
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| 劇場版 = [[劇場版マジンガーシリーズ]]
 
| アニメ版 =  
 
| アニメ版 =  
 
| 漫画版 =  
 
| 漫画版 =  
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| その他 =  
 
| その他 =  
 
}}
 
}}
『'''マジンガーZ'''』は東映動画が制作したテレビアニメ。SRWにおける[[登場作品]]の一つ。
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『'''マジンガーZ'''』は東映動画制作のテレビアニメ作品。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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毎週、機械獣をどう倒すかがポイントとなるため、当然ながら「最強必殺技で毎回同じようにトドメを指す」ようなお約束の勝ちパタ-ンがない。その意味では昭和のスーパーロボットものというジャンルは、『マジンガーZ』とは異なる方向性を模索していったと見ることもできる。
 
毎週、機械獣をどう倒すかがポイントとなるため、当然ながら「最強必殺技で毎回同じようにトドメを指す」ようなお約束の勝ちパタ-ンがない。その意味では昭和のスーパーロボットものというジャンルは、『マジンガーZ』とは異なる方向性を模索していったと見ることもできる。
   −
最終回はマジンガーZが敗北するという形で終わり、当時の子供たちに衝撃を与えた。しかしマジンガーの魂は『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』へ、さらに『[[UFOロボ グレンダイザー]]』へと引き継がれる。また2009年には『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』の名でリメイクされた。2017年には約40年ぶりに本作の10年後を描く新作映画『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』の制作が発表された。
+
最終回はマジンガーZが敗北するという形で終わり、当時の子供たちに衝撃を与えた。しかしマジンガーの魂は『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』へ、さらに『[[UFOロボ グレンダイザー]]』へと引き継がれる。また2009年には『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』の名でリメイクされた。2017年には約40年ぶりに本作の10年後を描く新作映画『[[劇場版 マジンガーZ INFINITY]]』が公開された。
   −
なお、よく間違われやすいが、漫画版は原作ではなくアニメ版と並行されて制作された作品である(『[[ゲッターロボ]]』、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も同様)。この辺のいきさつは、『週刊漫画ゴラク』にて不定期連載された、永井豪『激マン! マジンガーZ編』にて語られている。同作は「[[劇中劇]]」という形での、『マジンガーZ』のリメイクでもある。
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=== 漫画版 ===
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アニメ版と並行して制作された漫画作品(『[[ゲッターロボ]]』、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』などと同じケース)。
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連載、制作の経緯などは『週刊漫画ゴラク』にて不定期連載された、永井豪『激マン! マジンガーZ編』にて語られている。同作は「[[劇中劇]]」という形での、『マジンガーZ』のリメイクでもある。
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{| class="wikitable"
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|-
 +
! 掲載雑誌 !! 連載期間
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|-
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| 週刊少年ジャンプ(集英社) || 1972年10月2日号 - 1973年8月13日号
 +
|-
 +
| テレビマガジン(講談社) || 1973年10月号 - 1974年9月号
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|}
 +
 
 +
ジャンプ版はジャンプ・コミックスとして全4巻が発売。第5巻の発売も予告されたが発売されず、未完のまま絶版。
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その後はジャンプ版の原稿を切り貼りしてテレビマガジン版を加筆修正した単行本が発売、未完結の部分も収録された。1999年発売の講談社漫画文庫版ではジャンプ版とテレビマガジン版の両方が初めて忠実に収録された。2013年にはさらなる加筆を施した改訂版(全4巻)が刊行された。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
世界征服をたくらむ悪の科学者・Dr.ヘルは、その野望を叶える力として未来の夢のエネルギー「光子力」を求めていた。それを貯蓄するのは富士山麓にある光子力研究所。Dr.ヘルの軍団はおそるべき巨大ロボット「機械獣」を繰り出し研究所を襲い続ける。
+
ミケーネの古代文明の調査隊の一員であったDr.ヘルは、現地で発見した謎の巨大ロボットの数々を発見したことから世界征服の野望に取りつかれ、ロボットの復元のために調査隊の同僚たちを利用した挙句、秘密を守るために皆殺しにする。唯一、難を逃れた科学者・兜十蔵は、Dr.ヘルの野望に対抗すべく超合金Z製の堅牢な装甲と光子力による強大なパワーを備え持った超巨大ロボット、マジンガーZを作り上げる。しかし、完成ほどなくしてヘルが差し向けた刺客に襲われ、孫の甲児にマジンガーZを託して事切れる。
 
  −
しかし、この研究所には悪の手から光子力を守る一体の魔神が存在していた。その名もマジンガーZ。乗り手次第で神にも悪魔にもなるといわれている鉄の城だ。
     −
これは、光子力研究所へ毎週送り出される多種多様な機械獣と、我らがマジンガーZとの長きに渡るロボットバトルを描いた物語である。
+
自らの手先として改修した巨大ロボット「機械獣」を強化すべくエネルギー「光子力」を欲し、機械獣たちを操って光子力研究所に襲撃を続けるヘル。
 +
その野望を打ち砕くため、甲児は祖父から託された黒鉄の城、マジンガーZを駆り、仲間たちと共に戦い続ける。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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**[[メカ&キャラクターリスト/MX]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/MX]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]
**[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/マジンガーZ#キャラクターリスト]]
+
**[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第1期]]
*参考:[[マジンカイザー (OVA)|OVA版]]準拠
  −
**携帯機シリーズ
  −
***[[メカ&キャラクターリスト/J]]
  −
***[[メカ&キャラクターリスト/W]]
  −
**単独作品
  −
***[[メカ&キャラクターリスト/GC]]
  −
***[[メカ&キャラクターリスト/XO]]
      
=== [[光子力研究所]] ===
 
=== [[光子力研究所]] ===
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:甲児の弟。視聴者目線担当の子供。
 
:甲児の弟。視聴者目線担当の子供。
 
;みさと
 
;みさと
:SRW未登場。番組後半から登場するボスの親戚。
+
:SRW未登場。番組後半から登場するボスの親戚。さやかと恋のライバルになっていくが、非戦闘員のためかSRWに登場しない。
 
;[[兜十蔵]]
 
;[[兜十蔵]]
 
:甲児の祖父。漫画版とテレビ版で姿がまるで違う。
 
:甲児の祖父。漫画版とテレビ版で姿がまるで違う。
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:ヘルに協力する。その実は[[ミケーネ帝国]]の[[スパイ]]。
 
:ヘルに協力する。その実は[[ミケーネ帝国]]の[[スパイ]]。
 
;[[ローレライ]]
 
;[[ローレライ]]
:シローのガールフレンド。その正体は…。
+
:シローのガールフレンド。
 
;[[エリカ (マジンガー)|エリカ]]
 
;[[エリカ (マジンガー)|エリカ]]
 
:
 
:
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**[[メカ&キャラクターリスト/IMPACT]]  
 
**[[メカ&キャラクターリスト/IMPACT]]  
 
**[[メカ&キャラクターリスト/COMPACT3]]  
 
**[[メカ&キャラクターリスト/COMPACT3]]  
*Scramble Commanderシリーズ
  −
**[[メカ&キャラクターリスト/SC]]
  −
**[[メカ&キャラクターリスト/SC2]]
   
*携帯機シリーズ
 
*携帯機シリーズ
 
**[[メカ&キャラクターリスト/A]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/A]]
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**[[メカ&キャラクターリスト/D]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/D]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/K]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/K]]
 +
*Scramble Commanderシリーズ
 +
**[[メカ&キャラクターリスト/SC]]
 +
**[[メカ&キャラクターリスト/SC2]]
 
*単独作品
 
*単独作品
 
**[[メカ&キャラクターリスト/初代]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/初代]]
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**[[メカ&キャラクターリスト/MX]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/MX]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]
 
**[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]
**[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/マジンガーZ#メカリスト]]
+
**[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第1期]]
*参考:[[マジンカイザー (OVA)|OVA版]]準拠
  −
**携帯機シリーズ
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***[[メカ&キャラクターリスト/J]]
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***[[メカ&キャラクターリスト/W]]
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**単独作品
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***[[メカ&キャラクターリスト/GC]]
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***[[メカ&キャラクターリスト/XO]]
      
=== [[光子力研究所]] ===
 
=== [[光子力研究所]] ===
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*[[ジェノサイダーF9]]
 
*[[ジェノサイダーF9]]
 
*[[ジャイローンJ1]]
 
*[[ジャイローンJ1]]
 +
*[[タイターンG9]]
 
*[[ジェノバM9]]
 
*[[ジェノバM9]]
 
*[[ジェットファイアーP1]]
 
*[[ジェットファイアーP1]]
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== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
 +
全楽曲の作曲・編曲は渡辺宙明氏。
 +
 
;オープニングテーマ
 
;オープニングテーマ
 
:
 
:
 
:;「マジンガーZ」
 
:;「マジンガーZ」
::「'''スーパーロボット'''」という看板を世に知らしめ、普及させたと言っても過言ではない主題歌。
+
::作詞 - 東文彦 / 歌 - [[声優:水木一郎|水木一郎]]
::OPでは、マジンガーZの必殺技ロケットパンチとブレストファイヤーを謳った場面で、ちょうどその武器が活躍する小憎らしい演出がある。最後は甲児のカメラ目線で〆。
+
::「'''スーパーロボット'''」という看板を世に知らしめ、普及させたと言っても過言ではない主題歌。「空に聳える鉄の城」という歌い出しで有名。
 +
::OPでは、マジンガーZの巨大さとその戦闘力の強調に重点が置かれており基本の必殺技を順に放って次々と敵を葬っていくスピーディーな画面展開で鮮烈に印象付けている。最後は甲児のカメラ目線で〆。
 
::本曲の歌い手である『アニキ』こと水木一郎氏による「マジンガー'''ゼェェェット!!'''」という力強いシャウトも印象に残る。
 
::本曲の歌い手である『アニキ』こと水木一郎氏による「マジンガー'''ゼェェェット!!'''」という力強いシャウトも印象に残る。
 
::余談だが、本曲は水木一郎氏の代表曲としても有名で、水木氏自身も'''「名刺代わりの曲」'''と公言している。
 
::余談だが、本曲は水木一郎氏の代表曲としても有名で、水木氏自身も'''「名刺代わりの曲」'''と公言している。
::「第1作」『第2次』『第3次』『EX』『第4次』『新』『F』『F完結編』『COMPACT』『64』『α』『α外伝』『A(GBA版)』『R』『SC2』『Z』『K』で採用。
+
::『初代』『第2次』『第3次』『EX』『第4次(S)』『新』『F』『F完結編』『COMPACT』『64』『α』『α外伝』『A(GBA版)』『R』『SC2』『Z』『K』で採用。初期のSRWでは『グレンダイザー』以外の全ての「マジンガーシリーズ」の曲として扱われていた。
 
::『K』では表記こそ「マジンガーZ」となっているが、曲調は2006年発売のアルバム『マジンガーZ(21st century ver.)』に収録されている「マジンガーZ(21st century ver.)」と同じものである。
 
::『K』では表記こそ「マジンガーZ」となっているが、曲調は2006年発売のアルバム『マジンガーZ(21st century ver.)』に収録されている「マジンガーZ(21st century ver.)」と同じものである。
 
:
 
:
 
;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
 
:
 
:
:;「ぼくらのマジンガーZ」 
+
:;「ぼくらのマジンガーZ」
::実は主題歌候補でもあったが、曲調が静かなためEDテーマとなった。
+
::作詞 - 小池一雄 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
::『MX』で採用。
+
::実は主題歌候補でもあったが、曲調が静かなためEDテーマとなった。背景に流れるマジンガーの内部構造の描写が印象的。
 +
::戦闘曲としては『MX』で初採用。
 
:
 
:
 
;挿入歌
 
;挿入歌
 
:
 
:
 +
:;「Zのテーマ」
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::作詞 - 小池一雄 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
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::出撃シーンのテーマソング。元々は主題歌として製作され作曲の渡辺宙明氏は手応えを感じていたが、オープニングにはもっとパンチがほしいとリテイクを出されて急遽突貫工事で上記「マジンガーZ」が産み出され、こちらが挿入歌にスライドすることになった。
 +
::『第4次(S)』『F』『F完結編』『α』『α外伝』『第2次α』『COMPACT3』『D』『SC』『第3次α』『A(PSP版)』で採用。『第4次』では出撃シーンのシナリオデモのみの採用で、戦闘曲として使用できるようになったのは『α』から。
 
:;「空飛ぶマジンガーZ」
 
:;「空飛ぶマジンガーZ」
::『第4次』『F』『F完結編』『COMPACT2』『α』『IMPACT』『第2次α』『第3次α』『NEO』で採用。
+
::作詞 - 高久進 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
:;「Zのテーマ」
+
::「大空羽ばたく紅の翼」のフレーズで名高いジェットスクランダー出撃シーンの挿入歌。
::『第4次』『F』『F完結編』『α』『α外伝』『第2次α』『COMPACT3』『D』『SC』『第3次α』『A(PSP版)』で採用。
+
::『第4次(S)』『F』『F完結編』『COMPACT2』『α』『IMPACT』『第2次α』『第3次α』『NEO』で採用。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
シリーズ全体を通し、続編の『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』や『[[UFOロボ グレンダイザー]]』と同時参戦する機会が多い。全体プロットのシンプルさが裏目に出て、シナリオ上での原作再現はほとんどされない。
+
シリーズ全体を通し、続編の『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』や『[[UFOロボ グレンダイザー]]』と同時参戦する機会が多い。全体プロットのシンプルさが裏目に出て、シナリオ上での原作再現はほとんどされておらず、『A』以降は既にDr.ヘル一味を滅ぼした後の参戦も珍しくない。
   −
理由は不明だが、参戦の際の雑誌情報での表記がTV放送年から漫画版連載年に変わっていることがある(『K』等)。
+
理由は不明だが、『AP』『Z』『K』『NEO』(2008年 - 2009年)では公式サイトなどにおいてアニメ版ではなく漫画版が出典として表記されている。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦]]([[第2次スーパーロボット大戦G|G]])
 
;[[第2次スーパーロボット大戦]]([[第2次スーパーロボット大戦G|G]])
:パイロット制の採用で甲児が初登場し、オリジナル系以外の作品ではOVA版と真マジンガーを含めて皆勤賞となる。
+
:パイロット制の採用で甲児が初登場した。この作品以降、OVA版と真マジンガーを含めると、OGシリーズ等のオリジナル系作品と『UX』を除き、皆勤賞となる。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:鉄也と初競演。
+
:鉄也と初競演。敵はブロッケン伯爵が初登場する。
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
:
+
:ボスボロットに補給装置が追加される。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:Dr.ヘルが初登場。
+
:Dr.ヘルが初登場。「あしゅら男爵の最期」等、印象的なシナリオはあるが後半は影が薄い。
 
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]])
 
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]])
:
+
:『完結編』でマジンカイザーと強化型マジンガーZが初登場。
 +
:本作以降はマジンガーにも終盤に向けて強化される機会が増えており、終盤は力不足という扱いが改善されている。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:序盤はまだ飛べないマジンガーとアフロダイA。中盤でジェットスクランダーを装着し、さやかもダイアナンAに乗り替える。Dr.ヘルはミケーネ帝国のゴーゴン大公とともに地上に侵攻するが、あしゅら男爵が散り、マジンカイザーの強さを目の当たりにしたことでゴーゴン大公は撤退。残ったDr.ヘルとブロッケン伯爵は[[ギレン・ザビ]]と手を組み最終決戦に臨むが、「次こそは!」とのお決まりフレーズを残して散る。
+
:ゴーゴン大公が初登場。
 +
:また、マジンカイザーの設定が一新され、[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッター]]の対の存在としての描かれ方が強くなった。
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
:
+
:[[剣鉄也|鉄也]]が主役級の扱いなので、甲児たちの出番も多い。
 +
:マジンガーZのグラフィックが描き直されている。また、マジンカイザー入手後もマジンガーは手元に残るようになっており、[[隠し要素/α外伝|条件次第]]では強化型にパワーアップもする。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
:BGMが「Zのテーマ」と「空飛ぶマジンガーZ」のみになり、OPの採用はここから長らく途絶える事になる。
 
:BGMが「Zのテーマ」と「空飛ぶマジンガーZ」のみになり、OPの採用はここから長らく途絶える事になる。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
+
:また、マジンカイザーはデザインのみがOVA版へ変更されている。
:パッケージイラストにマジンガーZが描かれているが、スペースの関係かスクランダーが付いていない。
+
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
:序盤から中盤にかけてマジンカイザーが離脱する為、甲児を使っていればマジンガーZの出番は回ってくるだろう。
+
:本作では甲児は最初からマジンカイザーに乗っているが、序盤にカイザーからマジンガーZに乗り換える。カイザーは中盤に再び入手し、後半に強化イベントが入る。
 +
:パッケージイラストに描かれているマジンガーZはスペースの関係かスクランダーが省略されている。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:BGMに久々にOPが採用された。『マジンガーZ』名義で参戦しているのは甲児とさやかのみだが、顔グラフィックが新規に書き起こされている。
+
:BGMに久々にOPが採用された。既にDr.ヘル一味は壊滅しているので『マジンガーZ』名義で参戦しているのは甲児とさやかのみだが、顔グラフィックが新規に書き起こされている。
:TV版の出番はZシリーズでは本作のみだが、スタッフのこだわりを感じる戦闘グラフィックは必見。
+
:中盤で[[百鬼帝国]]に占拠された[[光子力研究所]]を奪還するべく大規模な作戦が展開される。パリンと割れる事で有名なバリアが強化されていた。
 +
:甲児は序盤に[[ダブルスペイザー]]に乗った状態で登場するが、前述の[[光子力研究所]]を奪還するシナリオで[[マジンガーZ]]と[[弓さやか|さやか]]がようやく参入する。
 +
:Zシリーズでの出番は本作のみだが、スタッフのこだわりを感じる戦闘グラフィックは必見。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
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:
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]
:
+
:第1部序盤で甲児たちが鉄也たちとの二択で地上から宇宙に飛ばされる。この選択は攻略難易度や隠し要素にも関わってくるので慎重に選ぶこと。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:
+
:第1部の序盤の二択になる要素はリメイク前と同じだが、変更された隠し要素を意識するなら甲児たちを宇宙に送ったほうが良い。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
:
  −
  −
=== Scramble Commanderシリーズ ===
  −
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
  −
:
  −
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
   
:
 
:
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
:
+
:本編終了後参戦。既にDr.ヘルは死亡し[[地獄大元帥]]になっており、[[ミネルバX]]登場以外特に原作要素はない。
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
:
+
:本編終了後参戦。地獄大元帥すら登場せず、[[妖機械獣]]が[[ミケーネ帝国]]のザコとして登場するに留まる。
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
:
+
:グレート共々本編終了後参戦。
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:マジンガー系が本作のみでの参戦は『新』以来(しかもDr.ヘル打倒後のため、第91話と最終話の間の時系列というかなり特殊な状態である)。『Z』に引き続き、戦闘グラフィックが非常に凝っている。
+
:マジンガー系が本作のみでの参戦は『新』以来。Dr.ヘル打倒後のため、時系列は第91話と最終話の間というかなり特殊な状態である。『Z』に引き続き、戦闘グラフィックが非常に凝っている。
 
:[[マジンガーZ]]の性能は序盤だといまひとつだが、中盤のイベントで強化されれば本領発揮といわんばかりに活躍できる。
 
:[[マジンガーZ]]の性能は序盤だといまひとつだが、中盤のイベントで強化されれば本領発揮といわんばかりに活躍できる。
 +
 +
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 +
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
 +
:味方ユニットとしての登場は甲児とマジンガーZのみ。装甲値が全味方ユニット中トップなので活躍させやすい。
 +
:本作オリジナルの機械獣として[[フラグメント]]が登場する。
 +
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
 +
:前作でのBGMは「Zのテーマ」だったが、本作では久々にOPがBGMとして採用された。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦]]
 
;[[スーパーロボット大戦]]
:
+
:初参戦作品。
 +
:マジンガー系ユニットを[[主人公|ヒーロー]]に選択した際には、[[精神コマンド]]選択時に「[[正義]]」「[[愛]]」「[[友情]]」が出やすくなっているが、これはEDテーマ「ぼくらのマジンガーZ」の歌詞'''「三つの心で呼ぶのなら、正義と愛と友情と」'''が元ネタ。
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
:[[マジンガー]]系は本作のみの参戦。
+
:[[マジンガー]]系で唯一の参戦。分岐では意外にも宇宙へ進むが、気密性の問題からかダイアナンAが登場せず、ボスボロットは宇宙向けに改造された[[スーパーボスボロット]]として登場する。
 +
:また、[[マジンパワー]]が本作で初めて実装された。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
:
+
:敵は[[ミケーネ帝国|ミケーネ]]なのだが、甲児などの設定は「Z」のストーリー開始直後の時間軸という変わった構成。甲児の宿敵も[[地獄大元帥]]となる。登場自体は非常に早い。
 +
:アニメ終盤に登場したゲストキャラの[[エリカ (マジンガー)|エリカ]]が初参戦。2021年現在、以降の作品には登場していない。
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
:
+
:本編終了後。本作のマジンガー系は劇場版とグレンダイザーの再現がメインとなっている。
 +
:甲児の設定はグレンダイザ-に準拠しているが、グラフィックは従来と変わらず羽根章悦氏のものを使用している。
 +
:BGMとしてED曲の「ぼくらのマジンガーZ」が採用された。
 
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
 
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
:
+
:原作終了後の設定で甲児とさやかとボスが序盤から登場する。純粋なTV版設定での登場は2020年現在、本作が最後となる。
 +
:[[ダイアナンA]]が体系のみならず顔つきまで大きくディフォルメされている([[ビューナスA]]も同様)。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:機体はTV版設定で、キャラクターはTV版とOVA版の設定が混在している。
+
:機体はTV版設定だが、キャラクターなどは後述のようにTV版とOVA版の設定が混在しており、参戦クレジットが正式にOVAと並んだのは今作が初。
:本作では機械獣がスーパー系作品の敵役として使われる事が多い。
+
:OVAを意識したのか、[[アフロダイA]]が久々に登場した一方で、OVAには出演していない[[ブロッケン伯爵]]が久々に登場している。
 +
:なぜか[[あしゅら男爵]]が[[STAR DRIVER 輝きのタクト|綺羅星十字団]]の面子と濃厚なクロスオーバーを繰り広げているのも見所。
 +
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 +
:TV版は未参戦で、OVA版のみの参戦。だがシナリオ展開や武装などに、TV版の要素が多く含まれている。
    
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
437行目: 463行目:  
|-
 
|-
 
!18
 
!18
|血のギャング海賊グロッサム!||[[グロッサムX2]]||||
+
|海のギャング海賊グロッサム!||[[グロッサムX2]]||||
 
|-
 
|-
 
!19
 
!19
557行目: 583行目:  
|-
 
|-
 
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|前線基地 地獄城!!||ジャイアンF3<br />タイターンG9||||
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|前線基地 地獄城!!||ジャイアンF3<br />[[タイターンG9]]||||
 
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|ラスト・チャンス!! Dr.ヘル死の決戦!!||[[ハリビューンV6]]<br />サイガO3||Dr.ヘルとの決着が付く、事実上の最終回||
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|ラスト・チャンス!! Dr.ヘル死の決戦!!||[[ハリビューンV6]]<br />サイガO3||Dr.ヘルとの決着が付く<br />事実上の最終回||
 
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|デスマッチ!!<br />甦れ我等のマジンガーZ!!||[[戦闘獣]][[グラトニオス]]<br />ビラニアス登場。||事実上の「[[グレートマジンガー]]」第1話||
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|デスマッチ!!<br />甦れ我等のマジンガーZ!!||[[戦闘獣]][[グラトニオス]]<br />戦闘獣ビラニアス||事実上の<br />『[[グレートマジンガー|グレート]]』第1話||
 
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== 余談 ==
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* 2022年11月には[[声優:関智一|関智一]]氏が主催する劇団ヘロヘロQカムパニーにて、本作を原作とする舞台「立て!マジンガーZ!!」が上演。本作の[[兜甲児]]役には、[[声優:石丸博也|石丸博也]]氏・[[声優:山口勝平|山口勝平]]氏・[[声優:赤羽根健治|赤羽根健治]]氏・[[声優:森久保祥太郎|森久保祥太郎]]氏といった、歴代の兜甲児声優がキャスティングされており、日替わりで担当する。甲児役の役者がそれぞれのアフレコ音声に合わせて演じるといった形式だったが、森久保氏は特別出演として、最終公演のみ声だけでなく[[実写]]でも演じた。
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*放送50周年にあたる2022年は[[マジンガーシリーズ]]に関わってきた大竹宏氏、渡辺宙明氏、水木一郎氏、桜多吾作氏が相次いで死去した。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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=== [[Blu-ray]] ===
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*劇場版
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=== [[DVD]] ===
 
=== [[DVD]] ===
 
*DVD-BOX
 
*DVD-BOX
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=== 漫画版 ===
 
=== 漫画版 ===
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=== 楽曲関連 ===
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=== レンタルビデオ・動画配信 ===
 
=== レンタルビデオ・動画配信 ===
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|+ 動画配信
 
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