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| === キャラクターの総評 === | | === キャラクターの総評 === |
− | (コウの視点から見れば)マイペースな言動および終盤の一連の行動やOVA版(劇場版ではカットされた)ラストシーンでの戸惑うようにコウに名前を呼ばれただけ(なお、コウがニナの行為を許したかどうか不明瞭なまま)なのにも関わらず(多少の葛藤こそ見せたものの)笑顔でコウを迎えるという行為から、ニナは一部視聴者から「悪女」<ref>なお、『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]]』製作当初は、ニナと[[アナベル・ガトー|ガトー]]との間に何の関係も無かったのだが、'''製作中に「ニナはガトーとは元恋人の関係であった」という設定が後付けされてしまった'''。この事もまた、ニナが一部視聴者から「悪女」というレッテルを張られてしまう原因になっている。</ref>と揶揄される事も少なくない。
| + | (コウの視点から見れば)マイペースな言動および終盤の一連の行動やOVA版(劇場版ではカットされた)ラストシーンでの戸惑うようにコウに名前を呼ばれ笑顔を向けられたのに対して、多少の葛藤こそ見せたものの笑顔を返し無言でコウを迎えるという行為から、ニナは一部視聴者から「悪女」と揶揄される事も少なくない。 |
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− | ただし、[[小説|小説版]]においては'''「(ニナは)コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、(あえて)コウに銃を向けた」'''という解釈がなされている。この小説版の解釈が『0083』の監督の思惑と一致しているか否かは不明であるが、OVAでは直後にガトーとの間に「大体の事情は察した。ならばなおのこと、私を放って置いて欲しかった」「私にはこうする他なかったわ」とのやり取りがある。 | + | ただし、[[小説|小説版]]においては'''「(ニナは)コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、(あえて)コウに銃を向けた」'''という解釈がなされている。この小説版は作品を通しての監督である今西氏<ref>OVA2話-13話、劇場版。ニナの設定と行為は監督が交代した影響という説が流布されているが、今西氏はそもそもずっと関わっており、また共同監督の加瀬充子氏が降板したのはニナとガトー、ケリィに親交があったことが描写される7話より後なため、信ぴょう性に欠ける。</ref>が直接監修しており、おおよその意図は一致していると思われる。またOVAでは直後にガトーとの間に「大体の事情は察した。ならばなおのこと、私を放って置いて欲しかった」「私にはこうする他なかったわ」とのやり取りがある。 |
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| 上記のやり取りでのニナはガトーの察した事情を否定せずにいることから、「コウへの思いは本物であるが、何らかの事情を持ってガトーを助けた」と取ることも出来る。したがって、小説版と同様の解釈はある程度本編からのみでも導き出すことは出来る。 | | 上記のやり取りでのニナはガトーの察した事情を否定せずにいることから、「コウへの思いは本物であるが、何らかの事情を持ってガトーを助けた」と取ることも出来る。したがって、小説版と同様の解釈はある程度本編からのみでも導き出すことは出来る。 |
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| :[[ミデア]]の[[パイロット]]で登場する場面もある。一方、[[プレイステーション|PS版]]では[[連邦兵]]がニナの代わりにミデアのパイロットになっている。 | | :[[ミデア]]の[[パイロット]]で登場する場面もある。一方、[[プレイステーション|PS版]]では[[連邦兵]]がニナの代わりにミデアのパイロットになっている。 |
| ;[[スーパーロボット大戦EX]] | | ;[[スーパーロボット大戦EX]] |
− | :パイロットではないが、召喚に巻き込まれる。コウ、ガトーと共に自軍に合流するが、その際は何故か'''ガトーのGP-02Aに同乗していた'''ためプレイヤーから散々にツッコまれた。ガトーに靡いてる様子も見せたが、出番は少ない。 | + | :パイロットではないが、召喚に巻き込まれる。コウ、ガトーと共に自軍に合流するが、その際はGP-01に同乗していた。ガトーに靡いてるような様子も見せたが、出番は少ない。 |
| ;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) | | ;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) |
| :序盤にアストナージと共に[[ロンド・ベル]]隊に合流する。[[Sガンダム]]の説明等で出番はそこそこあるが、シナリオによってはオペレーターの役割も務める。 | | :序盤にアストナージと共に[[ロンド・ベル]]隊に合流する。[[Sガンダム]]の説明等で出番はそこそこあるが、シナリオによってはオペレーターの役割も務める。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[アナベル・ガトー]] | | ;[[アナベル・ガトー]] |
− | :元彼。実は、'''「ガトーとの元恋人設定は後付け」'''である。 | + | :元彼。 |
| ;[[コウ・ウラキ]] | | ;[[コウ・ウラキ]] |
| :今彼。 | | :今彼。 |
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| ;「誰よ!?」 | | ;「誰よ!?」 |
| :第1話で[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]に勝手に乗り込む[[アナベル・ガトー|ガトー]]の姿を目撃した際の台詞。 | | :第1話で[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]に勝手に乗り込む[[アナベル・ガトー|ガトー]]の姿を目撃した際の台詞。 |
− | :「元恋人の姿を見て気が付かないのは如何なものか?」と問いたくなるが、'''「ガトーとの元恋人設定は後付設定」'''であるため、ある意味仕方が無い。 | + | :「元恋人の姿を見て気が付かないのは如何なものか?」と問いたくなるが、設定製作の武井良幸氏によると、「ニナの位置からは試作2号機のハッチが見えていなかった」との事。[[小説|小説版]]ではわかりやすくするためか「ガトーが最初からヘルメットを着用していた為」と修正されている。絵面ではわかりにくいが実際にこのシーンでは二人の間にはかなりの距離があり、アニメの場面カットの都合で視聴者に誤解を与えてしまったのだと思われる。またこの後の話でガトーが無線越しに名乗った時にニナが息をのむシーンがあり、設定上はここで気づいたということらしい。 |
− | :ちなみに設定製作の武井良幸氏によると、「ニナの位置からは試作2号機のハッチが見えていなかった」との事。[[小説|小説版]]では「ガトーが最初からヘルメットを着用していた為」と修正されている。
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| ;「''いやぁぁぁ~!! 私のガンダムが!''」 | | ;「''いやぁぁぁ~!! 私のガンダムが!''」 |
| :[[コウ・ウラキ|コウ]]の乗り込んだ[[ガンダム試作1号機|試作1号機]]とガトーに強奪された試作2号機が戦うことになってしまった時に発した台詞。 | | :[[コウ・ウラキ|コウ]]の乗り込んだ[[ガンダム試作1号機|試作1号機]]とガトーに強奪された試作2号機が戦うことになってしまった時に発した台詞。 |
− | :ニナを象徴する名(迷?)台詞である。余談だが、[[機動戦士ガンダム00|後年の作品]]において[[ネーナ・トリニティ|ある女性パイロット]]が同様の台詞を吐いている。 | + | :ニナを象徴する名(迷?)台詞である。一応、ニナは若くして開発設計に深くかかわる才媛であり、愛着があったのは事実だろうが。余談だが、[[機動戦士ガンダム00|後年の作品]]において[[ネーナ・トリニティ|ある女性パイロット]]が同様の台詞を吐いている。 |
| ;「私…自分をコントロール出来ない人は嫌いです!」 | | ;「私…自分をコントロール出来ない人は嫌いです!」 |
| :第4話でコウが搭乗した[[コアファイター]]の帰艦を妨害し、コウに負けた事を酒を飲みすぎた所為と言い訳する[[ベルナルド・モンシア|モンシア]]への台詞。 | | :第4話でコウが搭乗した[[コアファイター]]の帰艦を妨害し、コウに負けた事を酒を飲みすぎた所為と言い訳する[[ベルナルド・モンシア|モンシア]]への台詞。 |
− | :しかし、ニナの(コウの視点から見れば)マイペースな言動および終盤での[[裏切りイベント|行動]]を鑑みると、彼女自身も他人様の事は言えないだろう…。
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| ;「忘れたいのよ…この悪寒を…」 | | ;「忘れたいのよ…この悪寒を…」 |
| :第10話でかつての恋人ガトーとコウが死闘を繰り広げている現実を受けた後の台詞。 | | :第10話でかつての恋人ガトーとコウが死闘を繰り広げている現実を受けた後の台詞。 |
| ;「コウ、そういうことじゃないのよ……」 | | ;「コウ、そういうことじゃないのよ……」 |
− | :ラストのコロニー制御室内、あくまでもガトーと戦おうとするコウに対しての台詞。 | + | :ラストのコロニー制御室内、あくまでもガトーと戦おうとするコウに対しての台詞。ルナリアンであり、戦争とは縁遠い部分のあるニナと二人の意識の違いを表している。 |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |