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5行目: − 舞台は22世紀（2100年代）の「デロイア」という地球の植民惑星で、この惑星の独立運動を主体とした物語が展開し、登場人物も子供よりは大人の方が多く登場するなど、ロボットアニメでありながら「政治劇」がメインに描かれた異色の作品である。主人公機のダグラムが7話で登場したり、複雑な人間模様に加え、主人公がいくら活躍しても戦争の大局に影響を与えないという前代未聞のストーリーで、当初は子供向けでないと批判もあったが、『'''少数の理想に燃えた集団が命をかけて戦い、メディアによって英雄と祭り上げられても、なお歴史の大局を動かすことなどできない'''』『'''戦争は政治で決まる'''』という残酷な現実を描いた部分を評価する声もあった。+ − − もっとも「CB（コンバット）アーマー」と呼ばれる登場するロボットの方も決して目立たないわけではなく、「ダグラム」をはじめとして、印象的なものが多い。
→概要
高橋良輔監督が初めて制作に関わったロボットアニメ作品<ref>監督クレジットは第31話までは神田武幸氏との連名で、第32話以降は高橋氏が次回作『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の立ち上げにより監督職を離れたため神田氏のみのクレジットとなる。</ref>。プラモデル等玩具の売り上げ好調につき当初は4クールの放送予定が放送延長となり、6クールにもわたる全75話もの話数を誇る大作となった。これは、サンライズのオリジナル作品の中では最長の総話数であり、現在もなお記録は破られていない。
高橋良輔監督が初めて制作に関わったロボットアニメ作品<ref>監督クレジットは第31話までは神田武幸氏との連名で、第32話以降は高橋氏が次回作『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の立ち上げにより監督職を離れたため神田氏のみのクレジットとなる。</ref>。プラモデル等玩具の売り上げ好調につき当初は4クールの放送予定が放送延長となり、6クールにもわたる全75話もの話数を誇る大作となった。これは、サンライズのオリジナル作品の中では最長の総話数であり、現在もなお記録は破られていない。
舞台は22世紀（2100年代）の「デロイア」という地球の植民惑星で、この惑星の独立運動を主体とした物語が展開し、登場人物も子供よりは大人の方が多く登場するなど、ロボットアニメでありながら「政治劇」がメインに描かれた異色の作品である。もっとも「CB（コンバット）アーマー」と呼ばれる登場するロボットの方も決して目立たないわけではなく、「ダグラム」をはじめとして、印象的なものが多い。
1話から主人公機のダグラムが既に破壊された状態で登場し、'''「鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は二度と火を噴く事はない。鉄の戦士は死んだのだ。狼も死んだ、獅子も死んだ。心に牙を持つ者は、全て逝ってしまった…。」'''と、既にバッドエンドを想起させる演出も話題となった。
1話から主人公機のダグラムが既に破壊された状態で登場し、'''「鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は二度と火を噴く事はない。鉄の戦士は死んだのだ。狼も死んだ、獅子も死んだ。心に牙を持つ者は、全て逝ってしまった…。」'''と、既にバッドエンドを想起させる演出も話題となった。
劇場用作品の『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』や『チョロQダグラム』も公開されており、『[[戦闘メカ ザブングル|ザブングル グラフィティ]]』と併映された。『ドキュメント』は本編を劇場用に再編集・新作カットを加えたものであるのに対して、『チョロQダグラム』は[[スーパーデフォルメ|SD]]化したキャラクターがドタバタ劇を繰り広げる短編ギャグ作品に仕上がっている。
劇場用作品の『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』や『チョロQダグラム』も公開されており、『[[戦闘メカ ザブングル|ザブングル グラフィティ]]』と併映された。『ドキュメント』は本編を劇場用に再編集・新作カットを加えたものであるのに対して、『チョロQダグラム』は[[スーパーデフォルメ|SD]]化したキャラクターがドタバタ劇を繰り広げる短編ギャグ作品に仕上がっている。