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| [[銀河烈風隊]]の中でも突出した剣の腕前を誇り(一方で銃捌きも相当にこなす)、かつバイクのテクニックも持っていたことから、[[バクシンガー]]のコアとなるトライク「レップーン」と、[[合体]]後のバクシンガーのメインパイロットを務める。自身の剣の腕を鼻にかける若さもあるが、戦いを離れれば物静かで礼儀正しい好青年であり、「イノケンチ・フランチェスコ」の洗礼名を持つ敬虔なクリスチャンでもある。そのため、戦士としての自分の生き方には葛藤を持ちながら生きている。烈風隊の中では、規律一本槍のシュテッケンと若い隊士との間に入り潤滑油の役目を果たしていた。 | | [[銀河烈風隊]]の中でも突出した剣の腕前を誇り(一方で銃捌きも相当にこなす)、かつバイクのテクニックも持っていたことから、[[バクシンガー]]のコアとなるトライク「レップーン」と、[[合体]]後のバクシンガーのメインパイロットを務める。自身の剣の腕を鼻にかける若さもあるが、戦いを離れれば物静かで礼儀正しい好青年であり、「イノケンチ・フランチェスコ」の洗礼名を持つ敬虔なクリスチャンでもある。そのため、戦士としての自分の生き方には葛藤を持ちながら生きている。烈風隊の中では、規律一本槍のシュテッケンと若い隊士との間に入り潤滑油の役目を果たしていた。 |
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− | なお、OPでも見られる人差し指と中指をクロスさせるハンドサインは劇中では第1話で[[ライラ・峰里]]との初対面時にやりだしたもので、その際「親父から教わった願いの叶うおまじない」と話している。<ref>これは元来、実際に欧米圏で使われるもので「フィンガーズクロス」などと称する。</ref> | + | なお、OPでも見られる人差し指と中指をクロスさせるハンドサインは劇中では第1話で[[ライラ・峰里]]との初対面時にやりだしたもので、その際「親父から教わった願いの叶うおまじない」と話している。<ref>これは元来、実際に欧米圏で使われるもので「フィンガーズクロス」などと称する。</ref>この他家族構成については、原作劇中の発言から姉がいることがわかる。 |
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| モチーフとなった沖田総司が結核を患いながら戦い続けたように、彼もまた眼病に冒されながらも戦場を離れず、遂には失明してしまう。しかし、失明した事によって自然と身に着けた心眼と、頭部に装着したハイパーセンサーを駆使する事により、剣術の腕は失明以前にも増して冴え渡り、シュテッケンをして「化け物」と言わしめた。 | | モチーフとなった沖田総司が結核を患いながら戦い続けたように、彼もまた眼病に冒されながらも戦場を離れず、遂には失明してしまう。しかし、失明した事によって自然と身に着けた心眼と、頭部に装着したハイパーセンサーを駆使する事により、剣術の腕は失明以前にも増して冴え渡り、シュテッケンをして「化け物」と言わしめた。 |
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| :なおキャシーは[[オズマ・ドラーゴ|地震の噂(デマ)]]に動じることなく避難せずゴーショシティに居残っていたため、佐馬が行かなければ戦渦に巻き込まれあわやとなるところであった。 | | :なおキャシーは[[オズマ・ドラーゴ|地震の噂(デマ)]]に動じることなく避難せずゴーショシティに居残っていたため、佐馬が行かなければ戦渦に巻き込まれあわやとなるところであった。 |
| ;「リリィさん…リリィさん! こんなとこへ来ちゃいけない…! 無茶だ!!」 | | ;「リリィさん…リリィさん! こんなとこへ来ちゃいけない…! 無茶だ!!」 |
− | :第26話。目の病状が悪化し、遂に視力をほとんど失ってしまう。シンクロン合身の練習に失敗し、病院へと担ぎ込まれた後、リリィの夢にうなされ、目が覚めた後に宇宙港までリリィを迎えに行って欲しいと皆にせがんだ。 | + | :第26話。熱病が再発した結果、遂に視力を喪失。シンクロン合身の練習に失敗し、病院へと担ぎ込まれた後、リリィの夢にうなされて。目が覚めた後には宇宙港までリリィを迎えに行って欲しいと皆にせがんだが、その後には本当にリリィがスリーJに連れられてバクシンバードに訪ねて来たため、一同は狐につままれたような驚きようであった。 |
| ;「いつか、こうなる事は薄々感づいてはいました…でも、まさか」<br />ライラ「ビリー…!あなた、こうなる事は覚悟していたの?」<br />「ええ、正直言って怖かった…。でも、バクシンバードの艦橋にぶつかりそうになった時、僕は咄嗟に目を閉じた。そしたら、途端に周りが見えてきたんです! コウモリが、四方に波長を出して本能的に知るでしょ…多分あの感じだと思う。指の先に目ができたように、レップーンの操作は自然に手が動いた。今まで見えないものを見ようと無理してきたから苦しかった…でも、今は多分自然に動けるはずです」<br />ディーゴ「士郎、お前なんて奴だ…それで平気なのか」<br />「平気なわけがないでしょ。多分ディーゴの顔も、シュテッケンの顔も、素敵なライラさんや、寂しがり屋の佐馬さんや、生意気なジャッキーや、かわいいファンファンや、隊士たちの顔も、二度と見られないかもしれない…。でも、僕にはみんなの一番良い時の顔がいつだって見れますよ。それより銀河烈風の一員として、みんなと一緒に戦えなくなることが辛かった。でも、もう大丈夫です! さっき着地したときは嬉しくて、体中が熱くなってみっともない気絶をしてしまったけど、もう戦えます」 | | ;「いつか、こうなる事は薄々感づいてはいました…でも、まさか」<br />ライラ「ビリー…!あなた、こうなる事は覚悟していたの?」<br />「ええ、正直言って怖かった…。でも、バクシンバードの艦橋にぶつかりそうになった時、僕は咄嗟に目を閉じた。そしたら、途端に周りが見えてきたんです! コウモリが、四方に波長を出して本能的に知るでしょ…多分あの感じだと思う。指の先に目ができたように、レップーンの操作は自然に手が動いた。今まで見えないものを見ようと無理してきたから苦しかった…でも、今は多分自然に動けるはずです」<br />ディーゴ「士郎、お前なんて奴だ…それで平気なのか」<br />「平気なわけがないでしょ。多分ディーゴの顔も、シュテッケンの顔も、素敵なライラさんや、寂しがり屋の佐馬さんや、生意気なジャッキーや、かわいいファンファンや、隊士たちの顔も、二度と見られないかもしれない…。でも、僕にはみんなの一番良い時の顔がいつだって見れますよ。それより銀河烈風の一員として、みんなと一緒に戦えなくなることが辛かった。でも、もう大丈夫です! さっき着地したときは嬉しくて、体中が熱くなってみっともない気絶をしてしまったけど、もう戦えます」 |
| :同上。視力を失いながらも天性のものか直観力で周囲の環境を感じ取って不時着に成功したと打ち明け、この感覚があれば引き続き戦えると、銀河烈風隊の一員としてなお戦い続ける姿勢を見せる。たとえ決して目に光は戻らないとしても。 | | :同上。視力を失いながらも天性のものか直観力で周囲の環境を感じ取って不時着に成功したと打ち明け、この感覚があれば引き続き戦えると、銀河烈風隊の一員としてなお戦い続ける姿勢を見せる。たとえ決して目に光は戻らないとしても。 |
| ;「シュテッケン!僕は絶対に隊列を離れない。僕がやせ我慢の強がりかどうか、試してみるといい!」<br>「…シュテッケン、遠慮しましたね? 僕が敵だったらどうします。気迫を失った剣は既に負けている…あなたに教わった剣の奥義です」 | | ;「シュテッケン!僕は絶対に隊列を離れない。僕がやせ我慢の強がりかどうか、試してみるといい!」<br>「…シュテッケン、遠慮しましたね? 僕が敵だったらどうします。気迫を失った剣は既に負けている…あなたに教わった剣の奥義です」 |
| :その姿勢にシュテッケンは強がりと断じ、オフス星の病院へ入院させようとするが士郎の決意は固く、剣を抜き目が見えぬとは思えない冴えで彼を圧倒した。 | | :その姿勢にシュテッケンは強がりと断じ、オフス星の病院へ入院させようとするが士郎の決意は固く、剣を抜き目が見えぬとは思えない冴えで彼を圧倒した。 |
− | ;「ああ、リリィ…好きです」 | + | ;「泣かないでください。見たとおりです。悲しくないと言ったら嘘になります…でも、僕は本当に見えなくなったことで、色んな迷いが吹っ切れたような気がします」 |
− | :同上。目のことについて直に伝えに来たリリィに向け笑顔を見せてといった後、二人は結ばれる。 | + | :目のことについて直に伝えにやってきたリリィを自室に招いての開口一番の言葉。彼女を悲しませまいとしてか、弱気な素振りは見せないよう努めた様子。 |
| + | ;「姉が、よく言っていました…人間何が起こるかわからない。誰かを恨んで生きるより、なすがままに、いつも笑顔で生きなさいって…」<br />リリィ「いつも、笑顔で…」<br />「姉は、昔流行った、『星影のララバイ』という歌が好きでした。君の笑顔は、ミルキーウェイの安らぎ… お願いです、そんな顔をしないで、笑顔を見せてください」 |
| + | :父・Dr.ディネッセンの最終診断がつき、それが通信で済ませられる内容ではないと自ら伝えるよう言い遣ってきたものの、このような結果になってしまったと悲観するリリィ。士郎は姉の言葉を思い出し、その姉が好きだったという歌のフレーズを引用して彼女を励ます。 |
| + | :なおこの『星影のララバイ』とは前作『[[銀河旋風ブライガー]]』の曲(歌:山形ユキオ)だが、この場面でも挿入歌として流れるニクい演出となっている。 |
| + | ;リリィ「…! あたし、このままお傍にいていいですか…?」<br />「あ…リリィ…」<br />「好きです…」 |
| + | :同上。その言葉にリリィは目の見えぬ士郎にその手を重ね、共にあることを願う。士郎もそれに応え、二人は結ばれる…。 |
| ;「許せない…断じて許せん!!」 | | ;「許せない…断じて許せん!!」 |
| :殺し屋を雇ってオズマ達を[[暗殺]]させ、佐馬までも殺したジル・クロードに止めを刺すときの台詞。本来は慈悲深い一面を持つビリー本人も、こればかりは無慈悲な一面を見せた。 | | :殺し屋を雇ってオズマ達を[[暗殺]]させ、佐馬までも殺したジル・クロードに止めを刺すときの台詞。本来は慈悲深い一面を持つビリー本人も、こればかりは無慈悲な一面を見せた。 |