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| == 概要 == | | == 概要 == |
| === [[機動戦士ガンダムF91]] === | | === [[機動戦士ガンダムF91]] === |
− | 没落貴族のシャル家出身。
| + | 没落貴族のシャル家出身。コスモ貴族主義を掲げるロナ家に協力して[[クロスボーン・バンガード]]の一員となった。 |
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− | コスモ貴族主義を掲げるロナ家に協力して[[クロスボーン・バンガード]]の一員となった。
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| エリート選抜[[モビルスーツ]]部隊「黒の戦隊(ブラック・バンガード)」を率いるまでに成り上がった彼を偏見の目で見るものも少なくないが、パイロットとしての実力でのし上がったことも描写されている。 | | エリート選抜[[モビルスーツ]]部隊「黒の戦隊(ブラック・バンガード)」を率いるまでに成り上がった彼を偏見の目で見るものも少なくないが、パイロットとしての実力でのし上がったことも描写されている。 |
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| 彼の掲げる貴族主義は「強き者が支配する」と考えており、マイッツアー・ロナの掲げる「優れた人種によって支配する」とは異なっており、ザビーネはロナ家の皇女[[セシリー・フェアチャイルド|ベラ・ロナ]](セシリー)が相応しいと考えていたようだ。また、戦闘に対しては正々堂々とした戦いをするが、相手の命を奪う手段は問わず、彼を慕った[[アンナマリー・ブルージュ]]の心の弱みをさらけ出して殺している(彼曰く「感情を制御できない人類はゴミと教えたはずだがな」)。 | | 彼の掲げる貴族主義は「強き者が支配する」と考えており、マイッツアー・ロナの掲げる「優れた人種によって支配する」とは異なっており、ザビーネはロナ家の皇女[[セシリー・フェアチャイルド|ベラ・ロナ]](セシリー)が相応しいと考えていたようだ。また、戦闘に対しては正々堂々とした戦いをするが、相手の命を奪う手段は問わず、彼を慕った[[アンナマリー・ブルージュ]]の心の弱みをさらけ出して殺している(彼曰く「感情を制御できない人類はゴミと教えたはずだがな」)。 |
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− | 幾度となく、[[シーブック・アノー|シーブック]]の搭乗する[[ガンダムF91]]と交戦するが、その後、ベラ・ロナが離反し、さらに[[カロッゾ・ロナ]]の[[バグ (メカ)|バグ]]による無作為な殺戮を許せなかった彼は、本作ラストシーンから暫くした後にクロスボーン・バンガードを離反した(それまでの間に何度もシーブックと戦闘していた模様)。
| + | その後、ベラ・ロナが離反し、さらに[[カロッゾ・ロナ]]の[[バグ (メカ)|バグ]]による無作為な殺戮を許せなかった彼は、本作ラストシーンから暫くした後にクロスボーン・バンガードを離反した(それまでの間に何度もシーブックと戦闘していた模様)。 |
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| + | なお、意外な事に映画本編では一度もシーブックと戦闘していない(漫画版では黒の部隊共々シーブックと交戦している)。 |
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| === [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] === | | === [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] === |
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| ;「なら難民船1隻くらい見逃せよ。彼奴の母艦かもしれんしな・・・」<br />「いや、いい。ドレル大隊と合流して凱旋するぞ」 | | ;「なら難民船1隻くらい見逃せよ。彼奴の母艦かもしれんしな・・・」<br />「いや、いい。ドレル大隊と合流して凱旋するぞ」 |
| :上記に続くF91本編におけるザビーネ最後の台詞。不要な殺生はしないという騎士道精神だけではなく、おそらく鉄仮面を討ってくれたシーブックへの礼や配慮もあったのだろう。なおこの際一瞬だが穏やかな頬笑みを見せているが、この笑みはセシリーの身を案じてのことか、あるいはシーブックへの感謝か。少なくともこの時点では10年後の末路は想像しづらい。 | | :上記に続くF91本編におけるザビーネ最後の台詞。不要な殺生はしないという騎士道精神だけではなく、おそらく鉄仮面を討ってくれたシーブックへの礼や配慮もあったのだろう。なおこの際一瞬だが穏やかな頬笑みを見せているが、この笑みはセシリーの身を案じてのことか、あるいはシーブックへの感謝か。少なくともこの時点では10年後の末路は想像しづらい。 |
| + | ;「ベラ=ロナさま、いまです! そやつをぶっとばしてくださいッ!!!」<br>「フハハハ…そうとも。そのおかたこそ コスモ=バビロニアの女王ベラ=ロナさまだーーーッ!!!」 |
| + | :漫画版にて、F91と交戦した際に[[ベルガ・ギロス]]の左腕を失うなど、圧倒されるがシーブックに気づいたセシリーを見て、トドメを指すように進言。動揺するシーブックに対して高らかに叫ぶが直後にセシリーから威嚇射撃を受け撤退する。 |
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| === [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] === | | === [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] === |
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| :『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』にて。やはりカロッゾは信用できない模様。 | | :『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』にて。やはりカロッゾは信用できない模様。 |
| ;「強化しても、感情をおさえきれんとはな・・・。この男も、それだけの男か」<br />「貴様には、もうつきあいきれん。DCも、もう終わりだ。私は降ろさせてもらう」 | | ;「強化しても、感情をおさえきれんとはな・・・。この男も、それだけの男か」<br />「貴様には、もうつきあいきれん。DCも、もう終わりだ。私は降ろさせてもらう」 |
− | :『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』にて追加されたステージ「救出」より。人質を取る卑劣な作戦を展開した挙句、人質を解放されてしまい激昂する醜態に嫌気が指し、ザビーネはこのセリフの後カロッゾを見限りDCから離脱した。先述の台詞も合わせて、同作のザビーネは原作(特にクロスボーンガンダム時代)を知らない潔さとモラルを持った良い人のように見えてしまう。 | + | :『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』にて追加されたステージ「救出」より。人質を取る卑劣な作戦を展開した挙句、人質を解放されてしまい激昂する醜態に嫌気が指し、ザビーネはこのセリフの後カロッゾを見限りDCから離脱した。先述の台詞も合わせて、同作のザビーネは原作(特にクロスボーンガンダム時代)を知らないと潔さとモラルを持った良い人のように見えてしまう。 |
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| ==== [[αシリーズ]] ==== | | ==== [[αシリーズ]] ==== |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
| ;[[ベルガ・ギロス]] | | ;[[ベルガ・ギロス]] |
− | : | + | :『F91』での愛機。 |
| ;[[デナン・ゲー]] | | ;[[デナン・ゲー]] |
| :[[ベルガ・ギロス]]が被弾してしまった後は黒の部隊仕様のこちらに搭乗していた。 | | :[[ベルガ・ギロス]]が被弾してしまった後は黒の部隊仕様のこちらに搭乗していた。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *当初は[[ジュドー・アーシタ]]役で知られる矢尾一樹氏がザビーネを演じる予定であったが、急遽ザビーネ役を梁田氏が演じることになってしまい、矢尾氏もラジオ番組「青春ラジメデニア」にて「僕が演じる予定だったのに、知らないうちに収録が終わっていた」と語っている。 | | *当初は[[ジュドー・アーシタ]]役で知られる矢尾一樹氏がザビーネを演じる予定であったが、急遽ザビーネ役を梁田氏が演じることになってしまい、矢尾氏もラジオ番組「青春ラジメデニア」にて「僕が演じる予定だったのに、知らないうちに収録が終わっていた」と語っている。 |
− | *演じている梁田清之氏だが、映画公開時の1990年は高音域を生かした二枚目キャラクターを演じることが多かったものの、収録当時の2000年代では低音を生かした演技にシフトしており、声質に大きな変化が見られる。ゲームをプレイした後で原作アニメをご覧になる際は注意されたし。ただし、同じように後年収録した[[リュウ・ドルク]]は当時に近い声域で演じているため、梁田氏が役作りの一環で演じ方を変えているという可能性もある。特に第2次αのザビーネはF91公開から10年後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』での参戦なので、低い声域で演じられた方が自然とも言えるだろう。 | + | *演じている梁田清之氏だが、映画公開時の1990年は高音域を生かした二枚目キャラクターを演じることが多かったものの、収録当時の2000年代では低音を生かした演技にシフトしており、声質に大きな変化が見られる。ゲームをプレイした後で原作アニメをご覧になる際は注意されたし。ただし、同じように後年収録した[[リュウ・ドルク]]は当時に近い声域で演じているため、梁田氏が役作りの一環で演じ方を変えているという可能性もある。特に『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』のザビーネは『F91』の時代から10年後となっているので、低い声域で演じられた方が自然とも言えるだろう。 |
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