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− 自らの研究を先の段階へと進めること以外は一切考慮の対象にはなく、全て自身の研究にとって有用であるか、有用であるとすればどのように研究に役立てられるかといった価値基準でしか判断を行わない冷酷な人物。その一方で、研究を進めるために試作実験機に成果をあげさせ、その結果を上層部に働きかけることで研究費を捻出したり、「研究とは評価する相手がいるから成り立つものであり、見せる相手のいない自己満足では駄目」と述べるなど、悪役(とまでは言い切れないものの、間違いなく良心的な人間ではない)の科学者としては世知に長けた一面も見られる。+
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[[ラズムナニウム]]と[[TEエンジン]]の開発者でもあり、二つの素材を用いたメンテナンスフリーの究極型とも言うべき機動兵器「[[MODEL-X]]」を開発するという同計画の最終目標に向け、日々研究に勤しんでいる。
[[ラズムナニウム]]と[[TEエンジン]]の開発者でもあり、二つの素材を用いたメンテナンスフリーの究極型とも言うべき機動兵器「[[MODEL-X]]」を開発するという同計画の最終目標に向け、日々研究に勤しんでいる。
自らの研究を先の段階へと進めること以外は一切考慮の対象にはなく、全て自身の研究にとって有用であるか、有用であるとすればどのように研究に役立てられるかといった価値基準でしか判断を行わない一方で、研究を進めるために試作実験機に成果をあげさせ、その結果を上層部に働きかけることで研究費を捻出したり、「研究とは評価する相手がいるから成り立つものであり、見せる相手のいない自己満足では駄目」と述べるなど、科学者としてはよく言えば世知に長けた、悪く言えば俗物な一面も見られる。
=== [[スーパーロボット大戦MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]) ===
=== [[スーパーロボット大戦MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]) ===
:MXとほとんど同じ立ち位置で登場。今回はアースクレイドルから「[[イーグレット・ウルズ|何か]]」と「[[イーグレット・フェフ|誰か]]」を回収しており、プロジェクトに使おうとしている。イェッツトの件もあってMX以上にマッドな印象だったが……
:MXとほとんど同じ立ち位置で登場。今回はアースクレイドルから「[[イーグレット・ウルズ|何か]]」と「[[イーグレット・フェフ|誰か]]」を回収しており、プロジェクトに使おうとしている。イェッツトの件もあってMX以上にマッドな印象だったが……
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
:MXと同様の立ち回り。今回はガイアセイバーズに所属し、ヒューゴを薬剤で釣って酷使する。丁度、MXにおけるゼーレの立ち位置がガイアセイバーズに変わっただけである。 ただ違うのはアルベロの弱味を握っているという点と[[ユーゼス・ゴッツォ|異星人]]に利用されているという点である。<br />外伝で見せた鬼畜っぷりに加えMXと比べてマッドサイエンティストな面が強調されているものの、MXであった各所への根回しや駆け引き上手な様子・強かさの描写が薄れており、彼以上に[[エルデ・ミッテ|遥かに上回るマッドな方]]の存在や[[アルテウル・シュタインベック|スポンサー]]の[[ユーゼス・ゴッツォ|正体]]があるため、どこか道化じみている印象がある。
:MXと同様の立ち回り。今回はガイアセイバーズに所属し、ヒューゴを薬剤で釣って酷使する。丁度、MXにおけるゼーレの立ち位置がガイアセイバーズに変わっただけである。 ただ違うのはアルベロの弱味を握っているという点と[[ユーゼス・ゴッツォ|異星人]]に利用されているという点である。
:>外伝で見せた鬼畜っぷりに加えMXと比べてマッドサイエンティストな面が強調されているものの、MXであった各所への根回しや駆け引き上手な様子・強かさの描写が薄れており、彼以上に[[エルデ・ミッテ|遥かに上回るマッドな方]]の存在や[[アルテウル・シュタインベック|スポンサー]]の[[ユーゼス・ゴッツォ|正体]]があるため、どこか道化じみている印象がある。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
:ヒューゴと同じく開発した機動兵器を与え(強奪させ)、ヒューゴの機体と争わせる。だが、アルベロもまた彼を利用する関係にあった。OGシリーズでは騙したことでアルベロに憎悪されることとなるが…。
:ヒューゴと同じく開発した機動兵器を与え(強奪させ)、ヒューゴの機体と争わせる。だが、アルベロもまた彼を利用する関係にあった。OGシリーズでは騙したことでアルベロに憎悪されることとなるが…。
;[[エルデ・ミッテ]]
;[[エルデ・ミッテ]]
:アルベロのパートナーに指名して、[[AI1]]の制御を任せる。最終的には利害が決定的に対立し、彼女に射殺される。<br />彼女に対するスタンスはMXとOGでかなり異なる。MXではある程度行動を予測し時に対策を採っていたが最終的にはその執着を読み切れなかった。対して、第2次OGでは警戒感すらほとんど抱いていない様子で、その行動を放置した結果意に沿わない数々の事態を招いてしまっている。
:アルベロのパートナーに指名して、[[AI1]]の制御を任せる。最終的には利害が決定的に対立し、彼女に射殺される。<ref>MXではある程度行動を予測し時に対策を採っていたが最終的にはその執着を読み切れなかったのに対して、OGでは警戒感すらほとんど抱いていない様子で、その行動を放置した結果意に沿わない数々の事態を招いてしまっている。</ref>
;[[ドナ・ギャラガー]]
;[[ドナ・ギャラガー]]
:プロジェクト初期段階の産物である「[[ウェンディゴ]]」の開発者。だが、試作段階で失敗し、彼女は追い落とされる。元は『OGクロニクル』が初出。
:プロジェクト初期段階の産物である「[[ウェンディゴ]]」の開発者。だが、試作段階で失敗し、彼女は追い落とされる。元は『OGクロニクル』が初出。
:同期。研究者としてはかなり先を行かれてしまったらしい。以前には腹の探り合いをしていたとか。
:同期。研究者としてはかなり先を行かれてしまったらしい。以前には腹の探り合いをしていたとか。
;[[ドゥバン・オーグ]]
;[[ドゥバン・オーグ]]
:第2次OGでは[[ガルベルス]]のパイロット候補として彼に白羽の矢を立てていたが…。
:第2次OGでは[[ガルベルス]]のパイロット候補として彼に白羽の矢を立てていた。
== 版権作品との人間関係 ==
== 版権作品との人間関係 ==
:『PORTABLE』では薬が不要になっていないため、この台詞は存在しない。
:『PORTABLE』では薬が不要になっていないため、この台詞は存在しない。
;「ならば、言おう…ここ最近…特にメディウスの形状変化後のAI1の思考パターンから不可解な揺らぎが検出されている。例えるなら、それは人の感情…あるいは物欲…AI1は指定対象外の物にまで深い興味を示し、それらを学習…いや、物理的に吸収しようとしている…自らが制御するラズムナニウムによってな」</br>「正気で言っているのか?このままでは、AI1はデビルガンダムと似たような能力を持つに至るぞ」
;「ならば、言おう…ここ最近…特にメディウスの形状変化後のAI1の思考パターンから不可解な揺らぎが検出されている。例えるなら、それは人の感情…あるいは物欲…AI1は指定対象外の物にまで深い興味を示し、それらを学習…いや、物理的に吸収しようとしている…自らが制御するラズムナニウムによってな」</br>「正気で言っているのか?このままでは、AI1はデビルガンダムと似たような能力を持つに至るぞ」
:第41話(『PORTABLE』では第42話)「ここより永遠に」より。AI1を危険視する理由をエルデに述べる。悪の科学者というミタールだが、自身だけでなく世界全体の危機を招くような兵器の開発には難色を示すなど、俗物であってもそれなりの良識は持っていることを示している。
:第41話(『PORTABLE』では第42話)「ここより永遠に」より。AI1を危険視する理由をエルデに述べる。自身だけでなく世界全体の危機を招くような兵器の開発には難色を示すなど、それなりの良識は持っていることを示している。
;「私の理論が正しいことを証明するため…そして、金と名誉を得るためだよ。そうでなければ、研究を続けることが出来んからな。故に、私は軍や委員会を利用し…また、彼らも私を利用するのだ」
;「私の理論が正しいことを証明するため…そして、金と名誉を得るためだよ。そうでなければ、研究を続けることが出来んからな。故に、私は軍や委員会を利用し…また、彼らも私を利用するのだ」
:TEアブゾーバーを作り出したそもそもの理由。私利私欲の為と公言してはいるが、あくまで研究のために欲しており、また直前にデビルガンダムの二の舞を避けたがっているなど、他のマッドサイエンティスト達とは違っている面も見受けられる。
:TEアブゾーバーを作り出したそもそもの理由。私利私欲の為と公言してはいるが、あくまで研究のために欲しているなど、他のマッドサイエンティスト達とは違っている面も見受けられる。
;「私を俗物と軽蔑するかね?しかし、君も私と同じく、己の欲求には非常に素直な人間であるはずだ。そして、君にとっても他人とは自分の研究に利用できるか、できないか…そのどちらかの存在でしかないはず。我々は似た者同士…互いの研究目的や利益のため、もっと利用しあうべきなのだよ」
;「私を俗物と軽蔑するかね?しかし、君も私と同じく、己の欲求には非常に素直な人間であるはずだ。そして、君にとっても他人とは自分の研究に利用できるか、できないか…そのどちらかの存在でしかないはず。我々は似た者同士…互いの研究目的や利益のため、もっと利用しあうべきなのだよ」
:直後の発言。確かにミタールとエルデは色々と似たもの同士であったが、[[AI1]]に対する反応を見てもわかる通り、結局は'''似て非なる者'''だった。
:直後の発言。確かにミタールとエルデは色々と似たもの同士であったが、[[AI1]]に対する反応を見てもわかる通り、結局は'''似て非なる者'''だった。
;「…研究とはそれを評価する人間がいてこそ成り立つものだ。君にも観客のいない演劇などナンセンスだということがわかるだろう?」
;「…研究とはそれを評価する人間がいてこそ成り立つものだ。君にも観客のいない演劇などナンセンスだということがわかるだろう?」
:ミタールの「研究」に関する持論。しかしそんな彼に対しエルデは「観客は自分ひとりで良い」と言い放つ。結果としてそれはエルデの本性を端的に表現していた。
:ミタールの「研究」に関する持論。そんな彼にとってエルデの「観客は自分ひとりで良い」という発言は到底認められるものではなかった。
=== OGシリーズ ===
=== OGシリーズ ===
== 迷台詞 ==
== 迷台詞 ==
;「クッ……ククク……フフフフ……ハハハ……ハハハ! 素晴らしい、素晴らしいよ! ハハハハハハ!!あのイェッツトは、あのような機能を持つまでに至っていたか!」
;「クッ……ククク……フフフフ……ハハハ……ハハハ! 素晴らしい、素晴らしいよ! ハハハハハハ!!あのイェッツトは、あのような機能を持つまでに至っていたか!」
:『OG外伝』「放たれた凶獣」より。[[イェッツトレジセイア|イェッツト]]へと変貌した[[アインストレジセイア|ヘッド]]の能力を目の当たりにし、狂喜する……が、ミタールは'''俗物ではあっても後先省みないマッドサイエンティストではなく'''、はっきり言ってキャラが違う。結局狂気を見せたのはこの時のみであり、『OG2nd』では元の性格に立ち戻った。
:『OG外伝』「放たれた凶獣」より。[[イェッツトレジセイア|イェッツト]]へと変貌した[[アインストレジセイア|ヘッド]]の能力を目の当たりにし、狂喜する。
:……が、ミタールは'''後先省みないマッドサイエンティストではなく'''、はっきり言ってキャラが違う。結局狂気を見せたのはこの時のみであり、『OG2nd』では元の性格に立ち戻った。
== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
*ザパトはロシア語で「西」を意味する。
*ザパトはロシア語で「西」を意味する。
== 脚注 ==
<references/>
{{バンプレストオリジナル}}
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{{DEFAULTSORT:みたある さはと}}
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