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*発売:バンプレスト
 
*発売:バンプレスト
 
*定価:6,800円
 
*定価:6,800円
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*前:[[スーパーロボット大戦64]](64)
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*後:[[第2次スーパーロボット大戦]](PS)
      
『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』に続いてバンプレストが[[プレイステーション]]で発売した魔装機神シリーズの第2弾。とはいうものの、前作との共通点は「[[魔装機]]」という存在が登場するファンタジー世界での物語であるという程度で、一応前作の世界観との接点はあるものの全く別物と考えた方がよい。
 
『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』に続いてバンプレストが[[プレイステーション]]で発売した魔装機神シリーズの第2弾。とはいうものの、前作との共通点は「[[魔装機]]」という存在が登場するファンタジー世界での物語であるという程度で、一応前作の世界観との接点はあるものの全く別物と考えた方がよい。
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ゲームとしての出来は決して悪くなかったが、いくつかの点で非常に後ろ暗い要素を持つため、しばしばSRWにおける[[黒歴史]]とまで評される不遇な作品。詳しくは後述の作品背景・評価の項を参照。ちなみに公式の20年史では、アニメ版魔装機神と共にスルーされている。
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ゲームとしての出来は決して悪くなかったが、いくつかの点で非常に後ろ暗い要素を持つため、しばしばSRWにおける[[黒歴史]]とまで評される不遇な作品。詳しくは後述の作品背景・評価の項を参照。
    
== システムと難易度 ==
 
== システムと難易度 ==
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*戦闘アニメの質が非常に低い(一応スキップで飛ばすことはできる)。
 
*戦闘アニメの質が非常に低い(一応スキップで飛ばすことはできる)。
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難易度の問題や貧相な戦闘アニメなどにも問題はあるが、上述したように、それ以上に副次的な部分でのマイナスポイントが大きすぎ、必要以上に評価が下がっている感はある。
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全体的なボリュームの少なさや難易度、貧相な戦闘アニメなどにも問題はあるが、上述したように、それ以上に副次的な部分でのマイナスポイントが大きすぎ、必要以上に評価が下がっている感はある。
    
この結果、前作からの脱皮を目指して製作されたにも関わらず、現在に至るまで存続しているのは結局前作のキャラクター達であり、本作はこれまで長きにわたって無かったことのように扱われていた。誠に不幸な作品である。
 
この結果、前作からの脱皮を目指して製作されたにも関わらず、現在に至るまで存続しているのは結局前作のキャラクター達であり、本作はこれまで長きにわたって無かったことのように扱われていた。誠に不幸な作品である。
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上述のような経緯により本作は長らく黒歴史化し、ファンの間でも話題に昇ることはほとんどなくなっていた。しかし2008年、『[[スーパーロボット大戦Z]]』に登場したオリジナルロボット「[[シュロウガ]]」の必殺武器であるレイ・バスターの戦闘アニメにおいて、この作品の設定を想起させる映像(「右腕」を失い落下するサイバスターらしき機体・2体のサイバスターらしき機体が戦っており片方は真バージョンのサイバスターに似ている)が採用されたことで一躍注目を浴びる。
 
上述のような経緯により本作は長らく黒歴史化し、ファンの間でも話題に昇ることはほとんどなくなっていた。しかし2008年、『[[スーパーロボット大戦Z]]』に登場したオリジナルロボット「[[シュロウガ]]」の必殺武器であるレイ・バスターの戦闘アニメにおいて、この作品の設定を想起させる映像(「右腕」を失い落下するサイバスターらしき機体・2体のサイバスターらしき機体が戦っており片方は真バージョンのサイバスターに似ている)が採用されたことで一躍注目を浴びる。
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そして2010年、およそ約14年の時を経て本家「魔装機神」のニンテンドーDSでのリメイクが発表され、阪田氏のシナリオ構成への復帰も発表された。版権に絡んだあたりの真相は特に触れられなかったものの、バンプレスト側では本家魔装機神のリメイクを長年の課題として捉えていたこと、また阪田氏が本家魔装機神に再度携わることに対する喜びのコメントなどが発表されており、ラ・ギアス関連の懸案は概ねポジティブに解決したものと推測される内容であった。魔装機神の亜流とも言うべき本作への影響は未知数ではあるが、前述のスーパーロボット大戦Zでの思わせぶりな演出と併せ、黒歴史化していた本作にも再び光が当てられるのではないか、と注目されている。
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そして2010年、およそ約14年の時を経て本家「魔装機神」のニンテンドーDSでのリメイクが発表され、阪田氏のシナリオ構成への復帰も発表された。版権に絡んだあたりの真相は特に触れられなかったものの、バンプレスト側では本家魔装機神のリメイクを長年の課題として捉えていたこと、また阪田氏が本家魔装機神に再度携わることに対する喜びのコメントなどが発表されており、ラ・ギアス関連の懸案は概ねポジティブに解決したものと推測される内容であった。魔装機神の亜流とも言うべき本作への影響は未知数ではあるが、前述のスーパーロボット大戦Zでの思わせぶりな演出と併せ、黒歴史化していた本作にも再び光が当てられるのではないかと注目されている。
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一方で、復帰後の魔装シリーズは「OGサーガ」と冠され、現在のバンプレストオリジナルシリーズである[[OGシリーズ]]へと正式に組み込まれたため、阪田・寺田両氏が企画に一切関わっていなかった本作は本格的に黒歴史化が進むのではという懸念も存在する。
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なお、現在の公式の[http://www.suparobo.jp/srw_lineup/index.php 作品ラインナップ]に本作の記載はなく、スパロボ20年史においてもアニメ版サイバスターと共に触れられていない。
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== [[プレイステーション]] ===
 
=== [[プレイステーション]] ===

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