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:クトゥルフ神話の主神にして創造神。「沸騰する混沌の核」の異名を持つ盲目白痴の神。下劣な太鼓とかぼそく単調なフルートの音色が響く[[宇宙]]の中心に位置する玉座にて、冒涜的な言葉を吐き散らしながら、狂ったように身もだえしている。また、宇宙の全てはアザトースの見る泡沫の夢であるらしい。
:クトゥルフ神話の主神にして創造神。「沸騰する混沌の核」の異名を持つ盲目白痴の神。下劣な太鼓とかぼそく単調なフルートの音色が響く[[宇宙]]の中心に位置する玉座にて、冒涜的な言葉を吐き散らしながら、狂ったように身もだえしている。また、宇宙の全てはアザトースの見る泡沫の夢であるらしい。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では魔力粒子が'''字祷子'''と当て字で漢字表記されている。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では魔力粒子が'''字祷子'''と当て字で漢字表記されている。
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;ナイアルラトホテップ(Nyarlathotep)
;ナイアルラトホテップ(Nyarlathotep)
:「ニャルラトホテプ」とも。
:「ニャルラトホテプ」とも。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では化身の1つ、[[ナイア]]及び[[アウグストゥス]]が登場する。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では化身の1つ、[[ナイア]]及び[[アウグストゥス]]が登場する。
:*『[[スパロボ学園]]』では[[サブキャラクターリスト/学園#人外|サブキャラクター「ニャルラト星人」]]の名前の由来となっている。
:*『[[スパロボ学園]]』では[[サブキャラクターリスト/学園#人外|サブキャラクター「ニャルラト星人」]]の名前の由来となっている。
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;ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)
;ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)
:アザトースの孫にして時間と空間の神。「全にして一、一にして全なる者」「門にして鍵」の異名を持つ。分裂と融合を繰り返す不定形の玉虫色の球体の集積物であるとされる。全ての時と共存し、あらゆる空間に接している神であり、魔術師達はこの神の力を借りる事で[[タイムスリップ|タイムトラベル]]やワープを行うことが出来る。また、人間の女性との間に異形の子を成すこともできる。
:アザトースの孫にして時間と空間の神。「全にして一、一にして全なる者」「門にして鍵」の異名を持つ。分裂と融合を繰り返す不定形の玉虫色の球体の集積物であるとされる。全ての時と共存し、あらゆる空間に接している神であり、魔術師達はこの神の力を借りる事で[[タイムスリップ|タイムトラベル]]やワープを行うことが出来る。また、人間の女性との間に異形の子を成すこともできる。
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:海底都市「ルルイエ」に眠る旧支配者。タコのような触手を持ち、コウモリのような翼を持つ。強力なテレパシー能力を持ち、ルルイエが一時的に浮上した際には世界中に精神的ショックを及ぼすという。
:海底都市「ルルイエ」に眠る旧支配者。タコのような触手を持ち、コウモリのような翼を持つ。強力なテレパシー能力を持ち、ルルイエが一時的に浮上した際には世界中に精神的ショックを及ぼすという。
:後に『クトゥルフ神話』と纏められる事になる創作神話大系の要素が初めて用いられた小説のタイトルが『Call of Cthulhu(クトゥルフの呼び声)』であったことが、この創作神話体系が『クトゥルフ神話』と呼ばれるようになった由来である。その名前から『クトゥルフ神話』の主神格のように思えるかもしれないが、上述の通り神話体系の由来となったのは「登場作品」の方であり、クトゥルフ自体は他の神格に比べてそこまで力があるというわけでもなく、唯一実際に登場したラヴクラフト作品である『クトゥルフの呼び声』では普通の人間がクトゥルフの頭部に全速力の船をぶつけることで撃退することができた(ただしその直後にあっさり復活しており、倒したというよりは「殺しても死なない」という描写に近い)。
:後に『クトゥルフ神話』と纏められる事になる創作神話大系の要素が初めて用いられた小説のタイトルが『Call of Cthulhu(クトゥルフの呼び声)』であったことが、この創作神話体系が『クトゥルフ神話』と呼ばれるようになった由来である。その名前から『クトゥルフ神話』の主神格のように思えるかもしれないが、上述の通り神話体系の由来となったのは「登場作品」の方であり、クトゥルフ自体は他の神格に比べてそこまで力があるというわけでもなく、唯一実際に登場したラヴクラフト作品である『クトゥルフの呼び声』では普通の人間がクトゥルフの頭部に全速力の船をぶつけることで撃退することができた(ただしその直後にあっさり復活しており、倒したというよりは「殺しても死なない」という描写に近い)。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[クトゥルー]]が[[ブラックロッジ]]の要塞を依代として召喚される。[[UX]]ではマップ背景としてその姿を見せている。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[クトゥルー]]が[[ブラックロッジ]]の要塞を依代として召喚される。『[[UX]]』ではマップ背景としてその姿を見せている。
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;ハスター(Hastur)
;ハスター(Hastur)
:「ハストゥール」とも。
:「ハストゥール」とも。
:ヒアデス星団の古代都市カルコサの「ハリ湖」に住む旧支配者。「名状しがたきもの」の異名を持つ。どの様な姿かは諸説あるが不明であり、異名の通りに名状しがたい神。風の神性の首領にして、クトゥルフとは兄弟であるが対立しているという。
:ヒアデス星団の古代都市カルコサの「ハリ湖」に住む旧支配者。「名状しがたきもの」の異名を持つ。どの様な姿かは諸説あるが不明であり、異名の通りに名状しがたい神。風の神性の首領にして、クトゥルフとは兄弟であるが対立しているという。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[魔導書]]「セラエノ断章」がこの神の力を使う。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[魔導書]]「セラエノ断章」がこの神の力を使う。
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;クトゥグア(Cthugha)
;クトゥグア(Cthugha)
:恒星「フォーマルハウト」に住む旧支配者。生ける炎の姿を持つ。ナイアルラトホテップにとって唯一の天敵とされており、かつてクトゥグァが地球上に召喚された際には地球上の拠点である「ンガイの森」を焼き尽くした。
:恒星「フォーマルハウト」に住む旧支配者。生ける炎の姿を持つ。ナイアルラトホテップにとって唯一の天敵とされており、かつてクトゥグァが地球上に召喚された際には地球上の拠点である「ンガイの森」を焼き尽くした。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の断片及び[[デモンベイン]]の武装[[クトゥグア]]が登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の断片及び[[デモンベイン]]の武装[[クトゥグア]]が登場。
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;イタクァ(Ithaqua)
;イタクァ(Ithaqua)
:[[北極]]圏に住むハスターの眷属である旧支配者。「風に乗りて歩むもの」の異名を持つ。人間を思わせる巨体に人間を落書きにしたような顔と2つの赤い目を持つ。「眼のある紫の煙と緑の雲」とも。運悪くイタクァに遭遇した人間は空に連れ去られ、生贄として数ヶ月に渡って地球外の遠方の地を引き回されてしまう。
:[[北極]]圏に住むハスターの眷属である旧支配者。「風に乗りて歩むもの」の異名を持つ。人間を思わせる巨体に人間を落書きにしたような顔と2つの赤い目を持つ。「眼のある紫の煙と緑の雲」とも。運悪くイタクァに遭遇した人間は空に連れ去られ、生贄として数ヶ月に渡って地球外の遠方の地を引き回されてしまう。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の断片及び[[デモンベイン]]の武装[[イタクァ]]が登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の断片及び[[デモンベイン]]の武装[[イタクァ]]が登場。
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;ダゴン(Dagon)
;ダゴン(Dagon)
:クトゥルーの眷属である旧支配者、もしくは小神。インスマウスなどで「深きものども」に信仰されている。何万年も生きており、巨大な魚人のような姿をしている。一説によると「深きものども」が長い年月をかけて成長した姿がダゴンであるらしい。妻に「ヒュドラ」(「ハイドラ」とも)がいる。クトゥルフ神話での知名度がもっとも高い邪神であるが、元は古代パレスチナにおいてペリシテ人が信奉していた神。
:クトゥルーの眷属である旧支配者、もしくは小神。インスマウスなどで「深きものども」に信仰されている。何万年も生きており、巨大な魚人のような姿をしている。一説によると「深きものども」が長い年月をかけて成長した姿がダゴンであるらしい。妻に「ヒュドラ」(「ハイドラ」とも)がいる。クトゥルフ神話での知名度がもっとも高い邪神であるが、元は古代パレスチナにおいてペリシテ人が信奉していた神。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではフナムシのような姿の邪神として[[ダゴン]]が中盤で登場。終盤では無数に現れた。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではフナムシのような姿の邪神として[[ダゴン]]が中盤で登場。終盤では無数に現れた。
:*『[[THE ビッグオー]]』ではAct:07の敵[[メガデウス]]の名前がダゴン。
:*『[[THE ビッグオー]]』ではAct:07の敵[[メガデウス]]の名前がダゴン。
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;アトラック=ナチャ(Atlach-Nacha)
;アトラック=ナチャ(Atlach-Nacha)
:「アトラク=ナクア」とも。
:「アトラク=ナクア」とも。
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=== 旧神(Elder Gods) ===
=== 旧神(Elder Gods) ===
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外なる神々や旧支配者と敵対する存在で、人類に対しては比較的友好的とされる事もあれば、人類を顧みずに邪神と戦うだけの存在とされる事もある。ラブクラフトは名称だけを設定し、それは後にオーガスト・ダーレスによって「外なる神々(邪神)と対をなす善なる神々」と再定義され、[[デモンベイン]]の[[大十字九郎]]の元ネタであるブライアン・ラムレイの『タイタス・クロウ』シリーズでその再定義された概念が一気に広まった。作家によって細かい解釈に差異があり、海神ノーデンスや炎神ヴォルヴァドスといった地球古来の神々を旧神のカテゴリーに分類する作家もいる。<br>旧神の眷属「星の戦士」が、「M78という星雲のあるオリオン座からやって来た光線を放って巨大な化け物と戦う光の巨人」であるためか、'''[[アダマトロン|某光の巨人]]'''も旧神とする作家も……
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外なる神々や旧支配者と敵対する存在で、人類に対しては比較的友好的とされる事もあれば、人類を顧みずに邪神と戦うだけの存在とされる事もある。ラヴクラフトは名称だけを設定し、それは後にオーガスト・ダーレスによって「外なる神々(邪神)と対をなす善なる神々」と再定義され、『[[機神咆吼デモンベイン]]』の[[大十字九郎]]の元ネタであるブライアン・ラムレイの『タイタス・クロウ』シリーズでその再定義された概念が一気に広まった。作家によって細かい解釈に差異があり、海神ノーデンスや炎神ヴォルヴァドスといった地球古来の神々を旧神のカテゴリーに分類する作家もいる。旧神の眷属「星の戦士」が、「M78という星雲のあるオリオン座からやって来た光線を放って巨大な化け物と戦う光の巨人」であるためか、'''[[アダマトロン|ウルトラマン]]'''も旧神とする作家も……。
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ちなみに某光の巨人の制作元にクトゥルフ神話ファンがいて「星の戦士」を元ネタにした…なんて話は一切なく、そもそもあの光の巨人の故郷は'''元々はM87星雲という設定だったのが[[誤字|誤記]]でM78星雲になった'''という経緯があるため、M78星雲が被ったのは奇跡的な偶然の一致である。ちなみに、その光の巨人のシリーズ作品の中にも、クトゥルフ神話の要素が非常に強い作品が存在していたりする。
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ちなみに『ウルトラシリーズ』の制作元にクトゥルフ神話ファンがいて「星の戦士」を元ネタにした…なんて話は一切なく、そもそもウルトラマンの故郷は'''元々はM87星雲という設定だったのが[[誤字|誤記]]でM78星雲になった'''という経緯があるため、M78星雲が被ったのは奇跡的な偶然の一致である。ちなみに、『ウルトラシリーズ』作品の中にも、クトゥルフ神話の要素が非常に強い作品が存在している。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では本編とは別の運命を辿った[[大十字九郎]]と[[アル・アジフ]]が旧神として登場している。
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*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では本編とは別の運命を辿った[[大十字九郎]]と[[アル・アジフ]]が旧神として登場している。
== 生物 ==
== 生物 ==
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:ハスターの眷属。コウモリの翼を持ち、トカゲの頭のハチのような姿をした大きさ2-3mの怪物。宇宙空間を超光速飛行する能力を持ち、ハスターと契約した魔術師の便利な移動手段として使役されることが多い。
:ハスターの眷属。コウモリの翼を持ち、トカゲの頭のハチのような姿をした大きさ2-3mの怪物。宇宙空間を超光速飛行する能力を持ち、ハスターと契約した魔術師の便利な移動手段として使役されることが多い。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[クラウディウス]]が召喚する[[鬼械神]][[ロードビヤーキー]]の名前元となっている。「ビヤーキーの主」という意味なら、ハスターのほうが由来であるが。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[クラウディウス]]が召喚する[[鬼械神]][[ロードビヤーキー]]の名前元となっている。「ビヤーキーの主」という意味なら、ハスターのほうが由来であるが。
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:
;シャンタク(Shantak)
;シャンタク(Shantak)
:ナイアルラトホテップに仕える怪物。鳥と類似した姿をしているが、その体躯は象をも凌駕する大きさとそれを覆う爬虫類じみた鱗が特徴。生息地である幻夢郷(ドリームランド)のみならず宇宙空間までも飛行できるという極めて高い飛行能力を誇るが、乗り心地は最悪である。
:ナイアルラトホテップに仕える怪物。鳥と類似した姿をしているが、その体躯は象をも凌駕する大きさとそれを覆う爬虫類じみた鱗が特徴。生息地である幻夢郷(ドリームランド)のみならず宇宙空間までも飛行できるという極めて高い飛行能力を誇るが、乗り心地は最悪である。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の断片シャンタクが登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の断片シャンタクが登場。
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;星の精(Star Vampire)
;星の精(Star Vampire)
:その名前が示すとおり、星間宇宙に住む[[地球外生命体]]。普段は透明で不可視となっているが、犠牲者の血液をすするときに、多数ある触手のような吸入口と大きな鳥の如き鉤爪を持った球体の姿を表している。『妖蛆の秘密』に記された呪文によって召喚することができるが、その人間は例外なくこの生物に吸血されることとなる。
:その名前が示すとおり、星間宇宙に住む[[地球外生命体]]。普段は透明で不可視となっているが、犠牲者の血液をすするときに、多数ある触手のような吸入口と大きな鳥の如き鉤爪を持った球体の姿を表している。『妖蛆の秘密』に記された呪文によって召喚することができるが、その人間は例外なくこの生物に吸血されることとなる。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[ティベリウス]]が召喚する[[鬼械神]][[ベルゼビュート]]が持つ武装のひとつ「スターヴァンパイア」の名前の元となっている。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[ティベリウス]]が召喚する[[鬼械神]][[ベルゼビュート]]が持つ武装のひとつ「スターヴァンパイア」の名前の元となっている。
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:
;深きものども(Deep Ones)
;深きものども(Deep Ones)
:宇宙から飛来した旧支配者の眷属。所謂「インスマス面」といわれるカエルのような顔が特徴で、外見も人間離れしたものとなっている。人間と交配して同族を増やしているが、その醜い容姿のせいで人間から忌避されている。
:宇宙から飛来した旧支配者の眷属。所謂「インスマス面」といわれるカエルのような顔が特徴で、外見も人間離れしたものとなっている。人間と交配して同族を増やしているが、その醜い容姿のせいで人間から忌避されている。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では「深きものども」が登場。ブラックロッジと共謀するも、彼らに利用された末に切り捨てられる。[[UX]]では第26話IMで存在のみ言及。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では「深きものども」が登場。ブラックロッジと共謀するも、彼らに利用された末に切り捨てられる。『[[UX]]』では第26話IMで存在のみ言及。
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:
;ナイトゴーント(Night-Gaunts)
;ナイトゴーント(Night-Gaunts)
:多くの旧支配者に使役される夜鬼。幻夢郷にあるングラネク山にコロニーを作って生息している。外見は顔は無く黒い皮膚に蝙蝠の羽と長い尻尾が特徴。
:多くの旧支配者に使役される夜鬼。幻夢郷にあるングラネク山にコロニーを作って生息している。外見は顔は無く黒い皮膚に蝙蝠の羽と長い尻尾が特徴。
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:壮年の私立探偵。数秘術やクトゥルフ神話の知識等を駆使して旧支配者と戦っている。
:壮年の私立探偵。数秘術やクトゥルフ神話の知識等を駆使して旧支配者と戦っている。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[主人公]]「[[大十字九郎]]」の名前の元ネタ。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[主人公]]「[[大十字九郎]]」の名前の元ネタ。
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:
;ハーバート・ウェスト(Herbert West)
;ハーバート・ウェスト(Herbert West)
:小柄で金髪蒼眼の医者。死んだ人間を生き返らせるという人道から逸れた実験を行っているため、周囲の人間は彼を忌避している。
:小柄で金髪蒼眼の医者。死んだ人間を生き返らせるという人道から逸れた実験を行っているため、周囲の人間は彼を忌避している。
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109行目:
== 書物 ==
== 書物 ==
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通常のクトゥルー神話においては重要なのは「記載されている内容」の方で(水神クアタトやルルイエ異本みたいな異様な特性を持つものもあるが)書物自体は「ただの本」に過ぎない。もっとも、常人なら正気を失いかねない「知らないほうが良い知識」について記されているため、並の人間の手に余る危険な品であることに変わりは無いが。
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通常のクトゥルー神話においては重要なのは「記載されている内容」の方で(水神クアタトやルルイエ異本のように異様な特性を持つものもあるが)書物自体は「ただの本」に過ぎない。もっとも、常人なら正気を失いかねない「知らないほうが良い知識」について記されているため、並の人間の手に余る危険な品であることに変わりは無いが。
詳細は「[[魔導書]]」を参照。
詳細は「[[魔導書]]」を参照。
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:クトゥルフ神話関連作品に度々登場するマサチューセッツ州の都市。
:クトゥルフ神話関連作品に度々登場するマサチューセッツ州の都市。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アーカムシティ]]が登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アーカムシティ]]が登場。
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:
;インスマウス
;インスマウス
:ニューベリーポートから車でアーカムへ向かう途中にある港町。ダゴン秘密教団を信仰する深きものどもとその混血「インスマウス面」たちの街。かつては普通の人間の街であったが、ある時、街の有力者により深きものどもが招かれ、ほぼ全ての住人が半強制的に混血種となった。表面上はゴーストタウンだが、陸上に住んでいるのは肉体が変異の過程にある一部の住人に過ぎず、海中にはおびただしい数の深きものどもや「インスマウス面」が生息している。
:ニューベリーポートから車でアーカムへ向かう途中にある港町。ダゴン秘密教団を信仰する深きものどもとその混血「インスマウス面」たちの街。かつては普通の人間の街であったが、ある時、街の有力者により深きものどもが招かれ、ほぼ全ての住人が半強制的に混血種となった。表面上はゴーストタウンだが、陸上に住んでいるのは肉体が変異の過程にある一部の住人に過ぎず、海中にはおびただしい数の深きものどもや「インスマウス面」が生息している。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では都市[[インスマウス]]が登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では都市[[インスマウス]]が登場。
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;ミスカトニック大学(Miskatonic University)
;ミスカトニック大学(Miskatonic University)
:アメリカ合衆国マサチューセッツ州アーカムにある総合大学で、1797年に創立された。専攻科目として考古学部、人類学部、歴史学部、副専攻科目として医学部があり、大学院も設置している。大学にある図書館には、世界に数冊しかないネクロノミコンの[[ラテン語]]版や、稀覯書、魔道書が多く収蔵されているが、何者かによって悪用されないように本は厳重に管理されており、それらを簡単に閲覧することはできない(…はずだが、作品によっては簡単に貸し出されている事がある)。
:アメリカ合衆国マサチューセッツ州アーカムにある総合大学で、1797年に創立された。専攻科目として考古学部、人類学部、歴史学部、副専攻科目として医学部があり、大学院も設置している。大学にある図書館には、世界に数冊しかないネクロノミコンの[[ラテン語]]版や、稀覯書、魔道書が多く収蔵されているが、何者かによって悪用されないように本は厳重に管理されており、それらを簡単に閲覧することはできない(…はずだが、作品によっては簡単に貸し出されている事がある)。
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:クトゥルフとその眷属たちが眠る孤島の都。南緯47度9分 西経126度43分の海底に沈んでいるが、星と地球が正しき位置につくと浮上し、クトゥルフが目覚めるとされている。地表は緑の泥土で覆われ、人間の知覚では認識が困難な異形の建造物が立ち並ぶ。
:クトゥルフとその眷属たちが眠る孤島の都。南緯47度9分 西経126度43分の海底に沈んでいるが、星と地球が正しき位置につくと浮上し、クトゥルフが目覚めるとされている。地表は緑の泥土で覆われ、人間の知覚では認識が困難な異形の建造物が立ち並ぶ。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では海底都市[[ルルイエ]]が登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では海底都市[[ルルイエ]]が登場。
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:
;サイクラノーシュ(Cykranosh)
;サイクラノーシュ(Cykranosh)
:ハイパーボリア時代における[[土星]]の呼称。ツァトゥグァとアトラック=ナチャはこの星から来訪している。
:ハイパーボリア時代における[[土星]]の呼称。ツァトゥグァとアトラック=ナチャはこの星から来訪している。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[ウェスパシアヌス]]が召喚する[[鬼械神]]サイクラノーシュの名前元となっている。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[ウェスパシアヌス]]が召喚する[[鬼械神]]サイクラノーシュの名前元となっている。
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;ハイパーボリア(Hyperborea)
;ハイパーボリア(Hyperborea)
:北極海と北大西洋の間のグリーンランド近辺にあったとされる大陸。
:北極海と北大西洋の間のグリーンランド近辺にあったとされる大陸。
:文明が栄えた都市であるが、ツァトゥグァ等の旧支配者や恐るべき生物がこの地に生息している。
:文明が栄えた都市であるが、ツァトゥグァ等の旧支配者や恐るべき生物がこの地に生息している。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[リベル・レギス]]の必殺技、ハイパーボリア・ゼロドライブの名前元となっている。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[リベル・レギス]]の必殺技「ハイパーボリア・ゼロドライブ」の名前元となっている。
== 道具 ==
== 道具 ==
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143行目:
:本体であるところどころ赤い線が入っている輝く黒い多面体と、それを収める金属製の小箱からなる道具。金属の箱は不均整な形状をしており、地球では存在しえない生命体を象った奇怪な装飾が施されている。多面体は直径約10cm(4インチ)程の球形の結晶体で、不揃いな大きさの切子面を数多く備えている。内面に触れることなく金属製の帯と奇妙な形をした七つの支柱によって箱の中に吊り下げられている。輝くトラペゾヘドロンを見続けた者の心に異界の光景を浮かび上がらせ、混沌の彼方より「闇をさまようもの」と呼ばれる存在(ナイアルラトホテップの化身の一つ)を召喚できる。
:本体であるところどころ赤い線が入っている輝く黒い多面体と、それを収める金属製の小箱からなる道具。金属の箱は不均整な形状をしており、地球では存在しえない生命体を象った奇怪な装飾が施されている。多面体は直径約10cm(4インチ)程の球形の結晶体で、不揃いな大きさの切子面を数多く備えている。内面に触れることなく金属製の帯と奇妙な形をした七つの支柱によって箱の中に吊り下げられている。輝くトラペゾヘドロンを見続けた者の心に異界の光景を浮かび上がらせ、混沌の彼方より「闇をさまようもの」と呼ばれる存在(ナイアルラトホテップの化身の一つ)を召喚できる。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では邪神が封じられた宇宙の集合体で、[[デモンベイン]]と[[リベル・レギス]]の武装の1つとして登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では邪神が封じられた宇宙の集合体で、[[デモンベイン]]と[[リベル・レギス]]の武装の1つとして登場。
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;バルザイの偃月刀(Scimitar Of Barzai)
;バルザイの偃月刀(Scimitar Of Barzai)
:青銅製の偃月刀。原典では専ら旧支配者ヨグ=ソトースの召喚などに用いる儀式的な道具として使われることが多い。
:青銅製の偃月刀。原典では専ら旧支配者ヨグ=ソトースの召喚などに用いる儀式的な道具として使われることが多い。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の記述の1つで、九郎やデモンベインの武装の1つとして登場。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]の記述の1つで、九郎やデモンベインの武装の1つとして登場。
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;ニトクリスの鏡(The Mirror of Nitocris)
;ニトクリスの鏡(The Mirror of Nitocris)
:悪鬼や食屍鬼の姿が鋳込まれた青銅製の枠にはめ込まれている鏡。この鏡を通じて地獄めいた暗黒の世界を覗けるが、逆に鏡から出現するショゴスを始めとする魔物に襲われる危険がある。名の由来は古代エジプト第6王朝の[[女王]]ニトクリスがこの道具を用いたとされることから。
:悪鬼や食屍鬼の姿が鋳込まれた青銅製の枠にはめ込まれている鏡。この鏡を通じて地獄めいた暗黒の世界を覗けるが、逆に鏡から出現するショゴスを始めとする魔物に襲われる危険がある。名の由来は古代エジプト第6王朝の[[女王]]ニトクリスがこの道具を用いたとされることから。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではアル・アジフの記述の1つで、幻影を操る魔術。
:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではアル・アジフの記述の1つで、幻影を操る魔術。
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;銀の鍵(The Silver Key)
;銀の鍵(The Silver Key)
:銀製の鍵。表面が奇妙な幾何学模様に覆われているのが特徴で、長さが5インチ近くと鍵としては大きなものである。古代地球に存在したハイパーボリアで作成されている。
:銀製の鍵。表面が奇妙な幾何学模様に覆われているのが特徴で、長さが5インチ近くと鍵としては大きなものである。古代地球に存在したハイパーボリアで作成されている。
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== 余談 ==
== 余談 ==
*神話に登場する邪神達は基本的に人間に太刀打ち出来る存在ではないのだが、日本では、いわゆるホラー物として邪神の恐怖に脅えるタイプの作品以外に'''邪神に匹敵するパワーを手に入れて、正面から粉砕する'''というタイプの作品も数多く生まれた(『デモンベイン』もその1つ)。その中にはアザトースですら滅ぼされた例もある。
*神話に登場する邪神達は基本的に人間に太刀打ち出来る存在ではないのだが、日本では、いわゆるホラー物として邪神の恐怖に脅えるタイプの作品以外に'''邪神に匹敵するパワーを手に入れて、正面から粉砕する'''というタイプの作品も数多く生まれた(『デモンベイン』もその1つ)。その中にはアザトースですら滅ぼされた例もある。
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**中には『這いよれ!ニャル子さん』のようなトンデモ異色作まで存在するほどである。
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**中には神話の神々が美少女として登場する小説『這いよれ!ニャル子さん』のようなトンデモ異色作まで存在するほどである。
**こういった作品は原典作品群の好事家からは難色を示されることも多いが、実のところ海外でも邪神を正面からぶちのめすタイプの作品は書かれており、中には、アザトースを越える超邪神とでもいうべき存在をただの人間が食べてしまうという荒唐無稽な作品すらある。
**こういった作品は原典作品群の好事家からは難色を示されることも多いが、実のところ海外でも邪神を正面からぶちのめすタイプの作品は書かれており、中には、アザトースを越える超邪神とでもいうべき存在をただの人間が食べてしまうという荒唐無稽な作品すらある。
*誤解される事も多いが、H・P・ラヴクラフト、オーガスト・ダーレス、C・A・スミスを始めとする神話作品を執筆した作者の、'''著作全てが神話作品のシェアワールドという訳では無い'''。ただし、後年執筆された別作家の作品による後付けで、神話作品とは無関係だったホラーやファンタジー作品がクトゥルフ神話の世界観に組み込まれる事となった事例は比較的多い。
*誤解される事も多いが、H・P・ラヴクラフト、オーガスト・ダーレス、C・A・スミスを始めとする神話作品を執筆した作者の、'''著作全てが神話作品のシェアワールドという訳では無い'''。ただし、後年執筆された別作家の作品による後付けで、神話作品とは無関係だったホラーやファンタジー作品がクトゥルフ神話の世界観に組み込まれる事となった事例は比較的多い。
**ドクター・ウェストの元ネタであるハーバード・ウェストが登場する一篇も、神話体系の地名などが出てくるものの、作風自体はコズミックホラーの類ではなくむしろ純粋なホラー小説の系統である。
**ドクター・ウェストの元ネタであるハーバード・ウェストが登場する一篇も、神話体系の地名などが出てくるものの、作風自体はコズミックホラーの類ではなくむしろ純粋なホラー小説の系統である。
**特にクトゥルフ神話を題材としたTRPG界隈ではその傾向が顕著で、ラヴクラフトの作家活動以前に発表された著名作家のホラー小説までもが、シナリオで取り扱う手本としてルールブックで紹介されている。
**特にクトゥルフ神話を題材としたTRPG界隈ではその傾向が顕著で、ラヴクラフトの作家活動以前に発表された著名作家のホラー小説までもが、シナリオで取り扱う手本としてルールブックで紹介されている。
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*矢野健太郎氏のクトゥルフ漫画「邪神伝説シリーズ」では、クトゥルフ神話に登場する爬虫人類達が描かれたコマの端に[[帝王ゴール]]と[[ゲッター1]]が描かれていた。
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*矢野健太郎氏のクトゥルフ漫画『邪神伝説シリーズ』では、クトゥルフ神話に登場する爬虫人類達が描かれたコマの端に[[帝王ゴール]]と[[ゲッター1]]が描かれている。
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[[Category:資料]]
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