差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
16行目:
16行目:
− +
+
27行目:
28行目:
− +
36行目:
37行目:
− +
− +
− +
− +
− +
67行目:
68行目:
+
− +
103行目:
105行目:
− +
− +
+
+
色々
== 概要 ==
== 概要 ==
新生[[木星帝国]]の「神の雷作戦」阻止するための「鋼鉄の7人作戦」に向けて、[[クロスボーン・バンガード]]と[[サナリィ]]月面支部が有する全ての予備パーツを投じて組み上げられた、クロスボーン・ガンダムの最終仕様機。20時間程度で突貫改修された機体なので「あくまでも既存技術の集合体」でしかないが、強襲任務のために特化調整されたその性能は当時の地球圏において最強クラスである。
新生[[木星帝国]]の「神の雷作戦」を阻止するための「鋼鉄の7人作戦」に向けて、[[クロスボーン・バンガード]]と[[サナリィ]]月面支部が所有する全ての予備パーツを投じて組み上げられた、クロスボーン・ガンダムの最終仕様機。20時間程度で突貫改修された機体なので「あくまでも既存技術の集合体」でしかないが、強襲任務のために特化調整されたその性能は当時の地球圏において最強クラスである。
だが、そんな本機を持ってしても、幾多の激戦を潜り抜けて歴戦の戦士となった[[トビア・アロナクス|トビア]]の反応速度にはあと一歩及んでいなかった(本機の限界機動中の場面ではトビア本人よりも、機体反応速度やバイオコンピュータへの負荷のほうが問題化していた)。
だが、そんな本機を持ってしても、幾多の激戦を潜り抜けて歴戦の戦士となった[[トビア・アロナクス|トビア]]の反応速度にはあと一歩及んでいなかった(本機の限界機動中の場面ではトビア本人よりも、機体反応速度やバイオコンピュータへの負荷のほうが問題化していた)。
ムラマサ・ブラスターにピーコック・スマッシャーと、これまでの主要装備をまとめて装着。さらに残存するABCマントを積層化した特殊装甲「フルクロス」を装備したその姿はまさに海賊船長。なお、もう純正パーツが残っていなかった両腕部はF97量産機であるフリントからの流用品なので、Iフィールド・ハンドではなくブランド・マーカーとなっている。また、通信能力の向上の為に左側頭部にブレードアンテナが追加されている。
ムラマサ・ブラスターにピーコック・スマッシャーと、これまでの主要装備をまとめて装着。さらに残存するABCマントを積層化した特殊装甲「フルクロス」を装備したその姿はまさに海賊船長。なお、もう純正パーツが残っていなかった両腕部はF97量産機であるフリントからの流用品なので、Iフィールド・ハンドではなくブランド・マーカーとなっている。また、通信能力の向上の為に左側頭部にブレードアンテナが追加されている。
「鋼鉄の7人作戦」に置いては近接防御(コロニーレーザーへの攻撃を担当する機体を敵MSから守る役割)を担当し、パッチワークでようやく相討ちに持ち込めたディキトゥスとの相対することが想定されているため、対弾性能と防御力に特化した改造が施されている。
[[ガンダムデスサイズヘル]]のように全身を覆う形で装甲を追加しているが、元々の機動力に加えてフルクロスユニット自体に高出力スラスターが内蔵されている事もあり、機動力は下がるどころかより向上している(作中で使用されたのは宇宙戦のみなので、空中戦などではどう作用するのかは不明)。だが可動部が設けられているとはいえ、その構造は機体の動きと明らかに干渉する難点がある(特に腕部・脚部の可動および腰部武装の運用、プラモデル版では特に顕著)ため、必要に応じて不要箇所ごとにパージできるようになっている。
[[ガンダムデスサイズヘル]]のように全身を覆う形で装甲を追加しているが、元々の機動力に加えてフルクロスユニット自体に高出力スラスターが内蔵されている事もあり、機動力は下がるどころかより向上している(作中で使用されたのは宇宙戦のみなので、空中戦などではどう作用するのかは不明)。だが可動部が設けられているとはいえ、その構造は機体の動きと明らかに干渉する難点がある(特に腕部・脚部の可動および腰部武装の運用、プラモデル版では特に顕著)ため、必要に応じて不要箇所ごとにパージできるようになっている。
=== 単独作品 ===
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦V]]
;[[スーパーロボット大戦V]]
:初登場作品。本作では[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|スカルハート]]の予備パーツを各種世界の技術と組み合わせて建造された設定になっている。そのためスカルハートとは別機体なので、パージできない。ただし改造段階はスカルハートのものを引き継ぎ、キンケドゥに返却したスカルハートには[[量産型ガンダムF91]]の改造段階が反映される。
:初登場作品。本作では[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|スカルハート]]の予備パーツを各種世界の技術と組み合わせて新造された設定でスカルハートとは別機体として自軍参入するため、フルクロス部分を[[パージ|単分離]]してスカルハートに戻ることができない。ただし改造段階はスカルハートのものを引き継ぎ、キンケドゥに返却したスカルハートには[[量産型ガンダムF91]]の改造段階が反映される。
:また武装構成が若干変更されており、ピーコック・スマッシャーがザン・バスターの代わりに射撃武器になり、スクリュー・ウェッブ並びにブランド・マーカーの射程が下がるため全体的な射程が少しだけ下がる。
:また武装構成が若干変更されており、ピーコック・スマッシャーがザン・バスターの代わりに射撃武器になり、スクリュー・ウェッブ並びにブランド・マーカーの射程が下がるため全体的な射程が少しだけ下がる。
:頭部に2門内蔵。劇中では使用されていない。
:頭部に2門内蔵。劇中では使用されていない。
;ヒートダガー
;ヒートダガー
:脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
:脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。『V』では蹴りバージョンがブランド・マーカーのモーションに組み込まれる形で採用。
:装備されてはいるが、劇中では使用されていない。
:装備されてはいるが、劇中では使用されていない。
;ビームサーベル
;ビームサーベル(SWR未採用)
:両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
:両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
:装備されてはいるが、劇中では使用されていない。
:装備されてはいるが、劇中では使用されていない。
:;ビームバルカン
:;ビームバルカン(SWR未採用)
::両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。
::両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。コア・ファイター時の主兵装としても使用。
;ガトリング砲
;ガトリング砲(SWR未採用)
:本来は[[クロスボーン・ガンダムX3|X3]]に追加された武器。胸部前面に装備されている。後述のX1パッチワークに修復する際にX3の予備パーツだった胴部を用いたことでX1にも搭載されることになった。
:本来は[[クロスボーン・ガンダムX3|X3]]に追加された武器。胸部前面に装備されている。後述のX1パッチワークに修復する際にX3の予備パーツだった胴部を用いたことでX1にも搭載されることになった。
:装備されてはいるが、劇中では使用されていない。
:装備されてはいるが、劇中では使用されていない。
:これはサナリィの純正品ではなく、スクリューウェップ同様に海賊軍があり合わせのパーツで作った急造品なのだが、正規品の重火器に匹敵する破格の高性能に仕上がっている。「鋼鉄の7人作戦」の為に改修を行われており、劇中リロードの為にパーツを交換する場面が存在しない。
:これはサナリィの純正品ではなく、スクリューウェップ同様に海賊軍があり合わせのパーツで作った急造品なのだが、正規品の重火器に匹敵する破格の高性能に仕上がっている。「鋼鉄の7人作戦」の為に改修を行われており、劇中リロードの為にパーツを交換する場面が存在しない。
:どうやらジェネレーター出力に依存しない携行用武器らしく、他の機体が使用する事も可能。なお、ピーコックとは「孔雀」を意味する。
:どうやらジェネレーター出力に依存しない携行用武器らしく、他の機体が使用する事も可能。なお、ピーコックとは「孔雀」を意味する。
:『V』ではスカルハートのザンバスターに相当する武器性能に設定されているため、同機の同じ名前の武装とは性能・モーション共に大きく異なる。
;フルクロス
;フルクロス
:スラスターを内蔵したフレームに積層化したABCマントを組み込んだ特殊装甲。肩部に装備されたスカルヘッドユニットで[[Iフィールド]]を展開でき、ビームに対して圧倒的な防御力を誇る。
:スラスターを内蔵したフレームに積層化したABCマントを組み込んだ特殊装甲。肩部に装備されたスカルヘッドユニットで[[Iフィールド]]を展開でき、ビームに対して圧倒的な防御力を誇る。
:このように非常に優れてはいるものの機体への干渉が大きく、ムラマサ・ブラスター受け取り時に正面左側がパージされている。その後はトビアが攻撃専念したこともあり次々と破損していき、コロニーレーザーへの直接攻撃時には右肩を残して全損していた(X1本体も左腕・左足・背部スラスター2基を失った中破状態)。
:このように非常に優れてはいるものの機体への干渉が大きく、ムラマサ・ブラスター受け取り時に正面左側がパージされている。その後はトビアが攻撃専念したこともあり次々と破損していき、コロニーレーザーへの直接攻撃時には右肩を残して全損していた(X1本体も左腕・左足・背部スラスター2基を失った中破状態)。
:;ショルダーアーマー(スカルヘッドユニット)
:;ショルダーアーマー(スカルヘッドユニット)
::ガイコツそのものの外見をしている、フルクロスのショルダーアーマー部分。X3のIフィールド・ジェネレーターをガイコツの「目」の部分に片側2基(合計4基)搭載してある。このため、X3のIフィールド・ハンドの弱点であった稼働時間と冷却時間の差による無稼働時間の穴が存在しなくなっていると思われ、これによりフルクロスが健在な限り本機はビーム攻撃に対して無敵に近い。
::ガイコツそのものの外見をしている、フルクロスのショルダーアーマー部分。X3のIフィールド・ジェネレーターをガイコツの「目」の部分に片側2基(合計4基)搭載してある。このため、X3のIフィールド・ハンドの弱点であった稼働時間と冷却時間の差による無稼働時間の穴が存在しなくなっていると思われ、前述の特殊装甲と合わせ、フルクロスが健在な限り本機はビーム攻撃に対して無敵に近い。
::また、本来想定された使われ方ではないが劇中では武装を失ったトビアのとっさの機転により、ディキトゥスのハイパービームアックスに対抗するべく右手に装備してナックルガードとして転用された。
::また、本来想定された使われ方ではないが劇中では武装を失ったトビアのとっさの機転により、ディキトゥスのハイパービームアックスに対抗するべく右手に装備してナックルガードとして転用された。
::その際は相手の武器と相殺になった後にブランド・マーカーでとどめの一撃を加えており、Gジェネではこの流れが攻撃演出として採用されている。
::その際は相手の武器と相殺になった後にブランド・マーカーでとどめの一撃を加えており、Gジェネではこの流れが攻撃演出として採用されている。
== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
;[[クロスボーン・ガンダムX1改・改]]
;[[クロスボーン・ガンダムX1改・改]](スカルハート)
:正確には本機の原型機はX1パッチワークであるが、X1パッチワークが登場しないゲーム作品等では本機を原型機として扱われることがある。
:本機の原型機は本来X1パッチワークであるが、X1パッチワークが登場しないゲーム作品等では本機を原型機として扱われることがある。なお、両腕の武装がブランド・マーカーに戻っているため、より厳密にはスカルハートとパッチワークの中間の機体がコアとして使用されていることになる。
;クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
;クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
:中破したスカルハートをX3のパーツで改修した機体。構成部品の殆どがX3の為、ブランド・マーカーの代わりにIフィールドとガトリング砲が使用可能。SRW未登場。
:中破したスカルハートをX3のパーツで改修した機体。構成部品の殆どがX3の為、ブランド・マーカーの代わりにIフィールドとガトリング砲が使用可能。SRW未登場。
;クロスボーン・ガンダムX0フルクロス
;クロスボーン・ガンダムX0フルクロス
:クロスボーン・ガンダムX0に同装備を装備した形態。部分的に改修が加えられており、パーツの部分展開が可能となっている。ただし、ベースとなってるX0自体が17年前の物なので、本機ほどの超高速機動戦を繰り広げてはいない。SRW未登場。
:クロスボーン・ガンダムX0に同装備を装備した形態。部分的に改修が加えられており、パーツの部分展開が可能となっている。ただし、ベースとなってるX0自体が17年前の物なので、本機ほどの超高速機動戦を繰り広げてはいない。SRW未登場。
;ガンダムF90ⅡタイプI、[[ガンダムF91 (ハリソン専用)]]
:「鋼鉄の七人作戦」にてチームを組んだ機体。F90ⅡはSRW未登場。
== 余談 ==
== 余談 ==