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実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性が有る。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。
実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性が有る。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。
また、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、ノーマ達にマナの源である[[ドラグニウム]]を体内に持つ[[ドラゴン]]を狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、「ノーマを殲滅する」というのは(善悪は別にして)[[神]]として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であり、ジュリオはこの事を理解していなかった<ref name="mana">もっとも、仮にノーマを殲滅すれば、彼女達が担っていた'''「神聖ミスルギ皇国の繁栄を支えるマナ(ドラグニウム)を持つドラゴンを狩る」という危険な仕事をマナ人類が担わなければならなくなる'''。つまり、マナ人類の視点から見ても「ノーマの殲滅は、己の首を絞める所業」に他ならない。</ref>。為に自ら墓穴を掘ったのである。その意味で言えば、ジュリオは'''「『エンブリヲを否定する』という部分だけは、アンジュと共通していた」'''と言える。
また、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、ノーマ達にマナの源である[[ドラグニウム]]を体内に持つ[[ドラゴン]]を狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、「ノーマを殲滅する」というのは(善悪は別にして)[[神]]として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であり、ジュリオはこの事を理解していなかった<ref name="mana">もっとも、仮にノーマを殲滅すれば、彼女達が担っていた'''「神聖ミスルギ皇国の繁栄を支えるマナ(ドラグニウム)を持つドラゴンを狩る」という危険な仕事をマナ人類が担わなければならなくなる'''。つまり、マナ人類の視点から見ても「ノーマの殲滅は、己の首を絞める所業」に他ならない。</ref>。故に自ら墓穴を掘っていたのである。その意味で言えば、ジュリオは'''「『エンブリヲを否定する』という部分だけは、アンジュと共通していた」'''と言える。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==