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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 代々[[オーブ連合首長国|オーブ]]において軍事部門を影で担ってきた、オーブ五大氏族の1つサハク家の後継者の1人で[[ロンド・ミナ・サハク]]の双子の弟。 | + | 代々[[オーブ連合首長国|オーブ]]において軍事部門を影で担ってきた、オーブ五大氏族の一つサハク家の後継者の一人で[[ロンド・ミナ・サハク]]の双子の弟。 |
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| 他の氏族と同じく、血縁よりも能力を重視する超現実主義により、サハク家当主であるコトー・サハクの養子となるべく作られた[[コーディネイター]]。共に長髪、190cm近い長身で、顔も瓜二つ(前髪の分け目が正面から見て左側がミナ、右側がギナ)。後にオーブ解放作戦において、五大氏族首長が自決。養父のコトー・サハクが死亡したため、サハク家の当主を二人が受け継いだ。オーブ国成立の頃から汚れ仕事を担ってきたサハク家は、中立を語るアスハ家とは対立関係にあった。「支配者による統治世界の構築」を目的としている。 | | 他の氏族と同じく、血縁よりも能力を重視する超現実主義により、サハク家当主であるコトー・サハクの養子となるべく作られた[[コーディネイター]]。共に長髪、190cm近い長身で、顔も瓜二つ(前髪の分け目が正面から見て左側がミナ、右側がギナ)。後にオーブ解放作戦において、五大氏族首長が自決。養父のコトー・サハクが死亡したため、サハク家の当主を二人が受け継いだ。オーブ国成立の頃から汚れ仕事を担ってきたサハク家は、中立を語るアスハ家とは対立関係にあった。「支配者による統治世界の構築」を目的としている。 |
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| しかし、完成した[[アストレイゴールドフレーム天|ゴールドフレーム天]]でザフト艦隊を殲滅中に現れた[[ロウ・ギュール]]の[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]との交戦で敗北。ロウはトドメを刺す事を良しとせず、その場から立ち去ろうとしたが、背を向けたロウに向かって不意討ちを仕掛けたため、ロウの救援に来ていた劾によって止めを刺され死亡した(この顛末はときた版で語られるが、戸田版ではロウに敗北したところで場面が変わっており、死亡シーンが描かれていない)。 | | しかし、完成した[[アストレイゴールドフレーム天|ゴールドフレーム天]]でザフト艦隊を殲滅中に現れた[[ロウ・ギュール]]の[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]との交戦で敗北。ロウはトドメを刺す事を良しとせず、その場から立ち去ろうとしたが、背を向けたロウに向かって不意討ちを仕掛けたため、ロウの救援に来ていた劾によって止めを刺され死亡した(この顛末はときた版で語られるが、戸田版ではロウに敗北したところで場面が変わっており、死亡シーンが描かれていない)。 |
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− | その後の『VS ASTRAY』(SRW未参戦)では、ライブラリアンの手によりカーボンヒューマンとなって復活を果たしている。
| + | その後の『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』(SRW未参戦)では、ライブラリアンの手により'''カーボンヒューマンとなって復活を果たしている'''。 |
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− | ロンド・ギナ・サハクのミドルネームは[[日本神話]]の神・イザナギに由来している。
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :初参戦作品。ほぼ原作通りの立ち回りを見せる……のだが、その最期は'''150ガーベラとタクティカルアームズを立て続けに喰らい爆死するという原作よりも悲惨なものになっている'''。 | + | :初参戦作品。ほぼ原作通りの立ち回りを見せる…のだが、その最期は'''150ガーベラとタクティカルアームズを立て続けに喰らい爆死するという原作よりも悲惨なものになっている'''。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[ロンド・ミナ・サハク]] | | ;[[ロンド・ミナ・サハク]] |
− | :双子の姉であり、互いを「もう一人の私」と呼び合っている。尤も性格面は全くの正反対であり、ギナが民を使い捨てにしか思わないのに対し、彼女の方は自身に救いを求めてきた民を受け入れ、丁重に扱っている。『VS ASTRAY』ではカーボンヒューマンとして復活した後、彼女とも対峙する。 | + | :双子の姉であり、互いを「もう一人の私」と呼び合っている。もっとも、性格面は全くの正反対であり、ギナが民を使い捨てにしか思わないのに対し、ミナの方は自身に救いを求めてきた民を受け入れ、丁重に扱っている。 |
| + | :『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』ではカーボンヒューマンとして復活した後、彼女とも対峙する。 |
| ;[[ウズミ・ナラ・アスハ]] | | ;[[ウズミ・ナラ・アスハ]] |
| :同じオーブの五大氏族の一つであるアスハ家の長。彼の信念と姿勢を批判・否定していた。 | | :同じオーブの五大氏族の一つであるアスハ家の長。彼の信念と姿勢を批判・否定していた。 |
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| :最後の戦いでは、世界の全てを自分達(もっと正確に言えば、自分自身の手)で牛耳ろうとする姿勢を真っ向から批判される。最終的に勝負に敗れ見逃されるも、半狂乱になって不意打ちを仕掛けるが…。 | | :最後の戦いでは、世界の全てを自分達(もっと正確に言えば、自分自身の手)で牛耳ろうとする姿勢を真っ向から批判される。最終的に勝負に敗れ見逃されるも、半狂乱になって不意打ちを仕掛けるが…。 |
| ;[[叢雲劾]] | | ;[[叢雲劾]] |
− | :彼にトドメを刺される。後に『VS ASTRAY』にてライブラリアンの手によってギナのカーボンヒューマンが登場。ギナご本人の殺された記憶までしっかり複製されており、復讐を果たす為に再び劾と対峙する。その反面、「宿敵」とも見なしある種の敬意にも似た念を抱いている節もあり、彼の若き姿を模したカーボンヒューマンであるND-heに対しては、「劾を汚す存在」として嫌悪を剥き出しにした程である。 | + | :彼にトドメを刺される。後に『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』にてライブラリアンの手によってギナのカーボンヒューマンが登場。ギナご本人の殺された記憶までしっかり複製されており、復讐を果たす為に再び劾と対峙する。 |
| + | :その反面、「[[ライバル|宿敵]]」とも見なしある種の敬意にも似た念を抱いている節も有り、劾の若き姿を模したカーボンヒューマンであるND-heに対しては、「劾を汚す存在」として嫌悪を剥き出しにした程である。 |
| ;[[エドワード・ハレルソン]] | | ;[[エドワード・ハレルソン]] |
− | :ビクトリア奪還作戦時に共闘した際、彼を気にいり、スカウトを行うも、ソキウスに感化されたエドに断られてしまう。だが、ギナの言葉からエドは戦争終結後、祖国奪還のために連合を離反・独立戦争を開始し、祖国を解放できたので、ギナはエドの人生に大きな影響を与えたといえる。 | + | :ビクトリア奪還作戦時に共闘した際、彼を気にいり、スカウトを行うも、ソキウスに感化されたエドに断られてしまう。 |
| + | :だが、ギナの言葉からエドは戦争終結後、祖国奪還のために連合を離反・独立戦争を開始し、祖国を解放できたので、ギナはエドの人生に大きな影響を与えたといえる。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
| ;[[ヒイロ・ユイ]]、[[張五飛]] | | ;[[ヒイロ・ユイ]]、[[張五飛]] |
− | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では客分であった彼らを2機のアストレイを始末する刺客として送り込むが、彼らからも決別される事となる。 | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では客分であった彼等を2機のアストレイを始末する刺客として送り込むが、彼等からも決別される事となる。 |
| ;[[リリーナ・ドーリアン]]、[[セイナ]] | | ;[[リリーナ・ドーリアン]]、[[セイナ]] |
| :同じく『W』での客分。 | | :同じく『W』での客分。 |
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| ;「が………っああっ……」<br />「ひゃっはははは…こいつは傑作だ!!」 | | ;「が………っああっ……」<br />「ひゃっはははは…こいつは傑作だ!!」 |
| :放ったビームはよりにもよって自分が叩き折ったガーベラに弾かれてしまい、張り詰めた糸が切れたようにメットを脱いで狂い笑う。直後、劾の駆る[[アストレイブルーフレームセカンドL |ブルーフレームセカンドL]]によってコックピットにアーマーシュナイダーを刺され、悲運な最期を遂げた。 | | :放ったビームはよりにもよって自分が叩き折ったガーベラに弾かれてしまい、張り詰めた糸が切れたようにメットを脱いで狂い笑う。直後、劾の駆る[[アストレイブルーフレームセカンドL |ブルーフレームセカンドL]]によってコックピットにアーマーシュナイダーを刺され、悲運な最期を遂げた。 |
− | :ここでの「メットを外す」という行為もまたなんとはなしに[[カミーユ・ビダン|彼]]を連想させる。 | + | :ここでの「メットを外す」という行為もまた、なんとはなしに[[カミーユ・ビダン|彼]]を連想させる。 |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
| ;「ミラージュコロイドシステム…ジャンク屋如きには真似できまい…」 | | ;「ミラージュコロイドシステム…ジャンク屋如きには真似できまい…」 |
− | :未完成の天でロウのレッドフレームを惑わした際の台詞。この直前ギナはオーブにおけるロウとの模擬戦で相当な屈辱を味合わされていた。余程根に持っていたらしく、ギナの執念深さが伺える。 | + | :未完成の天で[[ロウ・ギュール|ロウ]]の[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]を惑わした際の台詞。この直前ギナは[[オーブ連合首長国|オーブ]]におけるロウとの模擬戦で相当な屈辱を味合わされていた。余程根に持っていたらしく、ギナの執念深さが伺える。 |
| ;「貴様ら雑魚相手に姿を消している必要も無いわ!」 | | ;「貴様ら雑魚相手に姿を消している必要も無いわ!」 |
− | :ゴールドフレーム天で、ザフトの艦隊を攻撃した際の台詞。これだけならよくある悪役の台詞だが、問題はその場面。この台詞を放った以降、ギナは宣言通りミラージュコロイドを解除して戦闘を行ったのだが、その直前まで'''ミラージュコロイドを展開して(姿を消して)戦闘を行っていた'''。今まで姿を隠して戦っていたのに、突如姿を現してこの台詞。しかも、この時点で襲撃したザフトの艦隊はほぼ壊滅状態。卑怯にも程がある。 | + | :ゴールドフレーム天で、ザフトの艦隊を攻撃した際の台詞。これだけならよくある悪役の台詞だが、問題はその場面。 |
| + | :この台詞を放った以降、ギナは宣言通りミラージュコロイドを解除して戦闘を行ったのだが、その直前まで'''[[ミラージュコロイド]]を展開して[[ジャミング機能|(姿を消して)]]戦闘を行っていた'''。 |
| + | :今まで姿を隠して戦っていたのに、突如姿を現してこの台詞。しかも、この時点で襲撃した[[ザフト]]の艦隊はほぼ壊滅状態。卑怯にも程がある。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
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| :;[[アストレイゴールドフレーム天]] | | :;[[アストレイゴールドフレーム天]] |
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| + | == 余談 == |
| + | *ロンド・ギナ・サハクのミドルネームは、[[日本神話]]の[[神]]「イザナギ」(イザナミの兄にして夫)に由来する。 |
| + | **ただし、ギナは(双子の)弟であり、劇中において死亡する(後に、カーボンヒューマンとして復活するが)等、イザナギと異なる点も存在している。 |
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