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296 バイト追加 、 2017年4月5日 (水) 04:49
「参戦可能・不可能論議」を中心に推敲
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=== 知名度の問題 ===
 
=== 知名度の問題 ===
放送時期的に古すぎる、視聴方法が限られている、単に話題性が無いなどの理由により知名度が低い作品がある。それらは参戦しても喜ぶ原作ファンやスパロボファンが少なく売上に貢献しないという考え方である。例として、古谷徹氏は寺田Pと食事に行った際、自身が主役を演じた『グロイザーX』の参戦を希望したが、寺田Pは「誰も知らないでしょ」と返答したとのこと。
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放送時期的に古すぎる、視聴方法が限られている、単に話題性が無いなどの理由により知名度が低い作品がある。それらは参戦しても喜んでくれる原作ファンやスパロボファンが少なく、同時に売上に貢献しないという考え方である。例として、古谷徹氏は寺田Pと食事に行った際、自身が主役を演じた『グロイザーX』の参戦を希望したが、寺田Pは「誰も知らないでしょ」と返答したとのこと。
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売上を抜きにしても、より多く参戦を望まれている作品が優先されるのは仕方ないことではあるが、知名度が低いからといって絶対に参戦できないという訳ではない。メジャー作品だけでは参戦作品がいつも似たような顔ぶれになることもあり、シリーズを重ねるにしたがって一般的に知名度が低いと言われるような作品の参戦機会も増えてきている。かつて携帯機用スパロボには声が無く、製作費が安いことから知名度の低い作品でも試験的に参戦しやすいと言われ、そちらで初参戦した作品が好評だった場合は据置機用スパロボに再参戦することもあった。中でもマイナーな作品の多かった『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』が『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』としてリメイクされたことは好例といえる。
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ファンサービス的にも、商業的にも、より多く参戦を望まれている作品が優先されるのは仕方ないことではあるが、知名度が低いからといって絶対に参戦できないという訳ではない。メジャー作品だけでは参戦作品がいつも似たような顔ぶれになることもあり、シリーズを重ねるにしたがって一般的に知名度が低いと言われるような作品の参戦機会も増えてきている。かつて携帯機用スパロボには声が無く、製作費が安いことから知名度の低い作品でも試験的に参戦しやすいと言われ、そちらで初参戦した作品が好評だった場合は据置機用スパロボに再参戦することもあった。中でもマイナーな作品の多かった『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』が『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』としてリメイクされたことは好例といえる。
    
また、スパロボに参戦したのちに作品の知名度が上がり、放送当時の玩具の復刻やリメイク作品が製作されるなどのケースもある。
 
また、スパロボに参戦したのちに作品の知名度が上がり、放送当時の玩具の復刻やリメイク作品が製作されるなどのケースもある。
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他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。特に、シリーズを重ねるごとに参戦作品の世界観や諸設定の再現する度合いが強くなっていくにつれて、作品設定の擦り合わせという面で作品の組み合わせにも影響するようになっている。
 
他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。特に、シリーズを重ねるごとに参戦作品の世界観や諸設定の再現する度合いが強くなっていくにつれて、作品設定の擦り合わせという面で作品の組み合わせにも影響するようになっている。
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これらの作品は『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』や『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』、『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』ように主な舞台を[[異世界]]にすることで、参戦が可能になる場合がある。そのため「あの作品がいるならこの作品は出しやすいor出しにくい」というような相性の問題として議論になる場面も多い。
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これらの作品は『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』や『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』、『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のように主な舞台を[[異世界]]にすることで、参戦が可能になる場合がある。そのため「あの作品がいるならこの作品は出しやすいor出しにくい」というような相性の問題として議論になる場面も多い。
ただし『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の「[[ガンダムファイト]]」、『[[蒼穹のファフナー]]』の「日本消滅」等のように舞台装置が大幅改変・無視されることも常態化しているため、一概に「この設定では参戦できない」と断言することは出来ない。
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ただし『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の「[[ガンダムファイト]]」、『[[蒼穹のファフナー]]』の「[[日本]]列島消滅」等のように舞台装置が大幅改変・無視されることも常態化しているため、一概に「この設定では参戦できない」と断言することは出来ない。
    
「[[多元世界]]」を導入した『[[Zシリーズ]]』の出現以降、各作品同士を[[平行世界]]の関係に置くことでこの問題をクリアしているスパロボは多く、日に日にハードルは下がっている。
 
「[[多元世界]]」を導入した『[[Zシリーズ]]』の出現以降、各作品同士を[[平行世界]]の関係に置くことでこの問題をクリアしているスパロボは多く、日に日にハードルは下がっている。
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| [[作品名]] || [[スーパーロボット大戦]]
 
| [[作品名]] || [[スーパーロボット大戦]]
 
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=== 権利上の問題 ===
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スパロボシリーズの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコエンターテインメントは、玩具メーカー・バンダイを含む「バンダイナムコグループ」の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやKONAMIがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。スパロボに関わる権利はコンピューターゲームの販売権であり、基本的には玩具の販売権を取得している会社がゲームも販売することが多く、玩具の発売会社を確認することで大まかに判断できる。ただし稀にそれぞれの権利を別会社が取得している作品(例:『魔神英雄伝ワタル』・『超速変形ジャイロゼッター』)もあるので注意が必要。
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また、ゲーム業界に絞って考えれば、バンダイナムコエンターテインメントはほとんどの同業他社と競合関係にあるため、他社が開発・販売したロボットゲーム作品、それらを原作とするロボットアニメ作品を参戦させることも困難とされている。ただし2000年代以降のゲーム業界は異なるメーカー間のコラボレーションが積極的に行われており、SEGAの『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|バーチャロン]]』のスパロボ参戦はその象徴的な例といえるだろう。
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ライバル企業が関わっていない作品であっても、制作会社の解散で版権の所在がはっきりしなくなっていたり、版権の管理に複数の企業が関わっていたりする場合、版権取得が困難になりやすい。中には、単純に版権料が高額なので参戦が見送られているのではないかと噂されているものもある。一例としては『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』が『[[スーパーロボット大戦α|α]]』を最後に参戦がないのは、この作品の版権管理は見直された結果、キャラクターの出典元である複数の横山光輝作品にも版権料を支払わないとならなくなったためという説がある。この他、原作者が版権を持つ作品の場合、原作者がスパロボシリーズに否定的であると、バンダイが玩具化するには問題はないがスパロボへの参戦は許可が下りない場合もある。逆にダイナミックプロ作品など、原作者・制作サイドがスパロボに好意的・協力的である場合、スポンサーが競合関係にある企業である場合でも参戦した例もある。
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また、ロボットアニメの制作サイドとスポンサーの関係には大きく2種類が存在する。1つは『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のように既に制作中の作品に玩具メーカーが出資し見返りとして商品化権を得るというもの、もう1つは、「[[マシンロボ]]シリーズ」のように玩具メーカーがデザインを持ち込みアニメ化させるというもの。大元の生みの親ががどちらであるかは版権事情にも大きく影響してくる。「マシンロボ」シリーズのように玩具そのものを原作とし、タイトルごとにアニメの制作会社が異なる作品もあれば、『[[伝説巨神イデオン]]』のように玩具会社からの持ち込み企画であるにも関わらず玩具会社が手放した作品、「勇者シリーズ」のように複雑な背景事情で映像と玩具が離れ離れになってしまう作品もある。これによって、参戦可能のように思える作品が参戦できない、その逆に不可能だと思われた作品が参戦する、同じシリーズなのに参戦可能なタイトルと不可能なタイトルが存在したりとバラつきが起こることがある。
      
=== 展開メディアの問題 ===
 
=== 展開メディアの問題 ===
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変則として、CERO-C以上のスパロボ作品が1つもない現在では年齢制限がある作品の参戦が難しい一方、『[[機神咆吼デモンベイン]]』・『[[冥王計画ゼオライマー]]』のような原作は成人向けだが、その作品自体は成人向けではない「一般向けアニメ」の方が参戦を果たした事例もある。-->
 
変則として、CERO-C以上のスパロボ作品が1つもない現在では年齢制限がある作品の参戦が難しい一方、『[[機神咆吼デモンベイン]]』・『[[冥王計画ゼオライマー]]』のような原作は成人向けだが、その作品自体は成人向けではない「一般向けアニメ」の方が参戦を果たした事例もある。-->
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=== 権利上の問題 ===
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==== 1.競合他社が権利を所有している ====
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スパロボの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコエンターテインメントは、玩具メーカー・バンダイを含む「バンダイナムコグループ」の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやコナミがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。スパロボに関わる権利は「コンピューターゲームの販売権」であり、基本的には玩具の販売権を取得している会社がゲームも販売することが多く、玩具の発売会社を確認することで大まかに判断できる。ただし稀にそれぞれの権利を別会社が取得している作品(例:『魔神英雄伝ワタル』・『超速変形ジャイロゼッター』)もあるので注意が必要。
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ゲーム業界に絞って考えれば、バンダイナムコエンターテインメントはほとんどの同業他社と競合関係にあるため、他社が開発・販売したロボットゲーム作品、それらを原作とするロボットアニメ作品を参戦させることも困難とされている。ただし2000年代以降のゲーム業界は異なるメーカー間のコラボレーションが積極的に行われており、SEGAの『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|バーチャロン]]』のスパロボ参戦はその象徴的な例といえるだろう。
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==== 2.版権料が高い・権利の所在が不明 ====
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ライバル企業が関わっていない作品であっても、制作会社の解散で版権の所在がはっきりしなくなっていたり、版権の管理に複数の企業が関わっていたりする場合、版権取得が困難になりやすい。中には、単純に版権料が高額なので参戦が見送られているのではないかと噂されているものもある。一例としては『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』が『[[スーパーロボット大戦α|α]]』を最後に参戦がないのは、この作品の版権管理は見直された結果、キャラクターの出典元である複数の横山光輝作品にも版権料を支払わないとならなくなったためという説がある。この他、原作者が版権を持つ作品の場合、原作者がスパロボシリーズに否定的であると、バンダイが玩具化するには問題はないがスパロボへの参戦は許可が下りない場合もある。逆にダイナミックプロ作品など、原作者・制作サイドがスパロボに好意的・協力的である場合、スポンサーが競合関係にある企業である場合でも参戦した例もある。
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また、ロボットアニメの制作サイドとスポンサーの関係には大きく2種類が存在する。1つは『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のように既に制作中の作品に玩具メーカーが出資し見返りとして商品化権を得るというもの、もう1つは、「[[マシンロボ]]シリーズ」のように玩具メーカーがデザインを持ち込みアニメ化させるというもの。大元の生みの親ががどちらであるかは版権事情にも大きく影響してくる。「マシンロボ」シリーズのように玩具そのものを原作とし、タイトルごとにアニメの制作会社が異なる作品もあれば、『[[伝説巨神イデオン]]』のように玩具会社からの持ち込み企画であるにも関わらず玩具会社が手放した作品、「勇者シリーズ」のように複雑な背景事情で映像と玩具が離れ離れになってしまう作品もある。これによって、参戦可能のように思える作品が参戦できない、その逆に不可能だと思われた作品が参戦する、同じシリーズなのに参戦可能なタイトルと不可能なタイトルが存在したりとバラつきが起こることがある。
    
== 参戦可能・不可能論議 ==
 
== 参戦可能・不可能論議 ==
スパロボにおいて、どの作品が参戦するかは、ユーザー間で最も注目度の高い項目といっても過言ではない。それ故に「ある作品がスパロボに参戦する可能性があるのかないのか」という点は各所で論争の火種となっている(この記事自体も、その論議の延長線上にある)。
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どの作品がいつ、どんな形で参戦するかは、スパロボユーザーの間で最も注目度の高い項目といっても過言ではない。それ故に「ある作品がスパロボに参戦する可能性はどれほどなのか」という点は各所で論争の火種となっている(この記事自体も、その論議の延長線上にある)。
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今日、ある作品が未参戦である理由は概ね前述の6種<ref>「単に機会に恵まれていないだけ」「実はいつでも出せるが、あえて出さない」という理由を含めると8種</ref>に整理されて語られるが、Webの草創期にネット上で行われたこの手の議論について言えば、「その作品の設定がスパロボの世界観との親和性を有するかどうか」という'''世界観や設定に関する問題提起'''が非常に多かった。
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今日、ある作品が未参戦である理由は概ね前述の5種(「単に機会に恵まれていないだけ」という理由を含めると6種)に整理されて語られるが、Webの草創期にネット上で行われたこの手の議論について言えば、「その作品の設定がスパロボの世界観との親和性を有するかどうか」という'''「3.世界観・設定の問題」の議論提起'''が非常に多かった。
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その中には例えば
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*『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』・・・「[[A.T.フィールド]]は絶対領域であるという設定であるため、並のロボットでは破れない」
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*『[[戦闘メカ ザブングル]]』・・・「[[ウォーカーマシン]]はエネルギー源がガソリン、ハンドル操縦、恐らく宇宙不可」
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*『[[機動戦艦ナデシコ]]』・・・「タイトルが戦艦を指していて、他と比べてロボットアニメらしくない」「異様に恋愛描写の多い作風はスパロボに馴染まない」
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といった主張が存在していた。
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その中には例えば「[[A.T.フィールド]]は絶対領域であるという設定であるため他のロボットでは破れず、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』は参戦が難しい」とか「ガソリン動力源のハンドル操縦、そして恐らく宇宙不可と思われる[[ウォーカーマシン]]が主軸の『[[戦闘メカ ザブングル]]』は参戦が難しい」といった主張、更に『[[機動戦艦ナデシコ]]』に対しては「『ナデシコ』は機動“戦艦”であって、ロボットものの作品ではない」「異様に恋愛描写の多い作風はスパロボに馴染まず、参戦は難しいはずだ」といった主張まで存在していた。これは『[[スーパーロボット大戦J|J]]』以前のシリーズが[[宇宙世紀]]ガンダムを母体に[[マジンガーシリーズ|マジンガー]]や[[ゲッターロボシリーズ|ゲッターロボ]]、『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』や『[[無敵鋼人ダイターン3]]』といった定番作品を母体にした世界観に固定されていたこと、それらのレギュラー作品が出ないスパロボはあり得ないと考えられていたこと、旧シリーズの参戦作の殆どが一般向けバラエティ番組で取り上げられるような高い知名度の作品や、児童向け玩具販促アニメで占められていたことに起因する。
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これは黎明期のスパロボが、[[宇宙世紀]]ガンダムを母体に『[[マジンガーシリーズ]]』や『[[ゲッターロボシリーズ]]』(いわゆる[[御三家]])、『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』や『[[無敵鋼人ダイターン3]]』といった[[スーパーロボット]]アニメの代表作が、スパロボの世界観(あるいは雰囲気)を形成しレギュラーとして定着していた、ひいては「それらが外されることなどあり得ない」と思われていたことに起因する。また、『[[旧シリーズ]]』の参戦作品のほとんどがオタク向けでなく、一般向けバラエティ番組で取り上げられるような高い知名度の作品や、児童向けの玩具販促アニメで占められていたことも不安視された一因であろう。
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実際のところ、これらは現在のスパロボを代表する参戦作品として問題なく活躍しており、上記の指摘が単なる杞憂に過ぎなかったことは言うまでもない。この例が意味するところは「'''設定の問題に関して言えば、ユーザー側が考えるよりはスパロボ参戦への壁は低い'''」ということであり、ユーザーの間では限りなく参戦可能性が低いと見られていたために話題に昇ることすら殆どなかった'''『[[疾風!アイアンリーガー]]』の『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』への参戦'''はそれを顕著に示した例である。
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結局これらは参戦を果たし、スパロボ劇中でも問題なく活躍しており、上記の指摘が単なる杞憂に過ぎなかったことは言うまでもない。この例が意味するところは「'''設定の問題に関して言えば、ユーザー側が考えるよりはスパロボ参戦への壁は低い'''」ということであり、根本的に話題に昇ったことがあったか疑わざるを得ない'''『[[疾風!アイアンリーガー]]』の『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』への参戦'''はそれを顕著に示した例である。
    
「スパロボは当時のバンプレストが権利関係の調整に秀でていたからこそ実現したシリーズ」という製作者サイドの発言が物語っているように、参戦に対するハードルの高さは、実際のところはほぼ'''権利関係の調整難度'''に帰着するものと思われる。権利者の一人でもある原作者の心理的障壁を取り払う意味では、原作の雰囲気を損なわずに参戦可能な世界観を構築することもまた参戦実現に不可欠なため、それらに関する課題もないとは言い切れないが、権利の問題に比してその比重がかなり小さいことは間違いない。
 
「スパロボは当時のバンプレストが権利関係の調整に秀でていたからこそ実現したシリーズ」という製作者サイドの発言が物語っているように、参戦に対するハードルの高さは、実際のところはほぼ'''権利関係の調整難度'''に帰着するものと思われる。権利者の一人でもある原作者の心理的障壁を取り払う意味では、原作の雰囲気を損なわずに参戦可能な世界観を構築することもまた参戦実現に不可欠なため、それらに関する課題もないとは言い切れないが、権利の問題に比してその比重がかなり小さいことは間違いない。
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とりわけユーザーの興味は「スーパーロボット大戦で表現されたアニメーション」と「異なる世界観の融合」の二つに絞られる。「スーパーロボット大戦シリーズのアニメーションで表現したアニメーション」はロボットアニメというジャンルを超えて、全ての著作物に適用されている。自由度の高さもあってか二次著作物(オリジナル動画)が多く作成されており、ここから「異なる世界観の融合」へと繋がり、未参戦作品のラインナップへとつながる。しかし、元々のスーパーロボット大戦のイメージアップに繋がるのか、そうでないのか。ユーザーの賛否は又とないことである。
 
とりわけユーザーの興味は「スーパーロボット大戦で表現されたアニメーション」と「異なる世界観の融合」の二つに絞られる。「スーパーロボット大戦シリーズのアニメーションで表現したアニメーション」はロボットアニメというジャンルを超えて、全ての著作物に適用されている。自由度の高さもあってか二次著作物(オリジナル動画)が多く作成されており、ここから「異なる世界観の融合」へと繋がり、未参戦作品のラインナップへとつながる。しかし、元々のスーパーロボット大戦のイメージアップに繋がるのか、そうでないのか。ユーザーの賛否は又とないことである。
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== 脚注 ==
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