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| ;「イングの脱走はドゥバン・オーグの妨害によって望まぬ方向へ進み……修正は困難かと思われたが、天は我を見放さなかった。偶然に偶然が重なり、結果的には我の思い通りに……」 | | ;「イングの脱走はドゥバン・オーグの妨害によって望まぬ方向へ進み……修正は困難かと思われたが、天は我を見放さなかった。偶然に偶然が重なり、結果的には我の思い通りに……」 |
| :この台詞からもわかるとおり、αやSHOに比べて「偶然」の要素が大きいことがわかる。 | | :この台詞からもわかるとおり、αやSHOに比べて「偶然」の要素が大きいことがわかる。 |
− | ;シュウ「何故、あなたはクロスゲートやガンエデンの存在を知っているのです?」<br/>ユーゼス「ゼ・バルマリィ帝国にそれらに関する伝承や文献があり、そして……我に虚憶の欠片があったからだ」<br/>テュッティ「虚憶……?」<br/>ユーゼス「一大劫を経て再有生し、受け継がれる記憶……いわば、前世の記憶だ」<br/> 「お前達の中にも虚憶を持っている者がいるだろう。見聞なきはずのクロスゲートやガンエデン、その名や姿に覚えがある者が」<br/> 「記憶を辿ろうとも明確な答えは出ず、おぼろげに存在している知識……きっかけがなければ、自覚せぬまま一生を終える」 | + | ;シュウ「何故、あなたはクロスゲートやガンエデンの存在を知っているのです?」<br/>ユーゼス「ゼ・バルマリィ帝国にそれらに関する伝承や文献があり、そして……我に虚憶の欠片があったからだ」<br/>テュッティ「虚憶……?」<br/>「一大劫を経て再有生し、受け継がれる記憶……いわば、前世の記憶だ」<br/>「お前達の中にも虚憶を持っている者がいるだろう。見聞なきはずのクロスゲートやガンエデン、その名や姿に覚えがある者が」<br/>「記憶を辿ろうとも明確な答えは出ず、おぼろげに存在している知識……きっかけがなければ、自覚せぬまま一生を終える」 |
| :「虚憶」について。「一大劫」とは単位の一つで、'''宇宙の誕生から消滅までを現す'''。つまり、ユーゼスの「虚憶」にある「SHO」や「α」は、OGから見ると「'''前の宇宙の出来事'''」となる……。 | | :「虚憶」について。「一大劫」とは単位の一つで、'''宇宙の誕生から消滅までを現す'''。つまり、ユーゼスの「虚憶」にある「SHO」や「α」は、OGから見ると「'''前の宇宙の出来事'''」となる……。 |
| ;「リュウセイ・ダテ……我はお前を知って……いや、“覚えて”いるぞ」<br/>「マサキ・アンドー……そして、サイバスター。その存在も“覚えて”いる」<br/>「我とお前の[[スーパーロボット大戦α|前世]]は交わっていた……いや、お前だけではなく、他の者とも」<br/>「今生が最初の縁となる者が多いが……深浅の差こそあれ、我との因縁を持つ者が何人か存在している」 | | ;「リュウセイ・ダテ……我はお前を知って……いや、“覚えて”いるぞ」<br/>「マサキ・アンドー……そして、サイバスター。その存在も“覚えて”いる」<br/>「我とお前の[[スーパーロボット大戦α|前世]]は交わっていた……いや、お前だけではなく、他の者とも」<br/>「今生が最初の縁となる者が多いが……深浅の差こそあれ、我との因縁を持つ者が何人か存在している」 |
| :つまりはリョウトやユウキなど、「α」の登場人物達である。 | | :つまりはリョウトやユウキなど、「α」の登場人物達である。 |
− | ;ユーゼス「虚憶の有無、内容については個体差がある。その要因となるものは縁……一大劫前からの因縁だ」<br/> 「別の形で生まれ変わる者もいれば、一大劫を経て再有生する者もいる。虚憶の持ち主のほとんどが後者だ」<br/>リシュウ「(マサキに対して)一大劫とは仏教の言葉での。世界が誕生してから消滅するまでの過程が成劫、住劫、壊劫、空劫の四劫に分かれていると考えられており……それら全てをまとめて一大劫と呼ぶのじゃ」<br/>ユーゼス「そして、再有生とは一大劫を経て同じような姿、気性、能力を保つことだ」 <br/>「たとえば、マサキ・アンドー……そしてシュウ・シラカワ。お前達も再有生を遂げ、互いに因縁で結ばれている。そう、並行世界だけでなく、一大劫を経てもなお、お前達は強固な縁で結ばれているのだ」 | + | ;「虚憶の有無、内容については個体差がある。その要因となるものは縁……一大劫前からの因縁だ」<br/>「別の形で生まれ変わる者もいれば、一大劫を経て再有生する者もいる。虚憶の持ち主のほとんどが後者だ」<br/>リシュウ「(マサキに対して)一大劫とは仏教の言葉での。世界が誕生してから消滅するまでの過程が成劫、住劫、壊劫、空劫の四劫に分かれていると考えられており……それら全てをまとめて一大劫と呼ぶのじゃ」<br/>「そして、再有生とは一大劫を経て同じような姿、気性、能力を保つことだ」<br/>「たとえば、マサキ・アンドー……そしてシュウ・シラカワ。お前達も再有生を遂げ、互いに因縁で結ばれている。そう、並行世界だけでなく、一大劫を経てもなお、お前達は強固な縁で結ばれているのだ」 |
| :「再有生」について。つまりは前の宇宙、前の世界で強い因縁を持った者達は、互いに同じ人物として次の宇宙、次の世界へ転生するが、この時互いを結ぶ因縁が同時に引き継がれていく。現にマサキとシュウの場合、初登場となる第2次以来、何度も宿敵として戦って来ている。ちなみにシュウはこれを「願い下げだ」と切り捨てたマサキに「同感ですね」と同調したが、当人もまた虚憶を持つだけになおさらうんざりしているのだろう。 | | :「再有生」について。つまりは前の宇宙、前の世界で強い因縁を持った者達は、互いに同じ人物として次の宇宙、次の世界へ転生するが、この時互いを結ぶ因縁が同時に引き継がれていく。現にマサキとシュウの場合、初登場となる第2次以来、何度も宿敵として戦って来ている。ちなみにシュウはこれを「願い下げだ」と切り捨てたマサキに「同感ですね」と同調したが、当人もまた虚憶を持つだけになおさらうんざりしているのだろう。 |
| ;「再有生という言葉の意味を知っただけであれば、そうであろう。四劫は宇宙の真理……それを知らずとも破界と再世は繰り返される」<br/>「再有生を遂げなくとも、虚憶がなくとも、人は生まれ、死んで行くのだ」<br/>「ただ……仮に再有生の実感があるとすれば、お前はそのような姿ではいられぬ」 | | ;「再有生という言葉の意味を知っただけであれば、そうであろう。四劫は宇宙の真理……それを知らずとも破界と再世は繰り返される」<br/>「再有生を遂げなくとも、虚憶がなくとも、人は生まれ、死んで行くのだ」<br/>「ただ……仮に再有生の実感があるとすれば、お前はそのような姿ではいられぬ」 |
| :マサキに対して。下手をすると本当に[[アサキム・ドーウィン|この男]]の事を言っているのかもしれない。OGのマサキが「ああなる」とはさすがに考えにくいが、少なくともまた一つ関係性が示唆されたことになる。なお、この台詞にまたもギリアムが反応している。本当にスフィアに関わっていたとでもいうのか? | | :マサキに対して。下手をすると本当に[[アサキム・ドーウィン|この男]]の事を言っているのかもしれない。OGのマサキが「ああなる」とはさすがに考えにくいが、少なくともまた一つ関係性が示唆されたことになる。なお、この台詞にまたもギリアムが反応している。本当にスフィアに関わっていたとでもいうのか? |
− | ;レーツェル「もう一つ聞こう。再有生は、自らの意志で行えるものなのか?」<br/>ユーゼス「希にそれを知り、四劫の超越を試みる者……いや、そうせざるを得ない者達がいる」<br/>ライ「……お前の事か、ユーゼス」<br/>ユーゼス「そう……そして、我と深き因縁を持ち、幾度も我の前に現れるイングラム・プリスケン。だが、彼奴は己の虚憶に気付く前、お前達の手によって消滅した。もはや、我の前に立ちはだかることはない」<br/> 「今にしてお前馬、ネビーイームの損失を補って余りある結果だ。我が因果の鎖の一つをお前達が断ってくれたのだからな」<br/> 「例え、イングラムが[[クォヴレー・ゴードン|別の形で転生]]しようと、時既に遅し。我は彼奴より先に因子を揃え、このアダマトロンを現出させた」 | + | ;レーツェル「もう一つ聞こう。再有生は、自らの意志で行えるものなのか?」<br/>ユーゼス「希にそれを知り、四劫の超越を試みる者……いや、そうせざるを得ない者達がいる」<br/>ライ「……お前の事か、ユーゼス」<br/>「そう……そして、我と深き因縁を持ち、幾度も我の前に現れるイングラム・プリスケン。だが、彼奴は己の虚憶に気付く前、お前達の手によって消滅した。もはや、我の前に立ちはだかることはない」<br/>「今にしてお前馬、ネビーイームの損失を補って余りある結果だ。我が因果の鎖の一つをお前達が断ってくれたのだからな」<br/>「例え、イングラムが[[クォヴレー・ゴードン|別の形で転生]]しようと、時既に遅し。我は彼奴より先に因子を揃え、このアダマトロンを現出させた」 |
− | :イングラムが死んだことで、ユーゼスは己の計画の成功を確信した。その意を継いだもう一人のイングラムは未だ因子が揃わず、OG世界には来られない。……だが、彼は気づかない。イングラムが死んだ瞬間、鎖から逃げることはもう出来なくなったのだと。 | + | :イングラムが死んだことで、ユーゼスは己の計画の成功を確信した。その意を継いだもう[[クォヴレー・ゴードン|一人のイングラム]]は未だ因子が揃わず、OG世界には来られない。<br/>……だが、彼は気づかない。イングラムが死んだ瞬間、因果の鎖から逃げることはもう出来なくなったのだと。 |
| ;「我は長らく疑問に思っていた……何故、我にクロスゲートやガンエデンに関する虚憶が存在していたか……我は何者であり、どこから来たのか……そして、クロスゲートとガンエデンに関する研究と調査を進め……虚憶の欠片を繋ぐための計画を立て、実行に移した」<br/>「我は知りたかったのだ、何が原因となって虚憶を持ったのか。欠けていた記憶は何なのか。ガンエデンとは、クロスゲートとは何なのか。誰が、何のために作ったのか。我とどような関係があるのか」<br/>「そして、我は因子を揃え、その両方を手中にした」 | | ;「我は長らく疑問に思っていた……何故、我にクロスゲートやガンエデンに関する虚憶が存在していたか……我は何者であり、どこから来たのか……そして、クロスゲートとガンエデンに関する研究と調査を進め……虚憶の欠片を繋ぐための計画を立て、実行に移した」<br/>「我は知りたかったのだ、何が原因となって虚憶を持ったのか。欠けていた記憶は何なのか。ガンエデンとは、クロスゲートとは何なのか。誰が、何のために作ったのか。我とどような関係があるのか」<br/>「そして、我は因子を揃え、その両方を手中にした」 |
| :そもそもの行動理由。覚えのないクロスゲートとガンエデンの虚憶……それらは何のためにあり、どのような因縁で自分がその記憶を持っているのか? ユーゼスはそれを知るために行動していたのだ。<br/>参考までに記しておくと、αのクロスゲートは、ナシムとゲベルが地球とバルマーを行き来するために設置した通路であり、副次機能として次元接続が可能なものであった。 | | :そもそもの行動理由。覚えのないクロスゲートとガンエデンの虚憶……それらは何のためにあり、どのような因縁で自分がその記憶を持っているのか? ユーゼスはそれを知るために行動していたのだ。<br/>参考までに記しておくと、αのクロスゲートは、ナシムとゲベルが地球とバルマーを行き来するために設置した通路であり、副次機能として次元接続が可能なものであった。 |
403行目: |
403行目: |
| :何処かの世界のユーゼスは、何故自分は因果の鎖に縛られているのか、なぜ破滅の運命が待っているのかを知ろうとしていたらしい。 | | :何処かの世界のユーゼスは、何故自分は因果の鎖に縛られているのか、なぜ破滅の運命が待っているのかを知ろうとしていたらしい。 |
| ;「……彼奴らが未だ存在するのは、我が因縁、業の深さゆえか」 | | ;「……彼奴らが未だ存在するのは、我が因縁、業の深さゆえか」 |
− | :しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが一番だろう。 | + | :しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。 |
| ;「あの男……滅ぼさず、取り込むべきか……?」 | | ;「あの男……滅ぼさず、取り込むべきか……?」 |
| :ギリアムからの被弾台詞。 | | :ギリアムからの被弾台詞。 |
416行目: |
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| ;「お、同じか……同じ結末なのか……!」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……!? ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br/>「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」 | | ;「お、同じか……同じ結末なのか……!」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……!? ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br/>「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」 |
| :撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち敗北の因果を一挙に再現しただけに過ぎなかった。<br/>因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。 | | :撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち敗北の因果を一挙に再現しただけに過ぎなかった。<br/>因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。 |
− | ;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>ユーゼス「ふははははははは!! 私だ!! 私が造ったのだ!! そう、あれは!! 私が造るはずだったのだよ!! クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ふはははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!」<br/>「なのに、何を間違った!? 何が原因だ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!?」 | + | ;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>「ふははははははは!! 私だ!! 私が造ったのだ!! そう、あれは!! 私が造るはずだったのだよ!! クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ふはははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!」<br/>「なのに、何を間違った!? 何が原因だ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!?」 |
| :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、そもそもの始まりたる「SHO」の世界自体、別世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると……。「クロスゲートもガンエデンも」と言っている辺り、スパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOG世界自体、'''どこかの世界のユーゼスが作り上げた、スパロボ作品のパッチワーク'''なのかも知れない。 | | :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、そもそもの始まりたる「SHO」の世界自体、別世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると……。「クロスゲートもガンエデンも」と言っている辺り、スパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOG世界自体、'''どこかの世界のユーゼスが作り上げた、スパロボ作品のパッチワーク'''なのかも知れない。 |
| ;イング「そのイルイを取り込んでしまったのは誰だ?」<br/>ユーゼス「私だ! この私だ!!」<br/>イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br/>ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 | | ;イング「そのイルイを取り込んでしまったのは誰だ?」<br/>ユーゼス「私だ! この私だ!!」<br/>イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br/>ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 |
− | :死に際。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />しかし、断末魔にこの台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。<br/>かくしてユーゼスは滅びたが、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、最後の「因子」がここに揃えられた……。 | + | :死に際。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />しかし、断末魔に'''ネット上でネタにされた'''この台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。<br/>かくしてユーゼスは滅びたが、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、最後の「因子」がここに揃えられた……。 |
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