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− いかなる敵を相手にしても勝利を収めた鉄也であったが、終盤になると人間的な弱さも見せ始めるようになる。自分を育ててくれた事で肉親の情を感じていた剣造が、アメリカから帰国した甲児と実の親子としての仲睦まじい間柄を見て不安を抱くようになり、悪夢にうなされる程、孤児としてのトラウマに苛まれた結果、甲児に対する並外れた対抗心に突き動かされる事になってしまう。意識的に甲児の[[マジンガーZ]]との連携訓練を妨害する形で拒否し、更には甲児が提案した「戦闘獣を完全に撃破せず、敵の基地へ帰還するよう誘導する」という作戦も無視する形で撃破しまう。見かねたジュンからも叱責されたが、それでも鉄也は意固地に自分の考えを変えようとはせず、その隙を突く形で[[地獄大元帥]]が総力戦を仕掛ける事になる。その後、剣造に仲間を思いやる大切さを説かれた鉄也は考えを改めるに至ったが、既に地獄大元帥との決戦は後手に回ってしまっており、甲児のマジンガーZと分断に追い込む作戦によって窮地に陥ってしまい、それを救おうとした剣造は[[特攻]]し、甲児に看取られる形で命を落としてしまった。最後は剣造を弔うかのように奮戦し、[[ミケーネ帝国]]に対して勝利を収める。決戦後、病院に搬送された鉄也は、甲児とシローの二人を本当の孤児にしてしまった事への後悔に苛まれるが、ジュンの叱咤を受けた鉄也は、必ず再起して平和の為にまた戦う事を決意するのだった。+
− 実は、ミケーネとの戦いで戦死する予定だったが、重傷を負いながらも生存するという展開に変更された([[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]では死亡)。また、『グレートマジンガー』の続編として企画されていた『ゴッド・マジンガー』(80年代に放映された同名アニメとは無関係)でも、ミケーネ帝国の攻撃によって再起不能の重傷を負い、パイロットの座を退いて作戦指揮官となる予定であったりと(TV版最終回での扱いも含め)、彼の末路には常に物悲しさが漂う。+
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『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の[[主人公]]。
『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の[[主人公]]。
小型戦闘機[[ブレーンコンドル]]及び、[[グレートマジンガー]]の専任パイロット。TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、マジンガーZでも太刀打ちできない[[戦闘獣]]を瞬く間に撃破し、甲児を大きく上回る実力を持った新たなスーパーロボット乗りのヒーローとして華々しいデビューを飾る事になった。当初は22歳で設定されていたが余りにも大人びた風貌の為、「視聴者である子供が感情移入し辛いのでは?」との懸念から第19話以降、年齢を下げられて18歳になった。年齢を上げる例はよくあるが、下げるケースは珍しい。
小型戦闘機[[ブレーンコンドル]]及び、[[グレートマジンガー]]の専任パイロット。TV版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』最終回に先駆けて公開された劇場映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のクライマックスで、衝撃的なデビューを飾る。
7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られ、小・中学校はちゃんと通っていたが、同時にグレートマジンガーのパイロットになる為に、パートナーの[[炎ジュン]]と共に厳しい訓練を課せられる形で育てられた。その結果、生身での戦闘やバイクの操縦にも習熟しており、それらによる自らの実力への絶対的自信から『'''[[戦闘のプロ]]'''』を自称する。ちなみに、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)を愛車にしている。
7歳の時に孤児院から[[兜剣造]]に引き取られ、グレートマジンガーのパイロットになる為に育てられた。厳しい訓練の結果、生身での戦闘やバイクの操縦にも習熟している'''[[戦闘のプロ]]'''。ちなみに、ロケットパンチ付きのバイク(「ジェットバイ」とも呼称)を愛車にしている。
[[性格]]は人情派でお調子者な甲児と比べると、クールで大人びており、戦闘になると妥協を決して許さず勇猛果敢に悪を叩き潰す、正に「'''偉大な勇者'''」と呼ぶに相応しい武骨漢となる。一方、孤児としての過酷な生い立ちや戦士として強烈なプライド、そしてニヒルな言動が目立つ為に、周囲には冷たい印象を与え、無用な衝突を招いてしまう事も多い。また、プロフェッショナルとしての自覚は強いものの、それが逆に足枷になって窮地に陥る事も多く、劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では[[ゲッターチーム]]と功名を争ってしまう等、精神面の未熟さも目立ち、剣造に殴られて叱責されてしまう事もあった。ただし、これらに関してはあくまでも戦闘時におけるもので、普通の日常時においては気さくで面倒見の良い兄貴分としての一面を見せている。甲児の弟である[[兜シロー|シロー]]からも、最初はマジンガーZをグレートマジンガーと「出来が違う」と比較した事で反感を持たれていたが、すぐに打ち解けて頼れる存在となっている。スパロボでは彼は特訓ばかりしてるように思えるが、原作の私生活では、月2000円のお小遣いでお菓子を買ったり、漫画を読んだりするなど意外と普通な一面も持つ。
元来優しい[[性格]]だが、その生い立ちとニヒルな物言いの為、周囲には冷たい印象を与え、衝突する事も多い。また、プロフェッショナルとしての自覚は強いものの、そのプライドの高さ故に窮地に陥る事も多く、劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では[[ゲッターチーム]]と功名を争って苦戦するなど、精神面の未熟さも目立つ。
自分を育ててくれた兜剣造には、肉親の情のようなものを感じていたが、[[兜甲児]]がアメリカから帰国すると、甲児と剣造の親子の間柄に嫉妬し、[[マジンガーZ]]との連携を拒否し、苦戦することもあった。その後、甲児達の仲間を思いやる様を見て考えを改めるが、その際の戦闘でピンチに陥り、彼を救おうとした剣造は[[特攻]]して命を落としてしまった。最後は、剣造を弔うかのように奮戦し、[[ミケーネ帝国]]に対して勝利を収めた。
スパロボでは彼は特訓ばかりしてるように思えるが、原作では月2000円のお小遣いでお菓子を買ったり、漫画を読んだりするなど意外と普通な一面も持つ。
なお、当初は22歳で設定されていたが余りにも大人びた風貌の為、「視聴者である子供が感情移入し辛いのでは?」との懸念から第19話以降、年齢を下げられて18歳になった。年齢を上げる例はよくあるが、下げるケースは珍しい。
実はミケーネとの戦いで戦死する予定だったが、重傷を負いながらも生存するという展開に変更された([[グレートマジンガー (桜多吾作版)|桜多吾作の漫画版]]では死亡)。
また、『グレートマジンガー』の続編として企画されていた『ゴッド・マジンガー』(80年代に放映された同名アニメとは無関係)でも、ミケーネ帝国の攻撃によって再起不能の重傷を負い、パイロットの座を退いて作戦指揮官となる予定であったりと(TV版最終回での扱いも含め)、彼の末路には常に物悲しさが漂う。
TV版最終話で前作のヒーロー・兜甲児に主役ポジションを奪われ、本来の主人公としては報われぬまま幕引きを迎えた印象が強いが、スタッフも引け目を感じていたのか、後に制作された劇場版『決戦!大海獣』では彼の活躍にかなりのウェイトを置き、主役の[[デューク・フリード]]さえ霞むほどの存在感を見せ付けた。
TV版最終話で前作のヒーロー・兜甲児に主役ポジションを奪われ、本来の主人公としては報われぬまま幕引きを迎えた印象が強いが、スタッフも引け目を感じていたのか、後に制作された劇場版『決戦!大海獣』では彼の活躍にかなりのウェイトを置き、主役の[[デューク・フリード]]さえ霞むほどの存在感を見せ付けた。