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| 初代の『[[スーパーロボット大戦]]』もその手法にあったのだが、『[[第2次スーパーロボット大戦]]』からはコンパチヒーローシリーズとは異なる独自の路線を歩み始め、登場するロボットやキャラクターは原作アニメとほぼ同じ設定を持つものとして、画面上で表示されるユニットのグラフィックのみ、SD化されたものが使われた。この流れは現在でも続いており、スパロボの一つの特徴となっている。 | | 初代の『[[スーパーロボット大戦]]』もその手法にあったのだが、『[[第2次スーパーロボット大戦]]』からはコンパチヒーローシリーズとは異なる独自の路線を歩み始め、登場するロボットやキャラクターは原作アニメとほぼ同じ設定を持つものとして、画面上で表示されるユニットのグラフィックのみ、SD化されたものが使われた。この流れは現在でも続いており、スパロボの一つの特徴となっている。 |
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| + | 近年では、戦闘アニメーションパターンの発達や動きの再現の為か、3~4頭身程度でシャープさを残すデフォルメになっており、「2~2.5頭身のコミカルなデフォルメ」というSDのイメージとは若干異なるようになっている。特にOGシリーズやZシリーズにおいてその傾向がよく見られる。 |
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| 原作アニメ設定を踏襲しているスパロボシリーズが、あえてSDキャラクターを使っている理由としては様々なものがあるが、ファンの間では以下の点が良く指摘される。 | | 原作アニメ設定を踏襲しているスパロボシリーズが、あえてSDキャラクターを使っている理由としては様々なものがあるが、ファンの間では以下の点が良く指摘される。 |
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| ;サイズ差の違和感の軽減 | | ;サイズ差の違和感の軽減 |
| :アニメ作品によってロボットの設定上の大きさは異なるため、スパロボでは15メートルのマジンガーZと53メートルのコンバトラーVと120メートルのダイターン3など様々な大きさのロボットが共闘する。もちろん、敵メカもこれらと胴サイズのものが出てくる。 | | :アニメ作品によってロボットの設定上の大きさは異なるため、スパロボでは15メートルのマジンガーZと53メートルのコンバトラーVと120メートルのダイターン3など様々な大きさのロボットが共闘する。もちろん、敵メカもこれらと胴サイズのものが出てくる。 |
− | :これらをサイズ設定そのままの対比で画面で表現すると、小型ユニットの全身が画面上に映るようなカメラ配置を意識した場合は巨大ユニットの指くらいしか映らなくなり、巨大ユニットの全身が映るようなカメラ配置を意識した場合は小型ユニットは点にしか見えなくなる。『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]』シリーズはそのカメラ視点による見え方の差をあえてゲーム性に取り入れているが、このシリーズはスパロボの中でも変り種の扱いであり、スパロボを好む多くの原作アニメファンは「敵味方のロボット両機が画面上で見れること」である。多くのロボットアニメ作品は設定サイズがどうであっても、敵メカや味方の他の機体が主人公ロボと似た大きさにすることでこれを実現している。 | + | :これらをサイズ設定そのままの対比で画面で表現すると、小型ユニットの全身が画面上に映るようなカメラ配置を意識した場合は巨大ユニットの指くらいしか映らなくなり、巨大ユニットの全身が映るようなカメラ配置を意識した場合は小型ユニットは点にしか見えなくなる。『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]』シリーズはそのカメラ視点による見え方の差をあえてゲーム性に取り入れているが、このシリーズはスパロボの中でも変り種の扱いであり、スパロボを好む多くのロボットアニメファンは「敵味方のロボット両機が画面上で見れること」を望んでいる。多くのロボットアニメ作品は設定サイズがどうであっても、敵メカや味方の他の機体が主人公ロボと似た大きさにすることでこれを実現している。 |
| :そうなると設定上のサイズを無視して、全ユニットを同じような大きさのグラフィックにした戦闘アニメーションを作るしかない。その「ウソ」の違和感を軽減するための方法論がSDというデザインなわけである。SDだとなぜ違和感が軽減されるのかということはなかなか言語化はしにくいが、SD化せずにサイズ設定を無視した『[[新スーパーロボット大戦]]』では、この違和感が今まで以上に強調され、プレイヤーや開発者からの評価は思わしくなかった。 | | :そうなると設定上のサイズを無視して、全ユニットを同じような大きさのグラフィックにした戦闘アニメーションを作るしかない。その「ウソ」の違和感を軽減するための方法論がSDというデザインなわけである。SDだとなぜ違和感が軽減されるのかということはなかなか言語化はしにくいが、SD化せずにサイズ設定を無視した『[[新スーパーロボット大戦]]』では、この違和感が今まで以上に強調され、プレイヤーや開発者からの評価は思わしくなかった。 |
| :なお、スパロボのSDデザインでは大きめのイメージを持つユニットは比較的大きめに、小さめのイメージを持つユニットは比較的小さめに描かれており、サイズ差による迫力みたいなもの伝えることも意識はされている。 | | :なお、スパロボのSDデザインでは大きめのイメージを持つユニットは比較的大きめに、小さめのイメージを持つユニットは比較的小さめに描かれており、サイズ差による迫力みたいなもの伝えることも意識はされている。 |
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| :創通が関わる作品は、リアル等身で登場させると番組ごとに著作権料を支払わなくてはならない。しかし、[[ガンダムシリーズ]]についてはSD化させれば「SDガンダム」のみの著作権料で済むとされており、膨大な額になると思われる著作権料を少しでも安く抑えたいという製作者側の都合。 | | :創通が関わる作品は、リアル等身で登場させると番組ごとに著作権料を支払わなくてはならない。しかし、[[ガンダムシリーズ]]についてはSD化させれば「SDガンダム」のみの著作権料で済むとされており、膨大な額になると思われる著作権料を少しでも安く抑えたいという製作者側の都合。 |
| :ただし、『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』ではガンダムシリーズにリアルサイズカットインが採用されたため、個々のガンダム作品に版権料を支払っているにも関わらず、あえてSD化を選んでいることが判明している。 | | :ただし、『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』ではガンダムシリーズにリアルサイズカットインが採用されたため、個々のガンダム作品に版権料を支払っているにも関わらず、あえてSD化を選んでいることが判明している。 |
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− | 近年では、戦闘アニメーションパターンの発達や動きの再現の為か、初期の本当にデフォルメ的なデザインよりはややリアル等身に近い形でのデザインになっている。特にOGシリーズやZシリーズにおいてその傾向がよく見られる。
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| == 関連事項 == | | == 関連事項 == |