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| ミールは複数存在することが確認されており、異なるミールの統制化にあるフェストゥム同士の意識は別のものとなるが、ミール同士が情報を共有すれば更に大きな一つの集合意思に属することが可能になる。 | | ミールは複数存在することが確認されており、異なるミールの統制化にあるフェストゥム同士の意識は別のものとなるが、ミール同士が情報を共有すれば更に大きな一つの集合意思に属することが可能になる。 |
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| + | ;超古代ミール |
| + | :作中設定のみに現れるミール。人類誕生以前の地球に存在し、類人猿の生体構造に干渉を行いホモサピエンスへの進化を促した。このミールは現在は実体を失い、人類の遺伝子そのものに因子として宿っている。フェストゥムが人類の思考を読めるのは、この遺伝子上の類似部分のせい。 |
| ;北極海ミール | | ;北極海ミール |
− | :地球人類が戦っているフェストゥム群を統括しているミール。宇宙から「あなたはそこにいますか?」というメッセージを発して旅していたが、西暦2113年にそれをキャッチした地球人が応答してしまったたことで、地球に対して「同化」という名の侵略を開始した。 | + | :地球人類が戦っているフェストゥム群を統括しているミール。宇宙から「あなたはそこにいますか?」というメッセージを発して旅していたが、西暦2113年にそれをキャッチした地球人が応答してしまったたことで、地球の北極海に飛来。フェストゥム群を大量に生み出して「同化」という名の侵略を開始した。 |
− | :はじめに北極に飛来し、そこを拠点としてフェストゥム群を大量の生み出したことから北極海ミールの名がついている。北極の氷山の地下にはフェストゥムたちが作り出した巨大なピラミッド状の要塞があり、その中央部に厳重な警戒のもとに北極海ミールが安置されている。 | + | :もうひとつのミールである瀬戸内海ミールとの接触を図るため、フェストゥムたちを使って竜宮島を探してもいる。 |
| + | :北極の氷山の地下にはフェストゥムたちが作り出した巨大なピラミッド状の要塞があり、その中央部に厳重な警戒のもとに北極海ミールが安置されている。 |
| ;瀬戸内海ミール | | ;瀬戸内海ミール |
| :はるか昔に超古代ミールに引きよせられる形で地球に飛来してきたミール。日本の瀬戸内海の海底に着地し、フェストゥムを生み出すこともなく半ば休眠状態にあった。フェストゥム侵攻が始まるよりも前の西暦2085年に人類によって発見され、日本政府直轄で研究が進められていた。 | | :はるか昔に超古代ミールに引きよせられる形で地球に飛来してきたミール。日本の瀬戸内海の海底に着地し、フェストゥムを生み出すこともなく半ば休眠状態にあった。フェストゥム侵攻が始まるよりも前の西暦2085年に人類によって発見され、日本政府直轄で研究が進められていた。 |
− | :北極海ミールの襲来に呼応して突如覚醒、暴走。毒素を日本中に撒き散らし日本人から受胎能力を奪う。このカタストロフが世界規模に拡大することを恐れた新国連は瀬戸内海ミールを破壊するために日本の国土ごと核攻撃で焼き払った。しかし瀬戸内海ミールは生き残りの日本人たちにより確保され、彼らは[[竜宮島]]でミールの研究を続けることになる。その結果、瀬戸内海ミールは結晶体から酸素へと構成物質を変え、竜宮島の大気に溶け込むようになった。これを人類とフェストゥムの共生のわずかな可能性と信じた竜宮島の住人たちは、北極海ミールと新国連の人類の双方から隠れ続けることになる。作中では「人類側ミール」「(竜宮)島のミール」とも呼ばれており、[[皆城乙姫]]が人類側のメッセンジャーとして島のミールとの接触を図っている。 | + | :北極海ミールの襲来に呼応して突如活性化し、増殖。毒素を日本中に撒き散らし日本人から受胎能力を奪う。このカタストロフが世界規模に拡大することを恐れた新国連は、増殖しつつある瀬戸内海ミールを破壊するために日本の国土ごと核攻撃で焼き払った。しかし瀬戸内海ミールの欠片が生き残りの日本人たちにより確保され、彼らは[[竜宮島]]でミールの研究を続けることになる。 |
− | :なお、乙姫によると、島のミールが日本人から受胎能力を奪った理由は「'''死の恐怖に怯える人類を救ってあげるために、まず生を奪った'''」とのこと。「個」と概念を理解していないがゆえの行動であるが、これでも北極海ミールよりは人類を理解しており、共感していたことが分かる。 | + | :なお、島のミールが日本人から受胎能力を奪ったのは「'''死の恐怖に怯える人類を救ってあげるために、まず誕生という現象をなくした'''」という理由であり、人間の生死の概念を正しく理解していなかったがゆえの不幸な事故である。しかしこれでも北極海ミールよりは人類を理解しており、共感していたことが分かる。 |
− | ;超古代ミール | + | :瀬戸内海ミールの欠片が竜宮島以外には存在しないのかどうかについては詳細は不明。 |
− | :作中設定のみに現れるミール。人類誕生以前の地球に存在し、類人猿の生体構造に干渉を行いホモサピエンスへの進化を促した。このミールは現在は実体を失い、人類の遺伝子そのものに因子として宿っている。フェストゥムが人類の思考を読めるのは、この遺伝子上の類似部分のせい。 | + | ;島のミール |
| + | :竜宮島に持ち込まれた瀬戸内海ミールの欠片が変質して生まれたミール。結晶体ではなく「酸素」として自らを構成しており、島の大気に溶け込んでいる。島の住人はミールの混合した空気を呼吸して生活しており、島のミールは生物たちの体内に入り込みなはらも、「同化」を行わずに観察している。 |
| + | :島のミールが生まれたきっかけは、ミールの研究中に起こった暴走事故で、これによって研究者の「皆城鞘」とミールの欠片が不完全な同化をしてしまう。鞘は亡くなるが、彼女が身ごもっていた子供だけは救出された(鞘はミール活性化の時点では海外赴任していたので受胎能力は失っていなかった)。この同化によってミールは母の胎内から人が生まれるという「誕生」という概念を理解。有機生命体についての理解をさらに深めるために、島の大気と同化した。これを人類とフェストゥムの共生のわずかな可能性と信じた竜宮島の住人たちは、北極海ミールと新国連の人類の双方から隠れ続けることになる。 |
| + | :作中では「人類側ミール」とも呼ばれており、鞘の胎内から救出された娘・[[皆城乙姫]]が人類側のメッセンジャーとして島のミールとの接触を図っている。 |
| + | ;小ミール |
| + | :劇場版に登場。TVアニメ版の最終決戦である「蒼穹作戦」によって北極海ミールは破壊されたが、この後継のミールが一つではなく無数に生まれ出した。これらを小ミールと呼ぶ。 |
| + | :小ミールが生まれたのは蒼穹作戦の際に北極海ミールのフェストゥム群に「個」の概念が理解されたためで、自分と同じ価値観を持つ個体同士とのみ意識をつなげることを選んだということである |
| + | :小ミールは人類に友好的なものもいるが、敵対的なものもいて、かつてのように人類を祝福するつもりで同化を試みるのではなく、明確な「憎悪」「嫌悪」をもって人類を滅ぼそうとするものもいる。さらには立場が違う小ミール同士での戦争も行われている。 |
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| == スパロボシリーズでの扱い == | | == スパロボシリーズでの扱い == |
| ;[[スーパーロボット大戦K]] | | ;[[スーパーロボット大戦K]] |
− | :敵側のミールが北極にあり、竜宮島には人類に協力的なミールがいる、という設定は共通しているが、日本人が受胎能力を喪失した事件と、核攻撃による日本消滅のカタストロフがなかったことになっている。このため、「ミールははじめから竜宮島で研究されていて、島の住人の受胎能力のみを奪った」という形に設定変更が行われた。 | + | :敵側のミールが北極にあり、竜宮島には人類に協力的なミールがいる、という設定は共通しているが、日本人の受胎能力喪失と核攻撃による日本消滅というカタストロフがなかったことになっている。このため、「ミールははじめから竜宮島で研究されていて、島の住人の受胎能力のみが失われた」という形に設定変更が行われた。 |
− | :また、ミール暴走のこと自体が作中世界の住人には知られていないようで、「フェストゥムの攻撃を受けたせいでこの島の人は受胎能力を失ってしまった」という形が一般認識となっており、核攻撃を行う動機自体が発生しないように配慮されている | + | :竜宮島の住人の受胎能力喪失の原因として「フェストゥムの侵攻の結果、この島の人は受胎能力を失ってしまった」と語られはするが、これに島のミールが関わっているのかどうかについては曖昧。核攻撃を行う動機が国際社会に生まれてないために、このあたりはわざと詳細をぼかしているのだと思われる。 |
| :また、原作アニメでは最終回に北極海ミールが溜め込んだ情報を竜宮島が入手したことで、同化現象への対抗策が見出せたという希望が示されているが、『K』でファフナーバッドエンドルートを通ると、この情報があまりに膨大すぎて解析に時間がかかってしまい、むしろ同化対策への研究が遅延する原因となってしまう。 | | :また、原作アニメでは最終回に北極海ミールが溜め込んだ情報を竜宮島が入手したことで、同化現象への対抗策が見出せたという希望が示されているが、『K』でファフナーバッドエンドルートを通ると、この情報があまりに膨大すぎて解析に時間がかかってしまい、むしろ同化対策への研究が遅延する原因となってしまう。 |
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