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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[主人公]]。[[サイド7]]の[[スペースコロニー|コロニー]]、グリーンノア1に住んでいた少年。 | + | 『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[主人公]]。[[サイド7]]の[[スペースコロニー|コロニー]]「グリーンノア1」に住んでいた少年。 |
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− | 両親ともに連邦軍の[[科学者・技術者|技術士官]]で、家庭を顧みない両親によって孤独な子供時代を過ごし、女性的な「カミーユ」という名前にコンプレックスを持っている。そうした環境によって非常に繊細かつ乱暴で、感情の起伏が激しい複雑な内面の持ち主となる。 | + | 両親ともに連邦軍の[[科学者・技術者|技術士官]]で、家庭を顧みない両親によって孤独な子供時代を過ごし、女性的な「カミーユ」という自身の名前に対してコンプレックスを抱いている。そうした環境によって非常に繊細かつ乱暴で、感情の起伏が激しい複雑な内面の持ち主となる。 |
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− | そのキレやすい[[性格]]は第1話から全開で、女みたいな名前と言われただけで初対面の軍人([[ジェリド・メサ]])相手に殴りかかったり、[[ガンダムMk-II]]で[[ティターンズ兵]]を笑いながら踏み潰そうとしたりと、常軌を逸した行動が目立った。 | + | そのキレやすい[[性格]]は第1話から全開で、「女みたいな名前」と言われただけで初対面の軍人([[ジェリド・メサ]])相手に殴りかかったり、[[ガンダムMk-II]]で[[ティターンズ兵]]を笑いながら踏み潰そうとしたりと、常軌を逸した行動が目立った。 |
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− | 富野由悠季監督は'''「カミーユの[[ニュータイプ]]能力は歴代でも最も高いが、その強過ぎた力のために精神が蝕まれていった」'''と評している。 | + | 富野由悠季監督は'''「カミーユの[[ニュータイプ]]能力は歴代でも最も高いが、その強過ぎた力の為に精神が蝕まれていった」'''と評している。 |
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− | 多くのゲーム作品では感情移入できなくなることを考慮してか、基本的に原作序盤(TV版)通りのエキセントリックな性格を描写することは殆どなく、原作後半や劇場版Ζのときの優等生的なキャラクターとされることが多い。
| + | SRWを含め多くの[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]ではプレイヤーが感情移入できなくなることを考慮してか、基本的に原作序盤(TV版)通りのエキセントリックな性格を描写することは殆ど無く、原作後半や劇場版『Ζ』の時の優等生的なキャラクターとされることが多い。 |
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− | 名前のコンプレックスゆえに、男性らしさを欲して空手やジュニアモビルスーツに没頭しており、ジュニアモビルスーツ大会優勝はかなり有名で、[[ガンダムシリーズ]]の外伝漫画でも彼の事は知られていた。
| + | 自身の名前に対して抱くコンプレックス故に、男性らしさを欲して[[武術・格闘技|空手]]やジュニアモビルスーツに没頭しており、ジュニアモビルスーツ大会優勝はかなり有名で、[[ガンダムシリーズ]]の外伝漫画でもカミーユの事は知られていた。 |
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− | [[地球]]に降下した際に「ホンコンみやげ」をMk-IIのコクピットに忍ばせていたり(クルーの[[トーレス]]の依頼である)TV版第29話でバスローブ1枚の[[ファ・ユイリィ]]の胸元をまじまじと覗きこんで平手打ちを受けるなど、思春期の少年相応に色を好む一面も。 | + | [[地球]]に降下した際に「ホンコンみやげ」をMk-IIのコクピットに忍ばせていたり(クルーの[[トーレス]]の依頼である)TV版第29話でバスローブ1枚のファ・ユイリィの胸元をまじまじと覗きこんで平手打ちを受ける等、思春期の少年相応に色を好む一面も有る。 |
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− | 小説版によると、誕生した地は[[東京]]近郊のニューシート(おそらく、[[シン・ザ・シティ]]の名前元となった埼玉県新座市)。
| + | 小説版『Ζ』によると、誕生した地は[[東京]]近郊のニューシート(おそらく、[[シン・ザ・シティ]]の名前元となった埼玉県新座市)。 |
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| === TV版 [[機動戦士Ζガンダム]] === | | === TV版 [[機動戦士Ζガンダム]] === |
− | 第1話で[[ブライト・ノア]]が艦長を務めるテンプテーションへ幼なじみの[[ファ・ユイリィ]]と向かうが、その途中に自分の名前を女性の名と馬鹿にした[[ティターンズ]]の[[ジェリド・メサ]]を殴打した事件にてMPの厳しい尋問を受けることになる。 | + | 第1話で[[ブライト・ノア]]が艦長を務めるテンプテーションへ幼なじみの[[ファ・ユイリィ]]と向かうが、その途中に自分の名前を「女性の名」と馬鹿にした[[ティターンズ]]の[[ジェリド・メサ]]を殴打した事件にてMPの厳しい尋問を受けることになる。 |
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| そして直後の[[エゥーゴ]]の「ガンダムMk-II強奪事件」に巻き込まれ、どさくさにまぎれてガンダムMk-IIを奪いエゥーゴに参加。そこで[[ニュータイプ]]能力が開花し、以降エゥーゴのエースパイロットとして活躍する。 | | そして直後の[[エゥーゴ]]の「ガンダムMk-II強奪事件」に巻き込まれ、どさくさにまぎれてガンダムMk-IIを奪いエゥーゴに参加。そこで[[ニュータイプ]]能力が開花し、以降エゥーゴのエースパイロットとして活躍する。 |
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| 物語序盤では、寝たきり状態という衝撃的な姿で登場。途中でファとともに[[アーガマ]]を降り、地球の[[ダブリン]]で要介護生活をしている。 | | 物語序盤では、寝たきり状態という衝撃的な姿で登場。途中でファとともに[[アーガマ]]を降り、地球の[[ダブリン]]で要介護生活をしている。 |
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− | ただしその神懸かり的な[[ニュータイプ]]能力は健在で、[[ガンダム・チーム]]を導いたり、[[ハヤト・コバヤシ]]に今は亡き息子[[カツ・コバヤシ]]のイメージを見せるなどした。
| + | しかしながら、その神懸かり的な[[ニュータイプ]]能力は健在で、[[ガンダム・チーム]]を導いたり、[[ハヤト・コバヤシ]]に今は亡き息子[[カツ・コバヤシ]]のイメージを見せる等した。 |
− | 大人に対しては強い反骨心を見せてたが、年下或いは後輩に該当する人物には非常に面倒見の良い先輩気質のようで、クムやシンタ、カツ、ガンダム・チームの危機を気にかけ、特にジュドーに対しては最後の戦いにおいても彼の意思を肯定していた。
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− | その後[[ネオ・ジオン]]による[[コロニー落とし]]を察知。これをきっかけに眠れる自我を取り戻し、全力で走り出すも悲劇は止まらず、絶望的な光景を目の当たりにすることになった。
| + | 大人に対しては強い反骨心を見せていたが、年下あるいは後輩に該当する人物に対しては非常に面倒見の良い先輩気質のようで、クムやシンタ、カツ、ガンダム・チームの危機を気に掛け、特にジュドーに対しては最後の戦いにおいても彼の意思を肯定していた。 |
− | 爆心地にいたジュドーのように精神が蝕まれる可能性も危惧されたが、最終回では無事に回復した様子が伺える。
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− | 小説版ZZにおいてジュドーがカミーユに感じていた人物評は「もう一人の俺」というもので、両作品を見ていたファンには感じ入るセリフである。
| + | その後、[[ネオ・ジオン]]による[[コロニー落とし]]を察知。これをきっかけに眠れる自我を取り戻し、全力で走り出すも悲劇は止まらず、絶望的な光景を目の当たりにすることになった。 |
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| + | 爆心地にいたジュドーのように精神が蝕まれる可能性も危惧されたが、最終話では無事に回復した様子が伺える。 |
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| + | なお、小説版『ΖΖ』においてジュドーがカミーユに感じていた人物評は「もう一人の俺」というもので、両作品を視聴していたファンには感じ入る台詞である。 |
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| === カミーユのその後 === | | === カミーユのその後 === |
− | [[小説|小説版]]や[[漫画|漫画作品]]『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』(SRW未参戦)では[[医療・病障害|医者]]になってファと共に暮らしている事が判明している。ニュータイプ能力に衰えは無く、[[月]]へ迫る異変をいち早く察知していた。 | + | [[小説|小説版]]や[[漫画|漫画作品]]『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』(SRW未参戦)では、[[医療・病障害|医者]]になってファと共に暮らしている事が判明している。 |
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| + | 戦いから離れて数年経ってもなおカミーユのニュータイプ能力に衰えは無く、[[月]]へ迫る異変をいち早く察知していた。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |