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− | == アリー・アル・サーシェス(Ali Al Saachez) ==
| + | *外国語表記:[[外国語表記::Ali Al Saachez]] |
| *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] |
| **[[機動戦士ガンダム00]] | | **[[機動戦士ガンダム00]] |
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| *キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳 | | *キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳 |
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| + | == 概要 == |
| 民間軍事会社「PMCトラスト」に所属する[[傭兵]]で、ゲイリー・ビアッジと名乗っているが、それは表の顔。裏の顔というべき真の正体は、戦争狂の野獣に等しいまでの好戦的な男で、自身でも'''『戦争屋』'''または'''『人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間』'''と自覚している。 | | 民間軍事会社「PMCトラスト」に所属する[[傭兵]]で、ゲイリー・ビアッジと名乗っているが、それは表の顔。裏の顔というべき真の正体は、戦争狂の野獣に等しいまでの好戦的な男で、自身でも'''『戦争屋』'''または'''『人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間』'''と自覚している。 |
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− | 戦いの中で生きる為ならばどんな汚れ仕事も引き受け、また誰にでも付こうとする([[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]曰く'''『戦争中毒』''')。[[モビルスーツ]]での戦闘は特に[[白兵戦]]を好む。作中では[[刹那・F・セイエイ|刹那]]や[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]を性能では劣る[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム|イナクト]]で翻弄し、空中変形も披露している。パイロットとしての実力は超一流であり、生身でも驚異的な戦闘力を持っている。また、粗暴ではあるが頭の回転も速く、状況判断力や予測能力も持ち合わせている。 | + | 戦いの中で生きる為ならばどんな汚れ仕事も引き受け、また誰にでも付こうとする([[ロックオン・ストラトス]]曰く'''『戦争中毒』''')。[[モビルスーツ]]での戦闘は特に[[白兵戦]]を好む。作中では[[刹那・F・セイエイ]]やロックオンを性能では劣る[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム|イナクト]]で翻弄し、空中変形も披露している。パイロットとしての実力は超一流であり、生身でも驚異的な戦闘力を持っている。また、粗暴ではあるが頭の回転も速く、状況判断力や予測能力も持ち合わせている。 |
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| 過去に、クルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織「KPSA」の指導者として、少年兵時代の刹那を指導していたこともある(それも傭兵稼業の一環と思われる)。そこでは刹那ら少年ゲリラに「神」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いや[[テロリスト|テロ]]を実行させた。また、その結果、ディランディ[[ロックオン・ストラトス|兄]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|弟]]の家族が死亡している。その後も世界各地で傭兵として戦っている。 | | 過去に、クルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織「KPSA」の指導者として、少年兵時代の刹那を指導していたこともある(それも傭兵稼業の一環と思われる)。そこでは刹那ら少年ゲリラに「神」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いや[[テロリスト|テロ]]を実行させた。また、その結果、ディランディ[[ロックオン・ストラトス|兄]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|弟]]の家族が死亡している。その後も世界各地で傭兵として戦っている。 |
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| 次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身も、ガンダムの力を欲する様になり、[[ソレスタルビーイング]]の監視者の一人である[[ラグナ・ハーヴェイ]]に接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つ[[GN-X]]を提供してもらうよう要求。その最中、ラグナの経営するリニアトレイン業社を嗅ぎ回っていた[[絹江・クロスロード]]を車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をした為か、今度は造反を目論んでいた[[アレハンドロ・コーナー]]らと通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺する。ラグナ抹殺後、アレハンドロから受けた[[チームトリニティ]]の抹殺命令を受けたサーシェスは、一瞬の隙を突いて[[ミハエル・トリニティ]]を射殺。[[ヨハン・トリニティ]]も負傷させた後、[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、[[ガンダムスローネアイン]]を撃墜してヨハンも抹殺。その後は[[国連|国連軍]]と合流し、[[AEU]]所属のゲイリー・ビアッジとして刹那やロックオンと[[宇宙]]で決戦を繰り広げる。最後はロックオンの捨て身の攻撃に敗れて、スローネツヴァイと共に散った。 | | 次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身も、ガンダムの力を欲する様になり、[[ソレスタルビーイング]]の監視者の一人である[[ラグナ・ハーヴェイ]]に接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つ[[GN-X]]を提供してもらうよう要求。その最中、ラグナの経営するリニアトレイン業社を嗅ぎ回っていた[[絹江・クロスロード]]を車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をした為か、今度は造反を目論んでいた[[アレハンドロ・コーナー]]らと通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺する。ラグナ抹殺後、アレハンドロから受けた[[チームトリニティ]]の抹殺命令を受けたサーシェスは、一瞬の隙を突いて[[ミハエル・トリニティ]]を射殺。[[ヨハン・トリニティ]]も負傷させた後、[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、[[ガンダムスローネアイン]]を撃墜してヨハンも抹殺。その後は[[国連|国連軍]]と合流し、[[AEU]]所属のゲイリー・ビアッジとして刹那やロックオンと[[宇宙]]で決戦を繰り広げる。最後はロックオンの捨て身の攻撃に敗れて、スローネツヴァイと共に散った。 |
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− | …かに思われたが辛うじて生存しており(本人曰く「体の半分が消し炭になった」らしい)、2ndでは[[リボンズ・アルマーク]]に雇われる形で再登場。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にするなど暗躍し、さらに刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]を手玉にとるなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。しかし、その後の[[ダブルオーライザー]]との戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとるといった卑怯な手段に走るも、遂に彼に敗北を喫する。その後はしばらく戦場に姿を見せなかったが、外宇宙航行艦「ソレスタルビーイング」での最終決戦にて再び出撃。[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]との最終決戦でも最初は余裕を見せて半ば遊んでいたものの右腕を破壊されるなど実力差が圧倒的とは言い難くなっていた。そして機体が機能停止した所を破壊されるも脱出し、ライルを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、今度こそ戦死。幾度と刹那達を苦戦させた強敵でありながら、'''サーシェスの最期は、かつて自分が殺害した[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]と同じく断末魔さえ無い'''という惨めかつ呆気ないものだった。 | + | …かに思われたが辛うじて生存しており(本人曰く「体の半分が消し炭になった」らしい)、2ndでは[[リボンズ・アルマーク]]に雇われる形で再登場。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にするなど暗躍し、さらに刹那と[[ティエリア・アーデ]]を手玉にとるなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。しかし、その後の[[ダブルオーライザー]]との戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとるといった卑怯な手段に走るも、遂に彼に敗北を喫する。その後はしばらく戦場に姿を見せなかったが、外宇宙航行艦「ソレスタルビーイング」での最終決戦にて再び出撃。[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]との最終決戦でも最初は余裕を見せて半ば遊んでいたものの右腕を破壊されるなど実力差が圧倒的とは言い難くなっていた。そして機体が機能停止した所を破壊されるも脱出し、ライルを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、今度こそ戦死。幾度と刹那達を苦戦させた強敵でありながら、'''サーシェスの最期は、かつて自分が殺害したミハエルと同じく断末魔さえ無い'''という惨めかつ呆気ないものだった。 |
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− | 大森氏の漫画版では、機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気なく惨めな最期を迎えた。また、同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ'''[[沙慈・クロスロード|沙慈]]に背後を攻撃され'''、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に、一瞬の内に機体を真っ二つにされ完全敗北するなどかませ臭の強い、悪行の報いをとことん受けるかのような扱いで、その最期もまさに天罰が下ったようなものだった。 | + | 大森氏の漫画版では、機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気なく惨めな最期を迎えた。また、同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ'''[[沙慈・クロスロード]]に背後を攻撃され'''、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に、一瞬の内に機体を真っ二つにされ完全敗北するなどかませ臭の強い、悪行の報いをとことん受けるかのような扱いで、その最期もまさに天罰が下ったようなものだった。 |
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− | そのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んど無く、大半が全く予想出来ない事象によるものが多い(ある意味、大森版の最期はその極致と言える)。サーシェスに本当の実力で渡り合えたパイロットは、1stの時点では[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]だけであったが、2ndの後半辺りからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]や[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]も渡り合えていたため、自分の実力を過信しすぎていたとも言える。
| + | そのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んど無く、大半が全く予想出来ない事象によるものが多い(ある意味、大森版の最期はその極致と言える)。サーシェスに本当の実力で渡り合えたパイロットは、1stの時点ではロックオンだけであったが、2ndの後半辺りからは刹那やライルも渡り合えていたため、自分の実力を過信しすぎていたとも言える。 |
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| '''実はサーシェスという名も[[偽名]]であり、本名は一切明かされてない'''。また、普段の風貌は髭を生やしたものであるが、ゲイリー・ビアッジと名乗って活動していた時(1st第14話~第23話)には髭を剃っている。 | | '''実はサーシェスという名も[[偽名]]であり、本名は一切明かされてない'''。また、普段の風貌は髭を生やしたものであるが、ゲイリー・ビアッジと名乗って活動していた時(1st第14話~第23話)には髭を剃っている。 |