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*[[軍階級|階級]]:[[階級::三尉]]
 
*[[軍階級|階級]]:[[階級::三尉]]
 
*役職:第一機龍隊正オペレーター
 
*役職:第一機龍隊正オペレーター
*主な搭乗機:[[搭乗機::3式機龍]](「AC-3 しらさぎ」からの遠隔操作)
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*主な搭乗機:[[搭乗機::3式機龍]](「AC-3 しらさぎ」2号機からの遠隔操作)
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
『ゴジラ×メカゴジラ』の[[主人公]]
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『ゴジラ×メカゴジラ』の[[主人公]]。天涯孤独の身で、ストイックな[[性格]]のクールビューティ。
天涯孤独の身で、ストイックな[[性格]]のクールビューティ。
      
24歳だった[[西暦]]1999年、千葉県館山市に現れた[[ゴジラ]]<ref>[[西暦]]1954年に出現し、[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士によって倒された初代[[ゴジラ]]と同じ種類の別個体。</ref>との戦闘に、90式メーサー殺獣光線車の操縦者として参加。しかし、戦闘中に同僚の戦闘車両と衝突して崖下に転落させてしまい<ref>もっとも、この衝突・転落事故は、双方(茜および同僚)の側の後方不注意が原因で起きたものである。</ref>、戦闘車両はゴジラに踏みつぶされて搭乗員は死亡してしまう。
 
24歳だった[[西暦]]1999年、千葉県館山市に現れた[[ゴジラ]]<ref>[[西暦]]1954年に出現し、[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士によって倒された初代[[ゴジラ]]と同じ種類の別個体。</ref>との戦闘に、90式メーサー殺獣光線車の操縦者として参加。しかし、戦闘中に同僚の戦闘車両と衝突して崖下に転落させてしまい<ref>もっとも、この衝突・転落事故は、双方(茜および同僚)の側の後方不注意が原因で起きたものである。</ref>、戦闘車両はゴジラに踏みつぶされて搭乗員は死亡してしまう。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;富樫
 
;富樫
:機龍隊隊長。[[軍階級|階級]]は二佐。4年前の[[トラウマイベント|心の傷]]を抱えた茜のことを案じていた。彼の推薦を受け、茜は機龍隊のメンバーとなる。
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:機龍隊隊長。[[軍階級|階級]]は二佐。4年前の[[トラウマイベント|心の傷]]を抱えた茜の事を案じていた。彼の推薦を受けて、茜は機龍隊のメンバーとなる。
 
;葉山進
 
;葉山進
 
:第一機龍隊の同僚。階級は三尉。4年前の対ゴジラ戦闘で彼の兄を死なせてしまったため、恨まれている。
 
:第一機龍隊の同僚。階級は三尉。4年前の対ゴジラ戦闘で彼の兄を死なせてしまったため、恨まれている。
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:ゴジラとの第二戦目において、[[ヤシマ作戦|関東地方一帯を停電させて得た電力]]をしらさぎ6号機経由で機龍に送っている。
 
:ゴジラとの第二戦目において、[[ヤシマ作戦|関東地方一帯を停電させて得た電力]]をしらさぎ6号機経由で機龍に送っている。
 
;湯原徳光
 
;湯原徳光
:[[3式機龍]]のDNAコンピュータの開発者。過去に妻と死別している彼に一目惚れされている…が、茜の方は全く脈が無かった。
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:[[3式機龍]]のDNAコンピュータの開発者。過去に妻と死別している彼に一目惚れされている…が、茜の方は彼に対して全く関心が無かった。
 
;湯原沙羅
 
;湯原沙羅
 
:徳光の一人娘。沙羅と親交を持ったことが切っ掛けとなって、茜の心に変化が現れる。
 
:徳光の一人娘。沙羅と親交を持ったことが切っ掛けとなって、茜の心に変化が現れる。
 
;[[ゴジラ]]
 
;[[ゴジラ]]
:4年前の戦闘で同僚を死なせた宿敵。
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:4年前の戦闘で同僚を死なせた[[ライバル|宿敵]]。
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:死闘の末に3式機龍の零距離発射での3式絶対零度砲でゴジラを負傷させる事には成功したが、決着をつける事は遂に叶わなかった…。
 
;中條義人
 
;中條義人
 
:『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の[[主人公]]で、3式機龍の[[科学者・技術者|整備士]]。階級は一曹。
 
:『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の[[主人公]]で、3式機龍の[[科学者・技術者|整備士]]。階級は一曹。
:アメリカへ派遣される際の壮行会で彼と出会い、機龍のことを託す。
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:アメリカへ派遣される際の壮行会で彼と出会い、機龍の事を託す。
 
;秋葉恭介
 
;秋葉恭介
 
:『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』における茜の後任となる3式機龍の正オペレーター。転属前は航空自衛隊の[[エース|トップガン]]であった。
 
:『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』における茜の後任となる3式機龍の正オペレーター。転属前は航空自衛隊の[[エース|トップガン]]であった。
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;「そうね、確かに機龍は生きてるわ。あいつもあたしと同類、求められない命…」
 
;「そうね、確かに機龍は生きてるわ。あいつもあたしと同類、求められない命…」
 
;「生まれてきたことさえ疎まれて、本当は生きてちゃいけない命…」
 
;「生まれてきたことさえ疎まれて、本当は生きてちゃいけない命…」
:沙羅に「[[3式機龍|機龍]]も生きている」と言われて。
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:沙羅に「[[3式機龍|機龍]]も生きている」と言われて。茜の根本とも言える自己否定的な感情と、それを機龍と重ね合わせている台詞。
:茜の根本とも言える自己否定的な感情と、それを機龍と重ね合わせている台詞。
   
:しかし、母と妹弟となる存在を喪い、人一倍"命"に敏感になっていた沙羅に「生きてるだけでいい」「生きてちゃいけない命なんか、あるわけない!」と言われ、その心境を少しずつ変化させていく。
 
:しかし、母と妹弟となる存在を喪い、人一倍"命"に敏感になっていた沙羅に「生きてるだけでいい」「生きてちゃいけない命なんか、あるわけない!」と言われ、その心境を少しずつ変化させていく。
 
;「機龍を空中で切り離す!」
 
;「機龍を空中で切り離す!」
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:気絶して意識が朦朧とする中で茜が見たのは、3年半前の失敗、手に入れた機龍隊の仲間達、そして湯原親子との[[絆]]。
 
:気絶して意識が朦朧とする中で茜が見たのは、3年半前の失敗、手に入れた機龍隊の仲間達、そして湯原親子との[[絆]]。
 
:そして起き上がると同時に上記の台詞を叫び、機龍もまた茜の言葉に応える。
 
:そして起き上がると同時に上記の台詞を叫び、機龍もまた茜の言葉に応える。
:前半部分は、[[続編]]『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』でも主人公・中條義人が関わる印象的な場面で使用されている。
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:前半部分は、[[続編]]『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』でも[[主人公]]・中條義人が関わる印象的な場面で使用されている。
 
;「行くよ、機龍!」
 
;「行くよ、機龍!」
:自らを危険にさらしてまで突破口を開くためにゴジラの熱線を封じた葉山を助けるため、ゴジラを前にしての掛け声。
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:自らを危険にさらしてまで突破口を開くためにゴジラの熱線を封じた同僚の葉山を助けるため、ゴジラを前にしての掛け声。
 
:予告編およびTVのCMでも発言しているため、印象に残りやすい。
 
:予告編およびTVのCMでも発言しているため、印象に残りやすい。
;「ありがとう。あなたに力をもらったわ、皆からも力をもらった。生きてちゃいけない命なんかない、あなたの言葉を信じてみるわ」
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;「零距離発射により、3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ)破損。[[動力・エンジン・エネルギー|駆動エネルギー]]、残量無し。ゴジラ、追尾不能…」
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:葉山の救出後、ゴジラの動きを封じた状態で[[海|海中]]に飛び込み、ゴジラに対して零距離発射での3式絶対零度砲を仕掛けた後に。
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:相討ち覚悟の零距離発射によってゴジラの胸に傷を負わせる事に成功したものの、一方の機龍も駆動エネルギーが底を尽き、損傷率が37%(右腕を喪失し、3式絶対零度砲の発射口が大破した状態)に達する等、もはや戦闘不能の状態であった。
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:そして、外洋へと去っていくゴジラの後姿を独り見送る茜の場面を以って、『ゴジラ×メカゴジラ』はエンディングロールへと入る。
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;「ありがとう。あなたに力をもらったわ、皆からも力をもらった。『生きてちゃいけない命なんかない』。あなたの言葉を信じてみるわ」
 
;「あれは勝ちじゃない。勝負はついてない。引き分けの場合は…あたしがご馳走するって約束だったわよね」
 
;「あれは勝ちじゃない。勝負はついてない。引き分けの場合は…あたしがご馳走するって約束だったわよね」
:湯原博士に「機龍が勝ったから奢る」と言われて。笑顔を見せるようになりながらも変わらぬストイックな台詞である。
+
:エンディングロール後、<ref>『ゴジラ×メカゴジラ』のエンディングロールの終わりに「監督 手塚昌明」と表示された際に[[3式機龍]]の[[科学者・技術者|整備士]]と思しい人物が横切る場面が有るが、その男性を演じているのは手塚昌明監督御本人である。余談だが、手塚昌明監督は「(『ゴジラ×メカゴジラ』の他に)自らが手掛けた作品に自身がカメオ出演する」という、「お遊び」を入れている。</ref>湯原博士に「機龍が勝ったから奢る」と言われて。笑顔を見せるようになりながらも変わらぬストイックな台詞である。
 
:そして、傷ついた機龍の前で茜が敬礼する場面を以って、『ゴジラ×メカゴジラ』は幕を閉じる。
 
:そして、傷ついた機龍の前で茜が敬礼する場面を以って、『ゴジラ×メカゴジラ』は幕を閉じる。
    
=== 東京SOS ===
 
=== 東京SOS ===
;「機龍を残して日本を離れるのは残念…。ゴジラとはまだ決着はついていない。」
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;「機龍を残して日本を離れるのは残念…。ゴジラとはまだ決着は付いていない。」
 
;「もしかすると機龍はもう戦いたくないのかもしれない…。このまま修復されずにいる方が幸せなのかも……」
 
;「もしかすると機龍はもう戦いたくないのかもしれない…。このまま修復されずにいる方が幸せなのかも……」
 
:自分と似たところを感じた中條義人に対して、機龍の後見を託す。
 
:自分と似たところを感じた中條義人に対して、機龍の後見を託す。
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:対怪獣兵器としては戦果をあげており、ゴジラ相手でもメーサー光線によって一時的に怯ませることは可能だが、ゴジラを倒すには至らないので機龍の開発が行われた。
 
:対怪獣兵器としては戦果をあげており、ゴジラ相手でもメーサー光線によって一時的に怯ませることは可能だが、ゴジラを倒すには至らないので機龍の開発が行われた。
 
;AC-3 しらさぎ
 
;AC-3 しらさぎ
:3式機龍をサポートする支援用航空機。ワイヤーアームで機龍を持ち上げて現場まで輸送する。もちろん、武装もあるので、戦闘も可能。
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:3式機龍をサポートする二人乗りの支援用航空機。ワイヤーアームで機龍を持ち上げて現場まで輸送する。もちろん、武装もあるので、戦闘も可能。
:ちなみに、茜が搭乗するのは2号機の方で、通常はここから機龍を[[鉄人28号|遠隔操作]]する。また茜は機龍のオペレーターであるため、しらさぎは操縦しない。
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:ちなみに、茜が搭乗するのは2号機の方で、通常はここから機龍を[[鉄人28号|遠隔操作]]する。また、茜は機龍のオペレーターであるため、しらさぎ2号機は同乗する別のパイロットが操縦する。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*家城茜はシリーズでも珍しく一部のポスターでゴジラと機龍の二体をバックにセンターに立っていた人物。主人公とはいえ、怪獣映画で人間がセンターをとるというのは珍しい扱いである。
 
*家城茜はシリーズでも珍しく一部のポスターでゴジラと機龍の二体をバックにセンターに立っていた人物。主人公とはいえ、怪獣映画で人間がセンターをとるというのは珍しい扱いである。
*手塚昌明監督曰く「初期の脚本では家城茜が戦死してしまう結末も考えられていたが、プロデューサーから難色を示された為、その案は没になった」との事([[DVD]]版『ゴジラ×メカゴジラ』に付属するオーディオコメンタリーより)。
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*手塚昌明監督曰く'''「初期の脚本では家城茜が戦死してしまう結末も考えられていたが、プロデューサーから難色を示された為、その案は没になった」'''との事([[DVD]]版『ゴジラ×メカゴジラ』に付属するオーディオコメンタリーより)。
 
**それに伴い「3式機龍が大破してしまう結末」も変更され、その結果として[[続編]]『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』において家城茜と(改修を受けた)3式機龍が再登場を果たす事となった。
 
**それに伴い「3式機龍が大破してしまう結末」も変更され、その結果として[[続編]]『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』において家城茜と(改修を受けた)3式機龍が再登場を果たす事となった。
  
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