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== リリーナ・ドーリアン(Relena Darlian) ==
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*外国語表記:[[外国語表記::Relena Darlian]]
 
*[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]]
 
*[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]]
 
**[[新機動戦記ガンダムW]]
 
**[[新機動戦記ガンダムW]]
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*役職:王女⇒世界国家元首⇒外務次官
 
*役職:王女⇒世界国家元首⇒外務次官
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== 概要 ==
 
地球圏統一連合の[[ドーリアン外務次官]]の娘で、『[[新機動戦記ガンダムW]]』のメイン[[ヒロイン]]。
 
地球圏統一連合の[[ドーリアン外務次官]]の娘で、『[[新機動戦記ガンダムW]]』のメイン[[ヒロイン]]。
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その結果、彼女は作中で強いカリスマ性を発揮するようになり、作中では亡国サンクキングダムを一時的にではあるが再興することに成功。その後ロームフェラ財団に祭り上げられてという形ではあるものの、若干15歳にして世界国家元首「クイーン・リリーナ」の地位にまで登り詰める。また、戦後は地球圏統一国家の外務次官の職に就くこととなったが、続編「Endless Waltz」の頃には彼女の求心力無しには地球圏統一国家が立ちゆかないほどの存在となっていた(結果、その影響力に目を付けられ、[[マリーメイア・クシュリナーダ|マリーメイア]]派に拉致されることとなる)。
 
その結果、彼女は作中で強いカリスマ性を発揮するようになり、作中では亡国サンクキングダムを一時的にではあるが再興することに成功。その後ロームフェラ財団に祭り上げられてという形ではあるものの、若干15歳にして世界国家元首「クイーン・リリーナ」の地位にまで登り詰める。また、戦後は地球圏統一国家の外務次官の職に就くこととなったが、続編「Endless Waltz」の頃には彼女の求心力無しには地球圏統一国家が立ちゆかないほどの存在となっていた(結果、その影響力に目を付けられ、[[マリーメイア・クシュリナーダ|マリーメイア]]派に拉致されることとなる)。
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主人公である[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]との関係については、彼の秘密を知った彼女を抹殺するために姿を現すという特異な接触であったため、その時点で普通の少女であった彼女は大いに戸惑いを覚えていた。しかし彼女の精神的な成長とヒイロの心情変化の中で徐々に対等な関係を築き、最終的には互いに心の支えとして欠かせない者同士となった(尚、Wから続編のEndless Waltzまでの間、二人は共に居たわけではなく、それぞれのフィールドで活動を行っていたようである。その点については、漫画作品『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』や『新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET』においてその一端が描写されている。ちなみにBLIND TARGETでは二人の関係に一層の発展がある)。
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主人公である[[ヒイロ・ユイ]]との関係については、彼の秘密を知った彼女を抹殺するために姿を現すという特異な接触であったため、その時点で普通の少女であった彼女は大いに戸惑いを覚えていた。しかし彼女の精神的な成長とヒイロの心情変化の中で徐々に対等な関係を築き、最終的には互いに心の支えとして欠かせない者同士となった(尚、Wから続編のEndless Waltzまでの間、二人は共に居たわけではなく、それぞれのフィールドで活動を行っていたようである。その点については、漫画作品『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』や『新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET』においてその一端が描写されている。ちなみにBLIND TARGETでは二人の関係に一層の発展がある)。
    
=== [[新機動戦記ガンダムW]] ===
 
=== [[新機動戦記ガンダムW]] ===
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ところが翌日、ヒイロは突如聖ガブリエル学園に転入してくる。その事に驚くも喜んだ彼女は、ヒイロとの関係を良好に保とうと、彼に自分の誕生日会の招待状を渡す。しかしヒイロは事もあろうにそれを目の前で引き裂き、動揺し涙を浮かべるリリーナの涙を指で擦って「お前を殺す」と宣言。全く意味不明の行動に彼女は「何なの、この人・・・」と嘯き立ち尽くすしかなかった。
 
ところが翌日、ヒイロは突如聖ガブリエル学園に転入してくる。その事に驚くも喜んだ彼女は、ヒイロとの関係を良好に保とうと、彼に自分の誕生日会の招待状を渡す。しかしヒイロは事もあろうにそれを目の前で引き裂き、動揺し涙を浮かべるリリーナの涙を指で擦って「お前を殺す」と宣言。全く意味不明の行動に彼女は「何なの、この人・・・」と嘯き立ち尽くすしかなかった。
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ごく普通の少女であったリリーナは、ヒイロの出現に戸惑うしかなかったのだが、その後[[レディ・アン]]指揮の下で遂行された[[OZ]]のテロ行為により事態は急変。父・ドーリアン外務次官が[[暗殺]]され、しかも彼から自分が実の父ではなくサンクキングダム王家の腹心であり、リリーナはその跡取り娘「リリーナ・ピースクラフト」であるという事実を告げられる。
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ごく普通の少女であったリリーナは、ヒイロの出現に戸惑うしかなかったのだが、その後[[レディ・アン]]指揮の下で遂行された[[OZ]]のテロ行為により事態は急変。父・[[ドーリアン外務次官]]が[[暗殺]]され、しかも彼から自分が実の父ではなくサンクキングダム王家の腹心であり、リリーナはその跡取り娘「リリーナ・ピースクラフト」であるという事実を告げられる。
    
一時は憎しみに心を囚われ、仇敵であるレディの暗殺を企てたが、サンクキングダムの平和の理念に今でも共感する人々が多い事を知った彼女は、亡きピースクラフト王が唱えた完全平和主義を実現すべく立ち上がる事となる。同時に自らに強烈な印象を残したヒイロに対しての興味も一層強くなり、転校を繰り返す彼を彼女の方から追いかけ回すなど積極的に接触を試み、その結果狭い世界を飛び出してその活動の舞台を世界へ広げることとなった(この後、ヒイロとリリーナとは様々なシチュエーションで接触を繰り返すようになる。時には窮地に陥ったヒイロを受け入れる側として、またある時にはヒイロの暗殺の対象として)。
 
一時は憎しみに心を囚われ、仇敵であるレディの暗殺を企てたが、サンクキングダムの平和の理念に今でも共感する人々が多い事を知った彼女は、亡きピースクラフト王が唱えた完全平和主義を実現すべく立ち上がる事となる。同時に自らに強烈な印象を残したヒイロに対しての興味も一層強くなり、転校を繰り返す彼を彼女の方から追いかけ回すなど積極的に接触を試み、その結果狭い世界を飛び出してその活動の舞台を世界へ広げることとなった(この後、ヒイロとリリーナとは様々なシチュエーションで接触を繰り返すようになる。時には窮地に陥ったヒイロを受け入れる側として、またある時にはヒイロの暗殺の対象として)。
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その後、奔走のかいあって亡国サンクキングダムがその存在を世間に再び認められる日が来る。彼女はそれを機に「ピースクラフト」姓を名乗り、前国王が掲げた「完全平和主義」を実現すべく様々な活動を開始する。しかし彼女の掲げる完全平和主義は[[ロームフェラ財団]]の意にそぐわないものであったために様々な妨害工作を受け、最後にはサンクキングダムに対し[[OZ]]の総攻撃が行われるに至った。彼女は完全平和主義の理念を貫くため、自らとサンクキングダムの存在が戦いの火種になるぐらいなら、と自らの手でサンクキングダムの解体を宣言。その身はロームフェラ財団預かりとなる。
 
その後、奔走のかいあって亡国サンクキングダムがその存在を世間に再び認められる日が来る。彼女はそれを機に「ピースクラフト」姓を名乗り、前国王が掲げた「完全平和主義」を実現すべく様々な活動を開始する。しかし彼女の掲げる完全平和主義は[[ロームフェラ財団]]の意にそぐわないものであったために様々な妨害工作を受け、最後にはサンクキングダムに対し[[OZ]]の総攻撃が行われるに至った。彼女は完全平和主義の理念を貫くため、自らとサンクキングダムの存在が戦いの火種になるぐらいなら、と自らの手でサンクキングダムの解体を宣言。その身はロームフェラ財団預かりとなる。
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しかし平和のためにその身をも賭す彼女の大胆さ、そして亡国王女としてのカリスマ性に目をつけたロームフェラ財団指導者・[[デルマイユ|デルマイユ公爵]]は、ロームフェラの求心力維持のためにリリーナにロームフェラ財団の指導者就任を要請する。彼女は平和への信念を胸にその要請を受け入れて財団代表に就任し、世界国家の樹立を宣言。ロームフェラ財団に参加する各国に対し自らの平和への理念を語った。その結果、デルマイユの思惑を越えて彼らの心を完全平和主義へと傾けさせることに成功した彼女は、財団総会でOZの武装解除を宣言するまでに至る。
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しかし平和のためにその身をも賭す彼女の大胆さ、そして亡国王女としてのカリスマ性に目をつけたロームフェラ財団指導者・[[デルマイユ]]公爵は、ロームフェラの求心力維持のためにリリーナにロームフェラ財団の指導者就任を要請する。彼女は平和への信念を胸にその要請を受け入れて財団代表に就任し、世界国家の樹立を宣言。ロームフェラ財団に参加する各国に対し自らの平和への理念を語った。その結果、デルマイユの思惑を越えて彼らの心を完全平和主義へと傾けさせることに成功した彼女は、財団総会でOZの武装解除を宣言するまでに至る。
    
しかしそこに立ちはだかったのは[[ゼクス・マーキス]]こと、実の兄であるミリアルド・ピースクラフトであった。彼は反地球組織「ホワイトファング」の代表として、宇宙に敵対する存在としての地球の排除を宣言。そしてその意を汲んだ[[トレーズ・クシュリナーダ]]はリリーナを国家元首の地位から追放し、その裏で彼女を自由の身として後を委ねた。彼ら二人の真意は、人々は完全平和主義を実践していくにはまだ未成熟であるため、「もう二度と見たくないような悲惨な戦い」という愚行を敢えて行うことで人々を真の完全平和主義へ導くことであった。
 
しかしそこに立ちはだかったのは[[ゼクス・マーキス]]こと、実の兄であるミリアルド・ピースクラフトであった。彼は反地球組織「ホワイトファング」の代表として、宇宙に敵対する存在としての地球の排除を宣言。そしてその意を汲んだ[[トレーズ・クシュリナーダ]]はリリーナを国家元首の地位から追放し、その裏で彼女を自由の身として後を委ねた。彼ら二人の真意は、人々は完全平和主義を実践していくにはまだ未成熟であるため、「もう二度と見たくないような悲惨な戦い」という愚行を敢えて行うことで人々を真の完全平和主義へ導くことであった。

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