差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
*[[登場作品]][[ガンダムシリーズ]]
+
{{登場人物概要
**{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム 第08MS小隊}}
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Shiro Amada]]<ref>[http://www.08ms-team.net/character/ Character]、機動戦士ガンダム 第08MS小隊 公式サイト、2022年2月1日閲覧。</ref>
*[[声優]]:{{声優|檜山修之}}
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*種族:[[種族::地球人]](日系人)
+
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム 第08MS小隊}}
*性別:[[性別::男]]
+
| 声優 = {{声優|檜山修之|SRW=Y}}
*[[年齢]]:[[年齢::23]]歳
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|川元利浩}}
*所属:{{所属 (人物)|地球連邦軍}}コジマ大隊{{所属 (人物)|第08MS小隊}}
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦64}}
*[[軍階級|階級]]:[[階級::少尉]]
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
*キャラクターデザイン:{{キャラクターデザイン|川元利浩}}
+
}}
 +
 
 +
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 種族 = [[種族::地球人]](日系人)
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 年齢 = [[年齢::23]]歳
 +
| 所属組織 = {{所属 (人物)|地球連邦軍}}
 +
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|コジマ大隊}}
 +
*{{所属 (人物)|第08MS小隊}}
 +
| 役職 = [[役職::隊長]]
 +
| 階級 = [[階級::少尉]]
 +
}}
 +
'''シロー・アマダ'''は『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』の[[主人公]]。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』の[[主人公]]。積極的な行動力を持つ熱き青年士官。
+
積極的な行動力を持つ熱き青年士官。
    
[[一年戦争]]の開戦を受けて[[地球]]の[[アジア]]戦線へと転属となり、その移動の最中に友軍の[[ジム]]が撃墜寸前となっている場面に遭遇。この状況を放置しておくに忍びなかったシローは、武装の無い[[ボール]]を駆って輸送船を飛び出し[[宇宙用高機動試験型ザク]]と対峙。相討ちに持ち込むものの、ザク共々廃艦の残骸に漂着することとなり、そこでザクのパイロットであった[[ジオン軍]]兵士[[アイナ・サハリン]]と邂逅。彼女と接触することで共に生存する道を探り、二人共に生き残ることに成功する。
 
[[一年戦争]]の開戦を受けて[[地球]]の[[アジア]]戦線へと転属となり、その移動の最中に友軍の[[ジム]]が撃墜寸前となっている場面に遭遇。この状況を放置しておくに忍びなかったシローは、武装の無い[[ボール]]を駆って輸送船を飛び出し[[宇宙用高機動試験型ザク]]と対峙。相討ちに持ち込むものの、ザク共々廃艦の残骸に漂着することとなり、そこでザクのパイロットであった[[ジオン軍]]兵士[[アイナ・サハリン]]と邂逅。彼女と接触することで共に生存する道を探り、二人共に生き残ることに成功する。
   −
この時点ではアイナと名前を教えあうだけでそれぞれの所属軍に戻ることとなるが、敵兵でありながら彼女に対し強い印象を抱くことになった。元々シローは、[[一年戦争]]開戦と同時期に行われたジオン軍のブリティッシュ作戦における毒ガス使用によって家族や友人を失った経験から、ジオン軍を憎んでいた節もあったのだが、アイナとの出会いは彼の認識を大きく変化させ、[[組織]]と関係なく「人」そのものが[[信頼]]に足るかということを見るというスタンスを持つようになる。
+
この時点ではアイナと名前を教えあうだけでそれぞれの所属軍に戻ることとなるが、敵兵でありながら彼女に対し強い印象を抱くことになった。元々シローは、一年戦争開戦と同時期に行われたジオン軍のブリティッシュ作戦における毒ガス使用によって家族や友人を失った経験から、ジオン軍を憎んでいた節もあったのだが、アイナとの出会いは彼の認識を大きく変化させ、[[組織]]と関係なく「人」そのものが[[信頼]]に足るかということを見るというスタンスを持つようになる。
    
東南アジアへの到着後は、同方面軍師団のコジマ大隊における[[第08MS小隊]]の新しい隊長として着任。[[宇宙]]で助け出した[[テリー・サンダースJr.]]、[[カレン・ジョシュワ]]、[[エレドア・マシス]]、[[ミケル・ニノリッチ]]らを部下に持ち、シロー自身は[[陸戦型ガンダム|ガンダム]]を駆り、数々の軍務を遂行することとなる。隊長としての経験は浅く、カレンなどからはそれを揶揄されることもあったが、自らの行動で隊員たちの信頼を勝ち取っていく。
 
東南アジアへの到着後は、同方面軍師団のコジマ大隊における[[第08MS小隊]]の新しい隊長として着任。[[宇宙]]で助け出した[[テリー・サンダースJr.]]、[[カレン・ジョシュワ]]、[[エレドア・マシス]]、[[ミケル・ニノリッチ]]らを部下に持ち、シロー自身は[[陸戦型ガンダム|ガンダム]]を駆り、数々の軍務を遂行することとなる。隊長としての経験は浅く、カレンなどからはそれを揶揄されることもあったが、自らの行動で隊員たちの信頼を勝ち取っていく。
23行目: 36行目:     
=== ラスト・リゾート ===
 
=== ラスト・リゾート ===
一年戦争戦終結後の後日譚を描いた『ラスト・リゾート』では、[[キキ・ロジータ]]や元部下の[[ミケル・ニノリッチ]]らがシローの行方を探索しているシーンが描かれている。捜索の中で、彼らは元フラナガン機関の所属であった[[ニュータイプ]]候補の少年少女らと出会うのだが、彼らの名前がシローの部下の名に肖って付けられたものであることを知り、ミケルはシローが生存していることを知る。彼らの導きによりシローのもとへ辿りついたキキとミケルは、シローの子を宿したアイナと共に、穏やかな隠遁生活を送る彼の姿を目撃するのであった。
+
一年戦争戦終結後の後日譚を描いた『ラスト・リゾート』では、[[キキ・ロジータ]]や元部下の[[ミケル・ニノリッチ]]らがシローの行方を探索しているシーンが描かれている。
   −
[[小説|小説版]]エピローグでは、とある村で「カート」という[[偽名]]を用いて、妻のアイナこと「ジャンヌ」と二人の間に授かった娘の「キキ」<ref>名前は[[小説|小説版]]において凄惨な死を迎えた少女[[キキ・ロジータ]]に由来している。</ref>と共に生活をしている。
+
捜索の中で、彼らは元フラナガン機関の所属であった[[ニュータイプ]]候補の少年少女ら<ref>その中でにいる全身火傷で全身に包帯を巻かれている少女の一人について、髪形や髪の毛の色から、『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(SRW未参戦)に登場するマリオン・ウェルチではないかと考察をするファンもいる。</ref>と出会うのだが、彼らの名前がシローの部下の名に肖って付けられたものであることを知り、ミケルはシローが生存していることを知る。
   −
=== 漫画版 ===
+
彼らの導きによりシローのもとへ辿りついたキキとミケルは、シローの子を宿したアイナと共に、左足を失いながらも穏やかな隠遁生活を送る彼の姿を目撃するのであった。
[[漫画]]『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』(作者は、[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|本作]]の2代目監督である飯田馬之介氏)では[[コロニー落とし]]で地球に落とされたサイド2の8バンチ[[スペースコロニー|コロニー]]「アイランド・イフィッシュ」の出身と設定され、休暇中にジオン軍の毒ガス攻撃で家族と友人を全て失う。<ref>(なお、シロー自身は[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用して難を逃れている。</ref>その後、コロニー内部に侵入してきた友軍と共に'''毒ガスが充満するコロニー'''で、ジオン軍のMSと'''[[白兵戦|生身で死闘を演じている]]'''。
     −
この経緯がある為か、『宇宙のイシュタム』の[[続編]]と言うべき飯田氏による漫画版の『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』では、シローは当初ジオン軍に対して強い憎悪を抱いていた。
+
== 登場作品と役柄 ==
 
  −
== 登場作品 ==
   
熱き青年仕官という設定はスパロボでも健在であり能力的にもかなり優遇されている。「小隊長」という設定が生かされることも多く、[[オールドタイプ]][[主人公]]ながら活躍の場はかなり多い。
 
熱き青年仕官という設定はスパロボでも健在であり能力的にもかなり優遇されている。「小隊長」という設定が生かされることも多く、[[オールドタイプ]][[主人公]]ながら活躍の場はかなり多い。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇}}
 
:「東南アジアでコジマ大隊に所属していたが、[[スパイ]]の嫌疑を掛けられて軍籍を剥奪されかかっているところを問題児専門の[[葉月考太郎|葉月博士]]が引き取った」という設定で、[[獣戦機隊基地]]に配属。このため第1話「飛竜乗雲」から登場する。
 
:「東南アジアでコジマ大隊に所属していたが、[[スパイ]]の嫌疑を掛けられて軍籍を剥奪されかかっているところを問題児専門の[[葉月考太郎|葉月博士]]が引き取った」という設定で、[[獣戦機隊基地]]に配属。このため第1話「飛竜乗雲」から登場する。
 
:[[アイナ・サハリン|アイナ]]との間にイベントが用意されており、特に[[隠し要素/IMPACT #雪山イベント関連|雪山イベント]]は第1部終盤の永久離脱阻止、第3部での[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]入手に必須。
 
:[[アイナ・サハリン|アイナ]]との間にイベントが用意されており、特に[[隠し要素/IMPACT #雪山イベント関連|雪山イベント]]は第1部終盤の永久離脱阻止、第3部での[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]入手に必須。
 
:能力的には全体的に高めで、MSパイロットにしては格闘が高め。またSPも高く、彼の[[愛]]による回復はお世話になる。援護Lvも4まで成長し、愛機[[ガンダムEz-8|Ez-8]]が[[V-UPユニット]]との相性が良いため、同機の改造次第では活躍できる。必修精神コマンドは[[愛]]、[[狙撃]]、[[熱血]]。
 
:能力的には全体的に高めで、MSパイロットにしては格闘が高め。またSPも高く、彼の[[愛]]による回復はお世話になる。援護Lvも4まで成長し、愛機[[ガンダムEz-8|Ez-8]]が[[V-UPユニット]]との相性が良いため、同機の改造次第では活躍できる。必修精神コマンドは[[愛]]、[[狙撃]]、[[熱血]]。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
 
:第1部で永久離脱をしている場合、何も語られることはないまま進行する。
 
:第1部で永久離脱をしている場合、何も語られることはないまま進行する。
 
:雪山イベントを起こしていた場合、[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]の入手フラグに関わる。さすがにEZ-8では厳しいので、使っていくならば別の機体をあてがいたい。
 
:雪山イベントを起こしていた場合、[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]の入手フラグに関わる。さすがにEZ-8では厳しいので、使っていくならば別の機体をあてがいたい。
 
:必修精神コマンドは[[愛]]、[[狙撃]]、[[熱血]]。命中率上昇精神コマンドは必ず覚えるが、回避精神コマンドが乏しいのが欠点。Lv4まで成長する援護を主体にして戦うのがいいだろう。
 
:必修精神コマンドは[[愛]]、[[狙撃]]、[[熱血]]。命中率上昇精神コマンドは必ず覚えるが、回避精神コマンドが乏しいのが欠点。Lv4まで成長する援護を主体にして戦うのがいいだろう。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
:扱いはほぼ『[[COMPACT2]]』と同じであるが、初めて声付きでの参戦となった。担当声優の檜山修之氏は今作が初のスパロボ参加。COMPACT2とは異なり'''永久離脱しない'''。
 
:扱いはほぼ『[[COMPACT2]]』と同じであるが、初めて声付きでの参戦となった。担当声優の檜山修之氏は今作が初のスパロボ参加。COMPACT2とは異なり'''永久離脱しない'''。
 
:'''本作のCMを[[アイナ・サハリン|アイナ]]と共に担当したり、[[中断メッセージ一覧 (IMPACT)|中断メッセージ]]でアイナと二人だけの世界に突入したり、[[母艦|艦内]]で彼女と「何か」していたらしくブリーフィングに遅れる等のイベントもあり、熱愛ぶりを物語るエピソードには事欠かない'''。
 
:'''本作のCMを[[アイナ・サハリン|アイナ]]と共に担当したり、[[中断メッセージ一覧 (IMPACT)|中断メッセージ]]でアイナと二人だけの世界に突入したり、[[母艦|艦内]]で彼女と「何か」していたらしくブリーフィングに遅れる等のイベントもあり、熱愛ぶりを物語るエピソードには事欠かない'''。
 
:最初から[[精神コマンド]]「[[愛]]」を持つ為、熾烈な戦いを強いられる序盤の回復役に最適。また、高い援護技能に加え[[統率]]で同時攻撃できたりと、連携攻撃のスペシャリストである。[[突撃]]や魂も所持しており、愛機Ez-8との相性も良好。主力として活躍できる。本作最強の[[オールドタイプ]]の一角である。ただ[[ひらめき]]を覚えず、[[集中]]の習得もかなり遅いことが欠点。
 
:最初から[[精神コマンド]]「[[愛]]」を持つ為、熾烈な戦いを強いられる序盤の回復役に最適。また、高い援護技能に加え[[統率]]で同時攻撃できたりと、連携攻撃のスペシャリストである。[[突撃]]や魂も所持しており、愛機Ez-8との相性も良好。主力として活躍できる。本作最強の[[オールドタイプ]]の一角である。ただ[[ひらめき]]を覚えず、[[集中]]の習得もかなり遅いことが欠点。
 
:なお、Ez-8専用の戦闘台詞をいくつか持つが、使用頻度の高いビームライフル・180mmキャノン・全弾発射は対応台詞が各一つずつしかないため、そのままだと台詞のバリエーションがやや淋しいことになってしまう点は注意。
 
:なお、Ez-8専用の戦闘台詞をいくつか持つが、使用頻度の高いビームライフル・180mmキャノン・全弾発射は対応台詞が各一つずつしかないため、そのままだと台詞のバリエーションがやや淋しいことになってしまう点は注意。
 +
 +
=== 携帯機シリーズ ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}
 +
:東南アジアで[[ギガノス帝国|ギガノス]]軍や[[ジオン軍]]残党と戦っていたが、戦闘中にアイナと接触したことでスパイの嫌疑をかけられ[[ロンド・ベル]]隊に保護処分として預けられるという経緯。このため[[三輪防人|三輪長官]]からは快く思われていない。
 +
:今回からちゃんと[[魂]]を覚えるようになった他、突撃持ちで援護回数が3回まで伸びるため一軍で活躍できる。とはいえ、似たタイプの[[コウ・ウラキ]]がより優秀なため出番を取られがちか。ただし、[[アイナ・サハリン|アイナ]]や[[ノリス・パッカード|ノリス]]とのイベントは多く用意されており、[[ナナフシ]]が出るステージでは地上戦経験豊富ということで指揮官に大抜擢されるなど、シナリオ面での扱いは良い。
 +
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
 +
::リメイクにあたり[[魂]]を失い([[友情]]に差し替え)、最大火力が落ちた。とはいえ、本作では[[ニュータイプ]]と[[オールドタイプ]]間の能力差が大幅に縮小している上、プチ[[奇跡]]になった[[精神コマンド]]「[[愛]]」をエースボーナス効果によって基本消費45で使える。しかし内容変更により愛の習得順がレベル32と大幅に遅くなり、それまでは実質ボーナスなし。育て損ねると強さが実感できないので、序盤は厳しいがきちんと育てていきたい。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Scramble Commander}}
 
:[[早乙女研究所]]護衛の任に就いていた時に、孤立しながらも[[メカザウルス]]達と戦っているうちに、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]に助けられる。
 
:[[早乙女研究所]]護衛の任に就いていた時に、孤立しながらも[[メカザウルス]]達と戦っているうちに、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]に助けられる。
 
:今回はゲームの特質上、乗せ換えは出来ないが乗機の[[ガンダムEz-8|Ez-8]]は火力には乏しいものの、装甲値がMSの中では一番高く、囮役には最適である。
 
:今回はゲームの特質上、乗せ換えは出来ないが乗機の[[ガンダムEz-8|Ez-8]]は火力には乏しいものの、装甲値がMSの中では一番高く、囮役には最適である。
  −
=== 携帯機シリーズ ===
  −
;[[スーパーロボット大戦A]]
  −
:東南アジアで[[ギガノス帝国|ギガノス]]軍や[[ジオン軍]]残党と戦っていたが、戦闘中にアイナと接触したことでスパイの嫌疑をかけられ[[ロンド・ベル]]隊に保護処分として預けられるという経緯。このため[[三輪防人|三輪長官]]からは快く思われていない。
  −
:今回からちゃんと[[魂]]を覚えるようになった他、突撃持ちで援護回数が3回まで伸びるため一軍で活躍できる。とはいえ、似たタイプの[[コウ・ウラキ]]がより優秀なため出番を取られがちか。ただし、[[アイナ・サハリン|アイナ]]や[[ノリス・パッカード|ノリス]]とのイベントは多く用意されており、[[ナナフシ]]が出るステージでは地上戦経験豊富ということで指揮官に大抜擢されるなど、シナリオ面での扱いは良い。
  −
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]
  −
::基本的に『A』とおなじ。だが、本作では[[ニュータイプ]]と[[オールドタイプ]]間の能力差が大幅に縮小している上、プチ[[奇跡]]になった[[精神コマンド]]「[[愛]]」をエースボーナス効果で消費45で使える(SP消費ダウンの力を借りれば30ちょっとで使える)ためにかなり強い。[[愛]]連発と、高い[[格闘]]値を活かす観点から、[[ΖΖガンダム]]に載せるのがオススメ。唯一の欠点は[[愛]]を覚えるのがレベル32と遅い点。育て損ねると強さが実感できないので、序盤は厳しいがきちんと育てていきたい。
      
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
:初参戦作品。レジスタンスのゲリラとして登場。[[第08MS小隊]]のメンバーが一切出ないばかりか、[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]も出ず、[[アプサラスIII]]は影も形もなく、完全な[[いるだけ参戦]]。
+
:初登場作品。レジスタンスのゲリラとして登場。[[第08MS小隊]]のメンバーが一切出ないばかりか、[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]も出ず、[[アプサラスIII]]は影も形もなく、完全な[[いるだけ参戦]]。
:シロー自身も[[必中]]を覚えるのはいいが、[[魂]]を覚えなかったりとやや冷遇気味。おそらく、原作OVAが完結していないかったためだと思われる。
+
:シロー自身も[[必中]]を覚えるのはいいが、[[魂]]を覚えなかったりとやや冷遇気味。おそらく、原作OVAが完結していなかった影響だと思われる。
;[[スーパーロボット大戦GC]][[スーパーロボット大戦XO|XO]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}}
 
:[[一年戦争]]が舞台となるため序盤から活躍。クワトロ加入までは[[モビルスーツ|MS]]隊(及び[[ドラグナー]]隊)のリーダー的扱いとなる。音声も新規収録された。他の小隊員4人も加入し、[[合体攻撃]]もある。
 
:[[一年戦争]]が舞台となるため序盤から活躍。クワトロ加入までは[[モビルスーツ|MS]]隊(及び[[ドラグナー]]隊)のリーダー的扱いとなる。音声も新規収録された。他の小隊員4人も加入し、[[合体攻撃]]もある。
:しかし、最初は[[陸戦型ガンダム]]さえないので[[ガンダム]]なり[[ガンキャノン]]なりを回すか[[捕獲]]で色々MSを確保してやる必要がある。ちなみに本作品では、[[アムロ・レイ|アムロ]]を援護するときに呼び捨てにする(本作のアムロは[[一年戦争]]のキャラの為)珍しいシーンが見られる(後述)。
+
:しかし、最初は[[陸戦型ガンダム]]さえないので[[ガンダム]]など既存の機体を回すか[[捕獲]]で色々MSを確保してやる必要がある。ちなみに本作品では、[[アムロ・レイ|アムロ]]を援護するときに呼び捨てにする(本作のアムロは[[一年戦争]]のキャラの為)珍しいシーンが見られる(後述)。最初から[[突撃]]が使えるため長[[射程]]の機体と相性が良く、イベントで[[ボール]]や[[ガンキャノン]]などに乗った時もそれが実感しやすい。
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
:本作でも一年戦争が再現されるため序盤から登場し、アムロの上官となる。雪山で[[アイナ・サハリン|アイナ]]と共に遭難したようだが、特に[[スパイ]]扱いされている様子は無い。
+
:本作でも一年戦争が再現されるため序盤から登場し、アムロの上官となる。既に雪山で[[アイナ・サハリン|アイナ]]と共に遭難した後の時系列となっており、EDにて第08MS小隊のコネクト・フォース参加はスパイ容疑がかかっていたシローを庇うためにコジマが第08MS小隊を推薦していた事が明かされる。しかし、その割には序盤からアレックスの護衛やジャブロー防衛など重要な任務に駆り出されていたため、実際の所スパイ扱いされている印象は薄い。
:なお、『OE』におけるアイナは名前のみの登場で、シローと出会った事が切っ掛けで軍を抜けた模様。原作と異なり、シローとアイナが恋愛関係にならない。
+
:なお、『OE』におけるアイナは名前のみの登場で、シローと出会った事が切っ掛けで軍を抜けた模様。このため、シローとアイナが恋愛関係にならない…と思いきや、EDにてアイナと連絡が取れたため、彼女と添い遂げるために軍を退役した(コネクトの口利きで軍法会議は回避した)。
   −
== パイロットステータスの傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
SPが高い傾向にあり、突出した能力はないが[[射撃]]と[[格闘]]のバランスが良い。
+
[[SP]]が高い傾向にあり、突出した能力はないが[[射撃 (能力)|射撃]]と[[格闘 (能力)|格闘]]のバランスが良い。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
原作での[[アイナ・サハリン|アイナ]]への想いを反映してか、[[愛]]を覚える事が多いのが特徴。さらに[[突撃]]、[[狙撃]]などを覚えることも多い。
+
原作での[[アイナ・サハリン|アイナ]]への想いを反映してか、[[愛]]を覚える事が多いのが特徴。他に[[突撃]]、[[狙撃]]などを覚えることも多い。
    
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]
 
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]
100行目: 110行目:  
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
小隊指揮官らしいものを習得する。
 
小隊指揮官らしいものを習得する。
 +
;[[スーパーロボット大戦64|64]]
 +
:'''[[切り払い]]L7、[[シールド防御]]L9'''
 
;[[スーパーロボット大戦A|A]]
 
;[[スーパーロボット大戦A|A]]
:'''[[底力]][[切り払い]]'''
+
:'''[[底力]]L8、[[切り払い]]L6'''
;[[IMPACT]]
+
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
:'''[[統率]][[防御]][[援護攻撃]][[援護防御]]'''
+
:'''[[統率]]L3、[[防御]]L8、[[援護攻撃]]L4、[[援護防御]]L4'''
;[[GC]][[XO]]
+
;[[スーパーロボット大戦GC|GC]][[スーパーロボット大戦XO|XO]]
:'''[[底力]][[指揮官|指揮]][[援護]][[シールド防御]]'''
+
:'''[[底力]]L8、[[援護]]L3、[[指揮官|指揮]]L2、[[シールド防御]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]
 
:'''[[底力]]:攻撃、[[指揮官|指揮]]:防御命中、[[闘争心]]、[[戦意高揚]]'''
 
:'''[[底力]]:攻撃、[[指揮官|指揮]]:防御命中、[[闘争心]]、[[戦意高揚]]'''
   −
=== 固有[[エースボーナス]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
 +
;「[[愛]]」の消費SP45
 +
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。
 +
:愛の効果が変更になったことも相まって強力だが、最後に覚える精神であるため、意味のない期間が長いのは無視できない欠点。
 
;攻撃(気力130以上で攻撃+20%)
 
;攻撃(気力130以上で攻撃+20%)
 
:『[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]』で採用。
 
:『[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]』で採用。
129行目: 144行目:  
:第08MS小隊の隊員。
 
:第08MS小隊の隊員。
 
;[[キキ・ロジータ]]
 
;[[キキ・ロジータ]]
:ゲリラの娘。シローに惹かれるが、アイナの存在を知って身を引いた。
+
:シローに惹かれるが、アイナの存在を知って身を引いた。
 
:なお、[[小説|小説版]]では共に軍を抜けて結ばれたアイナとの間に儲けた娘に対して「キキ」という名前を付けている。
 
:なお、[[小説|小説版]]では共に軍を抜けて結ばれたアイナとの間に儲けた娘に対して「キキ」という名前を付けている。
 
;コジマ
 
;コジマ
 
:コジマ大隊の隊長でシローの上司。後にシローを救うため、あえて上官の命令に背いた。
 
:コジマ大隊の隊長でシローの上司。後にシローを救うため、あえて上官の命令に背いた。
 
;イーサン・ライヤー
 
;イーサン・ライヤー
:連邦軍東南アジア方面軍指揮官で、シロー達の上司。目的達成の為ならば手段を選ばない非情な人物。最後は[[アプサラスIII]]のビーム砲の[[直撃]]を受けた基地と運命を共にする。
+
:連邦軍東南アジア方面軍指揮官で、シロー達の上司。冷酷な男ではあるが、シローの青臭い理想論を聞いても笑い飛ばしたりはせず、真摯に「今の君に敵が撃てるのかね?(軍人の責務を果たせるのか?)」と問いかけた。
:部下を平然と捨て駒にする極めて冷酷な男ではあるが、今際の際にあっても取り乱すことなく一言毒づいて従容と死に就く等、その死に様は潔いものだった。
+
;ロブ、マイク、サリー
:敵味方を問わず冷徹な態度を取り、何よりも自軍の勝利を優先していたイーサンは、人情家のシローとは対極的な軍人であったといえる。
+
:第07小隊の隊長と隊員たち。08小隊とは犬猿の仲。小説版のロブはシローのことを「バカだったが、臆病者じゃなかった」と憎らしくも認めている発言をしている。
 +
;フラガナン機関の子供たち
 +
:『ラスト・リゾート』に登場。彼らに自分と仲間たちにちなんだ名前を付けた。
 
;アリス・ミラー
 
;アリス・ミラー
:劇場版『ミラーズ・リポート』に登場する連邦軍の女性調査官で、敵兵にまでも人としての信頼を寄せるシローの行動に対して「甘さが残る」と苦言を呈する。
+
:劇場版『ミラーズ・リポート』に登場する連邦軍の女性調査官で、シローの行動に対して「甘さが残る」と苦言を呈する。しかしながら、秘かにシローの行動には感銘を受けていたようで、本来極刑の罪を免れないシローの処分の軽減に貢献した。
:しかしながら、秘かにシローの行動には感銘を受けていたようで、彼の処分について上層部に「最前線に送るべき」と報告し、本来極刑の罪を免れないシローの処分の軽減に貢献した。
   
;ナダ・チノミ
 
;ナダ・チノミ
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』(作者は、[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|本作]]の2代目監督である飯田馬之介氏)の連邦側主人公。
+
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』の連邦側主人公。シローの「死ぬな、生きろ」という言葉は彼から教えられたものである。
:シローの「死ぬな、生きろ」という言葉は彼から教えられたものである。
+
;サチ・アマダ
 +
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』に登場したシローの妹。シローに対しては結構強気な態度を取っているが関係は良好だった。毒ガスが蔓延したコロニーの中でシローは慌てて自宅に駆け込むが、既に落命している妹を見つけることになる。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
149行目: 166行目:  
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
:[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆シャア]]設定の『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では上官だが、1st設定の『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』では部下。
+
:[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆シャア]]設定の『[[スーパーロボット大戦A|A]]』や『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では上官だが、1st設定の『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』では部下。
 
:厳格なブライトよりは取っ付き易い上官だったためか、シローに対してはブライトほど反発はしていない。『XO』ではシローの受け売りを発言する場面まである。
 
:厳格なブライトよりは取っ付き易い上官だったためか、シローに対してはブライトほど反発はしていない。『XO』ではシローの受け売りを発言する場面まである。
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
165行目: 182行目:  
:『COMPACT2』『IMPACT』では部下。
 
:『COMPACT2』『IMPACT』では部下。
 
;[[シーマ・ガラハウ]]
 
;[[シーマ・ガラハウ]]
:一部の[[一年戦争]]を題材にした作品では、「シローの故郷であるサイド2の8バンチ[[スペースコロニー|コロニー]]「アイランド・イフィッシュ」に毒ガスを使用した人物は、シーマ」という設定になっている(ただし、彼女自身は毒ガスだとは知らされていなかった)。
+
:一部の[[一年戦争]]を題材にした作品では、シローの故郷であるサイド2の8バンチ[[スペースコロニー|コロニー]]「アイランド・イフィッシュ」に毒ガスを使用した人物は、シーマという設定になっている。ただし、彼女自身は毒ガスだとは知らされていなかった。
    
==== アナザーガンダムシリーズ ====
 
==== アナザーガンダムシリーズ ====
196行目: 213行目:     
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「コロニーは・・・・コロニーは・・・・全滅です・・・」
+
=== OVA ===
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』より。眼前で起きた惨劇を涙ながらに味方に報告する。
+
;「味方が死ぬのを、ただ見ているだけなんて…もうサイド2の二の舞はゴメンだ!」
;「[[テロリスト]]め」
+
:第1話「二人だけの戦争」にて、[[テリー・サンダースJr.|サンダース]]の救援にボールK型(SRW未登場)で発進する際に。
:漫画版第1話より。[[アイナ・サハリン|アイナ]]に拳銃を突き付けながら、このような台詞を言った事に驚いたファンも多い。
+
:スパロボでは「あの時の二の舞はゴメンだ!」とアレンジされて戦闘台詞に採用されているが、原作をあまり知らないプレイヤーからは「あの時」が何を指すのかわからないため疑問に感じられる台詞になっている。
:もっとも、実際に[[ジオン軍]]は相応の悪行を(特に、漫画『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』にて)行ったのも紛れもない事実であるが。
+
;「俺、あそこに降りるんだ。」<br/>アイナ「何のために?」<br/>「それは戦争なんだろうけど。俺、あそこに行けば何かわかるような気がしてさ。自分が何者で、何ができる奴なのか。だから絶対に死ねないんだ」
 +
:同じく第1話にて、救援を待つ間に[[アイナ・サハリン|アイナ]]と共に地球を見つめながら。
 
;「これだけは言っておく。絶対に死ぬな!」
 
;「これだけは言っておく。絶対に死ぬな!」
 
:第2話「密林のガンダム」より。[[第08MS小隊]]就任直後、初出撃前の訓示での一節。[[カレン・ジョシュワ|カレン]]や[[エレドア・マシス|エレドア]]には「甘ちゃん」と言われてしまう。直後の戦闘では慣れない地上戦で苦戦したものの、その後の作戦で有言実行の姿を見せ、隊員達の[[信頼]]を勝ち取っていく。
 
:第2話「密林のガンダム」より。[[第08MS小隊]]就任直後、初出撃前の訓示での一節。[[カレン・ジョシュワ|カレン]]や[[エレドア・マシス|エレドア]]には「甘ちゃん」と言われてしまう。直後の戦闘では慣れない地上戦で苦戦したものの、その後の作戦で有言実行の姿を見せ、隊員達の[[信頼]]を勝ち取っていく。
206行目: 224行目:  
:なお、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|後年の作品]]において、シローとほぼ同じ内容の訓示を行った[[グラハム・エーカー|隊長]]がいる。
 
:なお、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|後年の作品]]において、シローとほぼ同じ内容の訓示を行った[[グラハム・エーカー|隊長]]がいる。
 
;「撃て! 銃身が焼け付くまで撃ち続けるんだっ!」
 
;「撃て! 銃身が焼け付くまで撃ち続けるんだっ!」
:第4話「頭上の悪魔」より。アプサラスI(SRW未登場)に吹き飛ばされ、絶体絶命の[[テリー・サンダースJr.|サンダース]]を[[援護攻撃|援護]]した際の台詞。
+
:第4話「頭上の悪魔」より。アプサラスI(SRW未登場)に吹き飛ばされ、絶体絶命のサンダースを[[援護攻撃|援護]]した際の台詞。
:スパロボでは'''「銃身が焼け付くまで撃ち続けてやる!」'''とアレンジして使われていたが、GCからは[[合体攻撃]]にて本来の形でも使われている。
+
:スパロボや『Gジェネ』『ギレンの野望』といったゲーム作品では「'''銃身が焼け付くまで撃ち続けてやる!'''」とアレンジして180mmキャノン使用時の戦闘台詞として使われていたが、『GC』からは[[合体攻撃]]にて本来の形でも使われている。
 
;「ジンクスなんて、吹き飛ばせるんだ。信じ合うことができればな」
 
;「ジンクスなんて、吹き飛ばせるんだ。信じ合うことができればな」
 
:三度目の出撃で全員生還し、[[死神]]のジンクスを乗り越えて。
 
:三度目の出撃で全員生還し、[[死神]]のジンクスを乗り越えて。
217行目: 235行目:  
:かつてジオン軍によって己の親愛なる者達を殺されたシローは、アイナに対してジオン軍への憎しみを吐き出し、彼女へ[[愛]]の告白をした。そんなシローに対してアイナは「恋人などいません。そして、貴方が連邦の人でも、私の答えは…」と返答する。
 
:かつてジオン軍によって己の親愛なる者達を殺されたシローは、アイナに対してジオン軍への憎しみを吐き出し、彼女へ[[愛]]の告白をした。そんなシローに対してアイナは「恋人などいません。そして、貴方が連邦の人でも、私の答えは…」と返答する。
 
:互いに心を通わせた二人の間には、敵味方のしがらみを越えた愛情が確実に芽生えていた。
 
:互いに心を通わせた二人の間には、敵味方のしがらみを越えた愛情が確実に芽生えていた。
;アイナ(たとえ、敵味方に別れて戦っ…)<br />シロー「味方に別れて戦ってはいても、いい人間はいます! 分かり合えるんです! 自分にはそれが…」<br />アイナ(この愚劣な戦争での…)<br />シロー「唯一つの希望だと思えます!」
+
;アイナ(たとえ、敵味方に別れて戦っ…)<br />シロー「味方に別れて戦ってはいても、いい人間はいます! 分かり合えるんです! 自分にはそれが…」<br />アイナ(この愚劣な戦争での…)<br />シロー「唯一つの希望だと思えます!」
 
:第8話「軍務と理想」より。前話で敵軍のパイロットであるアイナと共に過ごした事によって[[スパイ]]容疑を掛けられたシローは、[[地球連邦軍]]の審問会にて彼自身が体験した事を元に、戦争に対する持論を臆することなく述べる。
 
:第8話「軍務と理想」より。前話で敵軍のパイロットであるアイナと共に過ごした事によって[[スパイ]]容疑を掛けられたシローは、[[地球連邦軍]]の審問会にて彼自身が体験した事を元に、戦争に対する持論を臆することなく述べる。
:しかし、シローのこの発言は、連邦軍将校達の失笑を買っただけであった。<ref>もっとも、連邦軍将校は「(敵軍には構わず)ひたすら自軍の勝利を至上の目的とする」軍隊という組織人であるが故に、当然の反応であると言える。</ref>
+
:しかし、シローのこの発言は、通常の軍人から理解を得られるものではなく、コジマ中佐は頭を抱え、他の将校は爆笑・失笑という反応を示したばかりか、警備兵にまで笑われてしまった<ref>もっとも、連邦軍将校は「(敵軍には構わず)ひたすら自軍の勝利を至上の目的とする」軍隊という組織人であるが故に、当然の反応であると言える。</ref>
 +
:唯一紳士的に対応したのは穏やかに「敵を撃てるのかね?」と訊ねたイーサン・ライヤー大佐のみだった。
 
;「連邦のためじゃない…。それでも、仲間のためなら戦える!!」
 
;「連邦のためじゃない…。それでも、仲間のためなら戦える!!」
 
:第9話「最前線」より。アイナのことや先の戦いから、[[ジオン兵]]を殺すことを躊躇っていたが、仲間の危機を見てその迷いを振り払った。なお、「それでも~」は戦闘台詞にも採用されている。
 
:第9話「最前線」より。アイナのことや先の戦いから、[[ジオン兵]]を殺すことを躊躇っていたが、仲間の危機を見てその迷いを振り払った。なお、「それでも~」は戦闘台詞にも採用されている。
 
;「守ったら負ける、攻めろ!」
 
;「守ったら負ける、攻めろ!」
:第10話「震える山(前編)」より。鬼神の如き動きを見せる[[ノリス・パッカード|ノリス]]を前に、自分を奮い立たせて。
+
:第10話「震える山(前編)」より。鬼神の如き動きを見せる[[ノリス・パッカード|ノリス]]を前に、自分を奮い立たせて。スパロボでも攻撃時の戦闘台詞に採用。
 
;「倍返しだあああああ!!」
 
;「倍返しだあああああ!!」
:全弾発射時の台詞。スパロボでも採用されている。『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では反撃時専用の台詞となった。シローを象徴する台詞の一つなのだが、'''実は劇中ではこの時の攻撃はノリスに[[見切り|見切られた]]ため、一発も命中していない'''。
+
:[[グフカスタム]]のガトリング攻撃を避け、反撃で全弾発射を放っての台詞。スパロボでも採用されている。『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では反撃時専用の台詞となった。シローを象徴する台詞の一つなのだが、'''実は劇中ではこの時の攻撃は「回避行動を取れば当たるように撃っている」がノリスに[[見切り|見切られた]]ため、一発も命中していない'''。
 
:余談だが、「倍返しだ!」という言葉自体は、2013年のテレビドラマ『日曜劇場 半沢直樹』の主人公の決め台詞としても使用されている。そのため、シローの上述の台詞が'''「元祖・倍返し」'''であるとファンからはネタにされることがある。
 
:余談だが、「倍返しだ!」という言葉自体は、2013年のテレビドラマ『日曜劇場 半沢直樹』の主人公の決め台詞としても使用されている。そのため、シローの上述の台詞が'''「元祖・倍返し」'''であるとファンからはネタにされることがある。
 
;「なぜ…なぜ来ない!」<br />「一思いにやれえええええ!!」
 
;「なぜ…なぜ来ない!」<br />「一思いにやれえええええ!!」
:ヒートロッドの電流によって機能停止に陥ったコックピットで、見えない攻撃の恐怖に怯える。
+
:ヒートロッドの電流によって機能停止に陥ったコックピットで、見えない攻撃の恐怖に怯える。なお、この時はカレン機とサンダース機が接近してきており、ノリスはまだ無事なシローを盾代わりにすることで彼らの攻撃を封じている。
 
;「何が…生きて帰れだ…何が…仲間のためなら戦えるだ…俺は…怖いんだ…俺はぁ! 生きたい!」<br />「俺は生きる! 生きて、アイナと添い遂げる!!」
 
;「何が…生きて帰れだ…何が…仲間のためなら戦えるだ…俺は…怖いんだ…俺はぁ! 生きたい!」<br />「俺は生きる! 生きて、アイナと添い遂げる!!」
 
:機能停止した[[ガンダムEz-8|Ez8]]を再起動させた時に叫び、そのままノリスに立ち向かっていった時の台詞。
 
:機能停止した[[ガンダムEz-8|Ez8]]を再起動させた時に叫び、そのままノリスに立ち向かっていった時の台詞。
 +
:なお「俺は生きる!」以後のセリフはEz-8を再起動させた際に通信回線がリセットされ、オープンチャンネルになっていたので、'''ノリスや周りに居た08小隊の面々にも聞こえていた'''。
 
;「負けた…」
 
;「負けた…」
 
:ノリスとの一騎討ちに勝利後の台詞。ノリスを倒すことには成功したものの、量産型[[ガンタンク]]を全て撃墜されたためにシローも敗北を認めざるを得なかった。
 
:ノリスとの一騎討ちに勝利後の台詞。ノリスを倒すことには成功したものの、量産型[[ガンタンク]]を全て撃墜されたためにシローも敗北を認めざるを得なかった。
;「出撃したのか…アイナ…終わりじゃないよな。みんな聞け、俺は軍を抜ける!」
+
;「出撃したのか…アイナ…終わりじゃないよな。みんな聞け、俺は軍を抜ける!」
 
:第11話「震える山(後編)」より。アイナが搭乗する[[アプサラスIII]]の出撃を確認したシローは、部下である第08MS小隊の隊員に対して軍を抜ける事を宣言した。
 
:第11話「震える山(後編)」より。アイナが搭乗する[[アプサラスIII]]の出撃を確認したシローは、部下である第08MS小隊の隊員に対して軍を抜ける事を宣言した。
 
:そんなシローの言葉に部下達は半ば呆れながらも、彼の行動を応援するのであった。組織人としては問題があっても、小隊長としての実績および人望があるシローだったからこそ、許されたものだと言える。
 
:そんなシローの言葉に部下達は半ば呆れながらも、彼の行動を応援するのであった。組織人としては問題があっても、小隊長としての実績および人望があるシローだったからこそ、許されたものだと言える。
 
:『COMPACT2』第1部ではこのセリフが発生すると永久離脱確定となる。
 
:『COMPACT2』第1部ではこのセリフが発生すると永久離脱確定となる。
;「アイナ…兄さんを殺す! これだけ痛めつけられると、もう手段を選べない!」
+
;「アイナ…兄さんを殺す! これだけ痛めつけられると、もう手段を選べない!」
 
:実の妹・アイナを撃つ程までに狂気に囚われた[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]に対し、アイナと共に引導を渡す際に。
 
:実の妹・アイナを撃つ程までに狂気に囚われた[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]に対し、アイナと共に引導を渡す際に。
 
:その直後、Ez-8およびアプサラスIIIは大破。その結果、ギニアスは戦死し、シローとアイナは「行方不明」となる…。
 
:その直後、Ez-8およびアプサラスIIIは大破。その結果、ギニアスは戦死し、シローとアイナは「行方不明」となる…。
;アイナ「重いね…」 <br />「うん…背負っていこう、二人で…」 <br />アイナ「ええ…!」
+
;アイナ「重いね…」<br />シロー「うん…背負っていこう、二人で…」<br />アイナ「ええ…!」
 
:第11話エピローグより。左脚の膝から下を喪失して松葉杖を突くシローとそれを支えるアイナの後ろ姿および墓標が映る。
 
:第11話エピローグより。左脚の膝から下を喪失して松葉杖を突くシローとそれを支えるアイナの後ろ姿および墓標が映る。
 
:両名がこれからの人生で背負っていこうとするものとは、(やむを得なかった事情が有ったとはいえ)ギニアスを手に掛けた罪etc.の事なのかもしれない。
 
:両名がこれからの人生で背負っていこうとするものとは、(やむを得なかった事情が有ったとはいえ)ギニアスを手に掛けた罪etc.の事なのかもしれない。
 +
 +
=== 漫画 ===
 +
;「コロニーは・・・・コロニーは・・・・全滅です・・・」
 +
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』より。眼前で起きた惨劇を涙ながらに味方に報告する。
 +
;「[[テロリスト]]め」
 +
:漫画版第1話より。[[アイナ・サハリン|アイナ]]に拳銃を突き付けながら、このような台詞を言った事に驚いたファンも多い。
 +
:もっとも、実際に[[ジオン軍]]は相応の悪行を(特に、漫画『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』にて)行ったのも紛れもない事実である。更に漫画『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』では妹のサチの無残な亡骸を目撃しており、シロー個人としてもジオンを憎悪する理由は十分であっただろう。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
260行目: 287行目:  
:[[ネオ・ジオン]]による[[コロニー落とし]]を阻止するべく、[[宇宙]]で戦っている戦力不足の[[ロンド・ベル]]の元へ、[[動力・エンジン・エネルギー|燃料]]である[[キルハシウム]]の補充が完了した[[エルシャンク]]を送ろうと[[宇宙科学研究所]]で打ち上げ準備をしていた時に、どうも危機感に欠けている[[レニー・アイ|レニー]]と[[マイク・コイル|マイク]]の二人に彼が「気を抜きすぎだぞ、二人とも、こんなときに限って敵は…」と言った途端に、[[ジオン軍]]が出現し[[チャム・ファウ|チャム]]に「きたぁ! もうシロー! なんてこと言うのよぉ!」と突っ込まれた時に返した台詞。
 
:[[ネオ・ジオン]]による[[コロニー落とし]]を阻止するべく、[[宇宙]]で戦っている戦力不足の[[ロンド・ベル]]の元へ、[[動力・エンジン・エネルギー|燃料]]である[[キルハシウム]]の補充が完了した[[エルシャンク]]を送ろうと[[宇宙科学研究所]]で打ち上げ準備をしていた時に、どうも危機感に欠けている[[レニー・アイ|レニー]]と[[マイク・コイル|マイク]]の二人に彼が「気を抜きすぎだぞ、二人とも、こんなときに限って敵は…」と言った途端に、[[ジオン軍]]が出現し[[チャム・ファウ|チャム]]に「きたぁ! もうシロー! なんてこと言うのよぉ!」と突っ込まれた時に返した台詞。
 
:別にシローが言ったせいではないのだが、「噂をすれば影がさす」とはまさにこの事である。
 
:別にシローが言ったせいではないのだが、「噂をすれば影がさす」とはまさにこの事である。
 +
;シロー「いま、俺たち地球人同士が争っている時じゃないんだ! アイナッ!」
 +
;アイナ「シロー…私も…私も戦います。ともに。…ノリス…ごめんなさい」
 +
:上記同話のアイナへの説得シーンでなんと[[DVE]]付き。シローの熱い告白と説得により、アイナの心を突き動かす。
 +
:シローの言う通り、異星人の攻撃が激しい中、人類同士で争っている時じゃないのも事実なため、彼の言葉に重みがかかる。
 
;「…はい…!」
 
;「…はい…!」
 
:『IMPACT』第1部地上激動篇エンディングより。[[ガンドール]]隊が[[宇宙]]へ発つ直前、[[ノリス・パッカード|ノリス]]から改めて[[アイナ・サハリン|アイナ]]の事を託され感無量で返答する。
 
:『IMPACT』第1部地上激動篇エンディングより。[[ガンドール]]隊が[[宇宙]]へ発つ直前、[[ノリス・パッカード|ノリス]]から改めて[[アイナ・サハリン|アイナ]]の事を託され感無量で返答する。
272行目: 303行目:  
;「…やるしかないんだ」<br />「これがあの人の出した答えなら…俺達の答えはそれを止める事だ」
 
;「…やるしかないんだ」<br />「これがあの人の出した答えなら…俺達の答えはそれを止める事だ」
 
:『IMPACT』隠しシナリオ逆襲のシャア編第33話「忌まわしき記憶ととも」より。[[シャア・アズナブル|シャア]]との対決に躊躇するアイナへ沈痛な面持ちで発した返答。
 
:『IMPACT』隠しシナリオ逆襲のシャア編第33話「忌まわしき記憶ととも」より。[[シャア・アズナブル|シャア]]との対決に躊躇するアイナへ沈痛な面持ちで発した返答。
 +
;「最後の最後まで、諦めるな!」
 +
:『IMPACT』隠しEDムービーで[[アクシズ]]落とし阻止に、'''本来地上用の機体である'''[[ガンダムEz-8]]で向かいながら。並居る[[スーパーロボット]]達でも相当な無茶をしている中、彼の場合は無理さに拍車がかかっており、後の会話シーンでもアイナに「その機体では…」と心配されている。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;「人間が残る!」
 
;「人間が残る!」
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]])』第5話「二人の艦長」or「ロンド・ベルvsナデシコ」にてラミア・スーパー系ルートのみ発生する会話。
+
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]])』ラミア編リアル系第3話「異端の戦士」orスーパー系第5話「ロンド・ベルvsナデシコ」にて。[[スパイ]]疑惑を掛けながらも敵側である[[アイナ・サハリン|アイナ]]と愛し合うシローを理解できず、兵士から任務を取ったら何が残ると問う[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]に対する言葉。
:[[スパイ]]疑惑を掛けながらも敵側である[[アイナ・サハリン|アイナ]]と愛し合うシローを理解できず、兵士から任務を取ったら何が残ると問う[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]に対する言葉。
   
:[[OGシリーズ]]では代わって[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]が同様の発言をしたが、双方ともラミアに大きな影響を与える事になる。
 
:[[OGシリーズ]]では代わって[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]が同様の発言をしたが、双方ともラミアに大きな影響を与える事になる。
 
;「竜崎くん、彼女を信じてあげるんだ。どんな結果になろうとも… それだけは、やめちゃいけない」
 
;「竜崎くん、彼女を信じてあげるんだ。どんな結果になろうとも… それだけは、やめちゃいけない」
282行目: 314行目:  
;「あなたの戦いは…どうなんだ! こんな形で終わるのが、あなたの戦争なのか! アイナは…兄さんとの戦いに勝った。あなたの戦いは…こんな形で終わってしまっていいのか!」
 
;「あなたの戦いは…どうなんだ! こんな形で終わるのが、あなたの戦争なのか! アイナは…兄さんとの戦いに勝った。あなたの戦いは…こんな形で終わってしまっていいのか!」
 
:『A(A PORTABLE)』第28話「それぞれの戦う意味」or「ネオ・ジオン動乱」にてシナリオクリア時に[[ノリス・パッカード|ノリス]]が最後まで残っていた場合に発生する説得イベント。
 
:『A(A PORTABLE)』第28話「それぞれの戦う意味」or「ネオ・ジオン動乱」にてシナリオクリア時に[[ノリス・パッカード|ノリス]]が最後まで残っていた場合に発生する説得イベント。
 +
;「責任を感じているのはわかる!だが!」
 +
:『A(A PORTABLE)』第35話バームルート「友と誓ったこの平和」or「全てはバームの民のために」にて贖罪から[[ベガ星連合軍]]に自爆をかけようとする[[リヒテル]]、[[ライザ]]を説得する。しかし主人公は「あの男が優れた戦士であればあるほど自分を許せない」と語り、リヒテルもまた「これが余の戦い方だ」と残して自爆してしまった…
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
289行目: 323行目:     
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
;先行量産型[[ボール]]
+
;[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%ABK%E5%9E%8B ボールK型](SRW未登場)
:第1話「二人だけの戦争」にて搭乗し、'''[[宇宙用高機動試験型ザク]]を相手に相討ちに持ち込んだ'''。SRW未登場。
+
:第1話「二人だけの戦争」にて搭乗し、'''[[宇宙用高機動試験型ザク]]を相手に相討ちに持ち込んだ'''
 
:SRW未登場。『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』にて一連のイベントが再現されたものの、シローは通常の[[ボール]]に搭乗し本機は登場しなかった。
 
:SRW未登場。『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』にて一連のイベントが再現されたものの、シローは通常の[[ボール]]に搭乗し本機は登場しなかった。
 
;[[陸戦型ガンダム]]
 
;[[陸戦型ガンダム]]
296行目: 330行目:  
:;[[ガンダムEz-8]]
 
:;[[ガンダムEz-8]]
 
::陸戦型ガンダムの改修機。劇中終盤におけるシローの搭乗機体。
 
::陸戦型ガンダムの改修機。劇中終盤におけるシローの搭乗機体。
 +
 +
=== SRWでの搭乗機体 ===
 +
;[[ボール]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』で搭乗。
 +
;[[ガンキャノン]]
 +
:『GC(XO)』のイベントで搭乗。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*シロー・アマダを演じた[[声優]]の檜山修之氏は、本作に出演する以前から『[[機動武闘伝Gガンダム]]』や『[[新機動戦記ガンダムW]]』等の他の[[ガンダムシリーズ]]の作品のオーディションにも数多く参加していたが、悉く落選していた。そして、「『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』を[[OVA]]の媒体でやる情報を聞き、その作品のオーディションを受けたらようやく主役に抜擢された際には『やっと決まった!』と喜び、非常に嬉しかった」と振り返っている。しかし、その一方でシローの[[年齢]]設定において「[[シャア・アズナブル|シャア]]より年上だったという点が、とてもショックだった」とも振り返っている。
 
*シロー・アマダを演じた[[声優]]の檜山修之氏は、本作に出演する以前から『[[機動武闘伝Gガンダム]]』や『[[新機動戦記ガンダムW]]』等の他の[[ガンダムシリーズ]]の作品のオーディションにも数多く参加していたが、悉く落選していた。そして、「『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』を[[OVA]]の媒体でやる情報を聞き、その作品のオーディションを受けたらようやく主役に抜擢された際には『やっと決まった!』と喜び、非常に嬉しかった」と振り返っている。しかし、その一方でシローの[[年齢]]設定において「[[シャア・アズナブル|シャア]]より年上だったという点が、とてもショックだった」とも振り返っている。
*檜山氏は『第08小隊』を収録していた当時を振り返り、「共演者の中に[[ナレーション]]を担当した永井一郎氏をはじめとして玄田哲章氏や小山茉美氏等、『[[機動戦士ガンダム|1stガンダム]]』に出演し、今までのガンタムシリーズを体現してきた錚々たるメンバーが自分の隣にいて、『'''君達がどんなガンダムをやるのか'''』と無言の[[プレッシャー]]を掛けられ、試されているような気がしていた。非常に緊張感の漂う仕事だった」事を回顧している。
+
**檜山氏は『第08小隊』を収録していた当時を振り返り、「共演者の中に[[ナレーション]]を担当した[[声優:永井一郎|永井一郎]]氏をはじめとして[[声優:玄田哲章|玄田哲章]]氏や[[声優:小山茉美|小山茉美]]氏等、『[[機動戦士ガンダム|1stガンダム]]』に出演し、今までのガンダムシリーズを体現してきた錚々たるメンバーが自分の隣にいて、『'''君達がどんなガンダムをやるのか'''』と無言の[[プレッシャー]]を掛けられ、試されているような気がしていた。非常に緊張感の漂う仕事だった」事を回顧している。
 
*初代監督・神田武幸氏の急逝後に製作を引き継いだ(第6話「熱砂戦線」以降の製作を担当した)2代目監督・飯田馬之介氏は、シローというキャラクターについて「(自身の家族や友人を殺害した[[ジオン公国軍|敵軍]]に[[アイナ・サハリン|アイナ]]が所属しているのに、あまり葛藤もせず彼女に惚れてしまうという)想像力の欠如した男で、大嫌いだった」「ただのバカですよ」と否定的に評価している。
 
*初代監督・神田武幸氏の急逝後に製作を引き継いだ(第6話「熱砂戦線」以降の製作を担当した)2代目監督・飯田馬之介氏は、シローというキャラクターについて「(自身の家族や友人を殺害した[[ジオン公国軍|敵軍]]に[[アイナ・サハリン|アイナ]]が所属しているのに、あまり葛藤もせず彼女に惚れてしまうという)想像力の欠如した男で、大嫌いだった」「ただのバカですよ」と否定的に評価している。
 
**[[小説|小説版]]や飯田氏による[[漫画|コミカライズ版]]ではジオンに対する敵意が中盤辺りまでシローの言動の所々に散見されており、そういった点に対する補完がキャラ付けに少なからず加えられている側面もある。
 
**[[小説|小説版]]や飯田氏による[[漫画|コミカライズ版]]ではジオンに対する敵意が中盤辺りまでシローの言動の所々に散見されており、そういった点に対する補完がキャラ付けに少なからず加えられている側面もある。
 +
*トップ小隊との戦闘にて'''近距離で撃たれたザクマシンガンを生身の状態で回避した'''ことを代表例とし、彼の超人的な身体能力はたびたびネタにされている。
 +
*小説版では『キャプテン・ジョー』という戦場ドラマ([[劇中劇]])を好んで見ていたという設定が追加された。作品への憧れ、それをプロパガンダとして利用する軍隊、仲間の死による作品への絶望、それでも最後に残った作品への思い…と、[[テンカワ・アキト|別作品の主人公]]を思わせる展開が存在している。
 +
**エピローグでは、とある村で「カート」という[[偽名]]を用いて、妻のアイナこと「ジャンヌ」と二人の間に授かった娘の「キキ」<ref>名前は[[小説|小説版]]において凄惨な死を迎えた少女[[キキ・ロジータ]]に由来している。</ref>と共に生活をしている。
 +
*飯田氏により制作された[[漫画]]『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』では[[コロニー落とし]]で地球に落とされたサイド2の8バンチ[[スペースコロニー|コロニー]]「アイランド・イフィッシュ」の出身と設定され、休暇中にジオン軍の毒ガス攻撃で家族と友人を全て失う<ref>なお、シロー自身は[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用して難を逃れている。</ref>。その後、コロニー内部に侵入してきた友軍と共に'''毒ガスが充満するコロニー'''で、ジオン軍のMSと'''[[白兵戦|生身で死闘を演じている]]'''。
 +
**この経緯がある為か、『宇宙のイシュタム』の[[続編]]と言うべき飯田氏による漫画版の『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』では、シローは当初ジオン軍に対して強い憎悪を抱いていた。
 +
*後日談「ラスト・リゾート」にて、シロー達が落ち延びた場所はチベットの[[ラサ]]である。もしも、『逆襲のシャア』の時系列(U.C.0093年)になってもなお、シロー達がラサから動いていなかった場合、シャア率いる[[ネオ・ジオン]]の[[フィフス・ルナ]]落としの衝撃で、シローはアイナとその子供達共々ほぼ確実に死んでいる事になる<ref>隕石落下の衝撃はすさまじいため、普通の人間は巻き込まれたら確実なる死が待っている。</ref>。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
3,750

回編集

案内メニュー