1行目: |
1行目: |
− | == 碇シンジ(Shinji Ikari) ==
| + | *外国語表記:[[外国語表記::Shinji Ikari]] |
| *[[登場作品]]: | | *[[登場作品]]: |
| **[[新世紀エヴァンゲリオン]]([[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版]]) | | **[[新世紀エヴァンゲリオン]]([[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版]]) |
21行目: |
21行目: |
| ※特筆してない記述に関しては『新世紀』版のもの | | ※特筆してない記述に関しては『新世紀』版のもの |
| | | |
| + | == 概要 == |
| 『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』の[[主人公]]。 | | 『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』の[[主人公]]。 |
| | | |
| === 旧世紀版 === | | === 旧世紀版 === |
− | マルドゥック機関によって選出された3人目の[[EVA]]パイロット(サードチルドレン)。幼い頃に母親を亡くし、特務機関[[ネルフ]]の司令官である父・[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]とも10年以上離れて暮らしていた。だが、ある日突然父親に呼び出され、[[EVA]]に乗り込み[[使徒]]と戦う事を強要される。 | + | マルドゥック機関によって選出された3人目の[[EVA]]パイロット(サードチルドレン)。 |
| | | |
− | [[シンクロ率]]は初搭乗時から43%と高かったが、その後幾度もの戦闘をこなしていく中で、より[[シンクロ率]]が向上していき、優れた働きを見せるようになる。しかし、[[ネルフ]]本部襲撃の際に[[シンクロ率]]は遂に400%を突破。一時的に初号機に取り込まれてしまう。その際に彼は、幼い時の記憶を徐々に取り戻していく事となり、また人類補完計画に必要な最重要ファクターの一つとして、その存在が重要視されていく事となる。 | + | 幼い頃に母親を亡くし、特務機関[[ネルフ]]の司令官である父・[[碇ゲンドウ]]とも10年以上離れて暮らしていた。だが、ある日突然父親に呼び出され、[[EVA初号機]]に乗り込み[[使徒]]と戦う事を強要される。 |
| | | |
− | 他人との接触を極端に嫌う内向的な性格だったが、[[葛城ミサト|ミサト]]やクラスメイトの[[鈴原トウジ|トウジ]]、[[相田ケンスケ|ケンスケ]]、そして同じ[[EVA]]パイロットである[[綾波レイ]]、[[惣流・アスカ・ラングレー]]らと接するうちに、人間関係を構築し徐々に心を開くようになっていく。しかし、そんなシンジをまるで理解しようともしないかの様なゲンドウの行いが原因で、トウジやケンスケとの友情は[[EVA3号機|参号機事件]]を機に破綻、レイもまた「三人目」に代わった事で関係がリセットとなり、更にアスカまでもが加持の死によって精神崩壊を引き起こしてしまい、再びシンジの心の中が孤独に包まれてしまう。当然ゲンドウとの関係も完全に険悪になり、[[第14使徒ゼルエル]]の事件後は、彼とも一切会話をしなくなった。
| + | [[シンクロ率]]は初搭乗時から43%と高かったが、その後幾度もの戦闘をこなしていく中で、よりシンクロ率が向上していき、優れた働きを見せるようになる。しかし、ネルフ本部襲撃の際にシンクロ率は遂に400%を突破。一時的に初号機に取り込まれてしまう。その際に彼は、幼い時の記憶を徐々に取り戻していく事となり、また人類補完計画に必要な最重要ファクターの一つとして、その存在が重要視されていく事となる。 |
| | | |
− | そんな中、自分と同年代の少年である[[渚カヲル]]と出会ったシンジは、彼と新たな友情を築きつつあったが、彼こそが最後の使徒・タブリスであり、セントラル・ドグマに向かって彼の乗っ取った[[EVA弐号機]]と壮絶な交戦を繰り広げた末、彼の望みをかなえる形で、その手に掛けてしまった。カヲル殺害後、その精神は半ば破綻寸前にまで陥り、シンジはEVAに乗る事を完全に拒絶するのだった。これは、他の誰よりもシンジに対して好意を示し、気持ちを汲み取ってくれた[[渚カヲル|カヲル]]が[[使徒]]だった事で[[使徒]]が本当に倒すべき敵なのか分からなくなった事、そして流されるままにエヴァへ搭乗していた事で、結局何もかも失ってしまった事から、「何も知らない自分は戦わない方がいい」という結論を導き出したためでもあった。
| + | 他人との接触を極端に嫌う内向的な性格だったが、[[葛城ミサト]]やクラスメイトの[[鈴原トウジ]]、[[相田ケンスケ]]、そして同じ[[EVA]]パイロットである[[綾波レイ]]、[[惣流・アスカ・ラングレー]]らと接するうちに、人間関係を構築し徐々に心を開くようになっていく。しかし、そんなシンジをまるで理解しようともしないかの様なゲンドウの行いが原因で、トウジやケンスケとの友情は[[EVA3号機|参号機事件]]を機に破綻、レイもまた「三人目」に代わった事で関係がリセットとなり、更にアスカまでもが[[加持リョウジ]]の死によって精神崩壊を引き起こしてしまい、再びシンジの心の中が孤独に包まれてしまう。当然ゲンドウとの関係も完全に険悪になり、[[第14使徒ゼルエル]]の事件後は、彼とも一切会話をしなくなった。 |
| | | |
− | そして旧劇場版では、[[EVA量産機]]によって無残に蹂躙されたアスカの弐号機を目の当たりにした結果、その崩壊した心は、ゼーレに浸け込まれ補完計画遂行に利用される事になる。だが、精神世界の対話と葛藤の末に、シンジはゲンドウやゼーレが目指していた『補完された世界』よりも、『傷つき傷つけられる現実世界』への回帰を望み、最終的にゼーレの計画は失敗。[[綾波レイ]]と融合した[[第1使徒アダム]]と[[第2使徒リリス]]は自己崩壊を引き起こし、レイとカヲルの魂、そしてEVA初号機のコアに宿っていた母・[[碇ユイ|ユイ]]の魂と別れを告げたシンジは、同じく補完の拒絶をしたアスカと共に、LCLの海から復元され、現実世界に帰還するのだった。 | + | そんな中、自分と同年代の少年である[[渚カヲル]]と出会ったシンジは、彼と新たな友情を築きつつあったが、彼こそが最後の使徒・タブリスであり、セントラル・ドグマに向かって彼の乗っ取った[[EVA弐号機]]と壮絶な交戦を繰り広げた末、彼の望みをかなえる形で、その手に掛けてしまった。カヲル殺害後、その精神は半ば破綻寸前にまで陥り、シンジはEVAに乗る事を完全に拒絶するのだった。これは、他の誰よりもシンジに対して好意を示し、気持ちを汲み取ってくれたカヲルが[[使徒]]だった事で使徒が本当に倒すべき敵なのか分からなくなった事、そして流されるままにエヴァへ搭乗していた事で、結局何もかも失ってしまった事から、「何も知らない自分は戦わない方がいい」という結論を導き出したためでもあった。 |
| + | |
| + | そして旧劇場版では、[[EVA量産機]]によって無残に蹂躙されたアスカの弐号機を目の当たりにした結果、その崩壊した心は、[[ゼーレ]]に浸け込まれ補完計画遂行に利用される事になる。だが、精神世界の対話と葛藤の末に、シンジはゲンドウやゼーレが目指していた『補完された世界』よりも、『傷つき傷つけられる現実世界』への回帰を望み、最終的にゼーレの計画は失敗。綾波レイと融合した[[第1使徒アダム]]と[[第2使徒リリス]]は自己崩壊を引き起こし、レイとカヲルの魂、そしてEVA初号機のコアに宿っていた母・[[碇ユイ]]の魂と別れを告げたシンジは、同じく補完の拒絶をしたアスカと共に、LCLの海から復元され、現実世界に帰還するのだった。 |
| | | |
| 物語のラストにて、シンジは精神世界で自分を拒絶していると思っていた「最初の他人」であるアスカを絞め殺しそうになるが、それに対するアスカの「行動」から彼女の気持ちを悟ったシンジは、首を絞める事を止めて泣き崩れ、エヴァンゲリオンの物語は『終劇』を迎える事になった…。 | | 物語のラストにて、シンジは精神世界で自分を拒絶していると思っていた「最初の他人」であるアスカを絞め殺しそうになるが、それに対するアスカの「行動」から彼女の気持ちを悟ったシンジは、首を絞める事を止めて泣き崩れ、エヴァンゲリオンの物語は『終劇』を迎える事になった…。 |
155行目: |
158行目: |
| : | | : |
| | | |
− | == [[BGM|パイロットBGM]] == | + | == パイロットBGM == |
| ;「残酷な天使のテーゼ」 | | ;「残酷な天使のテーゼ」 |
− | :『[[スーパーロボット大戦F|F]]』のデモではこの曲がかかるが、実際に戦闘BGMになった事はない。 | + | :『[[スーパーロボット大戦F|F]]』のデモではこの曲がかかるが、実際に戦闘[[BGM]]になった事はない。 |
| ;「DECISIVE BATTLE」 | | ;「DECISIVE BATTLE」 |
| :『[[α]]』、『[[MX]]』でのパイロットBGM。 | | :『[[α]]』、『[[MX]]』でのパイロットBGM。 |