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| + | {{登場メカ概要 |
| + | | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]] |
| + | *[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
| + | | デザイン = {{メカニックデザイン|岡本光晴}} |
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}} |
| + | | SRWでの分類 = [[機体]] |
| + | }} |
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− | ====<nowiki> </nowiki> ==== | + | {{登場メカ概要 |
− | *英語表記:Geminion Ray
| + | | タイトル = スペック |
− | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
| + | | 分類 = [[DEMシリーズ]](対[[御使い]]用決戦兵器)/[[スフィア搭載機]] |
− | **[[第3次スーパーロボット大戦Z]]([[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]])
| + | | 型式番号 = DEM-03 |
− | *分類:DEMシリーズ(対[[御使い]]用決戦兵器)/[[スフィア]]搭載機
| + | | 全長 = [[全長::52.2m]] |
− | *型式番号:DEM-03
| + | | 重量 = [[重量::97.8t]] |
− | *全長:52.2m
| + | | 動力 = |
− | *重量:97.8t
| + | *メイン:なし→[[動力::スフィア]]「いがみ合う双子」 |
− | *[[動力]]:「いがみ合う双子のスフィア」 | + | *サブ:[[動力::TS-DEMON]] |
− | *MMI:TS-DEMON(戦術システム“ディアボロス・エクス・マキナ) | + | | 制御マトリクス = [[黒の英知]] |
− | *制御マトリクス:[[黒の英知]]
| + | | 開発者 = [[AG]]([[ジエー・ベイベル]]) |
− | *開発者:[[AG]]
| + | | 変形形態 = [[ジェニオン]]⇒[[ジェニオン・ガイ]]⇒ジェミニオン・レイ |
− | *所属:無所属→[[Z-BLUE]](チームDEM)→ヒビキ個人所有
| + | | 所属 = [[Z-BLUE]](チームDEM)→ヒビキ個人所有 |
− | *主なパイロット:[[ヒビキ・カミシロ]]、[[西条涼音]]
| + | | 主なパイロット = メイン:[[パイロット::ヒビキ・カミシロ]]<br>*サブ:[[パイロット::西条涼音]] |
− | *メカニックデザイン:[[岡本光晴]]
| + | }} |
− | [[ジェニオン]]の最終最強の形態。サード・ステージに覚醒した「いがみ合う双子」の力を最大限に発揮するための形態であり、武装はジェニオンの発展型となっている。TS-DEMONのサードモードである「'''戦術システム“ディアボロス・エクス・マキナ”'''」の起動により、「いがみ合う双子」による事象制御パターンをロードすることで変化する。 | + | ジェミニオン・レイとは『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』の[[登場メカ]]で、[[主人公]]機[[ジェニオン]]の変形形態。 |
| | | |
− | AGが[[第一次多元戦争|多元戦争]]で得た[[バルゴラ・グローリー]]のガナリー・カーバー変容時のデータ(Sのものではなく、多元戦争当時のデータ)、[[ガンレオン]]の自律性のコピー、[[トライア・スコート]]から齎された[[リ・ブラスタ]]のSPIGOTのデータにそれらをがヒビキの意志と植えつけられたジェニオン自身の意志により統合されることで誕生した。想定していた姿「ジェミニオン(Geminion)」はジェニオン・ガイ(骸)に「身」が入った、というネーミングであり、[[カオス・レムレース]]をヒトガタにしたかのような禍々しい機体だったが、ヒビキの意志に呼応した「いがみ合う双子」とジェニオンの意志を反映した結果、「いがみ合う双子」がオーバードライブを起こし、AGの想定していた「'''[[御使い|神]]をも恐れぬ最凶の機神'''」を通り越し、「'''禁忌の向こうにある希望'''」としてヒビキとジェニオン自身の意志を反映したさらなる変容を起こし、随所にジェニオンの意匠を残しつつも、ガイを超える巨躯へと変貌。ジェニオンはいわば幼生、ジェニオン・ガイは蛹であり、この形態こそが真の「いがみ合う双子」の搭載機と言える。 | + | == 概要 == |
| + | [[ジェニオン]]の最終最強の形態。サード・ステージに覚醒した「いがみ合う双子」の力を最大限に発揮するための形態であり、武装はジェニオンの発展型となっている。TS-DEMONのサードモードである戦術システム「'''ディアボロス・エクス・マキナ'''」の起動により、「いがみ合う双子」による事象制御パターンをロードすることで変化する。 |
| + | |
| + | AGが[[第一次多元戦争|多元戦争]]で得た[[バルゴラ・グローリー]]のガナリー・カーバー変容時のデータ(Sのものではなく、多元戦争当時のデータ)、[[ガンレオン]]の自律性のコピー、[[トライア・スコート]]から齎された[[リ・ブラスタ]]のSPIGOTのデータを組み込み、それらがヒビキの意志と植えつけられたジェニオン自身の意志により統合されることで誕生した。AGが想定していた姿「ジェミニオン(Geminion)」はジェニオン・ガイ(骸)に「身」が入った、というネーミングであり、[[カオス・レムレース]]をヒトガタにしたかのような禍々しい機体だったが、ヒビキの意志に呼応した「いがみ合う双子」とジェニオンの意志を反映した結果、「いがみ合う双子」がオーバードライブを起こし、AGの想定していた「'''[[御使い|神]]をも恐れぬ最凶の機神'''」を通り越し、「'''禁忌の向こうにある希望'''」としてヒビキとジェニオン自身の意志を反映したさらなる変容を起こし、随所にジェニオンの意匠を残しつつも、ガイを超える巨躯へと変貌。完全にヒビキの力として生まれ変わり、全てを超えた新たな始まりたる存在「ジェミニオン・レイ」と命名された。「レイ」は恐らく「零」と「光」のダブルミーニング。ちなみにヒビキ自身は「ジェミニオン」の名を略称として使用している。ジェニオンはいわば幼生、ジェニオン・ガイは蛹であり、この形態こそが真の「いがみ合う双子」の搭載機と言える。 |
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| あくまでパーツの組み換えによる変形だったジェニオン→ジェニオン・ガイの際と違い、法則を無視した完全な「'''変容'''」であり、全長・重量共にジェニオン・ガイをさらに上回っている。ガンレオンの自律性を植えつけられたジェニオン自身の意志も反映されているため、見方を変えれば'''ジェニオンも「ジェミニオン」の姿を嫌った'''ということになる。つまり、レイ化したのはある意味AGの自爆である。「変容」がパイロットにも影響するのかパイロットスーツの形状も変化する。ちなみにヒビキのスーツは肩の部分のハートマークが「ひび割れたハートを抱える悪魔」になっている。 | | あくまでパーツの組み換えによる変形だったジェニオン→ジェニオン・ガイの際と違い、法則を無視した完全な「'''変容'''」であり、全長・重量共にジェニオン・ガイをさらに上回っている。ガンレオンの自律性を植えつけられたジェニオン自身の意志も反映されているため、見方を変えれば'''ジェニオンも「ジェミニオン」の姿を嫌った'''ということになる。つまり、レイ化したのはある意味AGの自爆である。「変容」がパイロットにも影響するのかパイロットスーツの形状も変化する。ちなみにヒビキのスーツは肩の部分のハートマークが「ひび割れたハートを抱える悪魔」になっている。 |
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− | 完全にヒビキの力として生まれ変わり、全てを超えた新たな始まりたる存在「ジェミニオン・レイ」と命名された。「レイ」は恐らく「零」と「光」のダブルミーニング。ちなみにヒビキ自身は「ジェミニオン」の名を略称として使用している。
| + | 体格はジェニオン・ガイよりもさらに大型化、そして頭部にはジェニオンの意匠が残っているが、ウイングの肥大化やがっしりとまとまった体躯など、オリジナル機であるジェミニアにより近くなっている(それでもサイズは二回りほど及ばない)。武装面では全く似ていなかったガイと異なり、「スフィアの力と、それを攻撃力に変える剣を用いた接近戦闘」など、こちらの面でもさらにジェミニアに近くなった。胸部のスフィア封入球体にはカバーがつけられている。 |
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− | 体格はジェニオンを大型化、そして頭部にはジェニオンの意匠が残っているが、ウイングの肥大化やがっしりとまとまった体躯など、オリジナル機であるジェミニアにより近くなっている(それでもサイズは二回りほど及ばない)。武装面では全く似ていなかったガイと異なり、「スフィアの力と、それを攻撃力に変える剣を用いた接近戦闘」など、こちらの面でもさらにジェミニアに近くなった。胸部のスフィア封入球体にはカバーがつけられている。
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| 事象制御の度合いはより高まり、あらゆる面でジェニオン・ガイを大幅に凌駕する戦闘力を発揮。ジークンドーによる白兵戦闘を主体に、実体剣「フルアクセルグレイブ」や遠隔操作ユニット「ハウンド」を絡めて戦う。 | | 事象制御の度合いはより高まり、あらゆる面でジェニオン・ガイを大幅に凌駕する戦闘力を発揮。ジークンドーによる白兵戦闘を主体に、実体剣「フルアクセルグレイブ」や遠隔操作ユニット「ハウンド」を絡めて戦う。 |
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| ジェニオン・ガイでは有り余るエネルギーに振り回され、それに指向性を与える単純なものであったのが、SPIGOTのデータを使用したことでそのエネルギーをダイレクトに攻撃力へと転換できるようになった。さらに事象制御により、その体躯に似合わず機敏かつジェニオン・ガイ以上に柔軟に動くことが可能で、格闘戦を主体とする他、加速する瞬間が見えないほどのスピードと、蹴り飛ばした相手に追いつけるほどの機動力も有する。さらに同じくリアクターの資質を持つスズネが同乗することで、より強力な攻撃が可能となる。 | | ジェニオン・ガイでは有り余るエネルギーに振り回され、それに指向性を与える単純なものであったのが、SPIGOTのデータを使用したことでそのエネルギーをダイレクトに攻撃力へと転換できるようになった。さらに事象制御により、その体躯に似合わず機敏かつジェニオン・ガイ以上に柔軟に動くことが可能で、格闘戦を主体とする他、加速する瞬間が見えないほどのスピードと、蹴り飛ばした相手に追いつけるほどの機動力も有する。さらに同じくリアクターの資質を持つスズネが同乗することで、より強力な攻撃が可能となる。 |
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− | ==== ジェニオンとジ・エーデル ====
| + | === ジェニオンとジ・エーデル === |
| 本来想定されていた「ジェミニオン」は、AGの人格ベースである[[ジエー・ベイベル]]が、[[カオス・レオー]]、[[カオス・アングイス]]、[[カオス・カペル]]のデータを使い、[[カオス・レムレース]]のダウンサイジングをコンセプトに再設計した機体。つまり、[[DEMコーポレーション]]という組織は最初から存在しておらず、「DEM-03」の形式番号が意味するのは、機械仕掛けの悪魔たるレムレースを発展させたカオス・レムレースの更に発展した姿、という意味である(そのためジェニオン・ガイはカオス・レムレースに似た意匠を持たされている)。実際、完成した本来の「ジェミニオン」の頭部はカオス・レムレースそのものであり、ジェミニオン・レイも顔面部はカオス・レムレースそのままである。 | | 本来想定されていた「ジェミニオン」は、AGの人格ベースである[[ジエー・ベイベル]]が、[[カオス・レオー]]、[[カオス・アングイス]]、[[カオス・カペル]]のデータを使い、[[カオス・レムレース]]のダウンサイジングをコンセプトに再設計した機体。つまり、[[DEMコーポレーション]]という組織は最初から存在しておらず、「DEM-03」の形式番号が意味するのは、機械仕掛けの悪魔たるレムレースを発展させたカオス・レムレースの更に発展した姿、という意味である(そのためジェニオン・ガイはカオス・レムレースに似た意匠を持たされている)。実際、完成した本来の「ジェミニオン」の頭部はカオス・レムレースそのものであり、ジェミニオン・レイも顔面部はカオス・レムレースそのままである。 |
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| 最終的にジェミニオン・レイは「いがみ合う双子」をラスト・ステージまで覚醒させ、[[至高神Z]]を乗っ取り超時空修復を成功させたものの大破し、その後一時行方不明になる。 | | 最終的にジェミニオン・レイは「いがみ合う双子」をラスト・ステージまで覚醒させ、[[至高神Z]]を乗っ取り超時空修復を成功させたものの大破し、その後一時行方不明になる。 |
| | | |
− | 実際はスコート・ラボに回収されており、トライアの手で可能な限りの範囲で修理され、ゲートトラベラーとなったヒビキの手に再び渡る事となった(スフィアの去就については不明だが、用語辞典を見る限り残ってはいるらしい)。
| + | 実際はスコート・ラボに回収されており、トライアの手で可能な限りの範囲で修理され、ゲートトラベラーとなったヒビキの手に再び渡る事となった。スフィアの去就については不明(ヒビキは失われたと述べているが、修復されたジェミニオンに残っているのか、スフィアだけ消えたのかは不明)。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :第32話「太極」からジェミニオン・レイに変形可能になる。必殺技の燃費こそやや悪化してしまうものの、汎用武器の性能はEN消費はそのままでジェニオン・ガイ以上。またGAIモードの気力制限が-20されるため立ち上がりが早くなる。さらに第46話で最強武器「ジ・オーバーライザー・アーク」が追加され、武器攻撃力がアップする。 | + | :初登場作品。第32話「太極」からジェミニオン・レイに変形可能になる。 |
| + | :必殺技の燃費こそやや悪化してしまうものの、汎用武器の性能はEN消費はそのままでジェニオン・ガイ以上。またGAIモードの気力制限が-20されるため立ち上がりが早くなる。さらに第46話で最強武器「ジ・オーバーライザー・アーク」が追加され、武器攻撃力がアップする。 |
| :レイの状態では燃費の問題から、全体攻撃「ハウンドペネトレイター」を軸に立ち回り、ボス戦では必殺技で対応するのが基本となる。何より前述の通り今回の敵はかなり当ててくる事、そしてスフィア・アクト「いがみ合う双子」の効果を活かす為、こだわりが無い限りすぐ変形してしまうのが吉。有効活用できるようヒビキには気力限界突破も欲しい。また、他の上位変形機と違って変形してもENは回復しないのも下位形態にこだわる必要がない理由の一つ。ただし、援護攻勢に回す場合ジェミニオン・レイは燃費が悪すぎるのに注意。あえてガイのまま援護させるのも手。 | | :レイの状態では燃費の問題から、全体攻撃「ハウンドペネトレイター」を軸に立ち回り、ボス戦では必殺技で対応するのが基本となる。何より前述の通り今回の敵はかなり当ててくる事、そしてスフィア・アクト「いがみ合う双子」の効果を活かす為、こだわりが無い限りすぐ変形してしまうのが吉。有効活用できるようヒビキには気力限界突破も欲しい。また、他の上位変形機と違って変形してもENは回復しないのも下位形態にこだわる必要がない理由の一つ。ただし、援護攻勢に回す場合ジェミニオン・レイは燃費が悪すぎるのに注意。あえてガイのまま援護させるのも手。 |
− | :今回もDECチャージャーを装着したい所ではあるが、[[真ゲッター1]]や[[ザンボット3]]等EN管理に苦しいユニットが多い本作では少々回すのは厳しいか。パラジウム・リアクターを装備してENの最大量を増やす、相方に補給装置持ちを選定するかレスキューユニットを装備させる、真ゲッタードラゴンのカスタムボーナスを利用するなどのフォローで対応したい。:ちなみに、エンディングでは前述の通り修復されるが、絶望ルートかつ至高神Zとヒビキが一度も戦闘せずに終わった場合は修復されずそのままとなる。 | + | :今回もDECチャージャーを装着したい所ではあるが、[[真ゲッター1]]や[[ザンボット3]]等EN管理に苦しいユニットが多い本作では少々回すのは厳しいか。パラジウム・リアクターを装備してENの最大量を増やす、相方に補給装置持ちを選定するかレスキューユニットを装備させる、真ゲッタードラゴンのカスタムボーナスを利用するなどのフォローで対応したい。 |
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− | タッグの相方は色々と候補があるが、推奨される一つは時獄篇・天獄篇ともイベントで組んでいる[[ボスボロット]]。補給装置でENのフォローが効く上それなりに頑丈なので、ボスに援護防御を覚えさせれば不安の残る防御面をカバーできる。さらにボスが「気合+」を使えるため、立ち上がりの遅さを補えるのも大きい。ただし、ボロット側に相当なテコ入れが必要なのに注意。手が回らないようならケーニッヒモンスター辺りを。
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
| + | ==== 武装 ==== |
| ;ニトロハーケン | | ;ニトロハーケン |
| :背部ユニットのランチャーから次元力の糸で繋いだニードルを射出し、敵機に突き刺さったところで本体から糸越しにエネルギーを叩き込んで炸裂させ、更にニードルの先端に鉤状の次元力の刃を形成して引き裂く。 | | :背部ユニットのランチャーから次元力の糸で繋いだニードルを射出し、敵機に突き刺さったところで本体から糸越しにエネルギーを叩き込んで炸裂させ、更にニードルの先端に鉤状の次元力の刃を形成して引き裂く。 |
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| ;ジ・オーバーライザー・アーク | | ;ジ・オーバーライザー・アーク |
| :第46話で解禁される必殺技。「いがみ合う双子」の力を最大限に引き出し、事象制御でスピードとパワーと追従性を強化する。 | | :第46話で解禁される必殺技。「いがみ合う双子」の力を最大限に引き出し、事象制御でスピードとパワーと追従性を強化する。 |
− | :その性能を活かしてヒビキのジークンドーを100%トレースした格闘攻撃で敵を翻弄し、その後専用の柄(カオス・レムレースが持っていた杖の改良型)を転送してウイングを接続、次元力の刀身を出力して絶望のビジョンごと敵を木っ端微塵に粉砕する。 | + | :その性能を活かしてヒビキのジークンドーを100%トレースした格闘攻撃で敵を翻弄し、その後専用の柄(カオス・レムレースが持っていた杖の改良型)を転送してウイングを接続、次元力の刀身を出力して絶望のビジョンごと敵を木っ端微塵に粉砕する。巨体となった当機が、ジェニオン以上の速度で迫ってくるのは相手にとって恐怖以外の何者でもないだろう。 |
| :ニーベルング・アナイレーション同様射程1の必殺武器だが、EN消費は[[旧シリーズ|嘗てのような]]'''驚異の120'''。Eセーブ込みでどうにか96であるため無駄撃ちは厳禁。また、地球製のスフィア搭載機なので定冠詞(THE)がついている。恐らく「ストームブリンガー」と「ニーベルング・アナイレーション」のあわせ技。 | | :ニーベルング・アナイレーション同様射程1の必殺武器だが、EN消費は[[旧シリーズ|嘗てのような]]'''驚異の120'''。Eセーブ込みでどうにか96であるため無駄撃ちは厳禁。また、地球製のスフィア搭載機なので定冠詞(THE)がついている。恐らく「ストームブリンガー」と「ニーベルング・アナイレーション」のあわせ技。 |
| :実は鳴り物入りの必殺技にも関わらず'''サイズ差補正無視もバリア貫通も付いていない'''。終盤のボスである[[プロディキウム]]や[[至高神Z]]は3Lサイズなので、対策無しだと思ったよりダメージが入らない事も。 | | :実は鳴り物入りの必殺技にも関わらず'''サイズ差補正無視もバリア貫通も付いていない'''。終盤のボスである[[プロディキウム]]や[[至高神Z]]は3Lサイズなので、対策無しだと思ったよりダメージが入らない事も。 |
| :恐らく、ボス戦において「勇気」をかけて使用することが前提。重すぎるEN消費から見てもトドメ用の「決め技」になることが想定されていると思われる。ただし、ヒビキの精神コマンドパターンには「勇気」の代わりに「愛」を覚えるパターンがあるので注意。スパイラルエフェクターで対策するのも手。 | | :恐らく、ボス戦において「勇気」をかけて使用することが前提。重すぎるEN消費から見てもトドメ用の「決め技」になることが想定されていると思われる。ただし、ヒビキの精神コマンドパターンには「勇気」の代わりに「愛」を覚えるパターンがあるので注意。スパイラルエフェクターで対策するのも手。 |
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− | === 特殊機能 === | + | ==== 特殊機能 ==== |
| ;TS-DEMON(ティーエス・デーモン) | | ;TS-DEMON(ティーエス・デーモン) |
− | :次元力を抽出する動力源。「デモン」で正式名称は「'''T'''actical '''S'''ystem-'''D'''imention '''E'''nergy '''M'''anegement '''O'''peration '''N'''ext」。ジェミニオン・レイ変形時にはインフォメーションモニターの表示が「「'''T'''actical '''S'''ystem-『'''D'''iabolus '''E'''x '''M'''achina』- '''ON'''」に変わる。 | + | :次元力を抽出する動力源。「デモン」で正式名称は「'''T'''actical '''S'''ystem-'''D'''imention '''E'''nergy '''M'''anegement '''O'''peration '''N'''ext」。ジェミニオン・レイ変形時にはインフォメーションモニターの表示が「'''T'''actical '''S'''ystem-『'''D'''iabolus '''E'''x '''M'''achina』- '''ON'''」に変わる。 |
| ;Zチップ収集機能 | | ;Zチップ収集機能 |
− | :戦場における感情の動きを感知してZチップを生成・収集する機能。ゲーム中では敵機を撃墜したり特定の条件をこなしたりすることで手に入るが、設定上はそれらに伴う精神の動きをジェニオンが拾ってZチップにしていることになっている。
| |
− | :御使いとの決戦に備えてAGが組み込んだ機能であり、その意図は「存在しようとする力」を物質として収集・精錬し、「消滅しようとする力」との戦いに使用することにある。
| |
| ;パイロットスーツ生成機能 | | ;パイロットスーツ生成機能 |
− | :乗り込んだパイロットの服を自動的に戦闘用のスーツに変換する。眼鏡などをかけている場合は空間湾曲により外れても問題ないようにフォローする。
| |
− | :パイロットの深層心理を拾ってスーツを生成するため、強くなることを目指していたヒビキは近未来ファンタジー系のものに変わったが、スズネの場合は心の底で眠っていたアムブリエルの嗜好が拾われた結果露出度が高くなった。ちなみにこのスーツには排泄物の分解機能がある。
| |
| ;コールドスリープ機能 | | ;コールドスリープ機能 |
− | :読んで字のごとく。サバイバルキットの搭載やスーツの機能とあわせ、徹底的に単独での作戦行動が想定されていることが読み取れる。 | + | :これらの能力はジェニオンと同じ。なお、レイ化の際にパイロットスーツのデザインが変更されている。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
| ;剣装備 | | ;剣装備 |
− | :フルアクセルグレイブによって[[切り払い]]が発動可能。ジェミニオン・レイ限定の能力。ちなみに逆手持ちで払う。 | + | :フルアクセルグレイブによって[[切り払い]]が発動可能。ちなみに逆手持ちで払う。 |
| ;[[D・フォルト]] | | ;[[D・フォルト]] |
− | :[[バリア|バリアフィールド]]1200以下の全属性ダメージを無効。ENを10消費。これのおかげで序盤はそれなりに守りが固いが、ヒビキの防御パラメーターが低いので頼り過ぎるとあっさり落とされかねないので注意。特に天獄篇の中盤以降のは敵の火力過多によりほとんど役に立たない。次元獣のものは全身をカバーする球体だったが、これとジェミニアのものは正面のみ。 | + | :[[バリア|バリアフィールド]]1200以下の全属性ダメージを無効。ENを10消費。ジェニオンやガイよりも装甲が上がっているが、天獄篇の敵はバリアを紙のように突き破るオーバーパワーの持ち主なのであまり意味はない(バリア貫通能力は少ないので、ヒビキの防御を高めれば防げなくもないが)。 |
| ;スフィア・アクト(いがみ合う双子) | | ;スフィア・アクト(いがみ合う双子) |
− | :ジェミニオン・レイ時に追加される。気力150以上で「いがみ合う双子」が発動し、全ての味方パイロットの技量を+10する。敵側のスフィア・リアクターより気力制限が重く、効果も控えめなのは未熟ゆえか。カウンター・切り払い・シールド防御・再攻撃・クリティカル発生率など技量が絡む要素は多いので地味に役立つ。 | + | :気力150以上で「いがみ合う双子」が発動し、全ての味方パイロットの技量を+10する。カウンター・切り払い・シールド防御・再攻撃・クリティカル発生率など技量が絡む要素は多いので地味に役立つ。 |
| :一つ欠点があるとすれば「[[反骨心]]」持ちと相性が良くない事だが、終盤戦のボスはそれでも雀の涙くらいにしかならないため大して変わり無い。 | | :一つ欠点があるとすれば「[[反骨心]]」持ちと相性が良くない事だが、終盤戦のボスはそれでも雀の涙くらいにしかならないため大して変わり無い。 |
| :ちなみに他の搭載機同様、検索画面では「スフィア・アクト」で一括されている。 | | :ちなみに他の搭載機同様、検索画面では「スフィア・アクト」で一括されている。 |
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| : | | : |
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− | == [[BGM|機体BGM]] == | + | == 機体BGM == |
| ;「太極のオーバーライザー」 | | ;「太極のオーバーライザー」 |
− | :ジェミニオン・レイ変形時はこれになる。どこか暗いイメージのあった「禁忌という名の希望」とは違い、アップテンポで激しい曲調の曲。 | + | :専用曲。どこか暗いイメージのあった「禁忌という名の希望」とは違い、アップテンポで激しい曲調の曲。 |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
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| :外見のモデル。 | | :外見のモデル。 |
| ;[[カオス・レムレース]] | | ;[[カオス・レムレース]] |
− | :形式番号DEM-2。真の意味でのオリジナル機。この機体にジェミニアの要素を入れ込んで設計されたのがジェニオンである。なお、ジェニオンはこれらオリジナルの機体の持つ「広域殲滅兵器」の再現は出来ていない。 | + | :形式番号DEM-2。真の意味でのオリジナル機。この機体にジェミニアの要素を入れ込んで設計されたのがジェニオンである。なお、ジェニオンはこれらオリジナルの機体の持つ「広域殲滅兵器」の再現は出来ていない。ジェミニオン・レイの命名時は正体が明らかになっていなかった以上、シナリオ上は偶然の一致に過ぎないのであろうが、ジェミニオン・「レイ(霊=レムレース(Lemures:ラテン語で「亡霊・幽霊」の意))」とも取れるのも興味深いところである。 |
| + | ;[[バルゴラ・グローリー]]、[[ガンレオン]]、[[リ・ブラスタ]] |
| + | :同じスフィア搭載機であり、これらのデータを用いたことが変質の一端となった。 |
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| {{バンプレストオリジナル}} | | {{バンプレストオリジナル}} |
| {{DEFAULTSORT:しえみにおん・れい}} | | {{DEFAULTSORT:しえみにおん・れい}} |