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| 兄ニールの援助もあり、[[AEU]]の[[企業|商社]]に勤めながらも、裏では反連邦組織である[[カタロン]]の構成員「ジーン1(ワン)」として活動していた。 | | 兄ニールの援助もあり、[[AEU]]の[[企業|商社]]に勤めながらも、裏では反連邦組織である[[カタロン]]の構成員「ジーン1(ワン)」として活動していた。 |
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− | ソレスタルビーイング活動再開の際に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]から誘いを受け、ガンダムマイスター「ロックオン・ストラトス」として加入する。これにはCBの[[スパイ|情報をカタロンに流出させる]]という目的もあったが、後に共同戦線を取ったため、結果としては橋渡しになっていた。
| + | ライルはソレスタルビーイング活動再開の際に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]から誘いを受け、ガンダムマイスター「ロックオン・ストラトス」として加入する。これにはCBの[[スパイ|情報をカタロンに流出させる]]という目的もあったが、後に共同戦線を取ったため、結果としては橋渡しになっていた。 |
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− | 外見は兄と瓜二つであり、刹那以外のCBメンバーと初対面した際に彼らを驚愕させていた。一方、[[性格]]は兄と比べて飄々しながらも達観した所があり、表立って激昂することは少ない。また、喫煙者であり、言葉遣いの語尾など細かい相違点もある。
| + | ライルの外見は兄ニールと瓜二つであり、刹那以外のCBメンバーと初対面した際に彼らを驚愕させていた。一方、[[性格]]は兄と比べて飄々しながらも達観した所があり、表立って激昂することは少ない。また、ライルは喫煙者であり、言葉遣いの語尾など細かい相違点もある。 |
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− | 本人は兄と比べられることをあまり気に入っておらず、このコンプレックスにより少年時代は親元を離れ寄宿舎に入っていた(しかし、これが切っ掛けで[[テロリスト|テロ]]に巻き込まれずに済んでもいる)。その一方で、兄の口癖であった「狙い撃つぜ!」を真似し、[[小説|小説版]]では自分の学費を援助してくれた兄のために、彼が自慢できる弟になりたいと思っているなど、兄への感情はコンプレックスと尊敬が入り混じった複雑なものになっている。イノベイターとの決着後は真の意味で、兄の使命と[[偽名|その名]]「ロックオン・ストラトス」を引き継ぎ、最期までソレスタルビーイングの一員として平和が訪れるまで戦うことを誓った。
| + | ライル本人は兄ニールと比べられることをあまり気に入っておらず、このコンプレックスにより少年時代は親元を離れ寄宿舎に入っていた(しかし、これが切っ掛けで[[テロリスト|テロ]]に巻き込まれずに済んでもいる)。その一方で、兄ニールの口癖であった「狙い撃つぜ!」を真似し、[[小説|小説版]]では自分の[[資金|学費]]を援助してくれた兄のために、彼が自慢できる弟になりたいと思っているなど、兄への感情はコンプレックスと尊敬が入り混じった複雑なものになっている。[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]率いる[[イノベイド|イノベイター]]との決着後は真の意味で、兄の使命と[[偽名|その名]]「ロックオン・ストラトス」を引き継ぎ、最期までソレスタルビーイングの一員として平和が訪れるまで戦うことを誓った。 |
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− | また、小説版では上記の兄に対するコンプレックスの他に、何に対しても愛着や執着を持てなかった上に、家族の死に対して悲しむ事は出来ても涙を流す事が出来なかったという過去が語られ、「誰も愛する事が出来ない欠陥人間」ではないかという心の闇を抱えていた。
| + | また、小説版では上記の兄ニールに対するコンプレックスの他に、「何に対しても愛着や執着を持てなかった上に、家族の死に対して悲しむ事は出来ても涙を流す事が出来なかった」というライルの過去が語られ、「自分は誰も愛する事が出来ない欠陥人間なのではないか」という心の闇を抱えていた。 |
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− | 劇中ではモビルスーツの適正こそ高いものの、経験が不足しているためか兄のような戦果を得られず、苛立つ場面も見られた。一方で、兄と同様に射撃を学んでいた時期があり、生身での射撃の実力は作中で飛びぬけている。兄の後を継いだために狙撃機に乗る事になったが、本当に得意としているのは早撃ちであり、あの仇敵[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]相手に、先に向こうが銃を構えている状態でありながら'''早撃ちで完全勝利した'''([[漫画]]マガジンZ版では'''銃を構えさせる間も与えず射殺した''')と説明すればどれ程のものかが分かると思われる。
| + | 劇中ではモビルスーツの適正こそ高いものの、経験が不足しているためか兄ニールのような戦果を得られず、苛立つ場面も見られた。一方で、兄と同様に射撃を学んでいた時期があり、生身での射撃の実力は作中で飛び抜けている。戦死した兄ニールの跡を継いだために狙撃機に乗る事になったが、ライルが本当に得意としているのは早撃ちである。あの仇敵[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]相手に、先に向こうが銃を構えている状態でありながら'''早撃ちで完全勝利した'''([[漫画]]マガジンZ版では'''銃を構えさせる間も与えず射殺した''')と説明すれば、ライルの早撃ちの腕前がどれ程のものかが分かると思われる。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :『第2次Z再世篇』。要するに[[極]]の弱体化版。兄ニールのエースボーナスは「クリティカル率+40%」だったので、見様によっては兄の上位互換と見ることも十分可能な内容である。 | | :『第2次Z再世篇』。要するに[[極]]の弱体化版。兄ニールのエースボーナスは「クリティカル率+40%」だったので、見様によっては兄の上位互換と見ることも十分可能な内容である。 |
| :防御に関しては[[ケルディムガンダム|ケルディム]]にシールドビットがあるので、ある程度は問題ない。 | | :防御に関しては[[ケルディムガンダム|ケルディム]]にシールドビットがあるので、ある程度は問題ない。 |
− | ;クリティカル率+20%。全体攻撃での与ダメージ1.1倍。 | + | ;クリティカル率+20%、全体攻撃での与ダメージ1.1倍。 |
| :『第3次Z時獄篇』。強力な全体攻撃を2種類持つため非常に有用。 | | :『第3次Z時獄篇』。強力な全体攻撃を2種類持つため非常に有用。 |
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| :[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の介入によりアニューは自らの意志に関係なくライルを殺そうとするが、彼を守ろうとした刹那の攻撃で彼女は命を散らす。 | | :[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の介入によりアニューは自らの意志に関係なくライルを殺そうとするが、彼を守ろうとした刹那の攻撃で彼女は命を散らす。 |
| :量子空間でアニューと最期の会話を交わしたライルは、帰還後ブリッジで一方的に刹那を責めていく。ライルの拳と行き場を無くした悲しみを、ただ一身に受け止める刹那の耳に響くものは愛する者を失った男の慟哭、そして…。 | | :量子空間でアニューと最期の会話を交わしたライルは、帰還後ブリッジで一方的に刹那を責めていく。ライルの拳と行き場を無くした悲しみを、ただ一身に受け止める刹那の耳に響くものは愛する者を失った男の慟哭、そして…。 |
− | :なお、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』スペシャルエディション版III「リターン・ザ・ワールド」では、ライルが刹那を責めるシーンや後述の刹那を狙撃しようとするシーンがカットされている。<ref>ただし、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』スペシャルエディション版III「リターン・ザ・ワールド」では既述した場面の代わりに「[[アニュー・リターナー|アニュー]]の死別後、その悲しみを洗い流すかのように[[シャワーシーン|シャワーを浴びている]]ライルの場面」が挿入されている。</ref> | + | :なお、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では、ライルが刹那を責めるシーンや後述の刹那を狙撃しようとするシーンがカットされている。<ref>ただし、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』スペシャルエディションIII「リターン・ザ・ワールド」では既述した場面の代わりに「[[アニュー・リターナー|アニュー]]の死別後、その悲しみを洗い流すかのように[[シャワーシーン|シャワーを浴びている]]ライルの場面」が挿入されている。</ref> |
| :また、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では[[隠し要素/第2次Z #アニュー・リターナー|条件]]によりアニューは生存する事ができるので、満たすとこの台詞は発生しない。 | | :また、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では[[隠し要素/第2次Z #アニュー・リターナー|条件]]によりアニューは生存する事ができるので、満たすとこの台詞は発生しない。 |
| ;「兄さん……」 | | ;「兄さん……」 |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
| ;「一言も喋らずに逝っちまったか…どうやら[[ドラマCD|CDドラマ]]に出る気は無いようだな」 | | ;「一言も喋らずに逝っちまったか…どうやら[[ドラマCD|CDドラマ]]に出る気は無いようだな」 |
− | :被害者役の[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]の遺体を見て、メタ発言をかます。他に言うことはなかったのか。 | + | :ドラマCD第3弾アナザーストーリー「COOPERATION-2312」より。被害者役の[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]の遺体を見て、メタ発言をかます。他に言うことは無かったのか。 |
| ;「黙れ、ちょりす!」 | | ;「黙れ、ちょりす!」 |
| :そのくせ「[[アルヴァアロン|金ジム]]」だの[[ラッセ・アイオン|ギャラがなんだの]]と一々メタ発言をかます刹那に対し、一々この言葉で諌めていた。 | | :そのくせ「[[アルヴァアロン|金ジム]]」だの[[ラッセ・アイオン|ギャラがなんだの]]と一々メタ発言をかます刹那に対し、一々この言葉で諌めていた。 |
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| ;[[ガンダムデュナメスリペア]] | | ;[[ガンダムデュナメスリペア]] |
| :劇場版にて一時的に搭乗。[[ガンダムデュナメス]]の改良機。 | | :劇場版にて一時的に搭乗。[[ガンダムデュナメス]]の改良機。 |
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− | == 脚注 ==
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− | <references />
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *初代ロックオンである兄・ニールと区別をつけるためか、ファンからはニールは「ロックオン」と呼称し、ライルの場合は本名のままで呼称されることが多い。 | | *初代ロックオンである兄・ニールと区別をつけるためか、ファンからはニールは「ロックオン」と呼称し、ライルの場合は本名のままで呼称されることが多い。 |
| **例えば、担当声優である三木眞一郎氏が第四回声優アワードで助演男優賞を授賞した際には'''「ロックオンとライルの二役を演じた」'''と称された。 | | **例えば、担当声優である三木眞一郎氏が第四回声優アワードで助演男優賞を授賞した際には'''「ロックオンとライルの二役を演じた」'''と称された。 |
− | **また、角川スニーカー文庫版では地の文でニールの呼び方が終始「ロックオン」なのに対し、ライルはその時々の本人のスタンスで「ライル」および「ロックオン」と分けて呼称されている。 | + | **また、角川スニーカー文庫の[[小説|小説版]]では地の文でニールの呼び方が終始「ロックオン」なのに対し、ライルはその時々の本人のスタンスで「ライル」および「ロックオン」と分けて呼称されている。 |
− | *三木眞一郎氏は『ダンボール戦機W』にてLBX(手のひらサイズのホビー用小型ロボット)ビリー専用ジョーカーを操るビリー・スタリオンを演じているが、劇中にてビリーは二丁拳銃をメインとした戦闘スタイルを取っており、しかも「(本気で君を)'''狙い撃つ!'''」とロックオン(ニール&ライル)を彷彿とさせる台詞を吐いている。 | + | *三木眞一郎氏は『ダンボール戦機W』にてLBX(手のひらサイズのホビー用小型ロボット)ビリー専用ジョーカーを操るビリー・スタリオンを演じているが、劇中にてビリーは二丁拳銃をメインとした戦闘スタイルを取っており、しかも「(本気で君を)'''狙い撃つ!'''」とロックオン(ニール&ライル)を彷彿とさせる台詞を吐いている。 |
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| + | == 脚注 == |
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