3行目:
3行目:
== 概要 ==
== 概要 ==
−
『[[機動戦士Ζガンダム]]』の続編。前作が全体的にシリアスで[[主人公]]・カミーユの精神崩壊という暗いラストに終わってしまったため、序盤から前作とうって変わった明るいコメディー要素を全面に押し出していたが、後半はややシリアス路線となっている。
+
『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[続編]]。前作が全体的にシリアスなストーリーで、「[[主人公]]である[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の精神崩壊」という[[トラウマイベント|暗いラスト]]に終わってしまった。そのため、本作では物語序盤から前作とうって変わった明るいコメディー要素を全面に押し出していた。ところが、本作の物語後半からは[[テコ入れ|ややシリアス路線に変更されている]]。
−
『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』が作られ、ラストが大幅に変わったために一部では本作が「無かったこと(=[[黒歴史]])になるのではないか?」との声もあったが、本作における設定を継承したOVA作品『[[機動戦士ガンダムUC]]』の存在もあり、現在この問題は回避されたとする見方が強い。
+
後年、『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』が製作され、ラストが大幅に変わったために一部では本作が「無かったこと(=[[黒歴史]])になるのではないか?」との声もあったが、本作における設定を継承したOVA作品『[[機動戦士ガンダムUC]]』の存在もあり、現在この問題は回避されたとする見方が強い。
== ストーリー ==
== ストーリー ==
49行目:
49行目:
:ジュドーの妹。兄思いのしっかり者。中盤で生死不明になる。
:ジュドーの妹。兄思いのしっかり者。中盤で生死不明になる。
;[[ルー・ルカ]]
;[[ルー・ルカ]]
−
:[[エゥーゴ]]の正規兵。エルとジュドーを取り合う一方、[[グレミー・トト|グレミー]]からは想いを寄せられる。
+
:[[エゥーゴ]]の正規兵。[[三角関係|エルとジュドーを取り合う]]一方、[[グレミー・トト|グレミー]]からは想いを寄せられる。
;[[エル・ビアンノ]]
;[[エル・ビアンノ]]
−
:ジュドーのジャンク屋仲間。友達以上恋人未満。
+
:ジュドーのジャンク屋仲間。ジュドーとは、友達以上恋人未満。
;[[ビーチャ・オーレグ]](オレーグ)
;[[ビーチャ・オーレグ]](オレーグ)
−
:[[シャングリラ (ΖΖ)|シャングリラ]]組の一応リーダー格。まさかの[[ネェル・アーガマ]]艦長となる。
+
:[[シャングリラ (ΖΖ)|シャングリラ]]組の一応リーダー格。物語後半からは、まさかの[[ネェル・アーガマ]]艦長となる。
;[[モンド・アガケ]]
;[[モンド・アガケ]]
:シャングリラ組の一員。ビーチャとともに行動することが多い。
:シャングリラ組の一員。ビーチャとともに行動することが多い。
59行目:
59行目:
:シャングリラ組の一員。やや気弱な性格。
:シャングリラ組の一員。やや気弱な性格。
;[[ブライト・ノア]]
;[[ブライト・ノア]]
−
:[[アーガマ]]艦長。最初にジュドーが[[Ζガンダム]]に乗り込んだとき、彼なら乗りこなせるだろうと許可した。
+
:[[アーガマ]]艦長。『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』から引き続きの登場。最初にジュドーが[[Ζガンダム]]に乗り込んだ時、「彼ならば乗りこなせるだろう」と許可した。
;[[アストナージ・メドッソ]]
;[[アストナージ・メドッソ]]
−
:[[エゥーゴ]]のメカニック。『Ζ』から引き続きの登場。
+
:[[エゥーゴ]]の[[科学者・技術者|メカニック]]。『Ζ』から引き続きの登場。
;[[エマリー・オンス]]
;[[エマリー・オンス]]
:アナハイムから出向してきた[[ラビアンローズ]]の艦長代理。ブライトと不倫疑惑を繰り広げた。
:アナハイムから出向してきた[[ラビアンローズ]]の艦長代理。ブライトと不倫疑惑を繰り広げた。
;[[ミリィ・チルダー]]
;[[ミリィ・チルダー]]
−
:ラビアンローズのスタッフで、エマリーと同じくアナハイム出身。いわゆるメガネっ娘。
+
:ラビアンローズのスタッフで、エマリーと同じくアナハイム出身。いわゆる、メガネっ娘。
;[[ハヤト・コバヤシ]]
;[[ハヤト・コバヤシ]]
−
:初代、『Ζ』と引き続き登場。ブライトやジュドー達と共にコロニー落としに遭うダブリンの市民を救助しようとするが…
+
:[[機動戦士ガンダム|初代]]、『Ζ』と引き続き登場。ブライトやジュドー達と共に[[コロニー落とし]]に遭うダブリンの市民を救助しようとするが…。
=== [[ネオ・ジオン]]所属 ===
=== [[ネオ・ジオン]]所属 ===
;[[ハマーン・カーン]]
;[[ハマーン・カーン]]
−
:『Ζ』に引き続いて登場。本作の最後の敵。[[ミネバ・ラオ・ザビ]]の摂政にして[[ネオ・ジオン]]の事実上の指導者。のちに、ミネバは既に誘拐されていてハマーンが奉っていたのは替え玉であることが判明する。
+
:『Ζ』に引き続いて登場。本作の最後の敵。[[ザビ家]]の後継者[[ミネバ・ラオ・ザビ]]の摂政にしてネオ・ジオン([[アクシズ]]から改称)の事実上の指導者。
+
:なお、『ΖΖ』最終話にて[[オードリー・バーン|本物のミネバ]]は既に[[シャア・アズナブル|何者か]]によって誘拐されており、ハマーンが奉っていた少女は[[偽物|替え玉]]である事実が判明する。
;[[エルピー・プル]]
;[[エルピー・プル]]
:10歳という若年ながらネオ・ジオンの[[ニュータイプ]]戦士。ジュドーを慕い、捕虜扱いでアーガマに乗り込み、ジュドーの妹分としておさまる。
:10歳という若年ながらネオ・ジオンの[[ニュータイプ]]戦士。ジュドーを慕い、捕虜扱いでアーガマに乗り込み、ジュドーの妹分としておさまる。
77行目:
78行目:
:プルの[[クローン]]。グレミーの腹心となるが、[[ΖΖガンダム]]との戦いを途中で放棄しジュドーの下へ奔る。
:プルの[[クローン]]。グレミーの腹心となるが、[[ΖΖガンダム]]との戦いを途中で放棄しジュドーの下へ奔る。
;[[マシュマー・セロ]]
;[[マシュマー・セロ]]
−
:ハマーンを良くも悪くも信奉する青年士官。騎士の称号を持つ。前半はギャグが目立つが、後半は[[強化人間]]となる。
+
:ハマーンを良くも悪くも信奉する青年士官。[[騎士]]の称号を持つ。物語前半では[[ギャグイベント|ギャグ描写]]が目立つが、物語後半からは[[強化人間]]となる。
;[[キャラ・スーン]]
;[[キャラ・スーン]]
−
:派手なルックスの女性士官。巨乳。[[モビルスーツ]]に乗ると豹変する。マシュマーと同じく、後半は強化人間となる。
+
:派手なルックスの女性士官。巨乳。[[モビルスーツ]]に乗ると[[性格]]が豹変する。マシュマーと同じく、物語後半からは強化人間となる。
;[[グレミー・トト]]
;[[グレミー・トト]]
−
:[[ネオ・ジオン]]の一兵士として[[ルー・ルカ|ルー]]に惚れたり、誘拐したリィナをレディとして教育したりしていたが、「[[ザビ家]]の真の継承者」としてハマーンに反旗を翻す。
+
:名門「トト家」の出身の少年。劇中、ネオ・ジオンの一兵士としてルーに惚れたり、誘拐したリィナをレディとして教育したりしていたお坊ちゃん気質な面も見られる。
+
:しかし、ハマーンから警戒される程の実力と野心の持ち主であり、物語後半において「ザビ家の真の継承者」として彼女に対して[[裏切りイベント|反旗を翻した]]。
;[[ゴットン・ゴー]]
;[[ゴットン・ゴー]]
−
:[[エンドラ]]の副官。苦労人。
+
:マシュマーの副官。苦労人。
;[[イリア・パゾム]]
;[[イリア・パゾム]]
:マシュマーの副官にして監視役。
:マシュマーの副官にして監視役。
;[[ラカン・ダカラン]]
;[[ラカン・ダカラン]]
−
:[[ネオ・ジオン]]の将校。MSパイロットとしてはNTや強化人間と互角以上に渡り合える実力を持つ。
+
:ネオ・ジオンの将校。MSパイロットとしては、ニュータイプや強化人間と互角以上に渡り合える実力を持つ。物語後半で、グレミーの造反に加担する。
;[[ギーレン兄弟]]
;[[ギーレン兄弟]]
:キャラの部下兼監視役。
:キャラの部下兼監視役。
93行目:
95行目:
:弟:[[ランス・ギーレン]]
:弟:[[ランス・ギーレン]]
;[[アリアス・モマ]]
;[[アリアス・モマ]]
−
:
+
:スキンヘッドが印象に残るネオ・ジオンの男性MSパイロット。
;[[オウギュスト・ギダン]]
;[[オウギュスト・ギダン]]
−
:
+
:グレミーの副官兼監視役。後にグレミーの元に降る。
;[[デル]]、[[ダニー]]、[[デューン]]
;[[デル]]、[[ダニー]]、[[デューン]]
:「[[ジャムル・フィン]]の3D」のメンバー。
:「[[ジャムル・フィン]]の3D」のメンバー。
105行目:
107行目:
:
:
;[[デザート・ロンメル]]
;[[デザート・ロンメル]]
−
:
+
:「砂漠のロンメル」の[[異名]]を持つ旧[[ジオン公国軍]]の将校。[[一年戦争]]終結後も[[アフリカ]]の地にてゲリラ活動をしていた。
;[[プルクローン]]
;[[プルクローン]]
−
:[[量産型キュベレイ]]のパイロット達。最終決戦にて全滅したと思われていたが…。
+
:[[量産型キュベレイ]]のパイロット達。最終決戦にて全滅したと思われる[[マリーダ・クルス|が…]]。
+
+
=== その他 ===
+
;[[カミーユ・ビダン]]
+
:前作『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』の[[主人公]]。前作のラストで精神崩壊した後は戦線離脱してファの介護の元で療養生活を送っている。
+
:しかしながら、ジュドーに対して大きな影響を与える等、高い[[ニュータイプ]]能力は健在である。
+
;[[ファ・ユイリィ]]
+
:前作『Ζ』の[[ヒロイン]]。物語序盤で戦線離脱した後は、 [[医療・病障害 #医療に関わる人物|看護師見習い]]となってカミーユを介護している。
== 登場メカ ==
== 登場メカ ==
191行目:
200行目:
== 用語 ==
== 用語 ==
−
*[[第1次ネオ・ジオン抗争]]
+
;[[エゥーゴ]]
−
*[[シャングリラ (ΖΖ)|シャングリラ]]
+
:[[グリプス戦役]]を経て、戦力は既に疲弊した状態にある。しかし、[[母艦]]アーガマの寄港先のシャングリラで出会ったジュドー達の素質を見抜き、現地徴用して戦力の立て直しを図る。
−
*[[ガンダム・チーム]]
+
;[[ネオ・ジオン]]
−
*[[ラビアンローズ]]
+
:[[ザビ家]]の後継者[[ミネバ・ラオ・ザビ]]を擁する反連邦組織。ただし、[[組織]]の実質的な指導者は、摂政[[ハマーン・カーン]]である。能力とカリスマ性に優れたハマーンの指導の元、[[地球|地球圏]]への侵略を開始する。
−
*[[ギーレン兄弟]]
+
;[[シャングリラ (ΖΖ)|シャングリラ]]
+
:サイド1の1バンチに所在する[[スペースコロニー]]。貧民が多く、彼等は出稼ぎあるいはジャンク屋を営んでいる。本作の[[主人公]]である[[ジュドー・アーシタ]]の出身地。
+
:ちなみに、ジュドーらシャングリラ出身の少年少女達を指して「'''シャングリラ・チルドレン'''」と呼称する。
+
;[[アクシズ]]
+
:ネオ・ジオンの本拠地である小惑星基地。[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]が付いているため、移動が可能になっている。
+
:なお、「アクシズ」は(ハマーン率いる)「ネオ・ジオン」と改称する前の組織名でもある。
+
;[[ガンダム・チーム]]
+
:[[アーガマ]]([[ネェル・アーガマ]])に所属する[[ガンダムタイプ]]の[[モビルスーツ]]で構成された部隊。戦況に応じて、メンバー間での機体の[[乗り換え]]が頻繁に行われる点が特徴的。
+
;[[第1次ネオ・ジオン抗争]]
+
:『機動戦士ガンダムΖΖ』の舞台となる[[宇宙世紀]]0088年~0089年に勃発した[[地球連邦軍]](およびエゥーゴ)とハマーン率いるネオ・ジオンとの間の戦争。「'''ハマーン戦争'''」とも呼称する。
== 楽曲 ==
== 楽曲 ==