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| その精神構造は、自分達こそが絶対の存在であるという傲慢さと、自分達の行いは何よりも正しいという独善(故に他者にもそれを強いる)を根底とする究極の自己愛・自己満足で形成されており、彼らが司る「'''喜怒哀楽'''」の感情も結局は自らのエゴイズムが生み出したものに過ぎない。 | | その精神構造は、自分達こそが絶対の存在であるという傲慢さと、自分達の行いは何よりも正しいという独善(故に他者にもそれを強いる)を根底とする究極の自己愛・自己満足で形成されており、彼らが司る「'''喜怒哀楽'''」の感情も結局は自らのエゴイズムが生み出したものに過ぎない。 |
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− | そして彼らが人類の[[真化]]を許さないのは、自分達以外の人類が進化し、やがて真化に至り、自らに追いつく事を恐れていた為である。ただし、本来の意味で『真化』を行なっていない(彼らは'''物理的融合'''によって高次元生命体に至った存在である)ため、「消滅しようとする力」を使用し「存在しようとする力」を忌み嫌う。また、[[次元将]]と同様に生身の状態でも高い戦闘能力を持っている。 | + | そして彼らが人類の[[真化]]を許さないのは、自分達以外の人類が進化し、やがて真化に至り、自らに追いつく事を恐れていた為である。ただし、本来の意味で真化を行なっていない(彼らは'''物理的融合'''によって高次元生命体に至った存在である)ため、「消滅しようとする力」を使用し「存在しようとする力」を忌み嫌う。また、[[次元将]]と同様に生身の状態でも高い戦闘能力を持っている。 |
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| そのような存在であるため他者の言葉に耳を傾けることは一切無く、[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]や次元将達は最初から対話による解決を放棄、戦って打倒するためにとにかく力を集めていた(対話による解決は確かに最良の手段だが、相手が強大な上に話をする気が一切なければ無意味)。 | | そのような存在であるため他者の言葉に耳を傾けることは一切無く、[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]や次元将達は最初から対話による解決を放棄、戦って打倒するためにとにかく力を集めていた(対話による解決は確かに最良の手段だが、相手が強大な上に話をする気が一切なければ無意味)。 |
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| [[Zシリーズ]]の世界の破界と再世は、生命の力=「存在しようとする力」と死の力=「消滅しようとする力」のぶつかり合いによって起き、事象制御の抵抗となる生命を滅ぼすことは、『'''存在しようとする力を削る⇒消滅しようとする力を強める⇒宇宙の崩壊を進める'''』ことに他ならない。そのため、並行世界に満ちる命を次々と抹殺し、銀河を破壊し、「存在しようとする力」を削り続ける御使いこそが、宇宙の崩壊を呼ぶ原因である。「'''根源的'''災厄」とはそのような意味である。その為「'''命ある者全ての敵'''」「'''真の[[バアル]]'''」とも呼ばれる。本人たちは上記通りの傲慢さ故に自分達がバアルの、しかも最上位の立場になってしまっている事に気付いておらず、敗北直後にその事を指摘されて激しく動揺した。 | | [[Zシリーズ]]の世界の破界と再世は、生命の力=「存在しようとする力」と死の力=「消滅しようとする力」のぶつかり合いによって起き、事象制御の抵抗となる生命を滅ぼすことは、『'''存在しようとする力を削る⇒消滅しようとする力を強める⇒宇宙の崩壊を進める'''』ことに他ならない。そのため、並行世界に満ちる命を次々と抹殺し、銀河を破壊し、「存在しようとする力」を削り続ける御使いこそが、宇宙の崩壊を呼ぶ原因である。「'''根源的'''災厄」とはそのような意味である。その為「'''命ある者全ての敵'''」「'''真の[[バアル]]'''」とも呼ばれる。本人たちは上記通りの傲慢さ故に自分達がバアルの、しかも最上位の立場になってしまっている事に気付いておらず、敗北直後にその事を指摘されて激しく動揺した。 |
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− | 最終的に3人の御使いは[[至高神Z]]誕生の為にアドヴェントに取り込まれ消滅し、[[Z-BLUE]]に敗れたアドヴェントも自分達の過ちを認め、残った「消滅しようとする力」の余剰を抱え、[[AG]]と共に[[因果地平|因果地平の彼方]]へと去っていった。 | + | 最終的に3人の御使いは[[至高神Z]]誕生の為にアドヴェントに取り込まれ消滅し、[[Z-BLUE]]に敗れたアドヴェントも自分達の過ちを認め<ref>彼らの傲慢さは上記の通り感情を4つに分けていたことも大きい。アドヴェントが自身の目的のために他の3人を取り込んだ結果、その感情も取りこんだことになり、再び喜怒哀楽が一つになったそれは、精神が再度「人間」になったことを示すものであった。アドヴェントが最後の最後で対話に応じたのはこの点も大きいだろう。</ref>、残った「消滅しようとする力」の余剰を抱え、[[AG]]と共に[[因果地平|因果地平の彼方]]へと去っていった。 |
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− | 彼らの傲慢さは上記の通り感情を4つに分けていたことも大きい。アドヴェントが自身の目的のために他の3人を取り込んだ結果、その感情も取りこんだことになり、再び喜怒哀楽が一つになったそれは、精神が再度「人間」になったことを示すものであった。アドヴェントが最後の最後で対話に応じたのはこの点も大きいだろう。
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
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| :喜びの御使い。全ての行為を宇宙の救済と捉え、それを行うことを喜ぶ。かつてはリーダー格だったが、1万2000年前に御使いを追放された。道具扱いしているとはいえ、その力を高く評価したりと少なくとも御使いの中では最も人間を理解している。 | | :喜びの御使い。全ての行為を宇宙の救済と捉え、それを行うことを喜ぶ。かつてはリーダー格だったが、1万2000年前に御使いを追放された。道具扱いしているとはいえ、その力を高く評価したりと少なくとも御使いの中では最も人間を理解している。 |
| ;[[怒りのドクトリン]] | | ;[[怒りのドクトリン]] |
− | :怒りの御使い。全ての行為を責務と捉え、強い怒りを以って力を行使する。エス・テランに流れ着いた[[シュロウガ]]に無限輪廻を組み込んだ。アドヴェントの追放後の現リーダー。 | + | :怒りの御使い。全ての行為を責務と捉え、強い怒りを以って力を行使する。エス・テランに流れ着いた[[シュロウガ]]に無限輪廻を組み込んだ。アドヴェント追放後の現リーダー。 |
| ;[[哀しみのサクリファイ]] | | ;[[哀しみのサクリファイ]] |
| :哀しみの御使い。全ての行為に哀しみを抱いている一応の穏健派だが、その行動は身勝手で一方的な独善の押し付けである。[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]を作り出した張本人。 | | :哀しみの御使い。全ての行為に哀しみを抱いている一応の穏健派だが、その行動は身勝手で一方的な独善の押し付けである。[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]を作り出した張本人。 |
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| :御使いに心奪われた者たち。真化の道を歩んでいると本気で信じている。自分達以外の人間を徹底的に見下し、作中の人物に「ペットは飼い主に似る」と評される。 | | :御使いに心奪われた者たち。真化の道を歩んでいると本気で信じている。自分達以外の人間を徹底的に見下し、作中の人物に「ペットは飼い主に似る」と評される。 |
| ;[[ネオ・リアクター]] | | ;[[ネオ・リアクター]] |
− | :スフィアの力を引き出す為だけに生み出された人造生命。 | + | :スフィアの力を引き出す為だけに、アドヴェントに生み出された人造生命。 |
| ;[[イドム]] | | ;[[イドム]] |
| :御使いが使役する霊魂。 | | :御使いが使役する霊魂。 |
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| ;[[惑星エス・テラン#黒い太陽|黒い太陽]] | | ;[[惑星エス・テラン#黒い太陽|黒い太陽]] |
| :惑星エス・テランに存在する、ソルの'''残り火'''とカオス・コスモスに存在していた[[太陽]]を用いて造られた神器。真の時空修復に必要な「超特異点」そのものである。 | | :惑星エス・テランに存在する、ソルの'''残り火'''とカオス・コスモスに存在していた[[太陽]]を用いて造られた神器。真の時空修復に必要な「超特異点」そのものである。 |
| + | ;[[真化]] |
| + | :彼らは自分達こそ最初に真化に至った存在を自称しているが、実際は物理的融合によって高次元生命体に至った存在の為、真化の真理を理解していないどころか、そもそも真化すら果たしていない。 |
| ;[[バアル]] | | ;[[バアル]] |
| :御使いもバアルを敵視しているが、バアルの概念そのものは御使いが勝手に定めたモノであり、自分達の価値観で他の生物をバアルであるかどうかを決めている。 | | :御使いもバアルを敵視しているが、バアルの概念そのものは御使いが勝手に定めたモノであり、自分達の価値観で他の生物をバアルであるかどうかを決めている。 |