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| *分類:可変戦闘機【[[バルキリー]]】 | | *分類:可変戦闘機【[[バルキリー]]】 |
| *形式番号:VF-1 | | *形式番号:VF-1 |
− | *全長:14.23 m | + | *[[全長一覧|全長]]:14.23 m |
| *全高:3.84 m【ファイター時】 | | *全高:3.84 m【ファイター時】 |
| *全幅:14.78 m | | *全幅:14.78 m |
| *空虚重量:13,250 kg | | *空虚重量:13,250 kg |
− | *動力:熱核反応炉 | + | *[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]:熱核反応炉 |
| *エンジン:新星・P&W・ロイス/FF-2001熱核タービン×2 | | *エンジン:新星・P&W・ロイス/FF-2001熱核タービン×2 |
| *補助エンジン:大推力バーニア 新中州NBS-1×4、低推力バーニア P&WLPH-04×18 | | *補助エンジン:大推力バーニア 新中州NBS-1×4、低推力バーニア P&WLPH-04×18 |
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| *装甲:エネルギー変換装甲 | | *装甲:エネルギー変換装甲 |
| *開発:ストンウェル・ベルコム社 | | *開発:ストンウェル・ベルコム社 |
− | *所属:地球統合軍⇒新地球統合軍 | + | *所属:地球統合軍⇒新統合軍 |
| *主なパイロット:[[一条輝]]、[[ロイ・フォッカー]]、[[マクシミリアン・ジーナス]]、[[柿崎速雄]]、[[ミリア・ファリーナ・ジーナス]] | | *主なパイロット:[[一条輝]]、[[ロイ・フォッカー]]、[[マクシミリアン・ジーナス]]、[[柿崎速雄]]、[[ミリア・ファリーナ・ジーナス]] |
| *メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|河森正治}}、{{メカニックデザイン|宮武一貴}} | | *メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|河森正治}}、{{メカニックデザイン|宮武一貴}} |
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| [[マクロスシリーズ]]を代表する可変戦闘機。 | | [[マクロスシリーズ]]を代表する可変戦闘機。 |
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− | [[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として開発した「可変戦闘機(通称・バルキリー)」を開発。「バルキリー」とは北欧神話の「ワルキューレ」の英語読みである。先行試作機「[[VF-0 フェニックス]]」では実現できなかった熱核反応炉を採用し、実質試作機「VF-1-X」のトライアルの結果、「VF-1 バルキリー」として採用された。一連の[[テストパイロット]]を務めたのが地球統合軍の[[エース|エースパイロット]]・[[ロイ・フォッカー]]である。 | + | [[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として開発した「可変戦闘機(通称:バルキリー)」を開発。「[[バルキリー]]」とは[[北欧神話]]に登場する戦乙女「ワルキューレ」の[[英語]]読みである。先行試作機「[[VF-0 フェニックス]]」では実現できなかった熱核反応炉を採用し、実質試作機「VF-1-X」のトライアルの結果、「VF-1 バルキリー」として採用された。一連の[[テストパイロット]]を務めたのが地球統合軍の[[エース|エースパイロット]]・[[ロイ・フォッカー]]である。 |
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| 機首を切り離すことが可能でそのまま脱出ポッドとして機能する。実際に[[ロイ・フォッカー]]はVF-1Dに乗る[[一条輝]]と[[リン・ミンメイ]]をこの機能で救出している。また第2話では腕部のメンテナンス用アームが描写された。 | | 機首を切り離すことが可能でそのまま脱出ポッドとして機能する。実際に[[ロイ・フォッカー]]はVF-1Dに乗る[[一条輝]]と[[リン・ミンメイ]]をこの機能で救出している。また第2話では腕部のメンテナンス用アームが描写された。 |
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| ;VF-1A | | ;VF-1A |
| :一般量産型。頭部のレーザー砲は1門でセンサーは正方形。各隊によりカラーリングが異なり、スカル小隊は白を基調としたカラーリングである。 | | :一般量産型。頭部のレーザー砲は1門でセンサーは正方形。各隊によりカラーリングが異なり、スカル小隊は白を基調としたカラーリングである。 |
− | :ほぼ全てのパイロットがA型に搭乗経験があるとされる。[[一条輝]]、[[マクシミリアン・ジーナス]]、[[柿崎速雄]]が搭乗。柿崎はTV・映画ともにこのタイプのみ。 | + | :ほぼ全てのパイロットがA型に搭乗経験があるとされる。[[一条輝|輝]]、マックス、[[柿崎速雄|柿崎]]が搭乗。柿崎はTV版・劇場版ともにこのタイプのみ。 |
| ;VF-1J | | ;VF-1J |
− | :頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。VF-1Aに対して火力強化仕様に位置づけられておりレーザー砲を2門装備。センサーは横長で、TV版アイキャッチでは頭部下部の角(かど)が顎のように強調されている。「J」は英語の「日本(JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の軍需企業がライセンス生産で開発された事に由来している。総合性能もA型とS型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく主に小隊長及びエースパイロットに優先的に配備される。 | + | :頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。VF-1Aに対して火力強化仕様に位置づけられておりレーザー砲を2門装備。センサーは横長で、TV版アイキャッチでは頭部下部の角(かど)が顎のように強調されている。 |
− | :TV版で軍に正式入隊した[[一条輝]]が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも彼がパイロットとして類稀なセンスの持ち主だったがゆえである。[[マクシミリアン・ジーナス]]と[[ミリア・ファリーナ・ジーナス]]はそれぞれ青・赤に塗装されたものを使用。漫画『超時空要塞マクロス THE FIRST』では頭部デザインを変えた「VF-1J改」が登場する。 | + | :「J」は[[英語]]の「[[日本]](JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の軍需企業がライセンス生産で開発された事に由来している。総合性能もA型とS型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく主に小隊長及びエースパイロットに優先的に配備される。 |
| + | :TV版で軍に正式入隊した輝が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも彼がパイロットとして類稀なセンスの持ち主だったがゆえである。[[マクシミリアン・ジーナス|マックス]]と[[ミリア・ファリーナ・ジーナス|ミリア]]はそれぞれ青・赤に塗装されたものを使用。 |
| + | :[[漫画]]『超時空要塞マクロス THE FIRST』では頭部デザインを変えた「VF-1J改」が登場する。 |
| :アーマードパック装備状態については'''[[VF-1J アーマードバルキリー]]'''を参照。 | | :アーマードパック装備状態については'''[[VF-1J アーマードバルキリー]]'''を参照。 |
| ;VF-1S | | ;VF-1S |
− | :[[ロイ・フォッカー]]専用機でまたの名を'''ロイ・フォッカー・スペシャル'''。4門のレーザー砲とヒロイックな印象の頭部が特徴。TV版ではフォッカー機しか姿を見せないが、設定上では中・大隊長機用にチェーンアップし複数製造されたことになっている。 | + | :[[ロイ・フォッカー]]専用機でまたの名を「'''ロイ・フォッカー・スペシャル'''」。4門のレーザー砲とヒロイックな印象の頭部が特徴。 |
− | :フォッカーの死後は[[一条輝]]が受け継いだ。劇場版ではフォッカー機と輝機、それにマックス機が登場。 | + | :TV版ではフォッカー機しか姿を見せないが、設定上では中・大隊長機用にチェーンアップし複数製造されたことになっている。 |
| + | :ロイ・フォッカーの死後は輝が受け継いだ。ロボットアニメにおいて「[[主人公]]が新たに[[乗り換え]]する機体が、『他人からのお下がり』である」というパターンは、珍しい部類である。 |
| + | :[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]ではフォッカー機と輝機、それにマックス機が登場。 |
| ;VF-1D | | ;VF-1D |
| :複座式の演習用の機体。[[VF-0 フェニックス]]の設計思想が色濃く残った機体。 | | :複座式の演習用の機体。[[VF-0 フェニックス]]の設計思想が色濃く残った機体。 |
− | :TV版にて[[一条輝]]が最初に搭乗し、変形機構を画面で最初に披露した機体である。実はマックスとミリアが結婚式で乗り込んだのもこれだったりする。 | + | :TV版にて輝が最初に搭乗し、[[変形]]機構を画面で最初に披露した機体である。実は、マックスとミリアが結婚式で乗り込んだ機体も、これだったりする。 |
| ;[[VT-1 オストリッチ]] | | ;[[VT-1 オストリッチ]] |
| :VF-1Dに代わって劇場版に登場した機体。複座式のパイロット育成用の機体で既に退役寸前。 | | :VF-1Dに代わって劇場版に登場した機体。複座式のパイロット育成用の機体で既に退役寸前。 |
− | :[[一条輝]]が[[リン・ミンメイ]]とのデートに持ち出した。 | + | :輝が[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]とのデートに持ち出した。 |
| ;VE-1 エリントシーカー | | ;VE-1 エリントシーカー |
| :早期警戒管制([[EWAC]])の機能を持った偵察専用機。劇場版にのみ登場。 | | :早期警戒管制([[EWAC]])の機能を持った偵察専用機。劇場版にのみ登場。 |
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| :[[プレイステーション]]用ソフト『マクロス デジタルミッション VF-X』に登場する機体。2020年代に旧式化していたVF-1をベースに全面的改修が施された機体。スペック的には当時の現用機に劣るが小回りが効き扱いやすい。主に訓練機として配備されている。 | | :[[プレイステーション]]用ソフト『マクロス デジタルミッション VF-X』に登場する機体。2020年代に旧式化していたVF-1をベースに全面的改修が施された機体。スペック的には当時の現用機に劣るが小回りが効き扱いやすい。主に訓練機として配備されている。 |
| :;VF-1X++ | | :;VF-1X++ |
− | ::小説『マクロス・ザ・ライド』に登場。2057年に新星インダストリーがVF-1X-plusを改良し少数生産した機体。特殊部隊などに需要があり、バンキッシュレースにも使用される。 | + | ::[[小説]]『マクロス・ザ・ライド』に登場。2057年に新星インダストリーがVF-1X-plusを改良し少数生産した機体。特殊部隊などに需要があり、バンキッシュレースにも使用される。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
| ;格闘 | | ;格闘 |
− | :VF-1には格闘戦のための専用兵装が無く、ガンポッドの砲身で殴りつける。バトロイドとガウォークの両形態で用いられる。 | + | :VF-1には格闘戦のための専用兵装が無く、'''ガンポッドの砲身で殴りつける'''。バトロイドとガウォークの両形態で用いられる。 |
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| ==== 武装 ==== | | ==== 武装 ==== |
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| ;GU-11 55mm3連ガトリングガンポッド | | ;GU-11 55mm3連ガトリングガンポッド |
| :バルキリーの主力兵器。実弾を発射。 | | :バルキリーの主力兵器。実弾を発射。 |
− | :TV版では[[ゼントラーディ|ゼントラーディ兵]]が咥えた巨大タバコに、ライター代わりで着火してやるという「平和的」な使用法も見られた。 | + | :TV版では'''[[ゼントラーディ|ゼントラーディ兵]]が咥えた巨大タバコに、ライター代わりで着火してやる'''という「平和的」な使用法も見られた。 |
| ;ホーミングミサイル | | ;ホーミングミサイル |
| :両翼に計18発装填。 | | :両翼に計18発装填。 |
| ;超高機動マイクロミサイル | | ;超高機動マイクロミサイル |
− | :追加オプションとして両翼に装備。αでは着弾指定式[[マップ兵器]]。第3次αでは「マイクロミサイル」に名称変更。 | + | :追加オプションとして両翼に装備。[[α]]では着弾指定式[[マップ兵器]]。[[第3次α]]では「マイクロミサイル」に名称変更。 |
| ;反応弾 | | ;反応弾 |
| :[[マクロスシリーズ]]最強の兵器。一種の[[核ミサイル]]。両翼に全6発装填。 | | :[[マクロスシリーズ]]最強の兵器。一種の[[核ミサイル]]。両翼に全6発装填。 |
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| :VF-1の前に戦線投入された先行量産型。 | | :VF-1の前に戦線投入された先行量産型。 |
| ;VF-4 ライトニングIII | | ;VF-4 ライトニングIII |
− | :VF-1に次ぐ主力機体。『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』(SRW未登場)にファイター形態のみがお目見えするだけだったが、PS用ゲーム『マクロス デジタルミッション VF-X』にてガウォーク・バトロイドの設定が定着した。SRW未登場。 | + | :VF-1に次ぐ主力機体。『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』(SRW未参戦)にファイター形態のみがお目見えするだけだったが、PS用ゲーム『マクロス デジタルミッション VF-X』にてガウォーク・バトロイドの設定が定着した。SRW未登場。 |
| ;[[VF-11 サンダーボルト]] | | ;[[VF-11 サンダーボルト]] |
| :スパロボに登場した後継機の中で採用時期が最もVF-1に近い機体。 | | :スパロボに登場した後継機の中で採用時期が最もVF-1に近い機体。 |
− | ;F-14 トムキャット
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− | :本機のモチーフとなった実在の戦闘機。なお『[[マクロスゼロ]]』には同作独自のバリエーション機「スーパートムキャット」が登場する。
| + | == 余談 == |
| + | *「VF-1 バルキリー」(戦闘機形態、ファイター)のモチーフになった機体は、アメリカ海軍が開発した実在の戦闘機「F-14 トムキャット」である。 |
| + | **機体の愛称である「トムキャット」とは[[英語]]で「雄猫」の意で、機体が搭載している可変翼が猫の耳の動きに似ていたことに由来するものである。 |
| + | **「F-14 トムキャット」は1970年12月21日の初飛行後、1973年に正式配備された。ついでに、アメリカ海軍では2006年9月22日を以って全ての機体が退役したが、同じく「F-14 トムキャット」を採用しているイラン空軍では'''今もなお現役'''である。 |
| + | **『[[マクロスゼロ]]』には、同作独自のバリエーション機「スーパートムキャット」が登場する。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |