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高橋良輔監督のロボットアニメ作品第4弾。作品終盤、スポンサーの降板という憂き目にあったため[[打ち切り|打ち切られた]]非業の作品。しかしストーリーの完成度は高く、その後OVAで補完される。
 
高橋良輔監督のロボットアニメ作品第4弾。作品終盤、スポンサーの降板という憂き目にあったため[[打ち切り|打ち切られた]]非業の作品。しかしストーリーの完成度は高く、その後OVAで補完される。
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[[リアルロボット]]物としては珍しく[[異星人|宇宙からの侵略者]]との戦いで、侵攻軍であるグラドス人と地球人との混血児である[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]の苦悩と戦いを描いている。2部構成であり、1部は[[火星]]から[[地球]]への逃亡を主に描き、2部は[[地球]]を制圧した[[グラドス軍]]とレジスタンスとの戦いが描かれている。1部は当時の米ソ冷戦を描いていたりと現実世界を投影した世界観だが、2部は[[テコ入れ]]によって当時流行っていた漫画『北斗の拳』を彷彿とさせるような雰囲気となっており、分かり易い悪役として配置された[[死鬼隊]]や彼らの駆る個性的な[[SPT]]、それらに対抗してヒーローロボットとしての立ち位置を一層強調された[[レイズナー]]など、[[スーパーロボット|スーパー系作品]]の要素も加味されている。
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[[リアルロボット]]物としては珍しく[[異星人|宇宙からの侵略者]]との戦いで、侵攻軍であるグラドス人と地球人との混血児である[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]の苦悩と戦いを描いている。全2部構成であり、第1部は[[火星]]から[[地球]]への逃亡を主に描き、第2部は[[地球]]を制圧した[[グラドス軍]]とレジスタンスとの戦いが描かれている。第1部は当時の米ソ冷戦<ref>ちなみに、現実世界においてソビエト社会主義共和国連邦(USSR)は、'''『レイズナー』本編の舞台となる[[西暦]]1996年よりも約5年前の西暦1991年12月26日に解体している'''。</ref>を描いていたりと現実世界を投影した[[世界観]]だが、第2部は[[テコ入れ]]によって当時流行っていた[[漫画]]『北斗の拳』を彷彿とさせるような雰囲気となっており、分かり易い悪役として配置された[[死鬼隊]]や彼らの駆る個性的な[[SPT]]、それらに対抗してヒーローロボットとしての立ち位置を一層強調された[[レイズナー]]など、[[スーパーロボット|スーパー系作品]]の要素も加味されている。
    
スパロボでは今のところ、第1部と第2部がきちんと分けて再現されたことは殆ど無く、どちらか片方にもう片方の設定が加えられている(出ているのが第1部のエイジなのに敵に[[ル・カイン]]が居る、逆にエイジは第2部なのに[[アーマス・ゲイル|ゲイル]]が出てくる等)。
 
スパロボでは今のところ、第1部と第2部がきちんと分けて再現されたことは殆ど無く、どちらか片方にもう片方の設定が加えられている(出ているのが第1部のエイジなのに敵に[[ル・カイン]]が居る、逆にエイジは第2部なのに[[アーマス・ゲイル|ゲイル]]が出てくる等)。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
:シリーズで初となるエイジ達の[[火星]]からの脱出劇を含め、第1部から第2部までほぼ全編が描かれている。エイジ達は第1部の姿で登場(ただしエイジのみ第2部最終盤のパイロットスーツ姿で、取り扱い説明書内ではグラフィックが製品版と異なり第一部版の姿になっていた)。尚、本作における[[グラドス軍]]([[ル・カイン]])は非オリジナル敵の中で最後に戦う敵勢力の1つである。グラドス軍と[[木連]]が同盟を結ぶなど『[[機動戦艦ナデシコ]]』とのクロスオーバーが多い。
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:シリーズで初となるエイジ達の[[火星]]からの脱出劇を含め、第1部から第2部までほぼ全編が描かれている。エイジ達は第1部の姿で登場(ただしエイジのみ第2部最終盤のパイロットスーツ姿で、取り扱い説明書内ではグラフィックが製品版と異なり第一部版の姿になっていた)。なお、本作における[[グラドス軍]]([[ル・カイン]])は非オリジナル敵の中で最後に戦う敵勢力の一つである。グラドス軍と[[木連]]が同盟を結ぶなど『[[機動戦艦ナデシコ]]』とのクロスオーバーが多い。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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:初登場作品。エイジ達は第1部の姿だが、[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]など第2部のキャラも登場する。
 
:初登場作品。エイジ達は第1部の姿だが、[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]など第2部のキャラも登場する。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
:エイジ達は第2部の姿で登場。[[ムゲ・ゾルバドス帝国|ムゲ帝国]]占領下の[[地球]]を舞台としてストーリーが始まり、[[グラドス軍]]はムゲ配下の地球占領軍という扱いのため、序盤はレイズナー第2部の物語が主要な軸となる。その一方ゲイルやジュリアとの戦闘など、第1部の物語も盛り込まれている。後半にかけてはクスコの聖女・ジュリアと[[グラドスの刻印]]が重要な役割を果たす。[[レイズナーMk-II]]は登場せず。
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:エイジ達は第2部の姿で登場。[[ムゲ・ゾルバドス帝国|ムゲ帝国]]占領下の[[地球]]を舞台としてストーリーが始まり、[[グラドス軍]]はムゲ配下の地球占領軍という扱いのため、序盤はレイズナー第2部の物語が主要な軸となる。
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:その一方でゲイルやジュリアとの戦闘など、第1部の物語も盛り込まれている。後半にかけてはクスコの聖女・ジュリアと[[グラドスの刻印]]が重要な役割を果たす。なお、[[レイズナーMk-II]]は登場せず。
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
:作品中盤、[[ガンドール]]隊の[[地球]]への帰還後から登場。[[グラドス軍]]はその時点で[[地球]]を侵略している星間連合軍の一員であり、レジスタンス活動から刻印の発動までの第2部の展開が描写される。SPTが味方側では割と貴重なS[[サイズ]]ユニットのため、[[捕獲]]や敵機弱体化のために[[部位]]破壊を多用する戦法を重視する場合は重宝する。
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:作品中盤、[[ガンドール]]隊の[[地球]]への帰還後から登場。[[グラドス軍]]はその時点で[[地球]]を侵略している星間連合軍の一員であり、レジスタンス活動から刻印の発動までの第2部の展開が描写される。
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:SPTが味方側では割と貴重なS[[サイズ]]ユニットのため、[[捕獲]]や敵機弱体化のために[[部位]]破壊を多用する戦法を重視する場合は重宝する。
 
;;[[スーパーロボット大戦XO]]
 
;;[[スーパーロボット大戦XO]]
 
::[[GC]]のリメイク作。序盤の追加[[サブシナリオ]]で第1部の展開が一部再現されているが、第1部の顔グラフィックは用意されておらず、このシナリオでもエイジ達は第2部の姿である。
 
::[[GC]]のリメイク作。序盤の追加[[サブシナリオ]]で第1部の展開が一部再現されているが、第1部の顔グラフィックは用意されておらず、このシナリオでもエイジ達は第2部の姿である。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:同じ高橋監督作品である『[[装甲騎兵ボトムズ]]』との共演も果たした。残念ながら[[ゴステロ]]と[[カン・ユー]]の夢の共演(?)は果たされることはなかった。顔グラフィックは第2部準拠。
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:同じ高橋監督作品である『[[装甲騎兵ボトムズ]]』との共演も果たした。残念ながら、[[ゴステロ]]と[[カン・ユー]]の夢の共演(?)は果たされることはなかった。顔グラフィックは第2部準拠。
 
:本作では、グラドス軍は[[ポセイダル軍]]・[[バララント同盟]]と手を結びISTO(星間条約機構)を構成している。火星にワープゲートがあり、グラドス軍はそれを通じて軍勢を送り込もうとしている。ケン・アスカは火星探査中に遭難したことになっている。
 
:本作では、グラドス軍は[[ポセイダル軍]]・[[バララント同盟]]と手を結びISTO(星間条約機構)を構成している。火星にワープゲートがあり、グラドス軍はそれを通じて軍勢を送り込もうとしている。ケン・アスカは火星探査中に遭難したことになっている。
:エイジ(第二部版で強化型に改造済みのレイズナーに搭乗。今回もレイズナーMk-IIは登場せず)が危機を知らせに来たおかげで先手を打ってワープゲートを防衛することができ、グラドス軍による地球侵攻は食い止められている。コズミックカルチャークラブの面々は[[ロアン・デミトリッヒ|ロアン]]と[[アンナ・ステファニー|アンナ]](と[[デビッド・ラザフォード|デビッド]]の名前のみ)が、グラドスに支配された「刻印の星」の住民として登場。
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:エイジ(第二部版で強化型に改造済みのレイズナーに搭乗。今回もレイズナーMk-IIは登場せず)が危機を知らせに来たおかげで先手を打ってワープゲートを防衛することができ、グラドス軍による地球侵攻は食い止められている。なお、コズミックカルチャークラブの面々は[[ロアン・デミトリッヒ|ロアン]]と[[アンナ・ステファニー|アンナ]](と[[デビッド・ラザフォード|デビッド]]の名前のみ)が、グラドスに支配された「刻印の星」の住民として登場。
    
== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;[[SPT]]
 
;[[SPT]]
:
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:グラドス軍が開発した[[全長一覧|全長]]10m程の人型兵器。なお、SPTとは「Super Powered Tracer(超強化機能服)」の[[略語|略称]]である。
;[[MF]]([[マルチフォーム]])
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;;[[MF]]([[マルチフォーム]])
:
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::SPTの中でも性能を特化させたものを指す。
;[[TS]]([[テラー・ストライカー]])
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;;[[TS]]([[テラー・ストライカー]])
:
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::コンピューターで操縦される無人のSPT。
 
;[[V-MAX]]
 
;[[V-MAX]]
:
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:一部のSPTに搭載された緊急脱出システム。これによって、SPTの性能が一時的に上昇する。
 
;[[コズミック・カルチャー・クラブ]]([[CCC]])
 
;[[コズミック・カルチャー・クラブ]]([[CCC]])
:
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:[[国連]]宇宙局が主催する[[火星]]体験学校。火星の国連基地に到着後、グラドス軍の攻撃に巻き込まれてしまう。
 
;[[グラドス軍]]
 
;[[グラドス軍]]
:
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:ブルドリア太陽系に位置する惑星「[[グラドス]]」が抱える軍。1996年に地球に侵攻し、制圧することに成功した。
;[[グラドス]]
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:[[グラドス軍]]の本星。
   
;[[戦略ゲラン衛星]]
 
;[[戦略ゲラン衛星]]
:
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:グラドス軍がかつて使用した大量破壊兵器。当のグラドス人でさえも、その兵器を使用した事は[[黒歴史|歴史の汚点]]とされている。
 
;[[死鬼隊]]
 
;[[死鬼隊]]
:
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:グラドス地球占領軍司令官である[[ル・カイン]]直属の部隊。[[サイボーグ]]化した[[ゴステロ]]、[[マンジェロ]]、[[ゲティ]]、[[ボーン]]の四名からなる。
 
;[[レイ]]
 
;[[レイ]]
 
:[[レイズナー]]に搭載されている音声入力式のコンピュータ。パイロットが乗っていなくても、独自の思考回路によって行動することが出来る。
 
:[[レイズナー]]に搭載されている音声入力式のコンピュータ。パイロットが乗っていなくても、独自の思考回路によって行動することが出来る。
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:ケン・アスカによりグラドス創世の秘密がインプットされた、[[レイズナー]]の第2コンピュータ。[[レイズナー]]の破壊される確率が99.999%以上になると覚醒し、パイロットの意思を無視して独自の判断で行動する。
 
:ケン・アスカによりグラドス創世の秘密がインプットされた、[[レイズナー]]の第2コンピュータ。[[レイズナー]]の破壊される確率が99.999%以上になると覚醒し、パイロットの意思を無視して独自の判断で行動する。
 
;[[グラドスの刻印]]
 
;[[グラドスの刻印]]
:
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:かつて太古のグラドスにあったオーバーテクノロジー。空間を歪曲および遮断する力を持っている。
 
;第1部
 
;第1部
:原作において、[[火星]]での[[コズミック・カルチャー・クラブ]]のメンバーとエイジの出会いから、地球に辿り着きグラドスの本格侵攻寸前までのストーリーを指す。話数では第1話~第25話(25話は総集編)が第1部にあたる。
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:原作において、[[火星]]での[[コズミック・カルチャー・クラブ]]のメンバーとエイジの出会いから、地球に辿り着きグラドスの本格侵攻寸前までのストーリーを指す。話数では第1話~第25話(第25話は総集編)が第1部にあたる。
 
;第2部
 
;第2部
:原作において、第1部終了時から最終話までの展開を指す。話数では第26話~第38話(及び最終話の完全版となるOVA)が該当。第1部終了時から3年が経過しており、その間に[[地球]]はグラドスの侵攻に屈し、完全な占領下に置かれている。その中でゲリラ活動に身を投じ、グラドス軍に抵抗するエイジと仲間達の物語が展開される。[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]、クスコの聖女や[[グラドスの刻印]]など、スパロボでお馴染みのファクターの多くは第2部からの登場である。
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:原作において、第1部終了時から最終話までの展開を指す。話数では第26話~第38話(および最終話の完全版となるOVA)が該当。
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:第1部終了時から3年が経過しており、その間に[[地球]]はグラドスの侵攻に屈し、完全な占領下に置かれている。その中でゲリラ活動に身を投じ、グラドス軍に抵抗するエイジと仲間達の物語が展開される。
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:[[ル・カイン]]や[[死鬼隊]]、クスコの聖女や[[グラドスの刻印]]など、スパロボでお馴染みのファクターの多くは第2部からの登場である。
    
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
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;音楽
 
;音楽
 
:乾裕樹
 
:乾裕樹
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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