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| === キャラクターの総評 === | | === キャラクターの総評 === |
− | キオ編以降における度重なるヴェイガン殲滅発言が視聴者の強い印象に残ってしまったのか、[[ガンダムシリーズ]]は勿論ロボットアニメにおいても数少ない[[主人公]]でありながら「殲滅至上主義者」というその特異のキャラクター性が、特に語り草となっている。それ故に、[[パトリック・ザラ]]や[[ミツヒロ・バートランド]]、終いには[[三輪防人]]といった他作品の主人公達と敵対・対立する立場にある醜悪に歪んだ過激思想を持った人物達の同類と見做されてしまいがちな傾向もある(実際、『AGE』のBX参戦が決まった際にユーザーから「フリットの殲滅思考が過剰にフィーチャーされてしまうのではないか?」と懸念もされた程)。 | + | キオ編以降における度重なるヴェイガン殲滅発言が視聴者の強い印象に残ってしまったのか、[[ガンダムシリーズ]]は勿論ロボットアニメにおいても数少ない[[主人公]]でありながら「殲滅至上主義者」というその特異のキャラクター性が、特に語り草となっている。それ故に、[[パトリック・ザラ]]や[[ミツヒロ・バートランド]]、終いには[[三輪防人]]といった他作品の主人公達と敵対・対立する立場にある醜悪に歪んだ過激思想を持った人物達の同類と見做されてしまいがちな傾向もある(実際、『AGE』のBX参戦が決まった際にユーザーから「フリットの殲滅思考が過剰に強調されてしまうのではないか?」と懸念もされた程)。 |
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| しかしながら、フリットがヴェイガンに対しての過激なまでの殲滅思想を抱くようになった背景には、彼が幼少期からの悲劇的な経験を多く得た事も関係している。すなわち、フリットの殲滅思想は、大切な人々をヴェイガンの襲撃から守りきることができなかった事に対する後悔の念に端を発するものであり、その悲劇を繰り返させまいとする強い決意と責任感の表れでもあった<ref>ちなみに、フリットが抱く「人類を守る救世主にならなければならない」という使命感もまた、既述した彼自身の悲劇的な経験に由来するものである。このフリットの純粋な願望は、自身を救世主だと称した[[リボンズ・アルマーク]]の様な傲慢な意思とは全く無縁なものであった。</ref>。 | | しかしながら、フリットがヴェイガンに対しての過激なまでの殲滅思想を抱くようになった背景には、彼が幼少期からの悲劇的な経験を多く得た事も関係している。すなわち、フリットの殲滅思想は、大切な人々をヴェイガンの襲撃から守りきることができなかった事に対する後悔の念に端を発するものであり、その悲劇を繰り返させまいとする強い決意と責任感の表れでもあった<ref>ちなみに、フリットが抱く「人類を守る救世主にならなければならない」という使命感もまた、既述した彼自身の悲劇的な経験に由来するものである。このフリットの純粋な願望は、自身を救世主だと称した[[リボンズ・アルマーク]]の様な傲慢な意思とは全く無縁なものであった。</ref>。 |
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| :序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス]]の首脳陣の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『ガンダムAGE』のみならず宇宙世紀ガンダムシリーズやガンダム00、マクロスシリーズの歴史を内包した世界観を持つ本作の世界で長きにわたる戦いを生き続け、十分なまでの勇名を馳せている為かその存在感は非常に大きい。原作同様ヴェイガンに対して強い憎悪を向けると共に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。 | | :序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス]]の首脳陣の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『ガンダムAGE』のみならず宇宙世紀ガンダムシリーズやガンダム00、マクロスシリーズの歴史を内包した世界観を持つ本作の世界で長きにわたる戦いを生き続け、十分なまでの勇名を馳せている為かその存在感は非常に大きい。原作同様ヴェイガンに対して強い憎悪を向けると共に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。 |
| :当初は[[ディーヴァ]]のサブパイロットとして参入し、終盤でAGE-1 グランサのパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ1軍になれるだけの能力はあるのだが、サブパイロットの期間が長い分パイロットとしての参入時のレベルが低くなりがちなのが最大の難点。 | | :当初は[[ディーヴァ]]のサブパイロットとして参入し、終盤でAGE-1 グランサのパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ1軍になれるだけの能力はあるのだが、サブパイロットの期間が長い分パイロットとしての参入時のレベルが低くなりがちなのが最大の難点。 |
− | :なお、[[戦術指揮]]も担当する。 | + | :なお、[[戦術指揮]]も担当する。内容も相応にらしいものであり、三段階目までいくとヴェイガンに対して猛威を奮う。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| :ヴェイガンの首魁であり、宿敵。 | | :ヴェイガンの首魁であり、宿敵。 |
| :フリットは彼のことを「邪悪な存在」「人類の敵」「魔王」などと口を極めて痛罵しており、一方ならぬ憎しみを抱いている。 | | :フリットは彼のことを「邪悪な存在」「人類の敵」「魔王」などと口を極めて痛罵しており、一方ならぬ憎しみを抱いている。 |
− | | + | ;[[フラム・ナラ]] |
| + | :彼女自体に特に強い因縁は持たないが、乗機がかつてユリンを苦しめた[[フォーンファルシア|ファルシアの発展機]]であるためか、小説版と『BX』では強い憎悪を向けた。 |
| === その他 === | | === その他 === |
| ;イワーク・ブライア | | ;イワーク・ブライア |
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| ;「よくやったキオ! さすがはワシの孫じゃ!」 | | ;「よくやったキオ! さすがはワシの孫じゃ!」 |
| :コミカライズである『クライマックスヒーロー』にて。このように、[[アムロ・レイ|歴代ガンダム]][[シーブック・アノー|コミカライズ]][[ウッソ・エヴィン|作品]]の例に漏れず、当作品においてのフリットは孫煩悩で砕けたキャラとなっている。 | | :コミカライズである『クライマックスヒーロー』にて。このように、[[アムロ・レイ|歴代ガンダム]][[シーブック・アノー|コミカライズ]][[ウッソ・エヴィン|作品]]の例に漏れず、当作品においてのフリットは孫煩悩で砕けたキャラとなっている。 |
| + | ;ファルシア……! 殺人を強要されたユリン・ルシェルを縛ったモビルスーツ、それを今また私の孫に向けてくる、その歪みきった精神性! やはりきゃつらは根絶やしにせねばならん……! |
| + | :小説版5巻における地の文。フリットにとって因縁のある機体のためか、憎悪を露わにした。 |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
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| ;「他の者達もすぐに出撃しろ! 一分一秒でも早く原種を撃退するのだ! このコロニーを…この地を…これ以上戦火にさらしてはならんッ!」 | | ;「他の者達もすぐに出撃しろ! 一分一秒でも早く原種を撃退するのだ! このコロニーを…この地を…これ以上戦火にさらしてはならんッ!」 |
| :BX28話にて、ミンスリーに襲来した原種を前に怒りを滲ませながら部隊の出撃を命じる。ミンスリーはフリットにとって、かつてユリンと再会し、束の間の幸せな時間を過ごした思い出の場所。その地を穢そうとする原種に、フリットが怒りを抑えられるはずがなかった。その剣幕には[[弓さやか|さやか]]も「荒れてる」と漏らし、ナトーラも気圧されながら「普段より気合が入っている」と言うほどで、キオも不安を覚えた。 | | :BX28話にて、ミンスリーに襲来した原種を前に怒りを滲ませながら部隊の出撃を命じる。ミンスリーはフリットにとって、かつてユリンと再会し、束の間の幸せな時間を過ごした思い出の場所。その地を穢そうとする原種に、フリットが怒りを抑えられるはずがなかった。その剣幕には[[弓さやか|さやか]]も「荒れてる」と漏らし、ナトーラも気圧されながら「普段より気合が入っている」と言うほどで、キオも不安を覚えた。 |
| + | ;「わ、忘れるはずが…ない…。あの機体はユリンの…」<br />「ヴェイガン、貴様らはどこまでッ!」 |
| + | :BX29話、戦場に現れた[[フォーンファルシア]]を見て。 |
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| == スパロボシリーズの迷台詞 == | | == スパロボシリーズの迷台詞 == |