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639 バイト追加 、 2015年6月27日 (土) 13:36
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== 使徒(Angel) ==
 
== 使徒(Angel) ==
 
=== 一般 ===
 
=== 一般 ===
主として[[宗教|キリスト教、及びイスラム教]]で用いられる語。[[日本]]ではイスラム教に馴染みが薄いため、「使徒」といえば一般にキリスト教のそれを指す。その意味に則って言えば、狭義にはイエスがその教えを世に伝えるために地上に残した12人の弟子(所謂「十二使徒」)を、広義には宣教師全般を意味する。軽々しく使える言葉ではなく、ある程度重要な役割を果たした人物に対して用いることが多いようである。
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主として[[宗教|キリスト教およびイスラム教]]で用いられる語。[[日本]]ではイスラム教に馴染みが薄いため、「使徒」といえば一般にキリスト教のそれを指す。その意味に則って言えば、狭義にはイエスがその教えを世に伝えるために地上に残した12人の弟子(所謂「十二使徒」)を、広義には宣教師全般を意味する。軽々しく使える言葉ではなく、ある程度重要な役割を果たした人物に対して用いることが多いようである。
    
なお、使徒と呼ばれる敵性体が登場する作品『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』(同作における「使徒」の詳細は後述)の影響により、この言葉が「[[天使]]」として捉えられることも多くなっている(エヴァンゲリオンの「使徒」の[[英語|英訳]]も「Angel」である)が、上記の点からも明らかな通り、本来は天使を指して用いる言葉ではないため注意。また、天使の名前が採用されているとされる同作の敵性体の個体名についても、[[第1使徒アダム|アダム]]、[[第2使徒リリス|リリス]]、リリン以外の個体については、『旧約聖書』の所謂偽典である「エノク書」に登場する天使の名前が採用されている。この為、一般に流通している『旧約聖書』にはこれらの敵性体の名称は一切登場しない。
 
なお、使徒と呼ばれる敵性体が登場する作品『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』(同作における「使徒」の詳細は後述)の影響により、この言葉が「[[天使]]」として捉えられることも多くなっている(エヴァンゲリオンの「使徒」の[[英語|英訳]]も「Angel」である)が、上記の点からも明らかな通り、本来は天使を指して用いる言葉ではないため注意。また、天使の名前が採用されているとされる同作の敵性体の個体名についても、[[第1使徒アダム|アダム]]、[[第2使徒リリス|リリス]]、リリン以外の個体については、『旧約聖書』の所謂偽典である「エノク書」に登場する天使の名前が採用されている。この為、一般に流通している『旧約聖書』にはこれらの敵性体の名称は一切登場しない。
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時は流れ[[西暦]]1999年、葛城博士([[葛城ミサト]]の父)率いる調査団による南極調査の過程で、白き月と、そこに眠っていた第1使徒「[[第1使徒アダム|アダム]]」を目覚めさせてしまった。このままでは他の使徒まで目覚めさせることになると考えた一行は、アダムを卵の状態に戻そうと試みるが、その過程で暴走、副産物のエネルギーの余波により南極大陸は消滅した。これが「[[セカンドインパクト]]」である。
 
時は流れ[[西暦]]1999年、葛城博士([[葛城ミサト]]の父)率いる調査団による南極調査の過程で、白き月と、そこに眠っていた第1使徒「[[第1使徒アダム|アダム]]」を目覚めさせてしまった。このままでは他の使徒まで目覚めさせることになると考えた一行は、アダムを卵の状態に戻そうと試みるが、その過程で暴走、副産物のエネルギーの余波により南極大陸は消滅した。これが「[[セカンドインパクト]]」である。
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しかしそれから15年、使徒は目覚め、[[第3新東京市]]を襲撃する。これは第3新東京市の地下に幽閉されている「アダム」と融合することによって「[[サードインパクト]]」を引き起こし、黒き月の民である人類を滅亡させるためであった(実際、アダムはセカンドインパクトの発生後に胎児の状態にまで退行し、それは加持によってネルフ本部へ届けられていた。しかし[[渚カヲル|カヲル]]曰く、ジオフロントに幽閉されていたのはアダムではなく、黒き月の民の始祖「[[第2使徒リリス|リリス]]」であった)。即ち、使徒とEVAの戦いとは、「白き月」より生まれた使徒と呼ばれる人類と、「黒き月」より生まれた現人類との種族間の闘争であった。この事実を知るものは「死海文書」と呼ばれる預言書の存在を知るもののみである。彼らは使徒が単独で襲ってくること、及びそのスケジュールも把握しており(この辺りの詳細は未だ不明)、最終的には[[ゼーレ]]が自ら送り込んだ最後の使徒「[[渚カヲル]]」の消滅によって使徒の殲滅に成功、スケジュールは完遂された。
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それから15年後、使徒は目覚めて、[[第3新東京市]]を襲撃する。これは第3新東京市の地下に幽閉されている「アダム」と融合することによって「[[サードインパクト]]」を引き起こし、黒き月の民である人類を滅亡させるためであった(実際、アダムはセカンドインパクトの発生後に胎児の状態にまで退行し、それは加持によってネルフ本部へ届けられていた。しかし、[[渚カヲル|カヲル]]曰く「ジオフロントに幽閉されていたのはアダムではなく、黒き月の民の始祖「[[第2使徒リリス|リリス]]」であった)」。すなわち、使徒とEVAの戦いとは「『白き月』より生まれた使徒と呼ばれる人類と『黒き月』より生まれた現人類との種族間の闘争」であった。この事実を知るものは『死海文書』と呼ばれる預言書の存在を知るもののみである。彼らは使徒が単独で襲ってくる事と、そのスケジュールも把握しており(この辺りの詳細は未だ不明)、最終的には[[ゼーレ]]が自ら送り込んだ最後の使徒「[[渚カヲル]]」の消滅によって使徒の殲滅に成功し、スケジュールは完遂された。
    
使徒には二種類あり、第1使徒アダムを始祖とする「アダム系使徒」と、第2使徒リリスを始祖とする「リリス系使徒」である。アダム系の使徒はアダムの食った生命の実の力を継承しているため単独で完結した生命体であり、1体ずつでしか現れないのはそのため。(リリス系使徒たるリリンの肉体を持つタブリスは例外)。リリス系の使徒は人間、即ち第18使徒リリンを指す。リリスの食った知恵の実の力を受け継いでおり、不完全である代わりにA.T.フィールドを内面に展開し、個を確立している。
 
使徒には二種類あり、第1使徒アダムを始祖とする「アダム系使徒」と、第2使徒リリスを始祖とする「リリス系使徒」である。アダム系の使徒はアダムの食った生命の実の力を継承しているため単独で完結した生命体であり、1体ずつでしか現れないのはそのため。(リリス系使徒たるリリンの肉体を持つタブリスは例外)。リリス系の使徒は人間、即ち第18使徒リリンを指す。リリスの食った知恵の実の力を受け継いでおり、不完全である代わりにA.T.フィールドを内面に展開し、個を確立している。
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;[[第1使徒アダム]]
 
;[[第1使徒アダム]]
:人類が確認した最初の使徒。その後卵の状態に戻され、特殊ベークライトで固めて封印されていた。ビデオ版第24話の追加シーンにて[[碇ゲンドウ]]の左手に寄生している姿が確認できる。TV版では寄生の過程は描かれていないが、[[漫画|漫画版]]では何と'''ゲンドウが胎児状のアダムを食べる'''場面が描かれている。
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:人類が確認した最初の使徒。その後卵の状態に戻され、特殊ベークライトで固めて封印されていた。ビデオ版第弐拾四話の追加シーンにて[[碇ゲンドウ]]の左手に寄生している姿が確認できる。TV版では寄生の過程は描かれていないが、[[漫画|漫画版]]では何と'''ゲンドウが胎児状のアダムを食べる'''場面が描かれている。
 
;[[第2使徒リリス]]
 
;[[第2使徒リリス]]
 
:第2の使徒。人類の祖先でもある。魂は[[綾波レイ]]に移植され、体は[[ネルフ]]本部の地下に、[[ロンギヌスの槍]]で封印されていた。
 
:第2の使徒。人類の祖先でもある。魂は[[綾波レイ]]に移植され、体は[[ネルフ]]本部の地下に、[[ロンギヌスの槍]]で封印されていた。
 
;[[第3使徒サキエル]]
 
;[[第3使徒サキエル]]
:第1話で登場。最初にネルフに侵攻した使徒。[[EVA初号機]]により殲滅。
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:第壱話で登場。最初にネルフに侵攻した使徒。[[EVA初号機]]により殲滅。
 
;[[第4使徒シャムシェル]]
 
;[[第4使徒シャムシェル]]
 
:2番目に侵攻してきた使徒。EVA初号機により殲滅。爆発する事無く、原型を留めた状態で回収される。
 
:2番目に侵攻してきた使徒。EVA初号機により殲滅。爆発する事無く、原型を留めた状態で回収される。
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:人型使徒。「'''[[渚カヲル]]'''」と呼ばれる人間として侵攻するが、EVA初号機により握り潰された。
 
:人型使徒。「'''[[渚カヲル]]'''」と呼ばれる人間として侵攻するが、EVA初号機により握り潰された。
 
;第18使徒リリン
 
;第18使徒リリン
:リリスから生まれた原始生命の進化の先に位置する現人類。つまり、[[碇シンジ|シンジ]]達(さらに言えば地球上の生命全般)も実質的には使徒である。
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:リリスから生まれた原始生命の進化の先に位置する現人類。つまり、[[碇シンジ|シンジ]]達(さらに言えば、地球上の生命全般)も実質的には使徒である。
    
==== [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]] ====
 
==== [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]] ====
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全部で12体存在する。ただし、第11の使徒は新劇場版『Q』の時点においても未登場。
 
;第1の使徒
 
;第1の使徒
:旧世紀版のアダムに相当。今作ではカヲルがこの位置にいた。
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:旧世紀版のアダムに相当。新劇場版ではカヲルがこの位置にいたのだが…。
 
;第2の使徒
 
;第2の使徒
:旧世紀版のリリスに相当。
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:新劇場版『序』『Q』にて登場。旧世紀版のリリスに相当。
 
;第3の使徒
 
;第3の使徒
:新劇にて新登場。デザインは鬼頭莫広氏。
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:新劇場版『破』にて新登場。デザインは鬼頭莫広氏。
 
;第4の使徒
 
;第4の使徒
:旧世紀版のサキエルに相当。
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:新劇場版『序』にて登場。旧世紀版のサキエルに相当。
 
;第5の使徒
 
;第5の使徒
:旧世紀版のシャムシェルに相当。
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:新劇場版『序』にて登場。旧世紀版のシャムシェルに相当。
 
;第6の使徒
 
;第6の使徒
:旧世紀版のラミエルに相当。旧世紀版とは違い驚異的な変形をする。
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:新劇場版『序』にて登場。旧世紀版のラミエルに相当。旧世紀版とは異なり、驚異的な[[変形]]を見せる。
 
;[[第7の使徒]]
 
;[[第7の使徒]]
:新劇にて新登場。
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:新劇場版『破』にて新登場。役割的に言えば、旧世紀版におけるガギエルとマトリエルに相当する。
 
;第8の使徒
 
;第8の使徒
:旧世紀版のサハクィエルに相当。
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:新劇場版『破』にて登場。旧世紀版のサハクィエルに相当。
 
;第9の使徒
 
;第9の使徒
:旧世紀版のバルディエルに相当。
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:新劇場版『破』にて登場。旧世紀版のバルディエルに相当。
 
;第10の使徒
 
;第10の使徒
:旧世紀版のゼルエルに相当。
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:新劇場版『破』にて登場。旧世紀版のゼルエルに相当。
 
;第12の使徒
 
;第12の使徒
:新劇にて新登場。EVANGERION Mark.06として偽装されていた使徒。内部に大量の「レイ」が存在。
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:新劇場版『Q』にて新登場。EVANGERION Mark.06として偽装されていた使徒。内部に大量の「[[綾波レイ|レイ]]」が存在。
 
;第13の使徒
 
;第13の使徒
:ゲンドウの狙いにより堕とされたカヲルを差す。
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:新劇場版にてゲンドウの狙いで第1の使徒から堕とされたカヲルのことを指す。
    
== 関連する用語 ==
 
== 関連する用語 ==
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:なお、内部データには直接登場していない第8の使徒の顔グラフィックが存在。
 
:なお、内部データには直接登場していない第8の使徒の顔グラフィックが存在。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:第3話で[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]が登場。さらに時獄篇で倒された使徒も復活し登場する。
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:第3話で[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]が登場。さらに時獄篇で倒された使徒も復活して登場する。
:結局、使徒の正体・目的などについては明らかにならなかった。
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:結局、使徒の正体・目的等については明らかにならなかった。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
:新劇場版設定。プレイヤーが戦闘できるのは第4~7の使徒のみで、第3、8の使徒はイベントによって倒される。第9、10の使徒は「あまりにも世界が歪み過ぎた」との理由で現れず、[[人類補完計画]]が頓挫した後は使徒についての詳細はほぼ語られることは無い。
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:新劇場版設定。プレイヤーが戦闘できるのは第4~第7の使徒のみで、第3・第8の使徒はイベントによって倒される。
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:さらに、第9・第10の使徒は「あまりにも世界が歪み過ぎた」との理由で現れず、[[人類補完計画]]が頓挫した後は使徒についての詳細はほぼ語られることが無い。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
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