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− セカンド・ステージに移行したリアクターが、スフィアの力を引き出すことによって受ける弊害。様々な意味で生命に関わる重大なものが多いが、その本質はリアクターにスフィアが与える試練のようなもの。+
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− 複数のスフィアのリアクターとなるのは理論上不可能であるが、アサキムの例を見るに、その場合相性が悪いスフィア同士でも力を引き出すことは可能な様子。+
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反作用について
=== 反作用 ===
=== 反作用 ===
セカンド・ステージに移行したリアクターが、スフィアの力を引き出すことによって受ける弊害。様々な意味で生命に関わる重大なものが多いが、その本質はリアクターにスフィアが与える試練のようなもの。そのため、現状判明している反作用はスフィアとの共鳴状態の維持を妨げるような内容がほとんどである。
これを乗り越えることによってサード・ステージに移行する。より正確に言えば、反作用を乗り越える精神状態が、そのままサード・ステージへの移行条件になっている。
これを乗り越えることによってサード・ステージに移行する。より正確に言えば、反作用を乗り越える精神状態が、そのままサード・ステージへの移行条件になっている。
反作用はサードステージに適した精神状態に近づくほどに弱まり、完全なサードステージに至ると克服する事が出来るが、逆にいえばサードステージの境地を保つ事が出来なければ再び反作用が発生する可能性も考えられる(作中ではこのような事態は起きていないが)。また、バルビエルのようにセカンドステージ未満から一気にサードステージに駆け上がった場合、反作用がどのように作用するのかは不明。
=== スフィア・アクト ===
=== スフィア・アクト ===
相性が悪くとも、リアクターの力の差が圧倒的な場合は無効化できないとされており、奪取したスフィアの力を機体の機能だけで引き出す場合も無効化は不可能と言及されている。なお、元々至高神ソルの感情の中核として、矛盾する感情を両立させる役割を果たしていた「いがみ合う双子」は相性に関係なく複数のスフィアの力を統合して使用する事が可能である(本編中アサキムを封印しようと試みた際、アサキム自身が力を引きだした4つのスフィアに干渉し、ランド達3人のスフィアの力も借りうけている)が、複数のスフィアを用いた高レベルな事象制御は普通の人間の精神・肉体に耐えられるものでは無い負荷がかかり、本来は高次元生命体が扱う領域の力であるらしい。
相性が悪くとも、リアクターの力の差が圧倒的な場合は無効化できないとされており、奪取したスフィアの力を機体の機能だけで引き出す場合も無効化は不可能と言及されている。なお、元々至高神ソルの感情の中核として、矛盾する感情を両立させる役割を果たしていた「いがみ合う双子」は相性に関係なく複数のスフィアの力を統合して使用する事が可能である(本編中アサキムを封印しようと試みた際、アサキム自身が力を引きだした4つのスフィアに干渉し、ランド達3人のスフィアの力も借りうけている)が、複数のスフィアを用いた高レベルな事象制御は普通の人間の精神・肉体に耐えられるものでは無い負荷がかかり、本来は高次元生命体が扱う領域の力であるらしい。
複数のスフィアのリアクターとなるのは理論上は可能である(後述するルーツから考えれば、それぞれの感情・意思を最大限に保ちつつ、矛盾した相反する感情はいがみ合う双子の境地を持って両立させる)が、実際になれたのは特殊な出自を持つアサキムのみであり、実質は不可能。アサキムの例を見るに、その場合相性が悪いスフィア同士でも力を引き出すことは可能な様子。
作中で描かれるのは上記5つだけであるが、ここから「減衰・増幅対象になっているのは、その星座から左周りへ2,3,4番目にある星座のいずれかで重複しない」という共通点が垣間見られ、残りの相性もある程度推測できる可能性がある。確定ではないが、下に例を挙げる。
作中で描かれるのは上記5つだけであるが、ここから「減衰・増幅対象になっているのは、その星座から左周りへ2,3,4番目にある星座のいずれかで重複しない」という共通点が垣間見られ、残りの相性もある程度推測できる可能性がある。確定ではないが、下に例を挙げる。
自らの感情を抑圧し、己の精神を死に向かわせようとする意志によって力を発揮し、その中に己を保とうとする理性によってサード・ステージに移行する。そのため、活気や生命力に溢れた「生きている」人間では共鳴できず、意志そのものを持たない死者でも無理である。「沈黙の巨蟹」のリアクターとなり得る人間とは、生きたまま死を体現する存在……つまり「消滅しようとする力」を正しく導く「鬼宿」の人間='''生きたまま死んでいる人間達'''であり、尸空の場合は種族の能力である「消滅しようとする力」を操る力にスフィアが同調している。
自らの感情を抑圧し、己の精神を死に向かわせようとする意志によって力を発揮し、その中に己を保とうとする理性によってサード・ステージに移行する。そのため、活気や生命力に溢れた「生きている」人間では共鳴できず、意志そのものを持たない死者でも無理である。「沈黙の巨蟹」のリアクターとなり得る人間とは、生きたまま死を体現する存在……つまり「消滅しようとする力」を正しく導く「鬼宿」の人間='''生きたまま死んでいる人間達'''であり、尸空の場合は種族の能力である「消滅しようとする力」を操る力にスフィアが同調している。
反作用は不明だが、尸空の状態からすると「'''視覚の消滅'''」だと思われる。世界に接するもっとも大きな感覚である視覚を奪うことで精神をより死に近づけ、耐え切れず死を選ぶか、それをも飲み込む虚無を貫くかを選ばせると推察される。
反作用は不明だが、尸空の状態からすると「'''視覚の消滅'''」だと思われる。世界に接するもっとも大きな感覚である視覚を奪うことで精神をより死に近づけ、耐え切れず死を選ぶか、それをも飲み込む虚無を貫くかを選ばせると推察される。ただし、尸空は反作用を克服した完全なリアクターとされるので、反作用がどうあれ、元々盲目だったと思われる。
スフィア・アクトは感情の動きの抑圧。相手の戦う意志や抗う精神を無力化し、耐性のない者が受け続けると意識を喪失する。しかし、頑ななまでに自己意識を貫く「揺れる天秤」には効かず、その意志に虚無の奥の感情を揺るがされて無力化される。
スフィア・アクトは感情の動きの抑圧。相手の戦う意志や抗う精神を無力化し、耐性のない者が受け続けると意識を喪失する。しかし、頑ななまでに自己意識を貫く「揺れる天秤」には効かず、その意志に虚無の奥の感情を揺るがされて無力化される。