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53 バイト除去 、 2015年6月23日 (火) 18:04
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大国間での利権争いが激化する今回の世界で、国に縛られず中立的な立場で行動する部隊として結成された。部隊名は'''Z''' '''EX'''tra '''I'''nternational '''S'''avers(特別国際救助隊)の略で「ゼクシス」と読む。頭の'''Z'''はXでもYでもない第3の存在、中立を意味している。命名者は[[エルガン・ローディック]]。
 
大国間での利権争いが激化する今回の世界で、国に縛られず中立的な立場で行動する部隊として結成された。部隊名は'''Z''' '''EX'''tra '''I'''nternational '''S'''avers(特別国際救助隊)の略で「ゼクシス」と読む。頭の'''Z'''はXでもYでもない第3の存在、中立を意味している。命名者は[[エルガン・ローディック]]。
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構成組織は[[コスモクラッシャー隊]]、[[ソレスタルビーイング]]、[[黒の騎士団]]、[[S.M.S]]など。[[竹尾ゼネラルカンパニー]]、[[株式会社21世紀警備保障]]といった民間企業・組織も当初から参加し、後に[[グレン団]](再世篇では[[カミナシティ]]新政府)や[[第303独立愚連隊]]も参加。また次元転移してきた[[ZEUTH]]メンバーも順次合流した。<br />
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構成組織は[[コスモクラッシャー隊]]、[[ソレスタルビーイング]]、[[黒の騎士団]]、[[S.M.S]]など。[[竹尾ゼネラルカンパニー]]、[[株式会社21世紀警備保障]]といった民間企業・組織も当初から参加し、後に[[グレン団]](再世篇では[[カミナシティ]]新政府)や[[第303独立愚連隊]]も参加。また次元転移してきた[[ZEUTH]]メンバーも順次合流した。
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特徴として正規軍からの参入者が数えるほどしかなく(おそらく歴代でも最も少ない)、一般企業や傭兵からの参加者が中核を占め、また一般的にテロリスト扱いを受けるような反体制組織も参加しているという点が挙げられる。そのためか指揮官達の用心深さが徹底しており、ZEXISを結成したエルガンに対してすら序盤から疑いの目を向けるほどであった(結果、特に疑う必要のない情報に対しても疑ってしまうという弊害も起きたが)。
 
特徴として正規軍からの参入者が数えるほどしかなく(おそらく歴代でも最も少ない)、一般企業や傭兵からの参加者が中核を占め、また一般的にテロリスト扱いを受けるような反体制組織も参加しているという点が挙げられる。そのためか指揮官達の用心深さが徹底しており、ZEXISを結成したエルガンに対してすら序盤から疑いの目を向けるほどであった(結果、特に疑う必要のない情報に対しても疑ってしまうという弊害も起きたが)。
<br />なおこうした脛に傷持つメンバーが多いため、破界篇では部隊内の暗黙のルールとして、「参加者個人の過去や主義主張等については詮索しない」というものが存在した。
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なおこうした脛に傷持つメンバーが多いため、破界篇では部隊内の暗黙のルールとして、「参加者個人の過去や主義主張等については詮索しない」というものが存在した。
    
=== 破界篇 ===
 
=== 破界篇 ===
 
シナリオ中盤にエルガンの手引きによって各組織が合流し結成される。今回は「[[国連平和維持理事会]]」直属の国際救援部隊という扱い。反政府組織が参加しているという特異性からか、結成直後から社会的立場を持った組織のメンバーを中心とする「表部隊」と、非合法組織のメンバーが中心になった「裏部隊」に分かれて行動するケースが多く見られた。
 
シナリオ中盤にエルガンの手引きによって各組織が合流し結成される。今回は「[[国連平和維持理事会]]」直属の国際救援部隊という扱い。反政府組織が参加しているという特異性からか、結成直後から社会的立場を持った組織のメンバーを中心とする「表部隊」と、非合法組織のメンバーが中心になった「裏部隊」に分かれて行動するケースが多く見られた。
<br />(この分割はZEUTHが[[ザフト]]組とアウトロー組に分かれて行動していたことに酷似しているが、ZEUTHのような二部隊間の対立は発生していない。これはZEXIS首脳陣の用心深さもあるが、何より[[多元世界]]成立直後の不安定な情勢の中、情報入手を[[UN]]に頼らざるを得なかったZEUTHとは違い、多元世界成立から20年もの月日が経ち世界情勢が一応の安定を見せている今回の世界では、情報の入手手段が豊富に存在したというのが大きな理由だろう)<br />
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この分割はZEUTHが[[ザフト]]組とアウトロー組に分かれて行動していたことに酷似しているが、ZEUTHのような二部隊間の対立は発生していない。これはZEXIS首脳陣の用心深さもあるが、何より[[多元世界]]成立直後の不安定な情勢の中、情報入手を[[UN]]に頼らざるを得なかったZEUTHとは違い、多元世界成立から20年もの月日が経ち世界情勢が一応の安定を見せている今回の世界では、情報の入手手段が豊富に存在したというのが大きな理由だろう。
設立当初は各組織間のスタンスの違いからか自軍内で意見が対立することが多かったが共闘を通じて連携を深め、お互いの意思を尊重することで和解。最終的に[[陰月]]にて[[ガイオウ]]を退けることに成功した。(この一連の戦いは、再世篇では[[破界事変]]と呼ばれている)<br />
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設立当初は各組織間のスタンスの違いからか自軍内で意見が対立することが多かったが共闘を通じて連携を深め、お互いの意思を尊重することで和解。最終的に[[陰月]]にて[[ガイオウ]]を退けることに成功した。(この一連の戦いは、再世篇では[[破界事変]]と呼ばれている)
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そして全ての戦いが終わった後ZEXISとZEUTHは一旦解散され、各人はそれぞれの戦いへと戻っていったのだが…
 
そして全ての戦いが終わった後ZEXISとZEUTHは一旦解散され、各人はそれぞれの戦いへと戻っていったのだが…
    
=== 再世篇 ===
 
=== 再世篇 ===
破界篇終了後、解散したZEXISとZEUTHの面々は[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]によって破界事変での功績を奪われただけでなく、様々な弾圧を受けることになった。<br />
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破界篇終了後、解散したZEXISとZEUTHの面々は[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]によって破界事変での功績を奪われただけでなく、様々な弾圧を受けることになった。
地球連邦軍によって黒の騎士団やソレスタルビーイングは壊滅させられ、コロニーのガンダム達も散り散りとなるなど反体制側のメンバーは大きな打撃を受け、OZへの参加者やS.M.S、コスモクラッシャー隊といった地球連邦軍に参加したメンバーも[[OZ]]や[[アロウズ]]の台頭に伴い冷遇を受けることとなった。また[[暗黒大陸]]は時空振動により再び封鎖され、外部から侵入することができなくなっていた。<br />
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その後反体制側のメンバーは黒の騎士団とソレスタルビーイングを中核として一つに合流。地球連邦側のメンバーもS.M.Sやコスモクラッシャー隊を中心に合流し、[[聖インサラウム王国]]の出現時の混乱を突いて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]が発したZEXISの招集コードによって部隊全体が結集。同時にエルガンから発せられた命令によって「地球連邦所属の外部独立部隊」として活動の正当性を確保し、再びZEXISとして活動することとなった。<br />
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地球連邦軍によって黒の騎士団やソレスタルビーイングは壊滅させられ、コロニーのガンダム達も散り散りとなるなど反体制側のメンバーは大きな打撃を受け、OZへの参加者やS.M.S、コスモクラッシャー隊といった地球連邦軍に参加したメンバーも[[OZ]]や[[アロウズ]]の台頭に伴い冷遇を受けることとなった。また[[暗黒大陸]]は時空振動により再び封鎖され、外部から侵入することができなくなっていた。
今回は「独自の査察権と行動権を持つ、地球連邦所属の外部独立部隊」という扱いだが、アロウズとOZという自軍共通の敵が地球連邦側にいるためか、'''名目上は地球連邦軍所属であるにも関わらず反体制組織としての側面が強く、何と自軍メンバーの半数以上がテロリスト、もしくは正規軍からの離反者となっている(そもそも実質的な部隊トップであるゼロからしてテロリストである)'''。しかも、前述の「独自の査察権」により、'''同じ地球連邦軍のアロウズ及びOZと戦闘になってもなんら問題はない'''。破界事変での死闘を共にした仲間という事もあって、破界篇に比べると自軍全体の結束は固くなっており、破界篇の時のように各組織ごとに分かれて行動することは殆ど無くなった(「表部隊」と「裏部隊」に分かれることも無くなっている。'''ある意味自軍全体が裏部隊(反体制組織)化していると言えなくもない'''。それどころか、'''敵増援出現用BGMであるはずの「忌むべき訪問者」がZEXIS出撃時にかかったことすらある''')。<br />
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OZやアロウズとは当然折り合いが悪いのだが、事情を知らない人間にとってはあまりに不明瞭な結成経緯であるため、正規軍ですら[[シュワルツ|ZEXISの存在を疑問視する者]]が存在する。<br />
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その後反体制側のメンバーは黒の騎士団とソレスタルビーイングを中核として一つに合流。地球連邦側のメンバーもS.M.Sやコスモクラッシャー隊を中心に合流し、[[聖インサラウム王国]]の出現時の混乱を突いて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]が発したZEXISの招集コードによって部隊全体が結集。同時にエルガンから発せられた命令によって「地球連邦所属の外部独立部隊」として活動の正当性を確保し、再びZEXISとして活動することとなった。
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今回は「独自の査察権と行動権を持つ、地球連邦所属の外部独立部隊」という扱いだが、アロウズとOZという自軍共通の敵が地球連邦側にいるためか、'''名目上は地球連邦軍所属であるにも関わらず反体制組織としての側面が強く、何と自軍メンバーの半数以上がテロリスト、もしくは正規軍からの離反者となっている(そもそも実質的な部隊トップであるゼロからしてテロリストである)'''。しかも、前述の「独自の査察権」により、'''同じ地球連邦軍のアロウズ及びOZと戦闘になってもなんら問題はない'''。破界事変での死闘を共にした仲間という事もあって、破界篇に比べると自軍全体の結束は固くなっており、破界篇の時のように各組織ごとに分かれて行動することは殆ど無くなった(「表部隊」と「裏部隊」に分かれることも無くなっている。'''ある意味自軍全体が裏部隊(反体制組織)化していると言えなくもない'''。それどころか、'''敵増援出現用BGMであるはずの「忌むべき訪問者」がZEXIS出撃時にかかったことすらある''')。
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OZやアロウズとは当然折り合いが悪いのだが、事情を知らない人間にとってはあまりに不明瞭な結成経緯であるため、正規軍ですら[[シュワルツ|ZEXISの存在を疑問視する者]]が存在する。
 
その有り様は、ベクトルこそ正反対とはいえ敵対組織のアロウズと似通っている、とも言える。
 
その有り様は、ベクトルこそ正反対とはいえ敵対組織のアロウズと似通っている、とも言える。
  

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