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;カミーユ「シャア! オルファンを包んだ光をお前だって見たはずだ!」<br />「あの温かな光に包まれてもまだ人類が信じられないのか!?」<br />シャア「だが、あの温かな光を呼ぶ事が出来る人類は同時に愚かな罪を繰り返してきたのだ!」<br />「その終わる事のない環を私は断ち切りたいのだ!」<br />カミーユ「どうして、わかってくれない!どうして、戦うんだ!?」<br />シャア「カミーユ…」<br />カミーユ「今まで、一緒に戦ってきたあなたが、何故あんな事をしたんだ! 俺は…俺達は…」<br />シャア「………」<br />「…今さら、詫びる気はない。…私を止めたいのなら、お前の力を見せてみろ…」<br />「私が期待したお前の力を!」
 
;カミーユ「シャア! オルファンを包んだ光をお前だって見たはずだ!」<br />「あの温かな光に包まれてもまだ人類が信じられないのか!?」<br />シャア「だが、あの温かな光を呼ぶ事が出来る人類は同時に愚かな罪を繰り返してきたのだ!」<br />「その終わる事のない環を私は断ち切りたいのだ!」<br />カミーユ「どうして、わかってくれない!どうして、戦うんだ!?」<br />シャア「カミーユ…」<br />カミーユ「今まで、一緒に戦ってきたあなたが、何故あんな事をしたんだ! 俺は…俺達は…」<br />シャア「………」<br />「…今さら、詫びる気はない。…私を止めたいのなら、お前の力を見せてみろ…」<br />「私が期待したお前の力を!」
 
:第54話「逆襲のシャア」にて、シャアとの最後の戦いでの戦闘前会話。
 
:第54話「逆襲のシャア」にて、シャアとの最後の戦いでの戦闘前会話。
:本当は自分の父でもあり、兄でもあり、師でもあったクワトロ・バジーナのことを信じたかったカミーユの思いが滲み出た発言。シャアもカミーユのこの発言には思わず言葉を詰まらせている。そして、師弟の最後の試練として敵となった師匠を打ち倒すべく、カミーユはシャアの見出した自分のニュータイプとして力を武器に、これまでの人生の中で一番辛い戦いに臨む。人類に絶望し事を急ぎ過ぎた師匠に、まだ人は革新に至る時ではない未熟な状態なだけなのだと言って聞かせるために…。
+
:最後までクワトロのことを信じたかった、カミーユの思いが滲み出た発言。シャアもカミーユのこの発言には思わず言葉を詰まらせている。
 
;「そして、強要されなくてもきっと人は革新を迎える! 何万年かかっても必ずだ!」
 
;「そして、強要されなくてもきっと人は革新を迎える! 何万年かかっても必ずだ!」
:そして、遂にシャアを倒し、急ぎ過ぎた結論を出したシャアに対しての返答。世界を救う事だけに執心し過ぎて人類に絶望せず、例え自分達が生きている間に成し得なかったとしても、次の世代が意志を継いでやってくれると信じたのである。
+
:シャア撃破後、急ぎ過ぎた結論を出したシャアに対しての返答。世界を救う事だけに執心し過ぎて人類に絶望せず、例え自分達が生きている間に成し得なかったとしても、次の世代が意志を継いでやってくれると信じたのである。
 
:しかし、この時はこうは言ったものの[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|次の戦い]]で、カミーユは信じてきたものに裏切られ、人類に絶望しかけ危うくシャアと同じ道を辿りかける事になろうとは、この時は知る由もなかった。
 
:しかし、この時はこうは言ったものの[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|次の戦い]]で、カミーユは信じてきたものに裏切られ、人類に絶望しかけ危うくシャアと同じ道を辿りかける事になろうとは、この時は知る由もなかった。
 
;「それは違う! 人の命に限りはあっても…人の意志は受け継がれていくものなんだ!」<br />「例え、俺達がいなくなっても…俺達の意志を継ぐ者は必ず現れる!」
 
;「それは違う! 人の命に限りはあっても…人の意志は受け継がれていくものなんだ!」<br />「例え、俺達がいなくなっても…俺達の意志を継ぐ者は必ず現れる!」
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''' [[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] '''
 
''' [[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] '''
 
;「自分の肉親の死を目の当たりにしたんだ…無理はないな」
 
;「自分の肉親の死を目の当たりにしたんだ…無理はないな」
:第11話「君と戦場で」のシナリオデモで、[[アークエンジェル]]の食堂で父を眼前で失った[[フレイ・アルスター|フレイ]]が、錯乱して帰還したキラに例の暴言を吐いた後、部屋に閉じこもって外から声をかけても返事がないと言う[[サイ・アーガイル|サイ]]と[[トール・ケーニヒ|トール]]の会話に続いて。自分も原作で同じ経験があったので、彼女の心情が痛いほど理解できたのだろう。しかし父娘仲が良好(ただし、子供の躾と言った教育には失敗したようだが)だったフレイと違って、自分は両親とも死ぬまで確執が解けず和解すら出来ないままま死に別れたので、それに比べればいくらかマシだと思いたいものである。今無理矢理部屋に入ったところで、フレイはまともに会話できる状態ではないし、こういう時は、本人が落ち着くまで待つしかないと判断しそっとさせておくという選択肢を選んだのである。
+
:第11話「君と戦場で」のシナリオデモにて。実父を失った[[フレイ・アルスター|フレイ]]を気にかける[[サイ・アーガイル|サイ]]達の会話に続いて。
;「何だって…?」<br />(じゃあ、彼は…自分の友達を守るために昔の友達と戦っているのか…?)
+
:原作で同じ経験を持ったものとして彼女の心情を察しての台詞。
:上記の台詞の後、キラと[[ラクス・クライン|ラクス]]が展望室で会話しているのを、たまたま立ち聞きした[[カズイ・バスカーク|カズイ]]が、[[イージスガンダム|イージス]]に乗っているのが[[アスラン・ザラ|キラの昔の友達]]だと話したのを聞いて。それは奇しくも、自分がモビルスーツのパイロットになり出した時から師事したものの、前大戦の[[封印戦争]]にて不幸にも袂を分かち、やむを得ず刃を交えそして倒した[[シャア・アズナブル|シャア]]との戦いを嫌でも思い出したのである。今のキラも、あの頃の自分と同じ境遇から来る苦悩や過酷な運命と戦っていたのだと知るのだった。
   
;「自惚れるな! αナンバーズには、お前より強い人間がいくらでもいる!」<br />「それも肉体的にじゃない! 精神的にだ!」
 
;「自惚れるな! αナンバーズには、お前より強い人間がいくらでもいる!」<br />「それも肉体的にじゃない! 精神的にだ!」
 
:フレイの謀略によって増長したキラに説教しようとして。しかし、この後「僕の気持ちが他の人にわかるものか」と反論されてシンジに説教役の座を譲ることに。
 
:フレイの謀略によって増長したキラに説教しようとして。しかし、この後「僕の気持ちが他の人にわかるものか」と反論されてシンジに説教役の座を譲ることに。
 
;「どこまで人は…他人の命をエゴで踏みにじれば気が済むんだ…!」<br />「こんな戦いのどこに理想や信念があるというんだ!?」
 
;「どこまで人は…他人の命をエゴで踏みにじれば気が済むんだ…!」<br />「こんな戦いのどこに理想や信念があるというんだ!?」
:31話(地球ルート)より。[[サイクロプス]]で味方ごと[[ザフト]]を殲滅しようとする連邦のやり方に激怒していた。
+
:31話(地球ルート)より。[[サイクロプス]]で味方ごと[[ザフト]]を殲滅しようとする連邦のやり方に激怒する。
 
;「全ての人々の未来か…」<br />「俺はみんなほど前向きにはなれない」<br />「俺達を滅ぼそうとした連中のためにも戦わなきゃならないのか…?」<br />「地球人同士の争いをやめようとしない連中まで守らなきゃならないのか…?」<br />「それじゃ、俺達はいつまで経っても都合良く利用され続けるだけだ。ほんの一握りの権力者達にな」
 
;「全ての人々の未来か…」<br />「俺はみんなほど前向きにはなれない」<br />「俺達を滅ぼそうとした連中のためにも戦わなきゃならないのか…?」<br />「地球人同士の争いをやめようとしない連中まで守らなきゃならないのか…?」<br />「それじゃ、俺達はいつまで経っても都合良く利用され続けるだけだ。ほんの一握りの権力者達にな」
:クスハorクォヴレールート限定の台詞。上述のサイクロプスイベントの後、連邦から反逆者扱いされている状況でαナンバーズの面々が腐敗しつつある連邦の現状を理解しつつも平和のために前向きに考えていた事に対し、カミーユだけは一人嘆いていた。それを聞いていたクォヴレーは「それが俺たちの使命ならばやるしかない」と冷静に諭していたが、逆にクスハの方はカミーユと同様にα時代から続いている人類同士の争いに嘆いていた。シャアの人類粛清の理論に通ずるところがある。
+
:クスハorクォヴレールート限定の台詞。上述のサイクロプスイベント後、連邦から反逆者扱いを受けたαナンバーズの面々が、それでも平和のためにと前向きに考えを示す中、カミーユだけは一人嘆いていた。
 +
:それを聞いていたクォヴレーは「それが俺たちの使命ならばやるしかない」と冷静に諭していたが、逆にクスハはカミーユと同様にα時代から続いている人類同士の争いに嘆いていた。シャアの人類粛清の理論に通ずるところがある。
 
;「…クワトロ大尉はこんな状況に絶望したのかもな…」<br/>「人は争いを繰り返し、何も顧みない…」
 
;「…クワトロ大尉はこんな状況に絶望したのかもな…」<br/>「人は争いを繰り返し、何も顧みない…」
 
:ついに地球追放という処罰を受けたαナンバーズの面々が前向きに考えたのに対し、彼は苦悩を吐露した。
 
:ついに地球追放という処罰を受けたαナンバーズの面々が前向きに考えたのに対し、彼は苦悩を吐露した。
:ブルーコスモスにより腐敗しつつある地球連邦の情勢を見て、[[封印戦争]]において人の業に絶望し、地球潰しを決行しようとして死んだ[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の考えに共感しつつあるが、このままではシャアの二の舞になると危機感を感じたアムロに釘を刺されつつ諭された。
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:ブルーコスモスにより腐敗しつつある地球連邦の情勢を見て、[[封印戦争]]におけるシャア=[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の考えに共感しつつあったが、それを危惧したアムロに釘を刺されつつ諭された。
 
;「戦う事でしか物事を解決出来ない俺達は、新たな時代を生きる資格は無いのかも知れないけれど…」<br />「生命が終わってしまえば、その新たな時代を迎える事さえも出来ないんだ」<br />「だから、俺は戦う。だが、この戦いで流れる血を決して無駄にはしない」<br />「それに人類の未来を誓う…」
 
;「戦う事でしか物事を解決出来ない俺達は、新たな時代を生きる資格は無いのかも知れないけれど…」<br />「生命が終わってしまえば、その新たな時代を迎える事さえも出来ないんだ」<br />「だから、俺は戦う。だが、この戦いで流れる血を決して無駄にはしない」<br />「それに人類の未来を誓う…」
 
:宇宙ルートより。第2次αから引きずり続けていた長い苦悩の果て、遂にカミーユが導き出したひとつの結論。原作でもそうだが、カミーユは「命」に対しして「生きてこそ」という考えを持っている。ジュドーやヒイロも賛同し、彼に続く。
 
:宇宙ルートより。第2次αから引きずり続けていた長い苦悩の果て、遂にカミーユが導き出したひとつの結論。原作でもそうだが、カミーユは「命」に対しして「生きてこそ」という考えを持っている。ジュドーやヒイロも賛同し、彼に続く。
 
;「賛成です! もう戦いはこりごりですから」
 
;「賛成です! もう戦いはこりごりですから」
:[[三重連太陽系]]の[[レプリ地球]]において[[ソール11遊星主]]の[[パルパレーパ]]のパレッス粒子にやられ、戦う意思を奪われた状態の台詞。原作やスパロボでのカミーユを知っている人間からしたら、考えられないような言葉である。しかし、この時の彼の本音も少々混ざっている。
+
:[[レプリ地球]]においてパレッス粒子に侵され、戦う意思を奪われた状態の台詞。原作やスパロボでのカミーユを知っている人間からしたら、考えられないような言葉である。しかし、この時の彼の本音も少々混ざっている。
 
;「お前の言っていることはただのエゴでしかない!」<br />「お前は人類の未来を憂いて戦いを起こしたのでもなければ理想も志もないただの弱虫だ!」
 
;「お前の言っていることはただのエゴでしかない!」<br />「お前は人類の未来を憂いて戦いを起こしたのでもなければ理想も志もないただの弱虫だ!」
:51話より。[[ラウ・ル・クルーゼ]]を激しく非難する時のセリフ。人々の未来を守る為の戦いの果てに、その人々の醜さと愚かさに絶望して人類を粛清しようとしたかつての恩師とは違い、逆恨みで世界を滅ぼそうとしたクルーゼにカミーユの怒りも爆発した。[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で道を別ったとはいえ、苦悩の末に急ぎ過ぎてしまったシャアのことを理解できないわけではない様子。
+
:51話より。[[ラウ・ル・クルーゼ]]を激しく非難する時のセリフ。
 +
:地球の未来を憂いて人類粛清を敢行したシャアとは違い、私怨と逆恨みで世界を滅ぼそうとするクルーゼにカミーユの怒りが爆発。[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で道を別ったとはいえ、苦悩の末に答えを急ぎ過ぎたシャアを理解できないわけではなかった様子。
 
;クルーゼ「争いなくして君のニュータイプ能力の覚醒はなかった! 違うかね、カミーユ・ビダン?」<br />カミーユ「貴様、何が言いたい!?」<br />クルーゼ「戦いこそが人類に革新をもたらすという事だよ! そのためにも人は常に互いを憎み、闇を広げる必要があるのだ!」<br />「シャア・アズナブルもそれに気付いていたのではないかね!」<br />カミーユ「そんなやり方で覚醒する力なんて俺は要らない!」<br />「ニュータイプの力はお前の言う闇も越える力のはずだ! 俺もあの人もそれを信じて戦ってきたんだ!」
 
;クルーゼ「争いなくして君のニュータイプ能力の覚醒はなかった! 違うかね、カミーユ・ビダン?」<br />カミーユ「貴様、何が言いたい!?」<br />クルーゼ「戦いこそが人類に革新をもたらすという事だよ! そのためにも人は常に互いを憎み、闇を広げる必要があるのだ!」<br />「シャア・アズナブルもそれに気付いていたのではないかね!」<br />カミーユ「そんなやり方で覚醒する力なんて俺は要らない!」<br />「ニュータイプの力はお前の言う闇も越える力のはずだ! 俺もあの人もそれを信じて戦ってきたんだ!」
: 51話の、最終決戦にて[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]に乗った[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]との戦闘前台詞。
+
: 51話、最終決戦における[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]との戦闘前台詞。
:憎しみに満ちた戦いこそが人の革新をもたらしシャアもそれに気付いていたと語るクルーゼに、カミーユは怒りの叫びをあげる。たとえ、最終的には決別しても、シャアの信じていた理想を信じようとするカミーユは、自分の凶行を正当化しようとするクルーゼの履き違えた台詞を真っ向から否定した。
+
:「憎しみに満ちた戦いこそが人の革新をもたらし、シャアもそれに気付いていた」と語るクルーゼに、カミーユは怒りの叫びをあげる。たとえ最終的には決別しても、シャアが掲げた理想を信じようとするカミーユは、自分の凶行を正当化しようとするクルーゼを真っ向から否定した。
 
;「しっかりしろ、シンジ! EVAに飲まれるな!」<br />「EVAがお前を縛るならお前はそれに全力で抵抗するんだ!」
 
;「しっかりしろ、シンジ! EVAに飲まれるな!」<br />「EVAがお前を縛るならお前はそれに全力で抵抗するんだ!」
 
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、[[人類補完計画]]の依代にされた[[EVA初号機]]との戦闘前会話。
 
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、[[人類補完計画]]の依代にされた[[EVA初号機]]との戦闘前会話。
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;カミーユ「なぜだ…!? なぜ、一人で世界の行く末に結論をつけようとする!」<br />「なぜ、皆で語り合わない! そうすれば、滅びを回避する策だって見つかるかも知れないのに!」<br />ゲンドウ「そんなものは必要ない…。最初から答えが決まってる以上、論議は時間の無駄だ」<br />カミーユ「ならば、あなたの計画を俺達が止める! そこで運命などないことを知れ!!」
 
;カミーユ「なぜだ…!? なぜ、一人で世界の行く末に結論をつけようとする!」<br />「なぜ、皆で語り合わない! そうすれば、滅びを回避する策だって見つかるかも知れないのに!」<br />ゲンドウ「そんなものは必要ない…。最初から答えが決まってる以上、論議は時間の無駄だ」<br />カミーユ「ならば、あなたの計画を俺達が止める! そこで運命などないことを知れ!!」
 
:第52話で[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]と対峙した際の戦闘前台詞。
 
:第52話で[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]と対峙した際の戦闘前台詞。
:自分も本作ではいつまでも互いに手を取り合えない人類や、今度は[[ブルーコスモス]]の台頭によって腐敗していく本質の変わらない[[地球連邦軍|連邦軍]]に絶望しかけ、[[封印戦争|前大戦]]での[[シャア・アズナブル|シャア]]のしようとした地球潰しは正しかったんじゃないのかとまで自分や仲間たちの正義に懐疑的になり悲観したが、多くの仲間の支えや、もがいて足掻きながらも力を尽くして前に進もうとする姿を見て再起したため、自分一人だけでは何もできなかった事を痛感した。
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:自分もいつまでも手を取り合えない人類や、腐敗を続ける[[地球連邦軍|連邦軍]]に絶望し、[[シャア・アズナブル|シャア]]の地球潰しに同調しかけるまで悲観したが、多くの仲間の支えで再起することが出来た。
:そのことを踏まえてか、まだ出来る事があるにも関わらず他の人間と手を取り合って力を合わせようとすらせずに「'''どうあがいても無駄'''」と結論に至ったゲンドウを痛烈に批判し、人類補完計画を阻止せんとする。
+
:その経緯を踏まえてか、まだ出来る事があるにも関わらず「'''どうあがいても無駄'''」と諦念に浸るゲンドウを痛烈に批判し、人類補完計画を阻止せんとする。
 
;「大きい…彗星か…!」
 
;「大きい…彗星か…!」
:終盤の対バッフ・クランルートにて、[[バッフ・クラン]]軍の作戦によって彗星の眼前に誘い込まれた際に、彗星を見て漏らした台詞。さり気なくTV版Ζガンダムの最終話で精神崩壊した際の台詞を意識した台詞である。
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:終盤の対バッフ・クランルートにて、[[バッフ・クラン]]軍の作戦によって彗星の眼前に誘い込まれた際に漏らした台詞。さり気なくTV版Ζガンダムの最終話で精神崩壊した際の台詞を意識した台詞である。
 
;カミーユ「わかれよ! こんなことをしてちゃ、人はいつまでも憎しみから逃れられないんだ!」<br />ハルル「ならば、お前達を討って私の憎しみを晴らさせてもらう!」<br />カミーユ「それでは憎しみの環は断ち切れないんだ! なぜ、それがわからないんだ!!」
 
;カミーユ「わかれよ! こんなことをしてちゃ、人はいつまでも憎しみから逃れられないんだ!」<br />ハルル「ならば、お前達を討って私の憎しみを晴らさせてもらう!」<br />カミーユ「それでは憎しみの環は断ち切れないんだ! なぜ、それがわからないんだ!!」
 
:対バッフ・クランルート第57話「憎しみの環の中で」における[[ハルル・アジバ|ハルル]]との戦闘前会話。
 
:対バッフ・クランルート第57話「憎しみの環の中で」における[[ハルル・アジバ|ハルル]]との戦闘前会話。
:恋人の[[ダラム・ズバ|ダラム]]を失い、帰るべき場所の本星もなく、女としての嫉妬から血を分けた実の妹の[[カララ・アジバ|カララ]]まで手にかけんと、もはや自分の溜るに溜まった私怨と鬱憤を晴らす事しか頭にない彼女に、無意味な戦いを今すぐ止めるよう叫ぶ。かつて自分もコンプレックスに思っていた女のような名前をジェリドに馬鹿にされた事から始まりティターンズとの戦いに身を投じたので、見境を失い激情のままに暴走する彼女の姿は昔の自分を思い出させたのだろう。
+
:[[ダラム・ズバ|恋人]]も故郷も失い、もはや自分の私怨を晴らす事しか頭にない彼女に、無意味な戦いを今すぐ止めるよう叫ぶ。
 
;カミーユ「そうまでして憎しみを広げたいのかよ! この期に及んでまで!」<br />ドバ「男子ならわかるだろう! ここまで来ては、もう遅いのだ!」<br />カミーユ「意地や誇りが理由になるかよ! それが銀河に生きる人達の生命よりも重いって言うのかよ!!」
 
;カミーユ「そうまでして憎しみを広げたいのかよ! この期に及んでまで!」<br />ドバ「男子ならわかるだろう! ここまで来ては、もう遅いのだ!」<br />カミーユ「意地や誇りが理由になるかよ! それが銀河に生きる人達の生命よりも重いって言うのかよ!!」
:対バッフ・クランルート第58話「発動」における[[ドバ・アジバ|ドバ]]との戦闘前会話。「男子の面子」、「父親としての私怨」を理由に取り返しのつかない状況を招いたドバへ、怒りを露わにする。
+
:対バッフ・クランルート第58話「発動」における[[ドバ・アジバ|ドバ]]との戦闘前会話。「男子の面子」「父親としての私怨」を理由に取り返しのつかない状況を招いたドバへ、怒りを露わにする。
 
:なお、ドバ役の中の人である故・石森達幸氏は、TV版ではカミーユの父であるフランクリン・ビダンを演じている。
 
:なお、ドバ役の中の人である故・石森達幸氏は、TV版ではカミーユの父であるフランクリン・ビダンを演じている。
 
;「それがあなたに教えられたことですから…」
 
;「それがあなたに教えられたことですから…」
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:逆襲のシャアルートで、[[クェス・パラヤ|クェス]]のような子供まで戦場に駆り出したシャアへ怒りを露わにするが、この発言を聞いた[[神江宇宙太|宇宙太]]は複雑な表情を浮かべていた。
 
:逆襲のシャアルートで、[[クェス・パラヤ|クェス]]のような子供まで戦場に駆り出したシャアへ怒りを露わにするが、この発言を聞いた[[神江宇宙太|宇宙太]]は複雑な表情を浮かべていた。
 
;「アムロさんのガンダムから…光が!? これは…ぼくのときと似ている!?」
 
;「アムロさんのガンダムから…光が!? これは…ぼくのときと似ている!?」
:「逆襲のシャア」ルート最終話「メビウスの宇宙を越えて」のシナリオエンドデモにて、[[地球]]に落下しつつある[[アクシズ]]を[[νガンダム]]一機で押し返そうとする[[アムロ・レイ|アムロ]]に応えるように、νガンダムの[[サイコフレーム]]が光を放つのを見た時の反応。それはかつて自身が[[グリプス戦役]]で[[Ζガンダム]]の[[バイオセンサー]]の力を発現した時と同じものであり、ガンダムが人の想いを力に変えて奇跡を起こしていくのを再び目の当たりにしたカミーユは新たな「刻」を見たのである。
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:「逆襲のシャア」ルート最終話「メビウスの宇宙を越えて」のシナリオエンドデモにて、[[地球]]に落下しつつある[[アクシズ]]を[[νガンダム]]一機で押し返そうとする[[アムロ・レイ|アムロ]]に応えるように、[[サイコフレーム]]が光を放つのを見た時の反応。それはかつて自身が[[バイオセンサー]]の力を発現した時と同じものであり、ガンダムが人の想いを力に変えて奇跡を起こしていくのを再び目の当たりにしたカミーユは、新たな「刻」を見たのである。
    
==== 携帯機シリーズ ====
 
==== 携帯機シリーズ ====
1,004行目: 1,005行目:     
;「みんな死んだんだ。エマさんも、アポリー中尉も、ヘンケン艦長も」<br/>「あの戦争で死んでいった人たちは、それで世界を変えられると思ったから、死んでいったんです。みんな、あなたを信じたんだ。」<br/>「なのにあなたは僕らの前から消えて、ネオ・ジオンの総帥になって戻ってきた。それでやることが、地球つぶしだっていうんですか!?」<br/>「そんなバカな話はない!!あれはいったい何のための戦いだったんです!?シャア・アズナブル!!」
 
;「みんな死んだんだ。エマさんも、アポリー中尉も、ヘンケン艦長も」<br/>「あの戦争で死んでいった人たちは、それで世界を変えられると思ったから、死んでいったんです。みんな、あなたを信じたんだ。」<br/>「なのにあなたは僕らの前から消えて、ネオ・ジオンの総帥になって戻ってきた。それでやることが、地球つぶしだっていうんですか!?」<br/>「そんなバカな話はない!!あれはいったい何のための戦いだったんです!?シャア・アズナブル!!」
:『[[Ζ]]』は原作終了、『逆シャア』は[[アクシズ]]落とし直後のタイミングでシャアと再会した際の発言。シャアが世界を良い方向に変えてくれると信じ、エマやアポリー、ヘンケンなど散っていった仲間たちの想いに支えられシロッコを討ったカミーユは、それを裏切ったシャアを許せなかったのだろう。「『逆シャア』でのカミーユとシャア」という多くのファンが夢にまで描いたシチュエーションを再現したシーン。この短いセリフにカミーユのシャアへの信頼、失望の思いが込められている。シャアもこのカミーユの言葉に、胸に痛いものを感じていた。この言葉で『逆シャア』でのシャアにわだかまりを感じていた多くのファンもすっきりできたのではないだろうか。まさに「スパロボだからこそ」生まれた名台詞であるといえる。<br />『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』でもカミーユとクワトロが再会した際に似たようなやり取りがあるが、まだシャアは逆襲に走らず、戦いの後で自分の進む道を見定める事を約束するため、カミーユの態度も『D』に比べて穏やかである。また、最初に言った戦死メンバーの中に『D』では挙げていなかったロベルトとカツの名前も挙げている。
+
:『[[Ζ]]』は原作終了、『逆シャア』は[[アクシズ]]落とし直後のタイミングでシャアと再会した際の発言。
 +
:「『逆シャア』でのカミーユとシャア」という多くのファンが夢にまで描いたシチュエーションを再現したシーン。この短いセリフにカミーユのシャアへの信頼、失望の思いが込められている。シャアもこのカミーユの言葉に、胸に痛いものを感じていた。この言葉で『逆シャア』でのシャアにわだかまりを感じていた多くのファンもすっきりできたのではないだろうか。まさに「スパロボだからこそ」生まれた名台詞であるといえる。
 +
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』でもカミーユとクワトロが再会した際に似たようなやり取りがあるが、『逆シャア』再現がなく戦いの後で自分の進む道を見定める事を約束するため、カミーユの態度も『D』に比べて穏やかである。また、最初に言った戦死メンバーの中に『D』では挙げていなかったロベルトとカツの名前も挙げている。
 
;「くっ、ベスパめ。ティターンズのような真似を…。ウッソ、相手をするな! チャンスを待つんだ!」
 
;「くっ、ベスパめ。ティターンズのような真似を…。ウッソ、相手をするな! チャンスを待つんだ!」
:「聞こえないレクイエム」にて、ミューラを人質に取ったゴズのゾリディアを前にして。かつてティターンズによって母親を目の前で殺された彼にとっては、なんとしても防ぎたかった事だったのだが…。
+
:「聞こえないレクイエム」にて、ミューラを人質に取ったゴズを前にして。かつてティターンズによって母親を目の前で殺された彼にとっては、なんとしても防ぎたかった事だったのだが…。
 
;(グリーン・ノア…? 俺の住んでたコロニーじゃないか。あっ、そうか、今日はブライトキャプテンのテンプテーションが、入港する日だったな。ファ、俺さ、ブライトキャプテンにサインもらったことあるんだ)
 
;(グリーン・ノア…? 俺の住んでたコロニーじゃないか。あっ、そうか、今日はブライトキャプテンのテンプテーションが、入港する日だったな。ファ、俺さ、ブライトキャプテンにサインもらったことあるんだ)
 
:[[エンジェル・ハイロゥ]]の影響を受けた際の台詞。『Ζ』第1話でのエピソードである。
 
:[[エンジェル・ハイロゥ]]の影響を受けた際の台詞。『Ζ』第1話でのエピソードである。
1,012行目: 1,015行目:  
:「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」の前半マップにて、ウッソとクロノクルが戦闘した際に。原作ではシャクティの台詞。
 
:「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」の前半マップにて、ウッソとクロノクルが戦闘した際に。原作ではシャクティの台詞。
 
;「駄目なのか…俺たちじゃ…」
 
;「駄目なのか…俺たちじゃ…」
:[[ルイーナ]]との最終決戦で何度倒しても蘇ってくる[[ペルフェクティオ]]との絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝ち目を見出せず'''恐怖のあまり震え出した'''台詞。この時ばかりは、[[ニュータイプ]]のカミーユも弱気になってしまい、戦慄せざるを得なかった。
+
:[[ルイーナ]]との最終決戦で何度倒しても蘇ってくる[[ペルフェクティオ]]との絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝ち目を見出せず'''恐怖のあまり震え出した'''台詞。この時ばかりはカミーユも弱気になってしまい、戦慄せざるを得なかった。
    
==== 単独作品 ====
 
==== 単独作品 ====
1,022行目: 1,025行目:  
:MXにてダグラスが止む無くギガノスに寝返ってしまったケーンを批判した際、自分自身のかつての苦い過去を想起して彼を批判した際の台詞。ダグラスはこの言葉に驚くが、直後にクワトロ達にカミーユの苦い過去の事を教えられ、反省する。
 
:MXにてダグラスが止む無くギガノスに寝返ってしまったケーンを批判した際、自分自身のかつての苦い過去を想起して彼を批判した際の台詞。ダグラスはこの言葉に驚くが、直後にクワトロ達にカミーユの苦い過去の事を教えられ、反省する。
 
;アムロ「あれは…可変型のガンダム?」<br />「すごいな…」<br />カミーユ「こいつ、ゼータガンダムっていうんだ」<br />「俺はカミーユ。君は?」<br />アムロ「あ、アムロ・レイです」<br />カミーユ「じゃあ、君が連邦のエースと言われたあのアムロ・レイなのか?」<br />アムロ「そんなふうに呼ばれてるんですか? …僕が?」<br />カミーユ「ああ、雑誌の特集で見たんだ。あの赤い彗星とも対等に渡り合ったってな」<br />アムロ「そんな…僕はただ…」<br />カミーユ「謙遜するなよ。あとでいろいろ聞かせてくれよな」<br />アムロ「あ…はい」<br />「あの…できればその時、ゼータの設計図とか見せてもらえませんか?」<br />カミーユ「わかった。じゃあ、後でな」<br />(あれが…アムロ・レイ? なんか想像してたのと違うな…)
 
;アムロ「あれは…可変型のガンダム?」<br />「すごいな…」<br />カミーユ「こいつ、ゼータガンダムっていうんだ」<br />「俺はカミーユ。君は?」<br />アムロ「あ、アムロ・レイです」<br />カミーユ「じゃあ、君が連邦のエースと言われたあのアムロ・レイなのか?」<br />アムロ「そんなふうに呼ばれてるんですか? …僕が?」<br />カミーユ「ああ、雑誌の特集で見たんだ。あの赤い彗星とも対等に渡り合ったってな」<br />アムロ「そんな…僕はただ…」<br />カミーユ「謙遜するなよ。あとでいろいろ聞かせてくれよな」<br />アムロ「あ…はい」<br />「あの…できればその時、ゼータの設計図とか見せてもらえませんか?」<br />カミーユ「わかった。じゃあ、後でな」<br />(あれが…アムロ・レイ? なんか想像してたのと違うな…)
:[[XO]]の第28話「そして地球へ」で、衛星軌道上にある[[グラドス軍]]のステーション衛星を破壊するために、[[星間連合]]の[[ザール星間帝国]]の[[カブト将軍]]率いるザール艦隊や、[[ハマーン・カーン|ハマーン]]率いる[[ジオン公国軍]]との戦闘の最中、外宇宙から地球圏へ[[ガンドール]]が帰ってきた時に、[[Ζガンダム]]で敵機を破壊した時に感嘆した[[アムロ・レイ|アムロ]]との初邂逅のやり取り。本来なら『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』の時点でアムロは23歳の青年になっているため設定上は年上で、スパロボ全般でも師弟関係のような間柄だが、本作では珍しくアムロは1st時代の設定なので、ほぼ同年代(さらに詳しく言えば、カミーユの方が1歳年上)なので、カミーユがアムロにタメ口を話し、アムロがそれに謙遜しながら初々しい反応を示すと言う、スパロボでも非常に珍しいやり取りである。両者ともに人付き合いがあまり得意ではないはずなのだが、2人ともすぐに打ち解けたのは[[ニュータイプ]]というだけでなく、[[ガンダムタイプ|ガンダム]]のパイロットなだけでなくメカオタクなど、共通点が多いからであろう。しかし、カミーユの方からしたら実際のアムロがどうも想像してたのと少々違うタイプであった事に、少々拍子抜けしている様子である。
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:[[XO]]の第28話「そして地球へ」にて、[[アムロ・レイ|アムロ]]との初邂逅でのやり取り。XO(GC)の世界観の関係でカミーユがアムロより年上になった結果実現した、スパロボでも非常に珍しいやり取りである。
 
;「お前達には、選択の自由があるんだ! すぐに戦いをやめるんだ!」<br />「ギワザ・ロワウには私利私欲の事しか頭にない!」「これまでと何も変わらないぞ!」<br />「その反乱軍を作ったのは、ポセイダル体制だ!」「ポセイダルが本当に平和を求めていたなら、反乱軍などできはしない!」「ギワザも同じ事をするぞ!」<br />「そんなに他人の手のひらで踊らされるのが楽しいかよ!」
 
;「お前達には、選択の自由があるんだ! すぐに戦いをやめるんだ!」<br />「ギワザ・ロワウには私利私欲の事しか頭にない!」「これまでと何も変わらないぞ!」<br />「その反乱軍を作ったのは、ポセイダル体制だ!」「ポセイダルが本当に平和を求めていたなら、反乱軍などできはしない!」「ギワザも同じ事をするぞ!」<br />「そんなに他人の手のひらで踊らされるのが楽しいかよ!」
 
:[[スーパーロボット大戦GC|GC]]の50話「ドリーマーズ・アゲイン(後編)」にて、特定のポセイダル兵との戦闘前会話。最初の恐喝気味の勧告や最後の台詞に妙にTV版のエキセントリックさが出ている感がある。
 
:[[スーパーロボット大戦GC|GC]]の50話「ドリーマーズ・アゲイン(後編)」にて、特定のポセイダル兵との戦闘前会話。最初の恐喝気味の勧告や最後の台詞に妙にTV版のエキセントリックさが出ている感がある。

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