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サイズ変更なし 、 2014年8月28日 (木) 00:21
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設定によれば、キリコはどんな状況におかれても、「生き残る」ように世界の[[因果律]]が歪められるのだという(ありていにいえば、'''物語上、御都合主義的な展開が必ず発生する'''。)。半メタフィクショナルな観点を公式な設定として、'''主人公補正を明文化した'''初めての存在である。
 
設定によれば、キリコはどんな状況におかれても、「生き残る」ように世界の[[因果律]]が歪められるのだという(ありていにいえば、'''物語上、御都合主義的な展開が必ず発生する'''。)。半メタフィクショナルな観点を公式な設定として、'''主人公補正を明文化した'''初めての存在である。
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例えば『野望のルーツ』では、キリコに向けられて機関銃から弾丸が放たれようとしたとき、「偶然にも」銃器が暴発する、超至近距離から放たれた銃弾が「偶然」心臓をそれる、という現象が発生している。TVシリーズではキリコが訪れた惑星が破壊されたりすることもあったが、キリコはその隙をついて敵の追撃から脱出することに成功している。これもキリコの異能の力の働きによるものと解釈できる。<br />OVA『孤影再び』でも、戦闘ヘリの攻撃で他のATが次々に撃破される中「偶然」装甲が銃弾を尽くはじいた為に無傷であり、さらにその戦闘の衝撃で「偶然」AT用火器が手元に跳んできて反撃するシーンがあり、OVA『赫奕たる異端』では満身創痍のキリコが床に向けて撃った銃弾が「偶然」跳弾となり、先の戦闘でオーデルバックラーの装甲に開いていた隙間に「偶然」入り込み、テイタニアの補助脳に「偶然」命中するというシーンが描かれている。<br />なお、これらは全て「起こりうる偶然」ということで辛うじて説明がつくタイプのものだが、ボトムズシリーズの作中では、キリコの怪我の治りが生物学的な常識を超えて早かったり、キリコに向けて放たれた弾丸が物理法則を無視した弾道を描いてキリコに当たらないなど、「偶然」の一言では説明がつかない現象も起こっている。
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例えば『野望のルーツ』では、キリコに向けられた機関銃から弾丸が放たれようとしたとき、「偶然にも」銃器が暴発する、超至近距離から放たれた銃弾が「偶然」心臓をそれる、という現象が発生している。TVシリーズではキリコが訪れた惑星が破壊されたりすることもあったが、キリコはその隙をついて敵の追撃から脱出することに成功している。これもキリコの異能の力の働きによるものと解釈できる。<br />OVA『孤影再び』でも、戦闘ヘリの攻撃で他のATが次々に撃破される中「偶然」装甲が銃弾を尽くはじいた為に無傷であり、さらにその戦闘の衝撃で「偶然」AT用火器が手元に跳んできて反撃するシーンがあり、OVA『赫奕たる異端』では満身創痍のキリコが床に向けて撃った銃弾が「偶然」跳弾となり、先の戦闘でオーデルバックラーの装甲に開いていた隙間に「偶然」入り込み、テイタニアの補助脳に「偶然」命中するというシーンが描かれている。<br />なお、これらは全て「起こりうる偶然」ということで辛うじて説明がつくタイプのものだが、ボトムズシリーズの作中では、キリコの怪我の治りが生物学的な常識を超えて早かったり、キリコに向けて放たれた弾丸が物理法則を無視した弾道を描いてキリコに当たらないなど、「偶然」の一言では説明がつかない現象も起こっている。
    
キリコの異能生存体の能力は本人の意思とは無関係に自動的に働く。キリコを生き残らせるために、キリコの大切な仲間が身を挺してキリコを助けた結果死ぬことさえもある。その意味では呪われた力とも言える。<br />逆に言えば'''死にそうになると確実に発動する'''ため、TVシリーズ本編以後はキリコ自身もそれを見越した行動を取っている事がある(墜落中の宇宙船でテイタニアを無理矢理脱出させたのに自分は居残っている等。全身火傷、脊椎損傷、頭蓋骨陥没、大腿骨の複雑骨折、その他諸々の重傷を負ったが生き残り、さらに'''たった十日で完全復活した''')。
 
キリコの異能生存体の能力は本人の意思とは無関係に自動的に働く。キリコを生き残らせるために、キリコの大切な仲間が身を挺してキリコを助けた結果死ぬことさえもある。その意味では呪われた力とも言える。<br />逆に言えば'''死にそうになると確実に発動する'''ため、TVシリーズ本編以後はキリコ自身もそれを見越した行動を取っている事がある(墜落中の宇宙船でテイタニアを無理矢理脱出させたのに自分は居残っている等。全身火傷、脊椎損傷、頭蓋骨陥没、大腿骨の複雑骨折、その他諸々の重傷を負ったが生き残り、さらに'''たった十日で完全復活した''')。
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