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| そんな彼であるが、膵臓癌を患っている身であり、その事もあってか生に対する執着が希薄である。そのためか、死ぬ事をほとんど恐れていない。病を患う前は逆に「自分の命は[[地球]]より重い」と嘯いていてる事も(その際は闇雲に死ぬような行動はしなかった)。またヒューマニズムというものを非常に嫌悪している。 | | そんな彼であるが、膵臓癌を患っている身であり、その事もあってか生に対する執着が希薄である。そのためか、死ぬ事をほとんど恐れていない。病を患う前は逆に「自分の命は[[地球]]より重い」と嘯いていてる事も(その際は闇雲に死ぬような行動はしなかった)。またヒューマニズムというものを非常に嫌悪している。 |
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− | 物語の黒幕ではないが非常に印象強い悪役であり、またしぶとさもシリーズ中随一と言える。原作においてはアフガニスタン時代に宗介に撃たれるも傷が浅く生還、本編において「戦うボーイ・ミーツガール」「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」の2回(アニメ版では第1作オリジナルエピソード「故郷に舞う風」も入れると3回)に渡って宗介とAS戦を繰り広げ、全て撃破されているにも関わらずいずれも生還。その後の「終わるデイ・バイ・デイ」ではもはやまともに生きられない状態(ラムダ・ドライバの効果で生き延びはしたが体は魚の餌になったらしい)で登場し、宗介にアマルガムに関する情報を多少ながら与えたが人間らしい感情が芽生えてきた宗介を最後の最期まで否定し罵倒し「今のお前は殺す価値もない」と嘲笑い、宗介の殺意を煽るために挑発、怒りを爆発させた彼の手にかかって撃たれ今度こそガウルンは完全に死亡したが直後に事前にベッドに仕掛けてあった爆弾で宗介を道連れにしようとした。そしてその爆発でガウルンの死体も木端微塵となった。
| + | 物語の黒幕ではないが非常に印象強い悪役であり、またしぶとさもシリーズ中随一と言える。原作においてはアフガニスタン時代に宗介に撃たれるも傷が浅く生還、本編において「戦うボーイ・ミーツガール」「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」の2回(アニメ版では第1作オリジナルエピソード「故郷に舞う風」も入れると3回)に渡って宗介とAS戦を繰り広げ、全て撃破されているにも関わらずいずれも生還。その後の「終わるデイ・バイ・デイ」ではもはやまともに生きられない状態(ラムダ・ドライバの効果で生き延びはしたが体は魚の餌になったらしい)で登場し、宗介にアマルガムに関する情報を多少ながら与えたが人間らしい感情が芽生えてきた宗介を最後の最期まで否定し罵倒し「今のお前は殺す価値もない」と嘲笑い、宗介の殺意を煽るために挑発、怒りを爆発させた彼の手にかかって撃たれ今度こそ完全に死亡したが、直後に事前にベッドに仕掛けてあった爆弾で宗介を道連れにしようとした(もっとも、宗介が脱出することも見越していたらしい)。 |
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− | なお、明確には明らかにならないものの原作終盤では[[レナード・テスタロッサ]]の豹変に関わっているような描写がちらほらある。オムニ・スフィアがある以上はガウルンの霊的ななにかが関わっている可能性も否定できず、死亡した後も彼が本編に残した影響は大きかったと言える。 | + | なお、明確には明らかにならないものの原作終盤では[[レナード・テスタロッサ]]の豹変に関わっているような描写がちらほらある。TAROSがあり、ある種の精神領域であるオムニ・スフィアがある以上はガウルンの霊的ななにかが関わっている可能性も否定できず、死亡した後も彼が本編に残した影響は大きかったと言える。 |
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− | アマルガムにおけるコードネームはミスタ・Fe(アイアン=鉄)。もともと水銀は各種金属と合成することで合金(水銀合金=アマルガム)が作れるが、'''鉄とは合金を形成しない'''。アマルガムに所属しながらも水銀と混じることがない鉄がコードネームとなっているあたり、アマルガム側も彼が黙って組織に従う人間ではないことに気付いていたようである。 | + | アマルガムにおけるコードネームはミスタ・Fe(アイアン=鉄)。もともと水銀は各種金属と合成することで合金(水銀合金=アマルガム)が作れるが、'''鉄とは合金を形成しない'''。アマルガムに所属しながらも水銀と混じることがない鉄がコードネームとなっているあたり、アマルガム側も彼が黙って組織に従う人間ではないことに気付いていたようである。 |
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| 色々とアクが強く、その強烈なキャラクター故に、一部ファンの間でも人気が高いキャラクターである。作者自身もお気に入りのキャラと称し、退場させた事を後々後悔したそうである。'''「高い実力と知性を伴い、最後の最期まで心底から悪党を貫いた」'''という点も彼の魅力の一つとも言えるのかもしれない。 | | 色々とアクが強く、その強烈なキャラクター故に、一部ファンの間でも人気が高いキャラクターである。作者自身もお気に入りのキャラと称し、退場させた事を後々後悔したそうである。'''「高い実力と知性を伴い、最後の最期まで心底から悪党を貫いた」'''という点も彼の魅力の一つとも言えるのかもしれない。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[レナード・テスタロッサ]] | | ;[[レナード・テスタロッサ]] |
− | :幹部。本人曰く「いけ好かないガキだが、面白い」との事。 | + | :幹部。ガウルン曰く「いけ好かないガキだが、面白い」との事。 |
| ;[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]] | | ;[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]] |
− | :幹部。本人曰く「イカレ野郎」との事。 | + | :幹部。ガウルン曰く「凄腕のイカレ野郎」との事。ただし「凄腕」なのはイカレ方であり操縦の腕ではないらしい。 |
| ;[[ザイード]] | | ;[[ザイード]] |
| :部下。アニメ版オリジナルエピソード『故郷に舞う風』に登場。 | | :部下。アニメ版オリジナルエピソード『故郷に舞う風』に登場。 |
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| :[[TSR]]12話にて、別れの挨拶に現れた[[夏玉芳|玉芳]]に対して。普段の彼からは想像もできないような、慈愛に満ちた口調で彼は養い子を死地へと送り出す。<br/>彼女を含む部下を「手足」と考えて使い潰す事にも躊躇の無い彼だが、敵対していた宗介の事を何だかんだで気に入っていた様に、養女として育てた彼女に対しての思い入れは確かにあったのだろう。 | | :[[TSR]]12話にて、別れの挨拶に現れた[[夏玉芳|玉芳]]に対して。普段の彼からは想像もできないような、慈愛に満ちた口調で彼は養い子を死地へと送り出す。<br/>彼女を含む部下を「手足」と考えて使い潰す事にも躊躇の無い彼だが、敵対していた宗介の事を何だかんだで気に入っていた様に、養女として育てた彼女に対しての思い入れは確かにあったのだろう。 |
| ;「そうだ、俺が殺した!! さぁ憎め!!」 | | ;「そうだ、俺が殺した!! さぁ憎め!!」 |
− | :漫画版最期の台詞。かなめの死を示唆して宗介を挑発、直後に銃殺された。もっともガウルンはこの時点で既に自分だけ死ぬことを見越しており、自爆装置を仕掛けてはいたが宗介が脱出することも想定していた。宗介の読みでは「俺は死ぬが、お前は生きて苦しめ」らしい。 | + | :漫画版「Σ」最期の台詞。かなめの死を示唆して宗介を挑発、直後に銃殺された。もっともガウルンはこの時点で既に自分だけ死ぬことを見越しており、自爆装置を仕掛けてはいたが宗介が脱出することも想定していた。宗介の読みでは「俺は死ぬが、お前は生きて苦しめ」らしい。 |
− | ;「女だよカシム。まだ知らせが来てないかな?俺は一部始終を聴いたぜ。あの可愛い制服姿がグッチャグチャだとさ。気丈なことに命乞いはしなかったそうだ。最期の言葉は「ゴメン…」だと。これは誰に言ったのかな?泣けるね~。」<br/>「ほぉんとうさ。その写真をここで見せて絶望するお前の顔を見たかったが、まっそれは我慢するとしよう。だってなぁカシムってば結構、ダメージ見え見ぇ?」<br/>「東京の女~もう間に合わない♪。あ~かわいそカナメちゃん。イイ娘だったのに~♪」 | + | ;「女だよカシム。まだ知らせが来てないかな?俺は一部始終を聴いたぜ。あの可愛い制服姿がグッチャグチャだとさ。気丈なことに命乞いはしなかったそうだ。最期の言葉は「ゴメン…」だと。これは誰に言ったのかな?泣けるね~。」<br/>「ほぉんとうさ。その写真をここで見せて絶望するお前の顔を見たかったが、まっそれは我慢するとしよう。だってなぁカシムってば結構、ダメージ見え見ぇ?」<br/>「東京の女~もう間に合わない♪ あ~かわいそカナメちゃん。イイ娘だったのに~♪」 |
| :早晩死ぬ自分の道連れに宗介を堕落させた最大の癌…[[千鳥かなめ]]の殺害を命じたと語り始める。だが嘘だと信じない宗介に立て続けに言い、果てには節をつけて歌い上げ宗介の殺意を煽る。 | | :早晩死ぬ自分の道連れに宗介を堕落させた最大の癌…[[千鳥かなめ]]の殺害を命じたと語り始める。だが嘘だと信じない宗介に立て続けに言い、果てには節をつけて歌い上げ宗介の殺意を煽る。 |
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| :時獄篇第8話での甲児との戦闘前会話。ガウルンも[[ソレスタルビーイング (映画)|'''あの映画''']]を見たんだろうか? | | :時獄篇第8話での甲児との戦闘前会話。ガウルンも[[ソレスタルビーイング (映画)|'''あの映画''']]を見たんだろうか? |
| ;「ハハハハハ! ありがとうよ! 最高の人生だったぜぇ!!」 | | ;「ハハハハハ! ありがとうよ! 最高の人生だったぜぇ!!」 |
− | :時獄篇での最期の台詞。その瞬間まで高笑いを上げつつ、稀代の凶獣はヴェノムの爆発と共に消えていった……だが先述の通り、本当に死んだのかどうかは不明。<br/>ちなみに直前・直後の宗介の台詞ともどもDVEである。 | + | :時獄篇での最期の台詞。その瞬間まで高笑いを上げつつ、稀代の凶獣はヴェノムの爆発と共に消えていった……だが先述の通り、本当に死んだのかどうかは不明。<br/>ちなみに直前の宗介の台詞ともどもDVEである。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |