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| *階級:幹部クラス、コードネーム「ミスタ・Fe(アイアン)」 | | *階級:幹部クラス、コードネーム「ミスタ・Fe(アイアン)」 |
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− | 9つの国籍を持つとされるテロリスト。中国語で'''九龍'''と書くが、祖国は[[日本]]。これまでに30人以上の要人を暗殺し、航空機の爆破も最低2回は行っているが、西側の対テロ組織にはほとんど知られていない。[[AS]]の操縦技能にも優れ、複数存在するコダールの搭乗兵の中で、最もその性能を引き出していた人物でもある。カリーニン曰く「知能の高い野獣」。実は膵臓癌を患っている身であり、その事もあってか生に対する執着が希薄である。そのため、死ぬ事をほとんど恐れていない。病を患う前は逆に「自分の命は[[地球]]より重い」と嘯いていてる事も(その際は闇雲に死ぬような行動はしなかった)。 | + | 9つの国籍を持つとされるテロリスト。中国語で'''九龍'''と書くが、祖国は[[日本]]。これまでに30人以上の要人を暗殺し、航空機の爆破も最低2回は行っているが、西側の対テロ組織には殆ど知られていない。[[アーム・スレイブ|AS]]の操縦技能にも優れ、複数存在するコダールの搭乗兵の中で、最もその性能を引き出していた人物でもある。[[アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン|カリーニン]]曰く「知能の高い野獣」。実は膵臓癌を患っている身であり、その事もあってか生に対する執着が希薄である。そのため、死ぬ事をほとんど恐れていない。病を患う前は逆に「自分の命は[[地球]]より重い」と嘯いていてる事も(その際は闇雲に死ぬような行動はしなかった)。 |
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− | 物語の黒幕ではないが非常に印象強い悪役であり、またしぶとさもシリーズ中随一と言える。原作においてはアフガニスタン時代に宗介に撃たれるも傷が浅く生還、本編において「戦うボーイ・ミーツガール」「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」の2回(アニメ版では第1作オリジナルエピソード「故郷に舞う風」も入れると3回)に渡って宗介とAS戦を繰り広げ、全て撃破されているにも関わらずいずれも生還。その後の「終わるデイ・バイ・デイ」ではもはやまともに生きられない状態で登場し、人間らしい感情が芽生えてきた宗介を最後の最期まで否定し嘲笑いながらも、彼の手にかかって撃たれ今度こそガウルンは完全に死亡した。
| + | 物語の黒幕ではないが非常に印象強い悪役であり、またしぶとさもシリーズ中随一と言える。原作においてはアフガニスタン時代に宗介に撃たれるも傷が浅く生還、本編において「戦うボーイ・ミーツガール」「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」の2回(アニメ版では第1作オリジナルエピソード「故郷に舞う風」も入れると3回)に渡って宗介とAS戦を繰り広げ、全て撃破されているにも関わらずいずれも生還。その後の「終わるデイ・バイ・デイ」ではもはやまともに生きられない状態で登場し、人間らしい感情が芽生えてきた宗介を最後の最期まで否定し嘲笑いながらも、彼の手にかかって撃たれ今度こそガウルンは完全に死亡した。 |
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| 色々とアクが強く、その強烈なキャラクター故に、一部ファンの間でも人気が高いキャラクターである。作者自身もお気に入りのキャラと称し、退場させた事を後々後悔したそうである。 | | 色々とアクが強く、その強烈なキャラクター故に、一部ファンの間でも人気が高いキャラクターである。作者自身もお気に入りのキャラと称し、退場させた事を後々後悔したそうである。 |
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| === スパロボシリーズにおいて === | | === スパロボシリーズにおいて === |
− | 登場回数こそまだ多くないものの、スパロボでもかなりの強敵として扱われ、その強さは多くの版権キャラの中でも屈指のもの。更にテロリストの狡猾さを表現する為か、分岐やイベントで自軍戦力が万全ではない状態の時に登場することが多く、一層厄介さを際立たせている。また、彼が登場するステージは宗介(アーバレスト)の撃墜が敗北条件になっている場合が殆どな上、基本的に宗介ばかりを執拗に攻撃するためアーバレストを早期改造しておかないと初見のプレイヤーは苦労するであろう。逆に言えば分岐シナリオでの登場がほとんどなのでその場合は別のルートを選べば彼との戦いは回避できるが、一番恐ろしいのは'''共通シナリオでなおかつ機体の改造やパイロットの強化が万全ではない時に登場した場合であろう。
| + | 登場回数こそまだ多くないものの、スパロボでもかなりの強敵として扱われ、その強さは多くの版権キャラの中でも屈指のもの。更にテロリストの狡猾さを表現する為か、分岐やイベントで自軍戦力が万全ではない状態の時に登場することが多く、一層厄介さを際立たせている。また、彼が登場するステージは宗介(アーバレスト)の撃墜が敗北条件になっている場合が殆どな上、基本的に宗介ばかりを執拗に攻撃するためアーバレストを早期改造しておかないと初見のプレイヤーは苦労する事は間違いない。逆に言えば分岐シナリオでの登場がほとんどなのでその場合は別のルートを選べば彼との戦いは回避できるが、一番恐ろしいのは'''共通シナリオでなおかつ機体の改造やパイロットの強化が万全ではない時に登場した場合である。''' |
− | ''' | |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| === 任天堂携帯機シリーズ === | | === 任天堂携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦J]] | | ;[[スーパーロボット大戦J]] |
− | :初登場作品。全体的にステータスが高く、特に[[防御]]値は全パイロット中でもトップクラス。搭乗機[[ヴェノム]]の性能も高く、[[ラムダ・ドライバ]]や[[ECS]]など[[特殊能力]]に恵まれており、かなりの強敵。本作では[[プラン1056 コダール]]に乗った彼とは、イベントや[[ツメスパロボ]]でのみ戦闘する。 | + | :初登場作品。全体的にステータスが高く、特に[[防御]]値は全パイロット中でもトップクラス。搭乗機[[プラン1058 コダールi|ヴェノム]]の性能も高く、[[ラムダ・ドライバ]]や[[ECS]]など[[特殊能力]]に恵まれており、かなりの強敵。本作では[[プラン1056 コダール]]に乗った彼とは、イベントや[[ツメスパロボ]]でのみ戦闘する。 |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
| :1部序盤から登場。今回は分岐次第で[[プラン1056 コダール]]と通常戦闘可能。ヴェノムは[[プラン1058 コダールi]]に名称変更された。今回もパイロット・乗機とも優れたパラメータを誇り、更に多くのシナリオで[[精神コマンド]]を無制限に毎ターン使うJに続いて強敵である。2部では高確率である版権キャラをボコボコにする。原作とは異なり、最期はボロボロの身体を引き摺って宗介との一騎打ちに臨み、彼の手にかかって最期を遂げる。比較的難易度が易しいWにおいては危険な存在。 | | :1部序盤から登場。今回は分岐次第で[[プラン1056 コダール]]と通常戦闘可能。ヴェノムは[[プラン1058 コダールi]]に名称変更された。今回もパイロット・乗機とも優れたパラメータを誇り、更に多くのシナリオで[[精神コマンド]]を無制限に毎ターン使うJに続いて強敵である。2部では高確率である版権キャラをボコボコにする。原作とは異なり、最期はボロボロの身体を引き摺って宗介との一騎打ちに臨み、彼の手にかかって最期を遂げる。比較的難易度が易しいWにおいては危険な存在。 |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
| ===能力値=== | | ===能力値=== |
− | スパロボでは事実上「フルメタ」最強の敵だけあり、全ての能力が嫌になるほど高い。特に防御・射撃に優れ、ヴェノムの性能を無駄なく発揮して来る。なお、W後半に出てくるゲイツより強い。
| + | スパロボでは事実上『フルメタ』最強の敵だけあり、全ての能力が嫌になるほど高い。特に防御・射撃に優れ、ヴェノムの性能を無駄なく発揮して来る。なお、W後半に出てくるゲイツより強い。 |
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| ===特殊技能=== | | ===特殊技能=== |
| ;[[切り払い]] [[底力]]L9 [[カウンター]] [[援護攻撃]]L4 [[ヒット&アウェイ]] [[指揮官]]L4 [[気力限界突破]] [[コンボ]]L4 | | ;[[切り払い]] [[底力]]L9 [[カウンター]] [[援護攻撃]]L4 [[ヒット&アウェイ]] [[指揮官]]L4 [[気力限界突破]] [[コンボ]]L4 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| === [[ガンダムシリーズ]] === | | === [[ガンダムシリーズ]] === |
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| ;[[ジェラード・ガルシア]] | | ;[[ジェラード・ガルシア]] |
| :[[W]]では序盤に彼に雇われる。 | | :[[W]]では序盤に彼に雇われる。 |
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| === リアル系 === | | === リアル系 === |
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| ;[[タカスギ・サブロウタ]] | | ;[[タカスギ・サブロウタ]] |
| :[[W]]ではガウルンの移送の際「知能を持った野獣」として扱うように言われていたが、その凄まじい暴れっぷりに、「野獣と言うより悪魔」と評した。 | | :[[W]]ではガウルンの移送の際「知能を持った野獣」として扱うように言われていたが、その凄まじい暴れっぷりに、「野獣と言うより悪魔」と評した。 |
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| === スーパー系 === | | === スーパー系 === |
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| ;[[Dr.ヘル]] | | ;[[Dr.ヘル]] |
| :[[J]]では彼に招聘され、手を組む。 | | :[[J]]では彼に招聘され、手を組む。 |
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| ;[[塞臥]] | | ;[[塞臥]] |
| :[[J]]で共闘する。 | | :[[J]]で共闘する。 |
− | ;[[兜甲児 (OVA)]]、[[弓さやか]] | + | ;[[兜甲児 (OVA)|兜甲児]]、[[弓さやか]] |
| :[[J]]にてかなめ共々彼らを拉致する。その縁もあり、ちょっとした因縁ができる。 | | :[[J]]にてかなめ共々彼らを拉致する。その縁もあり、ちょっとした因縁ができる。 |
| ;[[獅子王凱]] | | ;[[獅子王凱]] |
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| === [[バンプレストオリジナル]] === | | === [[バンプレストオリジナル]] === |
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| ;[[カズマ・アーディガン]] | | ;[[カズマ・アーディガン]] |
− | :彼に「'''まさに外道!'''」と言われる。でも、そう言われて嬉しそうだった。 | + | :彼に「'''まさに外道!'''」と言われるも、そう言われて嬉しそうだった。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| :ダナンの甲板にて、ヴェノムを自爆させんと宗介のアーバレストに組み付きながら。悪趣味ここに極まれリ。 | | :ダナンの甲板にて、ヴェノムを自爆させんと宗介のアーバレストに組み付きながら。悪趣味ここに極まれリ。 |
| ;「う~ん、どっちかって言うと、コイツの嫌がる顔が見たいだけだった。何だかんだで付き合い長いしねぇ」 | | ;「う~ん、どっちかって言うと、コイツの嫌がる顔が見たいだけだった。何だかんだで付き合い長いしねぇ」 |
− | :TSRのおまけ[[ドラマCD]]での迷言。突如として[[陣代高校]]に現国教師として襲来し、無茶苦茶な問題を宗介に出題しまくった際、かなめに「ガウルンさんって'''ホモ'''なんですか?」と問われて、ぶっちゃけた台詞。果たして本音なのかどうなのか…。この[[ドラマCD]]での宗介とのやり取りはとにかく爆笑もので、色々と必聴である。 | + | :TSRのおまけ[[ドラマCD]]での迷言。突如として[[陣代高校]]に現国教師として襲来し、無茶苦茶な問題を宗介に出題しまくった際、かなめに「ガウルンさんって'''ホモ'''なんですか?」と問われて、ぶっちゃけた台詞。果たして本音なのかどうなのか…。このドラマCDでの宗介とのやり取りはとにかく爆笑もので、色々と必聴である。 |
| ;「そうだ、俺が殺した!! さぁ憎め!!」 | | ;「そうだ、俺が殺した!! さぁ憎め!!」 |
| :漫画版最期の台詞。かなめの死を示唆して宗介を挑発、直後に銃殺された。もっともガウルンはこの時点で既に自分だけ死ぬことを見越しており、自爆装置を仕掛けてはいたが宗介が脱出することも想定していた。宗介の読みでは「俺は死ぬが、お前は生きて苦しめ」らしい。 | | :漫画版最期の台詞。かなめの死を示唆して宗介を挑発、直後に銃殺された。もっともガウルンはこの時点で既に自分だけ死ぬことを見越しており、自爆装置を仕掛けてはいたが宗介が脱出することも想定していた。宗介の読みでは「俺は死ぬが、お前は生きて苦しめ」らしい。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *『[[スーパーロボット大戦64]]』に登場する[[リッシュ・グリスウェル]]や『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する[[アリー・アル・サーシェス]]はガウルンと色々と類似点が多いキャラクターである。リッシュとはそれぞれの初出演媒体作品の発売時期がほぼ同じであるなど、偶然の一致がすごい。リッシュはガウルンといくつもの共通点を持ちながらもガウルンと違って善人ということもあり、一部のファンから「綺麗なガウルン」と称されている。 | | *『[[スーパーロボット大戦64]]』に登場する[[リッシュ・グリスウェル]]や『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する[[アリー・アル・サーシェス]]はガウルンと色々と類似点が多いキャラクターである。リッシュとはそれぞれの初出演媒体作品の発売時期がほぼ同じであるなど、偶然の一致がすごい。リッシュはガウルンといくつもの共通点を持ちながらもガウルンと違って善人ということもあり、一部のファンから「綺麗なガウルン」と称されている。 |
− | | + | *『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』も手掛けたアニメ制作会社によるアニメ作品『らき☆すた』のとあるエピソードに、'''彼と宗介のカップリングの(架空の)女性向け同人誌が登場し、それを読んだ登場人物の一人がおもいっきり赤面する'''場面がある。尚、その回の脚本を担当したのは他ならぬフルメタの原作者である賀東氏本人である。 |
− | *『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』も手掛けたアニメ制作会社によるアニメ作品『らき☆すた』のとあるエピソードに、彼と宗介のカップリングの(架空の)女性向け同人誌が登場し、それを読んだ登場人物の一人がおもいっきり赤面する場面がある。尚、その回の脚本を担当したのは他ならぬフルメタの原作者である賀東氏本人である。 | |
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| *フルメタの原作者である賀東氏はスパロボファンとしても知られるが、実際にJやWをプレイした際はガウルンのあまりの極悪な強さに「俺には接待してくれ」と嘆いたらしい。 | | *フルメタの原作者である賀東氏はスパロボファンとしても知られるが、実際にJやWをプレイした際はガウルンのあまりの極悪な強さに「俺には接待してくれ」と嘆いたらしい。 |
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