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ページの作成:「== インスペクター事件 (Inspector Event) == 地球側が「インスペクター」と呼称する異星人地球侵攻に起因する、...」
== インスペクター事件 (Inspector Event) ==

地球側が「[[インスペクター]]」と呼称する[[異星人]]の[[地球]]侵攻に起因する、地球圏に巻き起こった一連の混乱を指す用語。

[[旧シリーズ]]では『[[第3次スーパーロボット大戦]]』が、[[OGシリーズ]]では『[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2]]』及び『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』(OGsでは「エピソード2:The Inspector」)が該当する。

=== [[第3次スーパーロボット大戦]] ===
旧シリーズにおいて、「インスペクター事件」とはこの作品で描かれた戦乱そのものを現す。

「[[インスペクター]]」とは、[[ディバイン・クルセイダーズ]](以下、[[DC]])総帥[[ビアン・ゾルダーク]]がその襲来を警告した[[異星人]]である。彼らは入念な下準備の後、転移装置を用いた戦力集中投入による電撃作戦で[[地球連邦軍]]を壊滅寸前まで追い詰めた。その混乱に乗じて、ビアンの死により瓦解していた[[DC]]が[[ザビ家]]一党により復興。「[[DC戦争]]([[第2次スーパーロボット大戦]])」を鎮圧した[[スーパーロボット|スーパーロボット軍団]]を主力とする[[地球連邦軍]]の独立部隊「[[ロンド・ベル]]」がこれらの混乱の平定に動き出し、[[インスペクター]]、[[DC]]との三つ巴の乱戦が繰り広げられた。

当初は転移装置を有するインスペクターらが戦いを有利に進めていたが、彼らが地上の拠点としていたヨーロッパ地区を奪回する地球連邦軍の一大作戦「[[オデッサ作戦]]」の成功により地上での拠点を失い、地球からの撤退を余儀なくされる。それに乗じて[[DC]]の動きが活性化するものの、DCの指導者[[ギレン・ザビ]]と[[キシリア・ザビ]]との内乱が発生、最終的には[[ロンド・ベル]]により彼らが討たれたことで壊滅に至った。その後、[[インスペクター]]の指導者であった[[ウェンドロ]]、及びDCを離れ独自に活動を続けていた[[パプテマス・シロッコ]]らが倒されたことにより表面上は戦乱が終結した。

しかし、全ての戦乱終結後、[[ロンド・ベル]]に協力していた[[シュウ・シラカワ]]が突如反旗を翻し、[[ネオ・グランゾン]]に搭乗してロンド・ベルと対峙する。スパロボ史上でも屈指の性能を誇る同機を駆るシュウは、単機でもロンド・ベルを圧倒したが、最終的には[[マサキ・アンドー|マサキ]]及び[[スーパーロボット|スーパーロボット軍団]]に倒された(この顛末については、同作においては条件付でプレイ可能な隠し最終話として設定されているが、後のシリーズでは正史として扱われている)。この事件の詳細については30年以上も封印されることとなり、一般には公表されなかった(が、この設定はシュウと対決しない場合のみ語られる上に明かされた詳細の中でもウェンドロ達の正体は不明となっている。『第4次』のエピローグで地球と[[ゾヴォーク]]は友好条約を結んでおり、ウェンドロらの正体は明らかになっているので、公式設定として扱われていないものと思われる)。

また、この事件から僅かの後、すぐさま「[[ラ・ギアス事件]]([[スーパーロボット大戦EX]])」が勃発。地球圏に吹き荒れる戦乱の嵐が収まる様子は一向に見えないのであった。

=== [[OGシリーズ]] ===
OGシリーズ中では「[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2]]」における一連の事件を指して用いる。

「インスペクター」と呼称される[[異星人]]が地球圏に襲来、転移装置を使用した電撃作戦で[[地球連邦軍]]に大打撃を与えたところまでは[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]と同じ。同作ではさらに、DC残党の再編成組織である[[ノイエDC]]、彼らに協力し独自の活動を行っていた[[アースクレイドル]]の研究者達、[[平行世界]]からの転移者である[[シャドウミラー]]、さらに未確認生命体[[アインスト]]の大量発生により、地球圏は大混乱に陥る。

第3次のオデッサ作戦に相当する作戦として、北米における一大反攻作戦「'''[[オペレーション・プランタジネット]]'''」が立案され、[[地球連邦軍]]と[[ノイエDC]]の協力により実行に移される。同作戦はインスペクターと手を組んだシャドウミラーの介入により失敗に終わり、地球側にも多大な被害を出す結果となったが、その後の追撃作戦で地球圏における主要生産ラインである月のマオ社・ムーンクレイドルを失った[[インスペクター]]は、地球上の拠点であった[[ネビーイーム]](ホワイトスター)への撤退を余儀なくされる。

戦乱の最終局面ではネビーイーム近郊において、インスペクター・シャドウミラー連合軍と、物量にものを言わせてネビーイームへの攻撃を開始した[[アインスト]]が衝突し、乱戦状態となる。その隙を突き、[[ヒリュウ改]]及び[[クロガネ]]を旗艦とする精鋭部隊がインスペクターのお株を奪う電撃突入作戦を敢行、インスペクターの指導者[[ウェンドロ]]、[[シャドウミラー]]の指導者[[ヴィンデル・マウザー]]を討つことに成功した。最後に残された正体不明の敵勢力・[[アインスト]]も、その首領格である[[シュテルン・レジセイア]](ノイ・レジセイアがホワイトスターを依り代として進化した最終形態)を討ち果たしたことで消滅。ここに全ての戦乱は終結した。

== OGsにおける主な相違点 ==
OG2ではシュテルン・レジセイアの撃破により全ての戦乱が終結したことになっているが、OGsではこの事件も通過点に過ぎず、当然ながら以後も戦乱が続くことになる(尚、OGsではラスボスの名称が「[[シュテルン・ノイレジセイア]]」に変更となっている)。

また、旧シリーズにおけるインスペクター事件の最後に描かれた[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の離反についてはOG2では再現されなかったが、OGsではその[[続編]]『[[スーパーロボット大戦OG外伝]]』において再現されることとなった(ただし、非常に極悪な性能で評判の高かった旧作の[[ネオ・グランゾン]]に比べると、何かあったのかと心配になるぐらい弱体化している)。

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[[Category:第3次スーパーロボット大戦|*たい3しすうはあろほつとたいせんいいえつくす]]
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