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| 種族 = [[種族::地球人]]
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| 性別 = [[性別::男]]
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| 所属 = {{所属 (人物)|サイド6}}
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| 所属 = {{所属 (人物)|サイド6}} → {{所属 (人物)|地球連邦政府}}
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| 役職 = [[役職::監察官]] → [[役職::会計監査官]]
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'''カムラン・ブルーム'''は『[[機動戦士ガンダム]]』および『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の登場人物。
'''カムラン・ブルーム'''は『[[機動戦士ガンダム]]』および『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の登場人物。
== 概要 ==
== 概要 ==
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1stガンダムでは[[サイド6]]の監察官で、[[ミライ・ヤシマ]]の婚約者として登場した。ミライに想いを寄せているためその捜索に非常に熱心であり、サイド6の意向に反して[[ホワイトベース]]の[[修理]]・[[補給]]を斡旋し、[[ジオン軍|ジオン]]の包囲の中で自らホワイトベースの水先案内を買って出たが、一方のミライは戦争を他人事のように考え、親の威光で自身を捜そうとしたカムランをあまり快く思っていなかった。
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『[[機動戦士ガンダム]]』では[[サイド6]]の監察官にして、[[ミライ・ヤシマ]]の婚約者として登場。彼女が搭乗していた[[ホワイトベース]]が補給を求めて、サイド6に寄港したことで再会する。当初はホワイトベースには冷淡で、ミライを艦から下ろすことしか考えていなかったが、[[スレッガー・ロウ]]の修正を受けたことで自分が彼女のために何をすべきかを理解し、ホワイトベースを守るために尽力し始める。
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『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』ではロンデニオンコロニーにおいて、連邦政府の会計監査局員として登場。未だにミライに想いを抱き続け、彼女の身を案じて自身の危険を省みず[[核ミサイル|核弾頭]]15発をミライの夫である[[ブライト・ノア|ブライト]]に渡す(この時の会話から割と良好な関係を築いているようである)。核の譲渡は重罪であり、ブライトに対して「現行の[[地球連邦政府|連邦政府]]が生き続けたら、終身刑ですね」と発言しているが、その後の処遇は描かれていない。
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『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では、ロンデニオンコロニーの会計監査官として登場。[[地球連邦政府]]の取った「[[ネオ・ジオン]]に小惑星[[アクシズ]]を売却する代わりに武装解除させる」という外交政策に疑問を抱く。地球に住むミライを案じ、ネオ・ジオンへの対抗策として自らの危険を顧みず、彼女の夫である[[ブライト・ノア]]が率いる[[ロンド・ベル]]に、15発の[[核ミサイル]]を横流しする<ref>自らの行いについてカムランは「現行の連邦政府が生き続けたら終身刑ですね」と発言していたが、本編では彼のその後については描かれなかった。『逆襲のシャア』以降を描いた[[漫画]]『[[機動戦士ガンダムUC]] 虹にのれなかった男』(SRW未参戦)によると、ブライトが[[地球連邦軍|連邦軍]]から突きつけられた要求(=アクシズ・ショックについて口を噤むこと)を飲んだ見返りとして、カムランらの罪状は見逃されたという。</ref>。
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[[漫画]]『[[機動戦士ガンダムUC|機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男]]』では長らく不明瞭だったその点が描写され、[[カーディアス・ビスト|連邦政府上層部]]と召喚されたブライトとの裏取引による結果として、アクシズ・ショックに纏わる[[ニュータイプ]]性をブライトが口を紡ぐことを条件に見逃されていたとされている。
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婚約者だったミライに対して未練を持っていたために視聴者からは「一人の男として情けない」という印象を持たれがちであるが、彼の実際の行動を見てみると彼女を守るために己の生命を張れるという男気あふれる一面がある。また、[[アデナウアー・パラヤ|アデナウアー]]とは違って[[シャア・アズナブル|シャア]]が[[アクシズ]]を手に入れたことの不味さに気付くなど、役人としてはまともな見識を持っている人物といえる。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
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;「いや、領空を出るまでは。いや、この船が飛べる限りはお供させてもらいます」
;「いや、領空を出るまでは。いや、この船が飛べる限りはお供させてもらいます」
:「ジオン軍との戦闘に突入しそうなので、下がるように」とブライトから言われた時に。
:「ジオン軍との戦闘に突入しそうなので、下がるように」とブライトから言われた時に。
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:愛する女性を守るために、武装が無い船で我が身を挺してホワイトベースの盾となったカムランの男気あふれる名台詞である。
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:愛する女性を守るために、武装が無い船で我が身を挺してホワイトベースの盾となった、カムランの男気溢れる言葉。
;(生き延びてくれよ)
;(生き延びてくれよ)
:サイド6宙域を去っていくホワイトベース、そしてミライを見送って。
:サイド6宙域を去っていくホワイトベース、そしてミライを見送って。
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:[[ラー・カイラム]]に[[核ミサイル]]を処罰覚悟で[[ロンド・ベル]]に譲渡した際に。端的に見れば「'''使用可能な核兵器の横流し'''」というとんでもない行為であるため、地球連邦政府が存在する限り終身刑は避けられない程の大罪である。
:[[ラー・カイラム]]に[[核ミサイル]]を処罰覚悟で[[ロンド・ベル]]に譲渡した際に。端的に見れば「'''使用可能な核兵器の横流し'''」というとんでもない行為であるため、地球連邦政府が存在する限り終身刑は避けられない程の大罪である。
:未だにミライに対して想いを抱き続けている自分に対する自嘲も見られるが、そんなカムランに対してミライの夫であるブライトは「昔のフィアンセにはそう言う資格があります」とカムランに言葉を掛けるのであった。愛する者が生きる明日を創るための行為であり、14年前の一年戦争時にミライを守るために見せた彼の男気と覚悟は、なおも健在ということだろう。
:未だにミライに対して想いを抱き続けている自分に対する自嘲も見られるが、そんなカムランに対してミライの夫であるブライトは「昔のフィアンセにはそう言う資格があります」とカムランに言葉を掛けるのであった。愛する者が生きる明日を創るための行為であり、14年前の一年戦争時にミライを守るために見せた彼の男気と覚悟は、なおも健在ということだろう。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
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;「どんなに危険な状況になっても、あなた達があきらめるような人々でないことは…あのサイド6の戦いを目の当たりにした時からわかっています」
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:『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』月ルート第34話「オペレーション・アポロ」より。
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:地球連邦政府の動向を密告するカムランを案ずるブライトに対してこう答え、[[αナンバーズ]]の正義を信じて、今後も協力し続ける意志を示した。
== 脚注 ==
== 脚注 ==
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{{ガンダムシリーズ}}
{{ガンダムシリーズ}}
{{DEFAULTSORT:かむらん ふるうむ}}
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[[category:登場人物か行]]
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[[Category:登場人物か行]]
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
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[[Category:機動戦士ガンダム]]
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[[Category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]