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;「課長。自分の部下は三度も同じ相手にコケにされるほどボンクラぞろいじゃありません!」
;「課長。自分の部下は三度も同じ相手にコケにされるほどボンクラぞろいじゃありません!」
:上記の台詞の後、福島課長の前で。「やり方によっては(グリフォン事件の一党を)引きずり出せる」という後藤の発言意図を理解しつつ、懸念と心配を隠せない課長に断言。後藤を「理想の中間管理職」と評する一つの例としてよく挙げられる。
:上記の台詞の後、福島課長の前で。「やり方によっては(グリフォン事件の一党を)引きずり出せる」という後藤の発言意図を理解しつつ、懸念と心配を隠せない課長に断言。後藤を「理想の中間管理職」と評する一つの例としてよく挙げられる。
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;「警察ってのはカゼ薬みたいなもんでな、症状が出てから使われる場合がほとんどだ。症状に合わせて解熱剤やせき止めを投与するわけだが、そんときゃもうカゼはひいちゃってるわけよ。ここで「あのとき無理をしなければ」とかいってそれまでの生活を悔いても仕方ないでしょう。」<br />「しかし現実に事件は起こる。そうなりゃ出番だ。熱が出たら解熱剤を、せきにはせき止めを投与するように、おれたちも症状に合わせて投入される。与えられた仕事をたんたんとこなしているうちになんとか社会が常態をとりもどす。それが警察のあるべき姿なのさ。わかるか泉? おれたちの仕事は本質的にいつも手おくれなんだ。こいつは覚悟がいるぞ。」
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;「警察ってのはカゼ薬みたいなもんでな、症状が出てから使われる場合がほとんどだ。症状に合わせて解熱剤やせき止めを投与するわけだが、そんときゃもうカゼはひいちゃってるわけよ。ここで「あのとき無理をしなければ」とかいってそれまでの生活を悔いても仕方ないでしょう」<br />「しかし現実に事件は起こる。そうなりゃ出番だ。熱が出たら解熱剤を、せきにはせき止めを投与するように、おれたちも症状に合わせて投入される。与えられた仕事をたんたんとこなしているうちになんとか社会が常態をとりもどす。それが警察のあるべき姿なのさ。わかるか泉? おれたちの仕事は本質的にいつも手おくれなんだ。こいつは覚悟がいるぞ」
:漫画版第18話より。[[バドリナート・ハルチャンド|人身売買の被害者と思しき子供]]の手がかりを見つけたが、特定まで出来ず、組織も動かせない事に憤る野明に対して「怒るのは勝手だが、子供の運命を背負って専従で捜査にあたる警察官達の気持ちも考えることだ」「健康体に風邪薬をぶちこまないのと同じで、警察が怪しいからと人々を見張りだしたら、社会のために良くない」と諭す時に言う。
:漫画版第18話より。[[バドリナート・ハルチャンド|人身売買の被害者と思しき子供]]の手がかりを見つけたが、特定まで出来ず、組織も動かせない事に憤る野明に対して「怒るのは勝手だが、子供の運命を背負って専従で捜査にあたる警察官達の気持ちも考えることだ」「健康体に風邪薬をぶちこまないのと同じで、警察が怪しいからと人々を見張りだしたら、社会のために良くない」と諭す時に言う。
:ゆうきまさみ氏によって描かれた後藤が、'''あくまでも「社会人としての[[警察官]]」であって「[[正義]]の味方」ではない'''事を象徴する台詞。
:ゆうきまさみ氏によって描かれた後藤が、'''あくまでも「社会人としての[[警察官]]」であって「[[正義]]の味方」ではない'''事を象徴する台詞。
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=== 番外編 ===
=== 番外編 ===
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;「あらゆる武器がこれを操る者の身体の外延を成すとするならば、激烈な化学反応によって毎秒800メートルを超える速度を獲得した弾丸とは、速度と慣性質量の合成エネルギーと化して他者に撃ち込まれる意思に他ならない。その意味で、断固たる意思の表象たる鉄拳を発射し、''これを[[ロケットパンチ]]と呼称したかの[[マジンガーZ|ロボットアニメ]]は''、直喩的表現においてまさに正鵠を射ていたと言っても過言ではない。」
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;「あらゆる武器がこれを操る者の身体の外延を成すとするならば、激烈な化学反応によって毎秒800メートルを超える速度を獲得した弾丸とは、速度と慣性質量の合成エネルギーと化して他者に撃ち込まれる意思に他ならない。その意味で、断固たる意思の表象たる鉄拳を発射し、''これを[[ロケットパンチ]]と呼称したかの[[マジンガーZ|ロボットアニメ]]は''、直喩的表現においてまさに正鵠を射ていたと言っても過言ではない」
:劇場版3公開時に制作されたミニアニメ「ミニパト」第一弾「吠えろリボルバーカノン」における冒頭陳述。
:劇場版3公開時に制作されたミニアニメ「ミニパト」第一弾「吠えろリボルバーカノン」における冒頭陳述。
:この押井節全開の長台詞が終わると画面は唐突に'''非常に見慣れたアレ風のロボットが実際に断固たる意思の表象を発射するシーン'''に差し替えられ、次のカットで何事もなく後藤の釣り風景にすり替わる。硬派で堅実なイメージの押井守監督だが、時折その性格を逆手に取った至極くだらない(褒め言葉)演出もする。シリアスとギャグのギャップを全く感じさせない後藤隊長の真髄が垣間見える台詞である。
:この押井節全開の長台詞が終わると画面は唐突に'''非常に見慣れたアレ風のロボットが実際に断固たる意思の表象を発射するシーン'''に差し替えられ、次のカットで何事もなく後藤の釣り風景にすり替わる。硬派で堅実なイメージの押井守監督だが、時折その性格を逆手に取った至極くだらない(褒め言葉)演出もする。シリアスとギャグのギャップを全く感じさせない後藤隊長の真髄が垣間見える台詞である。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
== 搭乗機体・関連機体 ==
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劇中ではミニパトから第二小隊の指揮を担当している後藤はレイバーに搭乗したことはないが、漫画版にてイングラムのシュミレーターに搭乗したことがある。
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劇中ではミニパトから第二小隊の指揮を担当している後藤はレイバーに搭乗したことはないが、漫画版にてイングラムのシミュレーターに搭乗したことがある。
;[[AV-98イングラム]]
;[[AV-98イングラム]]
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:筑波にて行われた適性試験にて興味本位でシュミレーターに搭乗するも降りた直後に嘔吐してしまい、部下の警察官に「'''天にも昇るような気持ちで地獄行き'''」との感想を述べていた。
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:筑波にて行われた適性試験にて興味本位でシミュレーターに搭乗するも降りた直後に嘔吐してしまい、部下の警察官に「'''天にも昇るような気持ちで地獄行き'''」との感想を述べていた。
== 余談 ==
== 余談 ==
*名前の由来は元警察官僚で官房長官も務めた後藤田正晴と元首相の宮沢喜一から取られている。後藤田も「カミソリ」と呼ばれていたが、後藤の場合は「切れ者と言ったらカミソリ」という理由で付けられたもの。
*名前の由来は元警察官僚で官房長官も務めた後藤田正晴と元首相の宮沢喜一から取られている。後藤田も「カミソリ」と呼ばれていたが、後藤の場合は「切れ者と言ったらカミソリ」という理由で付けられたもの。