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== 余談 ==
== 余談 ==
*富野由悠季監督によれば、'''クェスの作中での立ち位置は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を意識したもの'''であると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「'''シャアに見出された'''」という共通点がありながら、「シャアに対して時に反発しつつも尊敬し、彼の導きを受けて成長し、最後まで信頼し合っていた」カミーユと「シャアに対して妄信し、彼のトラウマを刺激してしまった結果、シャアからはマシーンとして利用されてしまった」クェスという最大の違いもある
*富野由悠季監督によれば、'''クェスの作中での立ち位置は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を意識したもの'''であると語っている。確かに「父親が地球連邦の関係者で、愛人を作っていた」「家庭が崩壊状態」「高いニュータイプ能力を持つが、感受性が強すぎる故に情緒不安定」「大人に対して反発や失望といった反骨心を抱いている」「感情任せに後先考えずに奔放な行動を行い、シャアに見いだされ、気に入らない人物の陣営に敵対する組織に走る」「戦いに身を投じた末に暴れ回ったものの、自分の居場所を見出すことが出来ず悲劇的な運命をたどった」等々、共通点が多く見られる。しかし、「'''シャアに見出された'''」という共通点がありながら、「シャアに対して時に反発しつつも尊敬し、彼の導きを受けて成長し、最後まで信頼し合っていた」カミーユと「シャアに対して妄信し、彼のトラウマを刺激してしまった結果、シャアからはマシーンとして利用されてしまった」クェスという最大の違いもある。
*富野由悠季監督がクェスについて評して残した言葉に'''「クェスのように最後の3秒間だけ人の気持ちを考えても遅いんです」「クェスは、死ぬ間際には、ちゃんとハサウェイを救けようとするんです。 他人の気持ちを考えてる。 人生の最後の3秒間だけ、本当に自立してる。 あれは悲劇だ。 その悲劇がまさにこの映画の基盤になっている。」'''というものがある。
*『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した[[フォウ・ムラサメ]]に似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じな[[ニュータイプ]]である13歳の少女をイメージしたもの」になっている。
*『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のキャラクターデザインを担当した北爪宏幸氏の初期稿におけるクェス・パラヤの髪型はショートヘアになっている。また、初期稿における彼女の容貌(『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した[[フォウ・ムラサメ]]に似ている)は、「(北爪氏曰く)ちょっと変わった感じな[[ニュータイプ]]である13歳の少女をイメージしたもの」になっている。
**ちなみに'''富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残した'''という逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。
**ちなみに'''富野由悠季監督は初期稿におけるクェスのデザインを見た際にエキセントリックな発言を残した'''という逸話がある。その後、クェスの髪型はセミロングを経て、決定稿となるツインテールへと変遷していった。