19行目: |
19行目: |
| '''ガーランド'''は『[[メガゾーン23]]』の[[登場メカ]]。 | | '''ガーランド'''は『[[メガゾーン23]]』の[[登場メカ]]。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[矢作省吾]]の親友・中川真二(SRW未登場)が手に入れた出所不明のバイク。 | + | バイク形態の「マニューバクラフト(MC)形態」と人型ロボット形態の「[[マニューバスレイヴ|マニューバスレイヴ(MS)形態]]」の二つの姿を持つ兵器。 |
| | | |
− | その実体は[[MZ23]]の自治軍が作り出したロボット・[[マニューバスレイヴ]](MS)に[[変形]]する兵器であり、MZ23のメインコンピュータ「[[バハムート]]」にアクセスできる唯一の端末を搭載している。そのため自治軍から狙われることになる。
| + | 本機の中に隠されていたある「[[時祭イヴ|秘密]]」と主人公・[[矢作省吾]]が関わってしまった事で、物語が大きく動き出す事になる。 |
| | | |
− | バイク形態は「マニューバクラフト」(MC)と呼ばれる。
| + | === 機体概要 === |
| + | 作中世界で、昭和時代の東京を模した都市を内包していた巨大宇宙移民船である『[[MZ23]]』が同じ起源を持った移民船勢力であるデザルグからの度重なる侵略を受けていた中、MZ23の真実を知る自治軍の一部は、デザルグに対抗出来るだけの戦力を生み出すべく、メガゾーン23のメインコンピューター「[[バハムート]]」から未開放の最終プロテクト「7G」を解除するべく、何度もアクセスを試みていた。そして、ようやく不完全ながらもデータを読み出す事に成功し、そのデータを元にマニューバスレイヴの開発に着手。それによって何とか再現させる形で完成させたのがガーランドである。製造メーカー名に関しては、バイク形態のロゴを示す場所に「BAHAMOUD(バハムート)」と刻印されているが、実際は軍部へのクーデターを目論んでいた[[B.D.]]のスポンサーである夢叶財閥が大きく関わっている模様。 |
| | | |
− | 手動操縦に加え、搭乗者の思考をヘッドコネクターで伝達し、考えるだけで複雑な動きが可能。機体のカラーは当初はロールアウト状態のオリーブグリーン(後に商品化された際には「自治軍カラー」と命名された)だったが、省吾の手に渡った後はココ(SRW未登場)によって赤色に再塗装された。
| + | 通常のバイク同様の手動操縦に加え、搭乗者の思考をヘッドコネクターで伝達し、わずか3秒程でマニューバスレイヴ・マニューバクラフトへの変形を行い、考えるだけでも複雑な動きを可能としており、バイクに乗った経験しかない省吾がすぐに乗りこなしたのもその為である。動力源は反発動力システムであり、マニューバスレイヴ形態では機体各所のバーニアによってある程度の空中戦が可能となっており、パイロットスーツ無しでも宇宙空間での活動も問題無く行える等、気密性も高い。兵器としてはまだ試作機の段階に当たり、武装も手持ちのレーザーオーブガンのみで内蔵武器は一切無いのだが、それでも既に正式採用されているハーガンに匹敵する程の出力と強度を誇っている。単純にバイクとして見ても既存のバイクを完全に上回っており、フォーミュラーマシン並のスピードに加え、最高出力は525馬力、最大トルクは60.6キログラム、最高時速は320キロメートルを誇り、BMWにぶつても全くの無傷で、パトカーも簡単に横転させてしまう等、正にモンスターマシンとなっている。なお、本来マニューバクラフト形態では、反重力システムによってホバークラフトの様に浮遊させて走行するシステムにする予定であったが、技術不足によって実現出来なかった結果、タイヤによる陸上走行に変更された経緯を持つ。 |
| | | |
− | OVA一作目の終盤で[[B.D.]]が乗る[[ハーガン]]によって破壊され、続編『PART II』において軍部の手で修復される(修復後の姿については[[プロトガーランド]]を参照)。
| + | しかし、本機の本当の意味で重要となるのは、MZ23のメインコンピュータであるバハムートへのアクセス権を唯一持つ端末を搭載している点にあり、これは同時に「MZ23そのものの最重要機密事項に関わる事」を意味している。 |
| + | |
| + | なお、機体のカラーは当初はロールアウト状態のオリーブグリーン(後に商品化された際には「自治軍カラー」と命名された)だったが、省吾の手に渡った後はココ(SRW未登場)によって赤色に再塗装された。 |
| + | |
| + | === 劇中の様相 === |
| + | OVA一作目にて、MZ23で軍上層部に反旗を翻そうとしていたB.D.の派閥のスポンサーである夢叶重工で秘密裏に完成し、省吾の友人であった社員の中川真二(SRW未登場)がテストライダーに選ばれていた。しかし、真二は勝手に実験走行室から持ち出してしまい、追ってきたB.D.達との諍いの中、成り行きで省吾が持ち出す事になってしまり(その際、囮になった真二は射殺された)、逃げ込んだココの元で赤に塗装される事になる。 |
| + | |
| + | その後も、追っ手となる[[ハーガン]]の部隊と交戦したり、B.D.によってMZ23の真実が明かされ、更には彼率いる派閥による軍上層部へのクーデターと状況が目まぐるしく変わっていく中、真実を公表しようとした省吾の友人である村下智美(SRW未登場)が射殺されてしまう事態となり、逆上した省吾はバハムートを破壊しようと一人ガーランドに乗って飛び出す。しかし、B.D.が乗るハーガンによって破壊され、搭乗者の省吾が一人その場を去った後、B.D.の牛耳る軍部によって鹵獲(正確には奪還)される。 |
| + | |
| + | 続編『PART II』では、軍部の手で正式採用型である[[GR-2ガーランド]]のパーツを用いて修復される(修復後の姿については[[プロトガーランド]]を参照)。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |