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665 バイト除去 、 2023年6月17日 (土) 13:40
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しかし、マリアの能力に目を付けたサイド2の政治家であったカガチが接触してきた結果、その人生は激変。カガチに雇われた犯罪者達によってアリシアは地球へと連れ去られてしまい、自身は新興国家「ザンスカール帝国」の女王に擁立されたマリアの弟という立場となり、クロノクルは姉を守りたいという想いもあって、ザンスカールの士官学校に入り、ベスパのパイロットとなる。
 
しかし、マリアの能力に目を付けたサイド2の政治家であったカガチが接触してきた結果、その人生は激変。カガチに雇われた犯罪者達によってアリシアは地球へと連れ去られてしまい、自身は新興国家「ザンスカール帝国」の女王に擁立されたマリアの弟という立場となり、クロノクルは姉を守りたいという想いもあって、ザンスカールの士官学校に入り、ベスパのパイロットとなる。
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==== 原作 ====
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==== 本編 ====
 
物語の序盤、地球に降下したクロノクルは、新型モビルスーツであるシャッコーのテスト飛行を行っていたが、そこへパラグライダーで飛行していたウッソと接触。一悶着の末にシャッコーを奪い取られてしまう失態を犯してしまったが、上官のファラからは特に咎められなかった<ref>ファラの立場からしてみれば、新型モビルスーツよりも本国から預けられた女王の弟であるクロノクルを戦死させてしまう事の方が重大な問題となってしまう為。</ref>。帰還後、汚名返上の為に専用機の[[ゾロ]]に搭乗して出撃し、シャッコーを奪い返す事に成功するが、その次の戦いではウッソの[[Vガンダム]]に撃墜されてしまう。しかし、転んでもただでは起きず、[[リガ・ミリティア]]のアジトに乗り込んで紆余曲折の末に[[オイ・ニュング]]伯爵の拉致に成功。この時に、リガ・ミリティアに流れ着いていたカテジナとも出会い、彼女も保護という形で連れ去る。しかし帰還後、カテジナは見逃されたが、伯爵の方はファラによってギロチン刑に掛けられてしまい、少なからず後ろめたい様子を見せていた。
 
物語の序盤、地球に降下したクロノクルは、新型モビルスーツであるシャッコーのテスト飛行を行っていたが、そこへパラグライダーで飛行していたウッソと接触。一悶着の末にシャッコーを奪い取られてしまう失態を犯してしまったが、上官のファラからは特に咎められなかった<ref>ファラの立場からしてみれば、新型モビルスーツよりも本国から預けられた女王の弟であるクロノクルを戦死させてしまう事の方が重大な問題となってしまう為。</ref>。帰還後、汚名返上の為に専用機の[[ゾロ]]に搭乗して出撃し、シャッコーを奪い返す事に成功するが、その次の戦いではウッソの[[Vガンダム]]に撃墜されてしまう。しかし、転んでもただでは起きず、[[リガ・ミリティア]]のアジトに乗り込んで紆余曲折の末に[[オイ・ニュング]]伯爵の拉致に成功。この時に、リガ・ミリティアに流れ着いていたカテジナとも出会い、彼女も保護という形で連れ去る。しかし帰還後、カテジナは見逃されたが、伯爵の方はファラによってギロチン刑に掛けられてしまい、少なからず後ろめたい様子を見せていた。
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「地球クリーン作戦」の中止後、ザンスカール本国が[[地球連邦政府]]との休戦協定を結んだ事で艦隊ごと宇宙へと帰還。決戦兵器として新造された[[エンジェル・ハイロゥ]]の防衛任務に就く事になり、新たにリグ・コンティオを受領し、パイロットスーツの色もイエロージャケットの物からグレーへと変わる。エンジェル・ハイロゥを舞台とした最終決戦においては、リグ・コンティオを駆って参戦し、特攻を仕掛けようとしたジャンヌダルクのブリッジを吹き飛ばし、更には[[リーンホースJr.]]にも攻撃を仕掛けるが、[[オデロ・ヘンリーク]]、[[トマーシュ・マサリク]]の搭乗する[[ガンブラスター]]に阻まれる。その後、ウッソの駆る[[V2ガンダム]]と激突するも敗北。姉の名を呼びながら最期を遂げる。その死に様はウッソのV2によって乗機リグ・コンティオを破壊された後、機体のコクピットから投げ出され、空中を浮遊するエンジェル・ハイロゥのブロックに頭部から激突して死亡するという悲惨なものだった。
 
「地球クリーン作戦」の中止後、ザンスカール本国が[[地球連邦政府]]との休戦協定を結んだ事で艦隊ごと宇宙へと帰還。決戦兵器として新造された[[エンジェル・ハイロゥ]]の防衛任務に就く事になり、新たにリグ・コンティオを受領し、パイロットスーツの色もイエロージャケットの物からグレーへと変わる。エンジェル・ハイロゥを舞台とした最終決戦においては、リグ・コンティオを駆って参戦し、特攻を仕掛けようとしたジャンヌダルクのブリッジを吹き飛ばし、更には[[リーンホースJr.]]にも攻撃を仕掛けるが、[[オデロ・ヘンリーク]]、[[トマーシュ・マサリク]]の搭乗する[[ガンブラスター]]に阻まれる。その後、ウッソの駆る[[V2ガンダム]]と激突するも敗北。姉の名を呼びながら最期を遂げる。その死に様はウッソのV2によって乗機リグ・コンティオを破壊された後、機体のコクピットから投げ出され、空中を浮遊するエンジェル・ハイロゥのブロックに頭部から激突して死亡するという悲惨なものだった。
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==== 原作以外 ====
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『コミックボンボン』で連載された岩村俊哉氏の'''[[漫画|漫画版]]では[[ラストボス|ラスボス的存在]]として登場'''。終始ウッソの[[ライバル]]としての立ち位置を保っており、また漫画版にはカテジナが登場しない事もあって、兎に角インパクトが強くなっている。
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最終決戦では姉マリアの身に起きた悲報を聞き、部下の前で子供のように号泣。血の涙を流す「復讐の竜」と化し、もはやザンスカールが終わった事を悟った事で、マリアの仇を討つ為に[[ドッゴーラ|ドッゴーラ改]]で出撃する。[[ハンゲルグ・エヴィン]]の座乗するジャンヌダルクをビームサーベルで真っ二つにする形で撃沈し、[[V2アサルトガンダム]]を駆るウッソとの壮絶な激突を繰り広げるが、ウッソのメガビームシールドを使ったの秘策によって敗れる(そもそも、ウッソはマリアを殺していないのだが、偶然その場にウッソのV2がいた為、クロノクルは勘違していた)。だが、完全に死んではおらず、死の間際までせめてウッソだけでも道連れにしようとする等、原作と比べ物にもならない程の執念深さを見せたが、最後はオデロ機のビームサーベルを偶然拾ったウッソのV2の攻撃が、コックピットに直撃。壮絶な最期を迎えた。なお、最終決戦での出撃時は、半ば自暴自棄になっていた為かノーマルスーツを着用していなかった。
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富野由悠季総監督による[[小説|小説版]]では、クロノクルはマリアの死やシャクティの裏切りに気付かず、分解しつつあるエンジェル・ハイロゥのリングのぶつかりあう中をカテジナと連携してウッソを追い詰めるものの、ウッソに気を取られていたせいでリングに挟まれて死亡する。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:直後、ウッソ達を救うべく乱入してきたマーベットが嬉々としてVガンダムのパイロットがウッソであるという事実をバラしてしまい、怒りの炎を燃え上がらせる。
 
:直後、ウッソ達を救うべく乱入してきたマーベットが嬉々としてVガンダムのパイロットがウッソであるという事実をバラしてしまい、怒りの炎を燃え上がらせる。
 
:かくしてウッソの願いは見事に味方の手によって打ち砕かれ、クロノクルはこの時からウッソ打倒に心血を注ぐようになるのであった……。
 
:かくしてウッソの願いは見事に味方の手によって打ち砕かれ、クロノクルはこの時からウッソ打倒に心血を注ぐようになるのであった……。
;(ね‥ねえさんが‥‥)「‥‥死んだだと?」<br />「う‥うう‥‥」<br />「うわああああ」<br />「ワアアアア ヒイイイイ ウワアアアン」
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;(ね‥ねえさんが‥‥)「‥‥死んだだと?」<br />「う‥う‥‥」<br />「うわああああ」<br />「ワアアアア ヒイイイイ ウワアアアン」
 
:第10章「<ruby><rb>最終兵器</rb><rt>エンジェル・ハイロゥ</rt></ruby>光臨す!!」より。姉マリアの悲報を聞いて号泣。この直後、血の涙を流す'''「復讐の竜」'''と化し、戦場に飛び立った。
 
:第10章「<ruby><rb>最終兵器</rb><rt>エンジェル・ハイロゥ</rt></ruby>光臨す!!」より。姉マリアの悲報を聞いて号泣。この直後、血の涙を流す'''「復讐の竜」'''と化し、戦場に飛び立った。
 
:あまりの有様に、部下もやや引き気味。
 
:あまりの有様に、部下もやや引き気味。
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;「このドッゴーラ改は全身をバリア・コーティングしているのだ どんな攻撃もうけつけん!」<br />「このドッゴーラ改は‥‥」<br />ウッソ「わっ!」<br />「全身がビームそのものなのだ!」
 
;「このドッゴーラ改は全身をバリア・コーティングしているのだ どんな攻撃もうけつけん!」<br />「このドッゴーラ改は‥‥」<br />ウッソ「わっ!」<br />「全身がビームそのものなのだ!」
 
:[[V2アサルトガンダム]]の攻撃をものともせず、勝ち誇るように言い放った台詞。後に別世界にて、'''[[ガンダムAGE-FX|本当に全身に攻防一体のビームを纏い、ビームそのものになったモビルスーツ]]'''が登場しているが、単に偶然であろう。
 
:[[V2アサルトガンダム]]の攻撃をものともせず、勝ち誇るように言い放った台詞。後に別世界にて、'''[[ガンダムAGE-FX|本当に全身に攻防一体のビームを纏い、ビームそのものになったモビルスーツ]]'''が登場しているが、単に偶然であろう。
;「オ‥レは‥もう‥‥ダメだ‥‥」「だが‥きさま‥‥‥も‥道連れ‥‥だ!!」<br />「バリア・エネルギーをすべて開放した‥‥いっしょに死ねええ!」
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;「オ‥レは‥もう‥‥ダメだ‥‥」「だが‥きさま‥‥‥も‥道づれ‥‥だ!!」<br />「バリア・エネルギーをすべて解放した‥‥いっしょに死ねええ!」
 
:「電子レンジに入れられたダイナマイト」になりながらも、クロノクルはまだ生きていた。もはや崩壊寸前のドッゴーラ改でV2を羽交い絞めにし、道連れにしようとする。
 
:「電子レンジに入れられたダイナマイト」になりながらも、クロノクルはまだ生きていた。もはや崩壊寸前のドッゴーラ改でV2を羽交い絞めにし、道連れにしようとする。
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;[[コンティオ]]
 
;[[コンティオ]]
 
:試作の機体で放棄されたものを彼が完成させ、同一機による小隊を編成した。
 
:試作の機体で放棄されたものを彼が完成させ、同一機による小隊を編成した。
:漫画版ではデザインこそ同じものの、「ビヒモス」という名前になっている<ref>後に『ガンダムエース』では「クロノクルはビヒモスというMSに乗って[[シュラク隊]]を壊滅させたという説がある」と語られた事があるが、ビヒモスのパイロットはクロノクルではない。</ref>。
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:漫画版ではデザインこそ同じものの、「ビヒモス」という名前になっている。
 
;[[リグ・コンティオ]]
 
;[[リグ・コンティオ]]
 
:最終搭乗機。コンティオの後継機で、作中最強クラスのMS。
 
:最終搭乗機。コンティオの後継機で、作中最強クラスのMS。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
* [[ウッソ・エヴィン]]役の[[声優:阪口大助|阪口大助]]氏と、[[カテジナ・ルース]]役の[[声優:渡辺久美子|渡辺久美子]]氏は、『[[機動戦士Vガンダム]]』で一番好きなキャラクターにクロノクル・アシャーを挙げている。
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*所謂“[[仮面キャラ]]”である事やその名前から、ウッソにとっての[[シャア・アズナブル]]のような[[ライバル]]的存在になるべく設定されていたはずであった。だが、クロノクル自身の優柔不断さが災いし、また部下である[[カテジナ・ルース]]の強烈なキャラに完全に存在を食われてしまった事もあって、最終的にライバルとも呼べない「ただの敵」へと成り下がってしまった。その役どころは『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[ジェリド・メサ]]に近いものがあると言えよう。
*所謂“[[仮面キャラ]]”である事やその名前から、ウッソにとっての[[シャア・アズナブル]]のような[[ライバル]]的存在になるべく設定されていたはずであった…が、クロノクル自身の優柔不断さが災いし、また部下である[[カテジナ・ルース]]の強烈なキャラに完全に存在を食われてしまった事もあって、最終的にライバルとも呼べない「ただの敵」へと成り下がってしまった。その役どころは『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[ジェリド・メサ]]に近いものがあると言えよう。
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*[[漫画|漫画版]]では'''[[ラストボス]]として登場'''。終始ウッソの[[ライバル]]としての立ち位置を保っており、また漫画版にはカテジナが登場しない事もあって、兎に角インパクトが強くなっている。
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**最終決戦では姉マリアの身に起きた悲報を聞き、部下の前で子供のように号泣。血の涙を流す「復讐の竜」と化し、もはやザンスカールが終わった事を悟った事で、マリアの仇を討つ為に[[ドッゴーラ|ドッゴーラ改]]で出撃する。[[ハンゲルグ・エヴィン]]の座乗するジャンヌダルクをビームサーベルで真っ二つにする形で撃沈し、[[V2アサルトガンダム]]を駆るウッソとの壮絶な激突を繰り広げるが、ウッソのメガビームシールドを使ったの秘策によって敗れる(そもそも、ウッソはマリアを殺していないのだが、偶然その場にウッソのV2がいた為、クロノクルは勘違していた)。だが、完全に死んではおらず、死の間際までせめてウッソだけでも道連れにしようとする等、原作と比べ物にもならない程の執念深さを見せたが、最後はオデロ機のビームサーベルを偶然拾ったウッソのV2の攻撃が、コックピットに直撃。壮絶な最期を迎えた。なお、最終決戦での出撃時は、半ば自暴自棄になっていた為かノーマルスーツを着用していなかった。
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*富野由悠季総監督による[[小説|小説版]]では、クロノクルはマリアの死やシャクティの裏切りに気付かず、分解しつつあるエンジェル・ハイロゥのリングのぶつかりあう中をカテジナと連携してウッソを追い詰めるものの、ウッソに気を取られていたせいでリングに挟まれて死亡する。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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